社長もその気だったんでしょう…?

蔓草の庭

michikusa no niwa

蔓草の庭
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌15
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
54
評価数
22
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
加東セツコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784904101537

あらすじ

勤務中にけがをして仕事にならない来島をしばらく居候させてくれることになったのは社長である義親の自宅。そこには夏休み中の高校生、弟の義行と親戚の隆晴がいて彼らの家庭教師をすることになった。
接していくうちに来島の色香に迷い惹かれていく義行。
告白しようと来島の部屋へ行くと引き戸から漏れる熱い吐息と激しい接吻の音、隙間から覗いてそこにいたのは……。

カタログシリーズで人気連載された表題作のほか禁欲そうな顔で禁断な愛欲に溺れる男たちの秘めた恋で綴るセツコ流ラブワールド。

表題作蔓草の庭

義親,社員思いの社長
来島公,魔性の部下

同時収録作品蔓草の庭

津田隆晴,義行の従兄弟
義行,義親の弟

同時収録作品そらごと

神保,借金取り
狩野,父に逃げられた高校生

同時収録作品

蛍,甥
七央,叔父

同時収録作品コンディショナリィ/かきおろしおまけ「コンディショナリィ」

池内悠平,28歳,会社員
藤代千波,家事代行

その他の収録作品

  • あとがき
  • 「蔓草の庭おまけ」

レビュー投稿数11

今回はかなり悩みました…

取り寄せてた本がようやく届き、ウキウキしながら読みました^^
まずは評価からですね…今回は期待が大きかった分…凄くすご~く悩みました(苦笑
で、悩み抜いた末…結果としましては「かなり中立寄りの萌え」とさせて頂きました^^;

相変わらずの絵の美しさと、セツコさん独特の魅せる雰囲気は本当に申しぶんなかったのですが…お話の方がですね…何とゆうか…私の萌から外れちゃってました(苦笑
…正直、色気のある誘い受苦手なんです>_<
まぁあらすじを読んだ時点である程度は覚悟してたんですが、でもこの本の8割がたが誘い受だったのにはちょっとショックを隠せなかったな…(笑

なので表題作の「蔓草の庭」は主役の義親×来島CPよりも断然隆晴と義行の動向の方が気になりました^^隆晴好きだな~、地味なんだけど。隆晴と来島の間に何かあったように錯覚させるくだりは良かったです^^
そん時の来島がまた思わせぶりで!!そりゃ直後に居合わせちゃった義行だって勘違いするっつの^^(笑
来島と義親のアダルティCPに関しては…私的に萌が乏しかったので的確なコメントが浮かびませんでした…ゴメンナサイ(>_<)

□コンディショナリィ(前後編)□
これも誘い受の家政夫(藤代)とリーマン(池内)のお話です。後書きを見たら最初この2人受け攻め逆で設定を考えてたそうで…。
個人意見で言わせて貰えれば私的には変えない方が断然萌えてたと思いました…!(哀
読み始めた時、私も絶対藤代が攻だと信じてたんですよ。家事が得意な攻なんて素敵と期待を膨らませながら読み進めてたのだけど、何か途中から雲行き怪しくないか?って事に気付き……藤代が池内に跨ってる姿を見た時は期待に膨らんでた胸は完全に萎んでました(苦笑)これが逆だったら萌えマックスは間違いなかったのにぃ~(≧ヘ≦)
書き下ろしでリバをほのめかしてましたが、だったら最初からそっち方向で進めて欲しかった!!ってのが私の本音です(>_<)
後からもう1度読み返してみても、やっぱり違和感は拭えなくて…惜しい。ホント、惜しいです。

今回2冊新刊を出されましたが、私は「忘れもの」の方が萌えれました。辛口の割にこちらの評価が萌えなのは、それでもセツコさんの描くBLが好きだからです^^;

私的見解であまり参考にならなかったかもですが、今度は短編ではなく胸が痛くなるような長編純愛ストーリーが読んでみたいと思いました^^


5

ドツボ v

「社長もその気だったんでしょう?」
帯のあおりがメロドラマみたいですなw

この作家さんってキャラもストーリーも淡々としているので
シリーズ物とか連載の方が向いてる気がします。
一話完結だと描ききれてない感じが…。
全体的に陰気…しっとり?じっとり?した雰囲気の1冊です。
私はその雰囲気がとても好き。


表題作は社長×社員、社長の弟×いとこってCPが出てきます。
今後の展開としては、弟CPが気になりますが、
好みとしては、断然!!!社長CPです!

