そして続きがあるのなら

soshite tuduki ga arunonara

そして続きがあるのなら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神89
  • 萌×239
  • 萌33
  • 中立4
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
44
得点
704
評価数
171
平均
4.2 / 5
神率
52%
著者
内田カヲル 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
そして続きがあるのなら
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784812472002

あらすじ

漫画家になる夢と諦めた男がずっと気になってた漫画少年。偶然の再会からふたりの時間が動き出すー!?

「…放っとけない。好きなんてそんなもんか…」

やる気のない麻雀漫画誌の編集者・坂口(さかぐち)は打ち合わせ途中に立ち寄ったコンビニで偶然、高校時代の後輩・藤代(ふじしろ)と再会する。藤代は坂口に漫画家になる夢を諦めさせた才能の持ち主だったが、漫画を辞めバイト生活を送っていた。もう一度、藤代に漫画を描かせるためにあれこれ世話を焼く坂口。その甲斐あってか藤代の漫画が評判になり、大手出版社に引き抜かれてふたりの関係は終わったかと思われたが――。
暴力編集者とヘタレ漫画家志望の10年越しの想いを描いた表題作と、人気漫画家とそのマネージャー(兼恋人同士)となったふたりのその後を描いた続編他、読み切り1編を収録した最新作品集!!

表題作そして続きがあるのなら

フリーターのちマンガ家
編集のちマネージャー

同時収録作品彼について

その他の収録作品

  • そして続きがあるのなら~Sequel~
  • たとえお前がなんであれ
  • おまけまんが

レビュー投稿数44

惚れてんだなぁ

率直に感想を言うと、共依存といえば共依存だな〜という関係性でした。

坂口は藤代の才能に惚れ込んでいて、藤代が漫画を描ける環境を作るべくマネージャーとしてサポートに回ります。やくざのような風体のくせして攻めに対して献身的というのがあまり見ないキャラ造形でツボでした。

有り余る才能を持っていながらも、藤代は坂口に引っ張り出されなければ一生うだつの上がらないフリーターだったんだろうなあと思います。そういう点では藤代にとって坂口は何もないと思い込んでいた自分を救った存在であり、同時に性愛の対象でもあり、べったり張り付いて離れなくなるのもまあ分からなくはないです。

藤代は坂口の支えで漫画を描き、坂口もまた藤代の支えになることを望んでいる。見ようによっては相互依存的で、ずっとこのままではいけないんじゃないか? という疑問も当然生まれます。ですが坂口が藤代の人生から自分を引き剥がそうとした時、藤代は自身の漫画家生命を棒に振るような行動で激しい抵抗を見せます。

もはや藤代にとって坂口は人生の一部と言っても過言ではないんでしょうね。結局のところそれでいいのか悪いのか明確な結論は出ないまま二人でやっていくという終わりを迎えるのですが、なんというか「それでもいいんじゃない」と言いたくなる作品でした。このままやっていけるの? という不安に触れつつも、この先もこのままでいてほしいなぁという気持ちが勝った時点で、あぁいい作品だなぁとしみじみ思えました。

同時収録の作品もこの先の関係性に期待が持ててとても好きです。鼻持ちならない後輩が純粋に自分のことを好いていることに気づいて絆される様が可愛らしかったです。

0

神!参りましたm(__)m

内田カヲル先生、参りましたm(__)m
久しぶりに、胸を射抜く作品に出会えた。
これは、続きものなんですね。
早速、続きもよみたいと思います。

沢山のファンの方が、ネタバレしているので感想だけ。

いやぁぁぁ〜良かった。
絵柄もストーリーも、完璧だわ。
ストーリーの良さに、感動しました。

坂口先輩が、THE 漢!
その漢気が素晴らしく、更に受けなんて〜。
受けである事に感謝した!
色気がすごい。

そんな坂口先輩が、才能を認める後輩の藤代くん。藤代くんは、ヘタレ過ぎ(笑)
坂口先輩が居なくちゃ生きて行けないんだね。途中で、坂口先輩恋人なのに〜藤代くんのオカンか!ってくらい面白かった。

