咎狗の血 vol.2 ケイスケ編【BLCD】

咎狗の血 vol.2 ケイスケ編
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
33
評価数
8
平均
4.3 / 5
神率
62.5%
媒体
CD
作品演出・監督
かばやつよし
脚本
門原緑
原画・イラスト
たたなかな
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
HOBiRECORDS
シリーズ
咎狗の血
収録時間
72 分
枚数
1 枚
ふろく
なし
フリートーク
なし
発売日

あらすじ

革命的BLゲーム「咎狗の血」。 ケイスケを主軸にしたイメージドラマCD第2弾。

表題作 咎狗の血 vol.2 ケイスケ編

ケイスケ → 何武者

アキラ → 先割れスプーン

その他キャラ
源泉[一条和矢]/ リン[鬼龍院隼人]/ キリヲ[富士爆発]/ グンジ[杉崎和哉]

レビュー投稿数5

ア~キラ~っ!(「*゚益゚)「のケイスケ編w

ボブゲ「咎狗の血」のドラマCDです。

舞台は、第三次大戦が終結し
日本は2つの国家に分断されています。
主人公アキラは、無実の罪を着せられる。
アキラに突きつけられた選択は
このまま死刑になるか
犯罪組織ヴィスキオが支配するトシマへ潜入し
ヴィスキオの王、イル・レを倒して無罪放免されるか・・・

アキラは、もちろん後者を選び
混沌とする危険地帯トシマへ潜入する。
トシマでは“イグラ”と呼ばれるバトルゲームが開催され
喧嘩や殺しがゲームとして合法化されている。
“イグラ”で勝ち残り
ヴィスキオの王、イル・レへの挑戦権をつかめるのか?

というあらすじ。

このCDは、いくつか分岐するルートの中で
アキラの幼なじみのケイスケルートを
ケイスケの目線でたどることができます。

・・・プレイ時は、本当にケイスケが嫌いでしたw
PC版をプレイしてからずいぶん経つのですが
やっとケイスケの気持ちに私が追いついた気がします。
ゲームをいちからやり直すのもいいけど
CDで、聴くのもいいものですね。

ケイスケとアキラは、孤児院暮らしの幼なじみ。
へたれのケイスケにとって、アキラはヒーローのような存在で
アキラにとってケイスケの存在って?
そこに悩み苦しみ、アキラの力になりたくてアキラに好かれたくて
アキラを好きでいたくて・・・ケイスケは変わろうとする。

ひとりで乗り越えるものじゃなく
ふたりだから乗り越えられた!と、いうケイスケルートですよ。

ケイスケモノローグ泣けるねぇ。+゚(ノД`)゚+。

何武者さんの「アキラ」呼びは、数種あって
ライン(麻薬)を服用し、力が増幅され
凶暴化したときの「ア~キラ~っ!(「*゚益゚)「」が有名どころw
やさしく「アキラ」とささやいたり
「アキラっ!アキラっ!」とせつなく求めたり
どれも「アキラ」呼びだけど、ニュアンスはまったく違う。

