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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表題作はヤクザモノで、若頭瀬川[受]に拾われた忠実な関西弁大型犬系の三島[攻]
三島の忠実っぷりもいいですが、若頭瀬川のツンツンツンデレさがたまりせんなー。
砂河さんの絵柄も極道モノの匂いにぴったり、なかなか雄くさくてよろしいです。
他短編で気に入ったのは、「千夜一夜狂想曲」
アラブ花嫁っても、これは文字通りアラブ人が花嫁になるというからおもろい!
白人の貴族の三男と結婚する事になっていた、アラブ人の妹が結婚寸前に逃げ出してしまった為、役立たずのこちらも三男が急遽、髭を剃られ花嫁に無理矢理仕立てられて嫁入りします。
アラブ人男性にとって何より大切な髭を剃られてしまい素顔を恥ずかしがる様子がもっそい可愛いやらおかしいやらでツボりました。
これでベッドの中でも花嫁だったら申し分なかったんですが!!ここは個人的には残念ながらベッドの中では攻めでした、まあどっちでもいいんですが。
コミカルなどうって事ないバカ話なんだけど、大切な髭を剃られて大きな花嫁としてやってくるシーンがやっぱ可愛い。
ヤクザモノ、現代モノ、中世モノ、アラブモノ?とバラエティにとんでどれも楽しめました。
男前なヤクザ大好きです。どうして、半道徳的で非道な行いをする彼らをかっこいいなんて思ってしまうのか。やはり物語の中だからそう感じるんでしょうねえ。
前々から表紙が気になっていました。ダークなオーラがむんむんしていてどんな話なんだろうって。
「暇だらけの男たち」:内容は、神保組の若頭を張る瀬川と、彼に拾われ構成員となった三島を取り巻く裏社会のお話。瀬川はクールで、時々暴走しようとする三島を制したりと、上に立つ人間の強さを持っています。そんな彼を押し倒す三島。彼らは、主従であるとともに、恋人の関係でもあるのです。すでにできあがっているので、それ以前の二人をみたい人は、『最果ての地』から読まないと。(そういう私はまだ読んでいませんが。というか、この作品を読むまで知らなかった~)
表紙を見て、もっとシュールな内容を想像していたんですが、ツンデレの瀬川と忠犬・三島の、やくざな日常が描かれています。
「寡黙な珈琲 臆病な胡桃」:この話もよかった♪夕方に起きて朝方寝るというひきこもり生活をしている神保組組長の次男と彼が習慣にしている珈琲が飲めるカフェのマスターの、のんびり恋が芽生えちゃうお話。マスターが彼のために特別、ステキな胡桃のスイーツを手作りしている場面など、ほんとに30代?と思えるようなおぼこさが見れて胸がほっこりしました。
ほかの短編を含めても、バラエティに富んでいて、とてもおもしろかったです。初読み作家さんだったので、今後注目したいな。
表紙は今一つ好みじゃないけど、何か男臭くてハードな予感を匂わせるオーラを本に感じ、初読みの作家さんでしたが大当たり、自分の好みど真ん中でした!!
白黒ページになったら、絵は好みだったし過去作品も要チェックです。
舞台は新宿を背景にやくざの世界です。
神保組・若頭の瀬川と、彼に拾われて構成員になった権造が主人公です。
権造も瀬川も男臭くて、どちらかがナヨっとしているわけでもなく、主従関係がしっかりしていて好感が持てます。
具体的に性格は明らかに従の権造がワンコで、瀬川がたまに暴走するワンコをコントロールする主の役割をきっちりこなすツンデレ。
権造と仲の良い構成員のやっさんが港で打ち上げられた(死んではいないがポイント)ことと、昔の瀬川の兄貴分の赤池が登場したことから、組の抗争劇と赤池の復讐が絡んでこの物語の背景になります。
瀬川が兄貴分の赤池へのゆるぎない信頼を見せることから、権造が嫉妬して単独暴走するも、瀬川と組長の働きで事なきを得る。
実は二人ともつまらないことで嫉妬してたんだなって、その後の瀬川と権造のやりとりが不器用で、でも愛を感じてすごく萌えました。
こういう二人の関係って理想です!
「最果ての空」で出会いとか、色々わかるようになっているみたいなので急いで読まなくてはなりません。
「寡黙な珈琲、臆病な胡桃」は神保組・組長のひきこもり二男とコーヒー店マスターの不器用ラブストーリーです。
エッチは全くないんですが、二人の不器用さがかわいらしくて、おっさん萌えを呼び起こします。
「鷹の虜囚」は過去の接点に関しての執着から反王制派帰属の囚われの身となった医者が、その接点となった過去を通して離れられない関係になるという執着攻めのお話。
「千夜一夜狂想曲」はコメディタッチのほっとさせる、あったかいお話です。
アラブの商人の娘が、政略で外国貴族の息子下へ降嫁しなければならいのを嫌がり逃げ出してしまいます。
代わりにその家の、全く商才がないダメ三男が女装して偽り、嫁に行く。
その貴族の息子も三男で、一人前と扱われないことが不満で、コンプレックス。
そんなダメ同士が夫婦として(?)いや恋人になるお話なんですが、傷のなめあいでなくて、歩み寄る設定がいいです。
結局のところ貴族の三男はダメなんじゃなくて、父の貴族が溺愛のあまり何もさせなかったっていう隠れたオチが付いていたんですが、だから男同士でも認められちゃったという、ハッピーコメディなんですね☆
表紙裏に神保組の相関図が載っています。
また付録ペーパーでは組長がチャキチャキの江戸っ子なのが関西人の権造にはエイリアンに見えるという4コママンガ付き。
シリアス・ハード路線なんですが、こういう笑い要素もあるとなごみますね。
ヤクザスキーさんにお勧めの一冊です!
表題作はすっかりやくざの世界、若頭受のお話ですが、別にそこまでの深い関係が無くっても、このストーリーなら任侠アクションもので成立するんじゃないかと思いました。
組同士の抗争と仇討ちと、Vシネのような展開にちょっとラブが入っている感じです。
前のコミックス「最果ての地」とリンクしているようですが、忘れちゃった・・・
でも、この神保組の江戸っ子の親分に見覚えがあります。
いいキャラしてるんです。
このお話だけだとおおまけに負けて萌の下評価だと思うのですが、へたれのカフェオーナーと神保組組長の次男なのに引きこもりのプログラマー(カバー裏を見ないとわかりませんが。)のお話
【寡黙な珈琲 臆病な胡桃】がツボッたので、文句なしの萌とさせて頂きました。
強面オトコがびくびくしながら、一生懸命気持ちを伝えようとする姿にやられちゃいました。
他に、外国が舞台のシリアス時代物1本とコメディが1本。
コメディの方は異色の花嫁ものです。そういえばこっちもゴツイのにやけに弱気のおにいちゃんのお話だったな。
受けてくれればもっと美味しかったんですが、攻めちゃいましたね。ちょっと残念。