藤代くんが、坂口先輩一筋でとても良い。
お互いを大切に思っているシーンとか、素敵でした。

公私共に、素敵なパートナーだ。

1

むっつりな藤代が好き

 この2人の性格的な組合わせ、攻め受け、ビジュアル、どれも内田先生ならではのもので、シリーズの始まりとしてがっつり読者の心を掴んでくれる作品でした。学生時代の先輩である坂口にあらゆるお膳立てをしてもらわないと、才能はあるのに漫画が描けない藤代。実際、漫画家や作家が成功するかどうかは、もちろん本人の才能や根気による部分もあるけれど、本人につく担当が優秀かどうか、本人に合っているかどうかでかなり変わってくるんじゃないかなと思います。藤代にとって坂口はドンピシャで、さらに好きな人でもあるという二重三重の歓び。そして、坂口もまた藤代に絆されて仕方ない。この絶妙な関係性がたまらないですね。続きがとても楽しみです。

0

すがる攻め新鮮です!

すがる攻め。いいですね、ひたすらヘタレて世話を焼かれて、抱かせてくれるけど好きだって言ってもらえず。
でも受けもちゃんと好きだからしてくれるんだよ!

坂口がタバコ吸いすぎ!口が悪すぎ!もっと藤代の話聞いてあげて!言葉で伝えてあげて!もっと優しくしてあげて!あと何でそんなに胸元の開いたシャツ着るの?

言いたい放題ですが。でもプライドの高い坂口には無理なんだよなあ。世話を焼いて抱かれるのが愛情表現なのかな?

藤代は坂口のためだけに書いてるんだけど、坂口には舐めんな!って感じなのかな?
担当編集者に藤代ばなれしろって引き剥がされそうになったけど、藤代は坂口がいなきゃ生きていけないんだもんね。

出ていく坂口の足にすがりつく藤代。ここまで泣いてすがる攻めは初めてかも。
もっと言葉で気持ちを伝えてあげたら藤代もさらに伸びるんじゃないかな?

あと坂口のスネ毛インパクトありました!

0

ガチムチ受けの胸筋萌え?

新刊から内田先生の過去作が気になり読んでみました。10年以上前??なのに絵は変わってないような…すごいな!?んで先輩かっこいいな!が第一印象です笑。ガチムチ受けの胸筋萌えがあるような。正直肉体美は私にはよく分かりませんでしたが、とにかく主役カプが大好きになるお話でした。
ネガティブうじうじ根暗だけど漫画の才能は抜群の藤代と、元編集から専属(鬼)マネージャーになった先輩。藤代はワンコっていうより捨て犬っぽいです。あそこまで素直に縋れるとこすごい。人生の全てを先輩に捧げてる。
藤代のキャラは一歩間違うと重くて面倒になりそうですが、相手がそれ以上を受け止める器を持った先輩なのでカップルとしてすごく良いんです。先輩がいなきゃ生きていけない藤代と殺しても死ななそうな先輩。言葉が足りない先輩と言い過ぎちゃう藤代。最高!補い合ってぴったりはまってる二人なので安心して見てられます。
痴話げんかも心血注いだ原稿君の犠牲でまあるく納まりました。目をそらしてこっそり微笑む先輩に萌え。もっとこの二人が見たくなりました。

0

3巻完結1冊目


大人気作のシリーズです。
「そして続きがあるのなら」→「帰らなくてもいいのだけれど」→「そしてすべてが動きだす」

◾︎藤代(漫画家)×坂口先輩(ドロンジョ様)
うじうじしたキャラが苦手で、読み直してもやっぱり藤代は苦手です。でもうじうじしつつも相当マイウェイな人で、面白くはある。
バランスを取るように先輩がぐいぐい引っ張ってくれるのだけど、この人もまたマイウェイで、案外ビビリで、言わないことも全部伝わってると勘違いしがちなので困っちゃうね!

BL漫画の男同士の意地の張り合いみたいなとこ、大好きです。この場合坂口が一方的にプライド持ってるだけのような気もするけれど。それも愛…
離れる決断する時しんどい…永山マジで余計なことすんなと…早かれ遅かれいずれはこの葛藤をしたのかもしれないけれど。
そして藤代が原稿破くシーン。意地の張り合いだわな。永山と坂口が仕事でどうこう張り合ってる一方で、藤代にしてみれば優先順位トップは常に先輩。分かりやすい!いいんだよ坂口!藤代も漫画も全部お前にかかってるんだよ!それにしてもなにが「許す」だ!坂口お前のせいだぞ!フルチンで電話かける姿が滑稽で面白いので気が抜ける。

