窓際の林檎ちゃん

madogiwa no ringochan

窓際の林檎ちゃん
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×28
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
15
得点
127
評価数
37
平均
3.5 / 5
神率
21.6%
著者
恋煩シビト 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784893936011

あらすじ

互換性ない2台に恋が起動する予感v

パソコンを購入するために家電量販店を訪れる主人公のユーザー。窓用ゲイツと林檎田ジョブズ、2台との同棲生活に夢が膨らむ。
マジメで従順、偏食無し。だけどすこし病気がちな、至極フツ~の窓用。
お洒落大好き、ワガママ美男子林檎田。(でもそこが可愛い…。)
こんなに正反対の2人が仲良くなれるのか…!?
思わず「あるある!」と共感してしまうネタが満載!
パソコン、食べ物、ホテルといった擬人化ネタを中心に8編収録。
世界は萌えとBLで満ちている…!

表題作窓際の林檎ちゃん

主人公(ユーザー)、窓(windows)
窓(windows)、林檎(mac)

同時収録作品キャッチャー・イン・ザ・エダマメ

アサヒ(スーパードライ)
江田豆男(枝豆)

同時収録作品心のこもった御持て成し

旅男 リーマン
複数(ホテル擬人化)

同時収録作品足りないものそれは真心でした / 真実の真心は友情にあり!?

心 / 他
真人

同時収録作品ループ ループ ループ

孝幸 リーマン
涼平

その他の収録作品

  • 誰にも言えない
  • 愛だとか恋だとか友情だとか
  • あとがき

レビュー投稿数15

短くとも重みのある作品

初めて読んだのは2014か15年頃だったんだけど、いわゆる「擬人化もの」に出会ったのは本作でした。
擬人化ジャンルというものにまず驚いたし、BLのクレバーな一面に気付いた最初の一瞬だったように思う。

「窓際の林檎ちゃん」
主人公は、パソコンを買いに家電量販店に来ているフツメン。
そう、WindowsとMac(Apple)の魅力を擬人化で描くマンガです。

「キャッチャー・イン・ザ・エダマメ」
枝豆はビールの良いお供。でも本命にはなり得ないの。アイツはドライすぎる。切ない…

「心のこもった御持て成し」
これも驚きの擬人化もの。ホテルチェーンです。
マ◯ダリンや目◯雅の妖艶さ。リ◯ツの情報管理力。

「足りないものそれは真心でした」
前作「図書委員の恋」の真人&心、その後。めっちゃビターな展開です。
一度は甘く楽しかった関係。でもそれも過ぎ去ってしまう。
冷めたら、あんな残酷に終わるの?ほんとに終わっちゃうの?

「真実の真心は友情にあり⁉︎」
そのお別れとその後の真人の乱れた生活を心配する花村君。
この子すごいよね…
高校時代の真人を揺さぶり、今救いのアドバイス。
痛みも恥もやがて薄れていくことを。

「ループ ループ ループ」
DVと当てつけ。暴力、懇願、同情。ままならなさ。
自分は浮気相手。でもそんな自分にも恋人がいるわけで。この不毛な堂々巡りよ…
さて、このDVカップルの唯と涼平の始まりは「シュガーダーク」の収録作に。

「誰にも言えない」
スミオは恋愛感情を嫌っている。親友同士が好きを言えずにいつもゴタゴタしてるから。
非BLの匂い系ってのはこの部分を書いて(描いて)いるんだろうね。だからBL作品としてこの前半のゴタゴタ描写はとても斬新です。

「愛だとか恋だとか友情だとか」
途中まで意味がわからなかったんだけど、こちらも擬人化もの。
描写としては、良い子の弟の大切なものを奪っていく邪悪な双子の兄。でも彼も愛されたかったのね。