でもすべて「アキラ」を呼んでいるんだぜ。

求めているのは「アキラ」だけなの。


脇役に中村悠一さんのお声がしますw

1

ケイスケ視点の「咎狗の血」

原作ゲームプレイ済み。漫画、小説共々既読。
個人的に本当に思い入れのある作品。

ゲーム本編はほぼ主人公のアキラ視点でしか描かれておらず、今回はケイスケ編ということでケイスケ視点。
このCDでの一番の聴きどころは、やはりケイスケ演じる何武者さんの演技そのものだと思う。アキラと共にいた頃の純粋なケイスケ、そして後半からの、狂気じみた迫真の演技に戦慄した。
ゲーム本編で人格豹変後のケイスケに会ったときは本当に怖かったけど、今回もそれに劣っていない。
何より、何武者さんの演じ方がいい。低くねっとりと纏わりつくようで、ふいに覗かせる悲しみや優しさ、そして残酷な凶暴性、喋り方や抑揚のつけ方で表現されている。
そしてアキラ演じる先割れスプーンさん。声は高く凛として、男らしさのある言動。しかし実は脆弱な部分も持ち合わせているアキラの弱さを失わない繊細な演技。
本編中、「お前見てると、イライラする」という言葉をアキラがケイスケに言い放つ。ケイスケにとってアキラそのものが存在理由であり、意義であり、だからこそその言葉は、ケイスケの存在を否定するのと同等の意味合いを持つ。それが引き金となり、アキラが好きだ、側にいたい、力になりたい、という気持ちが一定のラインを超え、狂気や憎悪に変わってしまった。
ゲーム本編でも凄まじかったのがダブルドライバーのシーンは、別々に収録するゲームとは違い一緒に収録を行うためねより生々しさを感じた。
後半からはずっと何武者さんが喋っている。ゲームでは語られなかった、ラインを絶ったときのケイスケが見た悪夢の正体。夢の中のシーンの何武者さんの演技が本当に恐ろしく、そこまでケイスケの狂気を演じることが出来る何武者さんに感動。
また、トシマを後にして普通に暮らし始めた二人の後日談も収録されており、前半のケイスケとアキラの苦悩の日々を考えると、あまりにも幸せそうな二人に涙が出る。そして、その幸せな日常の中で未だに拭いきれない悪夢を抱え続けるケイスケと、それを支えていくと誓ったアキラと、二人の未来がどういったものになるのかとても気になる。

何武者さんが存分に味わえるこのCD、素晴らしかったです。何武者ファンであり、咎狗ファンである自分にはたまらないCD。
CDだけでは咎狗の全てを知ることは出来ず、ゲーム本編だけで咎狗を理解することは不可能。これを聴き、ゲームをプレイし、初めて二人の真実が見えてくる。CDしか聞いたことのない方には全力でゲームをお勧めするし、ゲームが好きな方にも是非聞いて欲しい。

1

声優さんの本気

冒頭は、トシマでの出来事後、
とある工場で働き始めた主人公のアキラ(受け)と
ケイスケ(攻め)のほのぼのした日常から。

相変わらずツンデレのアキラと
それをあたふたと心配するワンコのケイスケ。
ああ、トシマのあの陰惨な出来事を経て、
こんなにも穏やかな日常を得ることができたんだね……、と
感慨深くなります。

それにしてもケイスケの声優の「何武者」さん!
そんな穏やかな声、どこから出してるの?
そんな声も出せたんだねー>< 
何も言われなかったら、正体が分からなかったかも!!

そして、アキラ役の「先割れスプーン」さん。
うおおおお、かっこええ!男前な声!
こんなかっこいい受けがいていいのか。
設定でも、LOSTと異名を取るほどの戦闘力の持ち主。
それでも、ごくまれーにツンデレで、そんなところがカワイすぎる!
あ、喘がせてみたい…(爆)
キュンキュンします。

平穏な日常が流れていきますが、それが一転、
トシマでのあの血と死の過去であるケイスケの記憶が出てきます。

アキラにずっと想いを寄せていた幼馴染のケイスケ。
それをずっと口に出す勇気もなく、
トシマまで危険を冒してアキラに付いてきたきたケイスケ。
アキラを守りたいという一心で、アキラよりずっと戦闘力がない、
人と殴り合いの喧嘩すらしたことがないケイスケが
死のゲーム・イグラへの参加を決意します。
あまりにも一途でひたむきなケイスケの想いに
心を打たれた場面でした……。

でも、もともと卑屈なケイスケをつい、
「お前を見てると、イライラする……!」
と、詰ってしまったアキラ。
ケイスケは耐えきれなくなって、アキラの前から姿を消し、
アキラよりも戦闘力を得たいと望み、
決して手を出してはいけない麻薬・ラインを口にしてしまいます。

「ああケイスケ、それだけはダメだ!」と、思いましたが
その思いも虚しく、ケイスケは麻薬・ラインに
手を出してしまいました…。
アキラのため、アキラに振り向いてほしいがためとはいえ、
あまりにも悲壮な場面でした…。
ケイスケ…それだけは、してはいけなかったのに…