0

ステキなカップル

このシリーズ大好きです
内田カヲル先生の独特な男性
雄っぱいが素敵
本当に男前で、なのに可愛らしい受け
そのギャップにメロメロです

後輩くんがヘタレで弱っちいのですが
かっこよくて才能の塊で
お互いに惹かれあってるところが
まざまざと見せつけられるこの感じ
すごく好きです

展開が漫画ではちゃめちゃなのですが
面白くてテンポが良くて
そして、めちゃめちゃエロくって
読み応えのある一冊です

シリーズまとめ読みも良いですが
ちょっとずつ読むのが私は好きかな
余韻に浸る感じが心地よい作品です

0

Vネックが深すぎて(笑)

やっと読んだー^^;
やっぱり面白かったです!

なんといっても、受けの坂口がセクシー♡
ざっくりニットなんてもんじゃない(笑)
あんなの着るくらいなら乳首見せたほうがマシっていうの、
なんかわかる気がする。
着るの逆に恥ずかしいわ(^◇^;)

というわけで、
漫画家の藤代とマネージャー・坂口の一途な愛です。
藤代の才能に惚れ込んだ坂口が、
藤代に無理やり漫画を描かせるところから進展していきます。

もともと両片思いだった二人はすぐに恋人になり、
坂口は雑誌社を辞めて藤代のマネージャーに。
藤代は漫画を描く以外ポンコツすぎましたね^^;

全てのことを坂口に依存していて、
坂口もそれに安心している……
という、共依存のような関係にみえました。

藤代の担当編集者が嫌味な奴なんですよね。
かなりムカつきましたが、坂口の鉄拳で改心(笑)
元ヤンなのでしょうか?
それとも、子分体質?
呆気なく坂口の舎弟に成り下がったのには拍子抜けしました……

同時収録作も面白かったです。
あんなに短いのに色々な意図が含まれている。
素晴らしいと思います!

0

○で抱くタイプの受けイイ!!

今頃…??と言われてしまいそうですが
魅力に気づくのが遅過ぎて本当に申し訳ない程です……。
アナログ原稿が当たり前だった頃ですもんね。

漫画家を諦めた男と才能を世に出せずにいた男の再会、
やっぱり運命と呼べるのではないでしょうか。
おっかなくて容赦のない先輩が藤代の才能に惚れているが故に
喝を入れながら導いてあげる様子にとても愛を感じました。
自分の夢を託すというか、いくら漫画が好きでも作家として向き不向きはあるでしょうし
そういう葛藤が多少ありつつも世話がやける藤代が愛しいなんて
いいじゃないですか~!!
先輩先輩って頼りにされたら応えたくなっちゃいますよね。
それにしても本当に先輩にキツイ面がありながらも
藤代にとっては自分を支えてくれた唯一無二の存在ですから
先輩が全てとなるのも当然かもしれません。
普段もっさぁとしてるのにがっつくところが素直でよろしいww

おそらく先輩視点じゃなかったらしんどかったと思います。
藤代が健気な分、先輩の気持ちがわからなくて凹んでしまったかも。
ちょいちょい優しくしてはくれるものの
出て行こうとした時なんて冷た過ぎでしたから!
でもそれから睦みあった後の先輩の指示がキレッキレで惚れるwww
頼りない藤代を包み込んでくれて尻で抱くタイプの受け、
いつもそっけないからこそのギャップが最高です!!!
ちゃんと後ろで感じるようになっちゃったしね…。

読み切りの『彼について』、
色っぽい展開まで読めなかったのがとても残念ですが
倉西×矢内主任が望ましいかな。リバでも美味しそうです。

1

いまさらながら出会えて良かった作品です

ソムリエさんに薦められて購入しました。かなり前の作品ですが、皆様のレビューもたくさんだし、人気作品なんですね。無知ですみません、でも、こうして良い作品に出会えて良かったです。

まず驚いたのは坂口さんが受けなんですね、良い驚きでしたが…普段とのギャップ!特に最初の「俺につっこみてぇの?」は良かったです、こんなセクシーな台詞あるかな?

物語の後半で登場して、二人の仲を邪魔してくる編集者くんには、けっこうイライラしました。まあ、おかげで二人の絆は強くなったんですけど。

シリーズものとのことで、続きも読みたいと思います。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う