擬人化のユーモアセンスが楽しい。
また、真人の物語や「誰にも言えない」も短編だけどなんとも言えない重みを感じました。

0

それを擬人化するか、という驚きの嵐

◆窓際の林檎ちゃん(表題作)
 まさかのパソコン擬人化。家電量販店でWindowsとMacとの間で揺れる主人公が、見た目地味ハイスペ普通彼氏と、見た目良し低スペ個性的彼氏とに挟まれる日々を妄想、という発想が面白過ぎる作品でした。単純に普通のBLとして見れば、黒髪で主人公を振り回しつつも一生懸命な林檎の方に惹かれるかな。でも、地味で真面目な窓も捨てがたい…。やっぱり迷っちゃいますね(笑)。主人公の気持ちになって悩むのを楽しめました。因みに私は家では林檎を使ってますが、何年経っても起動が秒でほとんどバグもないので、個人で所有する分にはもう林檎から離れられないと思ってます。

◆心のこもった御持て成し
 こちらもホテルの擬人化。宿泊客を攻め、彼らを受け入れるホテル達を受けと見立てて、泊まるイコールホテル達と寝るという構図になっているのが最高でした。一度泊まったら客の嗜好をすべて覚えていてくれるサービス良好なリッツに、いつの間にか個人情報を握られているようで息苦しく感じ始めた主人公。そんな彼が最終的に辿り着くのは、適度にもてなし、適度に放っておいてくれる和のホテル。分からなくもないなぁと共感しました。やはり私も、受けとしては奥ゆかしい黒髪の子達の方に惹かれます。ウェスティンと都の関係性も気になりました。

◆足りないものそれは真心でした〜真実の真心は友情にあり!?
 『図書委員の恋』で付き合っていた心と真人。彼らの上手くいってない時というか、もう取り返しのつかないところまで来ている、恋人関係の終末を描いていて、これも珍しいなぁと思いました。前巻での2人の怠惰な生活が好きだったので残念だけど、でもこうして失恋で傷付いて次に進んでいく、それが恋愛。真人がなりふり構わず縋るシーンまであったのが良かったです。吹っ切れたら、怖がらずにまた恋愛して欲しいな。

0

擬人化BL詰め

擬人化BLって最近めっきり減った気がします。やり尽くされた感があるのかな?

恋煩シビト先生の作品は、ハッピーエンドではない、このキャラとこのキャラが必ずしもCPにはならないし別れるかもしれない、と思って読むようにしています。もっとも現実はそうそうハッピーエンドではないし2人の男性が付き合うとは限らないわけで。BL漫画を読むときはそれを期待して読む事が多いですが、シビト先生の作品の前ではとりあえずそれを取っ払う必要があります。

そんな覚悟をしている私でも、「図書委員の恋」に収録されていたCP(心×桜井)の続編は相当しんどかった。桜井の人生、見守りたいですね。

0

擬人化最高!しかし…

MacとWindowsの擬人化と聞いて面白そうとは思っていたものの、ここまでとは思いませんでした。
それぞれの特徴が的確すぎて、とっても面白かったー。

枝豆とビール、ホテルシリーズも良かったです。
笑って読める作品が好きな方なら、ツボが合えばすごくお気に入りの作品になると思います!
神作品です!!

と、途中までは思ってました。

後半で一気に気持ちがダウナーに…。
「図書委員の恋」、次の読もうと思って横に置いてあったのですが…。
始まりを知らずに結末を知る悲しみ。
きっと今から「図書委員の恋」を読んでも悲しい気持ちにしかならない。
作品を読む前に最低限の下調べすらしない自分のせいですが、ショック。

後半の話はどれも楽しんで読める作品ではなくて、別れ、DV、浮気、両思いの2人の片方にずっと片思いとしんどいものばかりでした。
前半と後半の落差が激しいので、地雷多めな方は前半だけで!
評価も「神」と「しゅみじゃない」が相まって「萌」に…。

2

「図書委員の恋」の最終章がここに

幾つかの擬人化と、真心シリーズの一連作などが収録されている短編集です。

好きなものをいくつか
【窓際の林檎ちゃん】
MacとWindowsを擬人化したお話。妄想炸裂過ぎて笑えます。
ちなみに我が家にはMac信者がいるので、大勢の林檎ちゃんに囲まれて暮らしてます。私は別に窓君でもいいんだけど林檎ちゃんも慣れるとなかなか可愛いやつです。