和服、受の清楚に見えて実は淫乱、かきっこと
ピンポイントで私のツボ突いてきますーv


コンディショナリィは、だらしの無いリーマンと家事代行業者のお話。
まー・・・ありえないんだけど。BLマジックですね。
とりあえず攻(笑)の池内さんが、色々天然(にぶちん)過ぎますw
元々へテロなのに入れる側と思わなかったって!
リバ有り?を思わせる終わりが◎ ってゆーか見たいw

他に短編2編。

5

加東セツコワールド

全部で4つのストーリー。

やっぱり独特の世界観で
加東セツコさんワールド全開です。

4つのストーリーの中には・・・
というか、このコミックも含め、
この作者さんのストーリーの中には・・・
と言った方がいいかな、、、あれ?終わっちゃった??
と思う時もあるんだけど
普通なら、それが物足りない!と
感じてしまうハズなんですが
それよりも「作者さんの独特さ」を感じますw
うまく言えないですが^^;

絵の色っぽさや、ストーリーの雰囲気、そう言ったものが
クセになる・・・と言った感じです。
でも、好き嫌いはハッキリ別れるかもしれないですね。。。

4

絡め取られる?

着物姿にテンション上がります。
しかしながら、お話の中に着物でいる理由がただの趣味ではせっかくの萌えもバランス悪く、それだけが浮いてしまいました。

腕の怪我を理由に兄の義親が連れてきた部下の来島。
しばらく暮らすことになる義行は、仕事ができない間家庭教師として勉強を見てもらっている内に意識していく。

来島の事あるごとに意味深な感じを醸し出すのに義行には興味なく、義親と既に恋人同士だった事実。
そして義親と来島の馴れ初め。
見た目と違う来島の積極さに義親の方が落とされていました。

可愛いだけではない来島の魔性性が印象強く心に残ります。
最後の「ごめんね」にどんな意味を当てはめたらいいのか。
淡い恋物語だけではない重みとざわざわする気持ちが残りました。

その他3作品収録。
「そらごと」「箱」は路線通りのしっとりとした色香と背徳感。
「コンディショナリィ」はお話しが少し明るみを持つせいかしっとりとする色気だけではないメリハリ感が出て読みやすく、今後も期待が持てるなと思わせてくれます。

3

和服の加東さんもいい^^

加東さんの作品で和服が出てくる作品は、この作品で初めて読んだ気がします。
結構キッチリしたスーツを着てるキャラが多い印象なんですが、和服もしっとりしていていいですね。
ただ、表題作はあまり好みではありませんでした。
兄と部下の方のカップルが、兄の気持ちが余りよく分からなくて、果たして好きなんだろうか?と思いながら読んでました。
受けが攻めを好きなのは分かるんですが、攻めが冷静すぎると言うか、理性的すぎる感じがしました。

表題作の他には「コンディショナリィ」が好きでした。
だらしない男と、その男のマンションに家政婦サービスとして来た年下の男の子のお話です。
家政婦の子が尽くすタイプで可愛かったです。

1

---

過去の姐さんがたのレビューから想像したのは、昼メロ?

読んでみたら、訳わかんないヨロメキドラマ。
社長は、ただいたすのが好きな人ってことなのかな?
情けないことに、絵からキャラの識別がつけにくくて、なにがなんだか、こんがらがってしまった。

1

じっとりと汗ばむ様な、隠微なメロドラマ風。

加東セツコ先生の作品はいつも、食い足りない感というか、余韻を残して終わるショートストーリーが多い。多過ぎるので。ジダジタは妄想で補うしか無い。なので、既読作品にしても、何処かでこの続きを読んだ様な気がしていて。それが自分の妄想だったのかどうか。今となってはもぅ分からない。

