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togainu no chi
元々は、PC版18禁BLゲームだった「咎狗の血」を、PS2用「True Blood」として移植したゲームのこれまたコミックス版です。
まず、ゲームをやっていない人がコレを読んで、どれだけあの世界が分かるんだろう?というのが第一印象でした。たった1冊で表すには無理があったのでは…
何人か攻略相手がいるうち、この漫画は、PS2版で初めて出て来る「ユキヒト」と、主人公アキラを中心にした話になっているのですが、誰が攻略相手であってもアキラの大きな転機となるのが幼馴染み「ケイスケ」であり、彼の変貌がアキラ(やゲームプレイヤー)に与えたショックというのは、咎狗にとって大事なポイントのはずなのに、その辺りがちょっとヌルい。
咎狗の持つ、スピード感とか、閉塞感とか、ダークな雰囲気が、あんまり感じられません。
まぁ、PS版のゲーム自体、元の話のイイところを削られたりしていて、賛否両論あり、さらにそれのコミカライズなので、本家本元と比べるのは可哀想ではあるのですが。
その上、私は断然PC派なので、さらに評価が厳しくなっているのかも。
しかし、なぜ、この作家さんでコミカライズしたのか、実はそれが一番疑問です。
話の内容ではなくて、絵の問題。
この作家さんの絵は、とても可愛らしい。キャラがみーんな幼い顔してます。
咎狗は、どちらかというと、ハードな格好良さが売りなので、このショタっぽい雰囲気がイメージと合わず、読んでいる間、違和感がありまくりでした。
主人公のアキラも、何かホネを感じられない。設定的には、ちょっと陰のある少年なんですが…
けど、それ以上にイグラのカリスマが…そして、処刑人達が…
180cm越えの攻めキャラ達なのに。美形で鬼畜で俺様なのに。
みんな子供に見えるよぅ…(涙)
実は、特典の「インタビュー」のためだけに買ったと言っても過言ではないこの1冊。
楽しみにしていたそのページが、正味1ページも無かったのには、ガックリとしました。
内容も、目新しいものは殆どなかったし…
わざわざインタビューしておいて、あれだけしか聞き出せなかったのかなぁ。勿体ない!
もし、このインタビューを目当てに買おうとしている方がいたら、その点、注意が必要かもです。
大好きな作品だけに、期待値が高過ぎたようです。
咎狗を知らない方が読んで、ちゃんと意味が通じるのかどうか、それがちょっと心配です。
コミカライズ作品は3作ありますが、やはりビーズログ版が一番納得出来るなぁとしみじみ感じてしまいました。
PS2「咎狗の血 True Blood」の漫画版です。
特典には
・描き下ろしアフターストー
・淵井鏑×PS2版プロデューサー・吉村由美のスペシャル対談
・鳥海浩輔インタビュー
と豪華です。特典目当てで買った方もいらっしゃるんではないでしょうか。
内容は、やはりあの作品と一つの単行本にするのは難しかったのかなぁ、
といった感じが、やはりいたします・・・。
会話も内容も急いでいる感じがしまして・・・^^;
アクションシーンはかっこいいのですがなんというか、絵が可愛らしいので
あまりキャラの表情などがうまく表現されていなかったかな、と思います。
BLらしさはほとんどありません。ユキヒトとアキラがメインなのはなんとなく分かるのですが・・・といった具合です。
この作品をはじめて読む、といった方には分かりずらかったと思います。
わかりやすさなどでいえばシルフコミックスの「咎狗の血」の方が分かりやすいと思います。
ただこちらはPCの原作にそったものなのでユキヒトは出てきません。
何故アキラがイグラをはじめたのか、などなど、あまり詳しく書かれていないところが気になる方は読んでみては。
少し分かりにくい漫画版でしたが、そこが逆に「咎狗ってどんなだろう!」
っと興味をわかせてくれる作品でもあったと思うので
初めて読んだ方はそこからどんどんハマってしまうんじゃないかと思います。
この作品が大好きなだけにちょっと厳しい評価になってしまいました・・・
森田さんの絵は私的には好みなんです。ただ、(すでに出ている作品のいくつかでも言えることですが)ストーリーとか観点は悪くないのに構成力に欠く…
というか、
読んでる途中でスキップしている気分になります。
要は、初めてで概要もしらない物語をダイジェストで見せられる感じです。
どんとこい!!という人は『咎狗』の世界片鱗を掴めると思いますが、私は段階とかちまちま踏んでいって欲しい派なのでちょっと…残念です。
原作ファンの人も物足りない感がぬぐえないので、若干オススメできないです…が、みなさんが書いているとおり特典は魅力的ですよ!!
そういう方向で楽しむというのもありかと。