【足りないものそれは真心でした】
真心シリーズの一連作で、この恋の始まりは「図書委員の恋」の中に、そして心が真人に別れを切り出すきっかけとなった出来事が「シュガーダーク」の中にそれぞれ描かれています。
5年つきあってきた恋人の心に別れを切り出された真人。心しか知らない真人に対して、自分としか付き合った事がないから潔癖すぎだと言われた真人の中で何かが壊れ、見境なしに適当な男と寝る日々が始まります。
「図書委員の恋」の中で描かれていた二人はとっても仲良くて幸せそうだっただけに、この別れは読んでて本当に辛いです。

【真実の真心は友情にあり】
別れたあとの真人と、「図書委員の恋」に登場していた友人の花村くんとのお話。花村くんはかつて高校生の頃、真人の事が好きだったのだけど今は完全に友情に切り替わっているようで、そんな花村君のアドバイスによって、失恋の痛手から少しずつ立ち直っていく真人の姿が描かれています。

【ループループループ】
ここで出てくる涼平は、真心シリーズの心が高校時代にかつて好きだった(ゲイになるきっかけ)人です。「シュガーダーク」の中で涼平と心が再会して心が真人に別れを切り出すきっかけとなった出来事があったのに、他の男にも抱かれていて、心とはどうなっちゃったんだろう??

【誰にも言えない】
尋と真一というどこからどう見ても好き合っている癖に、互いにそれを認めたがらず、あーだこーだやりあってる友人二人に挟まれて過ごしてきたスミオ。
そんな二人のせいで、好きだとか嫌いだとか誰かに翻弄されるのはウンザリだと思うようになってしまった。
スミオには土屋というセフレがいて、恋愛感情抜きでセックスを楽しんできたつもりだったけど…。
土屋の「俺はね 嫌いじゃないよ 恋愛 好きって言うのが簡単じゃないだけ」っていうセリフが良かったなぁ。

2

隅から隅まできっちり読んではじめて面白さが解る本

電子書籍で読了。
コミックスが16セクションに別れて収録されているものを購入したため、一回ずつ「書棚に戻る」をやらなければならないのが大層面倒くさく感じました。また、私はipadを使って読んでいるのですが、この作品は1コマずつ画面に出現するのでちょっと読みづらかったです。ちょっとした待ち時間や、移動の際にスマホで読むのに向いている様な気がしました。

恋煩シビトさんは初読みですがひょっとしたらとても好きな作家さんかも。
擬人化のはもとより、それ以外の作品もだらだら読めない感が凄い。
ディテールを読み飛ばさない様に緊張して読んでニヤッとする、あるいは考え込む、グッと来るを繰り返し、続けて三度も読み返しちゃったよ。
でも、読み返すごとに新たな発見があり噛めば噛むほど味が出る本でした。
ちなみに、私的にはホテルの擬人化が一番噛み応えがありました。

1

擬人化について来られるなら!

窓、林檎…そう、パソコンのこと。
パソコンの擬人化から始まり、
エダマメだのビールだの…
わかる人には多分わかる、旅館やホテルの擬人化。
擬人化の話は総じてコメディタッチ。

後半は殺伐としたシリアスなBL。

落差がある一冊だなと感じたけど
こんな本もたまには読みたくなるかな?

DVタッチの話だったり、報われない
結ばれない話もあったりで
ハッピーエンド大好きな方にはオススメできない。

でも、たまにはそんな話も読みたいって時には
ちょうどいい。表紙が可愛いだけに注意!

3

擬人化のおすすめられ本

いやぁお勧めがなかったら擬人化とすら気づかなかっただろうなこの本。

windows買うか、mac買うかを悩んだ末に店員(これが何とも変態くさい目をしてる・・・)に
「どっちと暮らすか考えてみてください」
と言われたもんだから暮らす=人間化の妄想暴走発動wという話。

自分はどっちも結構ユーザー歴古いので、
「あー、そうそうそういう事ありますなぁ」
と物凄く性格が読め、でも結局お互い戦いつつもお互いを認めてるんだよな…とか思いつつエロほんわかしてしまいました。