ケイスケは、ラインの力を得て、肉体も精神も地獄に落ちます。
狂気のまま、欲しいがままに、イグラの参加者を殺戮し続けます。

そう!
ここからが「何武者」さんの本領発揮!
恐いんです、すごく。
腹の底から出しているような声で、
「アアアアアキィィィィィラァァァァァァ…………!!!!」
とか、呼ばれた日には!!><
もう、ぞくーっと悪寒がして、アキラと一緒になって
胸の鼓動が大きくなるようでした。

そしてケイスケはアキラの前に姿を現し、
ついに長年の想いをアキラにぶつけてしまい、アキラをレイプします。
(その前にゲームの中では
 有名な「ダブルドライバー」の場面がありますが…)

ああ、ここの場面は心が締め付けられるようでした。
喘ぎ声も何もない、ただのアキラの悲鳴が木霊する廃屋の部屋…。
レイプというのは、こんなに辛いものなんだ……と
すごく胸が締め付けられるような思いがしました。
アキラの声優である「先割れスプーンさん」の悲鳴が
本当に辛過ぎる悲鳴に聞こえ続けて、心憂いました。

この後、決闘を経てアキラがケイスケをねじ伏せ、
麻薬・ラインを体から抜き出します。
この後、ゲームの中ではアキラとケイスケの心が通じ、
トシマの廃墟でひとつに結ばれるのですが、
そのシーンがCDにはなくて、正直、かなりガッカリしました…。
CDを聴く側としては、そのエッチシーンは、
かなり重要で心待ちにしていたシーンだったのに!
こんなふうに思ったのは、きっと私だけじゃないはずです><

そして再び、場面は平和な日常に。
相変わらず、アキラをひたむきに想い続けるケイスケ。
そして、そんなケイスケを見守るアキラ。

トシマでの出来事は二人にはあまりにも陰惨な過去だけれども
なくてはならなかったことだったんだね…。

過去があるから今がある。

そんな想いが廻ったCDでした。
聴いてて辛い場面もあり、
「萌え」とはほど遠いCDかもしれませんが、良いCDでした。

ゲームをプレイした者としては、
ケイスケの深い想いを補完したCDとなりました。
聴いて良かったです。

1

執着

щ(▼ロ▼щ)あ~き~らぁぁあああ~・・・
というわけで、咎狗イメージCD第二弾はケイスケ編。
ケイスケ目線で描かれる~なお話ですな。
なんだかんだで、私はこの子の話が一番好きだったりします。
咎狗といえば、ドライバーを突っ込まれてあえぎ苦しむアキラな印象なのです。
最終ソコカヨ!って話ですが(笑

二人は幼馴染で親友。
アキラが大好きなケイスケは~と、なんだかんだで一途で健気なお話だったりするわけですよね。わかる、わかるよ。
想うがゆえの暴走を経てなハッピーエンドなわけであります。
時間的なものもあってでしょうが、だいぶハッピーに向けてのところが中略されておりまして、過去を振り返る~という話の作り方。
ちゃんとしたところはゲームをプレイしてねwってことなのかなと
思ってみたり・・みなかったり。

少なくとも、ケイスケがアキラのこと好きでしょうがないのはわかったよw
面白かったです。が、やっぱりゲームとあわせて~がオススメかな

1

無題

ゲーム本編をケイスケ視点で追ってるだけの内容。
ゲームはアキラ視点ではあったけれど、
ケイスケ視点なとこもあったからつまんない…。
個人的に、灰スケ×アキラ的な後日談を期待していたのでガッカリ。

あと、音楽に力入れてるのか知んないけど、ドラマCDだとただ五月蝿いだけです。
そういうのって結構、ゲーム派生CDには有りがちなんだよね~。

ラインの禁断症状に苦しんでいるケイスケは、
やはり今聴いても痛々しくて泣けました。
それまで杉田の芝居について特に注視することはなかったのに、
このケイスケの役で一瞬にして持ってかれましたね。

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