◆ 表題作「蔓草の庭」
加東セツコ先生作品にしては比較的中編寄りの作品。
ジリジリと暑い夏休みのある日。義行の従兄弟、隆晴が遊びに来る。この夏は沢山遊ぼうと目論んでいたが、その予定は脆くも崩れる。兄の会社の部下・来島が2人の家庭教師として共に暮らすと言うのだ。最初は難を示す義行だったが、来島の妙な色気に当てられて、段々と意識する様になって行く。
しかし、来島は兄・義親の恋人だった。
もちろん兄は来島をそんな風に紹介はしない。来島も義行の前では平然としている。
兄と2人きりになった来島の、滴るお色気がヤバい。兄はノンケだと思うんだけど。来島に色っぽく迫られれば、アッサリと墜ちてしまうのだ。来島も色っぽいが、兄・義親さんの色気も相当ヤバい。会社ではスーツ、家では着流しというギャップ‼︎ 言葉少なく硬派なんだが、色気垂れ流し系なんだな。家庭の事情で生活苦の来島に目をかけている内にそうなったっぽいんだけど。「お前は特別だから。」という義親さんの甘さにはほとほとヤラレます。そんな2人を見て、失恋確定の義行。そんな義行に想いをぶつける隆晴。乱れる和服。未亡人みたいな色気で誘う来島。そして。雰囲気ある日本家屋にカップル二つ。うわぁ。
そのものズバリは隆晴と義行の立派な兜合わせのみだけど。修正は無し。それが…な、なんかエロい。エロいんです。

◆「そらごと」
借金の取立てに来た男に脅されて犯される高校生の息子。いやはや取立てから逃れる為に父親は息子を1人残して逃げてしまう。BLあるあるとはいえ、酷過ぎる。しかしほだされた男は多分息子を連れて逃避行するという予感を残してプツリと終わる。抱いてしまったから情が湧いたのか。男の気持ちは分からない。縋るものが無い息子の弱味につけ込んだ様で、そこに愛情は今は無い。

◆「箱」
住んでいたアパートが全焼したとかで、七央は兄の家に厄介になる。兄の顔は描かれないのが不穏なんだけど、この兄は関係して来ない。危険なのは甥の蛍。七央は蛍に抱かれてしまう。そこに愛情があるのかは分からない。誰にも言えない。箱の中の様な閉塞感。蛍がサイコパスに見える。

◆「コンディショナリィ」前後編
ノンケの会社員・悠平は彼女とも別れ、生活もぐちゃぐちゃになっていたので、家事代行サービスを頼む。甲斐甲斐しく家事をする藤代といつしか一線を越えて。付き合う事になる2人。あとがきにも触れてる様に、オス味溢れる藤代が受け、という違和感。悠平には流され受けでいて欲しかった。読めば読む程そんな感じ。ノンケ・リーマンがいきなり「受け」はハードル高いとは思うんだけど。思うんだけどねー。悠平は「受け顔」ですよ、うん。
おまけ漫画描き下ろしではリバりそうな予感も残してはいるけれど。藤代、頑張って悠平を開発してみて欲しい。

めちゃめちゃ妄想膨らむので表題作で丸っと行って欲しかったです。特に後味の悪い「そらごと」と「箱」はわたし的には要らんかったよ〜。
兄と来島のめくるめくお色気生活。2人の馴れ初め、もっと詳しく‼︎ とか。会社でエロエロ光線垂れ流しまくりの来島に耐える社長とか。
弟・義行と従兄弟・隆晴のその後編とかね。加東セツコ先生は宙ぶらりん作が多い、多過ぎるので、それが作風とは分かってるんだけど。何かをピックアップして続きを描いてくれないかなぁ、なんて。いつも夢見てる。

0

いっぱいやってる

っていうか、ずいぶんやってる。

俯いたり、困った顔率90%の表題作「蔓草の庭」と、「そらごと」、「箱」。
きれいな絵で、
きれいな顔で、
ずいぶんいっぱいやってる。
っていうか、
ずいぶんハッキリな、それだけバッチリ、、、
肉体的な快楽が、心の幸福に全く繋がっていないので、
いっぱいやっているなぁって、
でも、それだけ
どのお話も、この先には、暗澹たる泥沼しか待ってなさそう。