ちなみにmacとwinには互換性ないけど、macの中でwindows動かすことができるだぜ、と。
「窓、俺の中でお前がひくついてるぞ」
とか・・・あははは

(しばらくおまちください)

失礼。

他の擬人化、枝豆とビール、ホテル比較も丁度自分を狙ってきましたと言わんばかりの内容で、「擬人化はわかると面白いのか」という事を感じさせられます。

全体的に細すぎ、しかもアバラ骨っぽすぎな所はちょっと好きな絵柄とはずれますし擬人化でないものは「ほー」だけだったのですが、こういうテーマ立ては結構好きです。

1

陰の見どころは黒髪キャラです!!!

うわヤバ面白っ!!でも、この面白さを説明するのは難しいですよーだって説明するとネタバレになっちゃうんだもん…!ラストで(オチ的に)トドメを刺される話も有るしな…どうレビューしよう、これw

●擬人化
出来るだけ予備知識無しで読んで欲しいです!PCや有名ホテルやコレステロールについて多少知ってれば大丈夫!“絶対”ってよほどじゃない限り使いたくない言葉なんですが、敢えて使わせてもらう!!

絶対楽しめます。

絶 対 ! ! !

物それぞれの特徴を上手く捉えて、凄く効果的に話に組み込んでいると思う!あと、それらの物に振り回されるユーザーとかもめちゃめちゃ面白いし、「そうそう、分かるー!」って共感出来ます。この素晴らしさに大笑い&感動間違いナシです!!

ちなみにゲイツ氏はやはりフィ○オフィッシュ好きみたいですw(by○ィキペディア)

●真心シリーズ
タイトルに“真心”という言葉が含まれてる2話。前作『図書委員の恋』に載っている作品の続編らしいです。前作は未読ですが楽しめました。

5年間付き合い同棲までしている男に別れ話を持ち出された桜井。なかなか別れを決断出来ずにぐずぐずしていたら、決定的な一言を言われてしまうのが1話目。その後、友達の花村とつるみ始めて徐々に変わって行く桜井の話が2話目。
この終わり方が気に入りました。BLっぽくない感じです。全編通して漂う、痛くてどうしようもない空気もいいんです…!

●他2編
こちらも両方ともヒリヒリ系。

『ループ×3』出逢った二人は実はどっちも本命の恋人が居て、しかも受の方は本命に暴力を振るわれている話。
これまたどうしようもなくてやるせない…!ホント、ただれた話だなあw皮肉っぽい視点がイイです。後、受の表情もいちいちエロくてイイ!ステキです。黒髪に目覚めそう。黒髪天パっていいかも…vvv

もう片方『誰にも言えない』は、愛を信じない事が信条の学生が主人公。しかし、いつの間にか男友達同士の恋の仲介をしちゃっているのです。
「愛を信じたい」からこそ、「信じない」のかもなぁ、なんて考えました。イイ男だと思うぞ。


全体的に、同時期に出た『愛のポルターガイスト』よりもこちらの方が好みです。面白かったー!!!

…あ、途中でも書きましたが、黒髪スキーな方にはかなりオススメ!色んなバリエーションのキャラが居て楽しいですよv林檎、雅、『ループ~』の受の3人が好きだけど、他の子達も捨てがたい!アジアンビューティーとかヤヴァい!!もっと活躍して欲しかった…!!!

6

想像するとすごい

 今はなんでも擬人化ですね~。流行なのか?私あんまり苦手なんですけど、この作品はわりとすいすい読めましたヨ。
 購入したのは発売してすぐだったのに、なかなか読まずにいたんですww

 表題作はパソコン等の備えている性能の違い、ポイントを押さえてうまく擬人化させてるなーと思いました。正反対の性格のパソコンのどっちを購入するか迷った挙句、人に例えて思いを馳せる3人の同居生活。すごい妄想力。
 今は必需品と化しているパソコンは、それだけ愛着を持てるモノだと思うし、実はより擬人化させやすい?と思ったり思わなかったり。
 表紙がレトロでインテリ風で好きです。ほかの作品は読んでないけど、絵がステキな作家さんです。

1

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