非常に美しい絵で、切なげに描かれたセックスファンタジー。


最後の「コンディショナリィ」は、もうちょっと明るいっていうか、
やってるだけストーリーじゃない。
とりあえず、前編はやってない。
ストーリーは、ざっくりまとめると、
流されやすいダメ男に、ダメ男萌な家政夫さんが跨っちゃうお話。
ストーリー的には襲い受け、なんだろうけど、あの着衣状態だと???
このお話だけは、この先のノホホンとした、グダグダでリバリバな未来を覗いてみたいなと思った。

0

恋愛に、欲望に溺れていく男たち

タイトルの“蔓”に関係するように、このコミックスに出てくる蔓に絡まったような各作品のキャラクター達のイラスト。
それが“恋愛”という蔓に絡まったような、そんな印象を強く残します。

表題作『蔓草の庭』
兄×兄の部下←弟←従兄弟
…という、複雑なアダルトラブストーリーです。
義親と義行、二人兄弟の家にやってきた従兄弟の隆晴と義親の部下・来島。
妖艶な来島に心惹かれていく義行。そんな義行に告白する隆晴。
そして義行が目にしてしまったのは、義親ち抱き合う来島の姿だった。
一話目の話はこんなかんじで、この後は義親と来島の馴れ初め、義行と隆晴の想い、と話は進んでいきます。
物語の中心となるのは来島という男なんですが、こいつがほんともー魔性の男でして。
義親も恐らくノンケで、来島との関係を持ちだしたのも、欲望に流された…といったほうが正しいんでしょう。
いつも迫るのも好きだというのも来島のほうなのではないでしょうか。
来島は義親のことが好きだけど、義親はどうなんでしょうね。エッチはしてるけど、
義親は流されているようにしか見えないんですよね。
でも、右手を怪我して使えない来島に、魚の骨を取ってあげたりと、意外とナチュラルにラブラブしてました。
義行と隆晴の恋も、もしかしたらこれから始まるのかもしれませんね。

『そらごと』
父親の借金のカタに身体を強要される高校生。
身体を繋げるうちにお互いに情が移って…
ナントカ効果というヤツでしょうか。窮地に陥った高校生が、敵であるはずの借金とりに心を奪われていく…
ある意味怖いですよね

『箱』
フリーター(ニート?)の七央は住んでたアパートが全焼し、兄の家に居候することに。
無気力・無表情の七央に、甥の蛍が迫ってきて…
きっとこの二人は昔何かあったんだと思います。実はお互いすきだけど、素直に伝えられない二人…

『コンディショナリィ』
コミックス内で唯一明るいお話ではないでしょうか。
家事代行の藤代は、依頼人の池内が気になる。そして、池内も同様だった。
そんなある日、二人は池内の家で遭遇。
寂しいという池内に、同居を切り出す藤代。
そして二人の同居が始まるのだが…
同居が同棲になって、そして二人は初めてのセックスを…
攻受は思っていたのと逆でビックリしました…が、当の本人も逆だと思っていたようでw
作者さんも最初は逆で描くつもりだったらしく。
でも、こうたって形になってみると、この受チャンはいやらしくってイイですね!
描き下ろしを見る限りリバもありそうです、よ…!?
恋より先に同居して、セックスして…順番がめちゃくちゃだけど、それから始まる恋もアリなのかもしれませんね。

1

うーん…。

表題作よりもほかの作品の方が気になってしまいました。

「箱」
なんとも言えず漂う雰囲気が好きです。
なんだろう、この閉塞感みたいなの。
暗い…ですよね?

「コンディショナリー」
まずはあとがきにもありますが、提案してくれたKさんありがとう!(笑)
私も当然のように藤代は攻だと思っていたのですが、逆に来てかなり萌えが上がりました。
藤代がなかなかかわいくて。
後半は結構、池内も男っぽくなったような気もするし。
やってることかわいかったりもするけど。
っていうか、その後の話でご予約が入ってますが…今後はリバとかになっちゃうんでしょうか?
個人的には藤代受一本でいってほしいなー。

1

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