それは僕の愛じゃない

sore wa boku no ai janai

それは僕の愛じゃない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×221
  • 萌14
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
192
評価数
50
平均
3.9 / 5
神率
26%
著者
深井結己 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
それは僕の愛じゃない
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784832286023

あらすじ

編集者の灰塚一総(かいづかかずのぶ)は、双子の弟にとんでもない事を頼まれた。一夜限りの男に交際を迫られていて、うまく断ってきてほしいと言うのだ。しかし、弟になりすました一総の前に現れたのは、ずっと想い憧れていた担当作家の嗣原(ゆきはら)だった。情熱的に愛を囁く彼に、抱かれたいと望んでしまった一総は、正体を隠したまま関係を持つが……!? 切ない恋が錯綜する身代わりアダルトラブ。描き下ろし後日談付きv
出版社より

表題作それは僕の愛じゃない

嗣原貴秋,ひきこもり気味の小説家 
灰原一総,担当編集者

同時収録作品ウソツキの秘密

課長・長谷川
部下・市来

同時収録作品なみのまにまに

工藤・大学一年
荻原有正・教授・35才

同時収録作品誰かのだいじな誰かのはなし

檜垣 /総太の先輩
三波総太 /一総の双子の弟

同時収録作品誰かのだいじな誰かのはなし

秋原貴嗣
灰塚一総

その他の収録作品

  • そもそも体育会系の男(本編おまけまんが)

レビュー投稿数13

双子の境界線

なんだよぉ、ちゃんと甘いのも有るんじゃなぃ(*´∀`*)えへへ
ちょっと重たい話ばかり読んでいたので、すごく可愛くてキュートなお話
大満足であります。

お話の主人公である受は編集さん。
それはもう好きだった作家さんの担当になれて張り切っているのだけれど・・!?
実は双子な編集さん。弟くんが、その作家と飲んで一晩むつまじい関係に
しかも交際を迫られている!?
かわりに断ってきて欲しいと頼まれはしたものの
ずっと焦がれてきた相手なわけで、断れるはずもなく、よもや弟のふりして甘い関係を~なお話なわけです。

巡り巡って実はな結末も可愛かったのですが
きむづかしいのかと思っていた作家先生が、本当は年下で甘えん坊で好きな相手にはべったり。という設定が萌えました。
なんだか子供っぽくて可愛かったのです(∩∀`*)
そんで案外絶倫とかなw
というか、個人的にはメガネはずした子供っぽい受も好きなのだが
あのメガネで知的な感じでのエロシーンも一つ欲しかったかなと思ってみたり。

弟くんとコーチの話もきになりますな。
なんだかんだで簡単におっこっちゃうと思うんだがなワシ。

>>ウソツキの秘密
こちらのお話も好きでしたww
上司×部下。
上司に惚れて仕方ない部下。贅沢はいわない、そばで見ていられれば
社員旅行!?温泉!?・・・・裸見放題wwwwww
張り切ってガンバルも~から、心は通じるのか!?

なんというか、自分を出し始めた上司(攻)のキャラクターがなんだかワイルドに見えて仕方なかった。こういうのキライじゃない。
酔ったダメ上司とのバランスが巧w

1

双子の兄のはなし

『それは僕の愛じゃない』兄・一総(出版社の編集者)
『指先で愛を語れ』弟・総太(実業団のバドミントン選手)
同じ時間軸の中での、一卵性双生児の兄サイド・弟サイドの話です。別々に読んでも楽しめると思いますが、それぞれの話で兄弟がキーパーソンになっているので、セットで読むことをおススメします。
読む順番は『それは僕の愛じゃない』からがいいです!

編集者の一総は、担当の小説家・嗣原の作品だけでなく本人にも憧れている。
一総が弟・総太から「代わりに交際を断って欲しい」と頼まれ、向かった先にいたのは憧れの嗣原!ダメだとわかりつつ、総太として嗣原に抱かれ付き合うようになる。

一総は明るくて人に好かれる総太にコンプレックスを感じ、嗣原からの愛も自分に向けられたものじゃないと思ってるのが切ない。
入れ替わりがバレてから、嗣原に震えながら謝る一総には泣けます。

嗣原は、会ったのは一度だけでも担当の顔もろくに覚えてないくらいの引きこもりなのに、高校時代から想ってた初恋の先輩だからって、総太の意識がないまま犯ってしまうものかな?とか、弟を抱いた翌日に兄を抱けば違いはわかりやすかっただろー?とか、疑問に残るところもありますが…
話のはこび方がうまいので小さな疑問はどうでもよく思えてきました。
登場人物たちの気持ちが伝わってくるし、嗣原の高校時代のエピソードの種明かしが最後に効いて、正統派なラブ・ストーリーとして楽しめました。

2

双子のお兄ちゃん編

表題作は一卵性双生児のお兄ちゃん編でして、弟については「指先で愛を語れ」というスピンオフで描かれています。

【それは僕の愛じゃない】
ビッチな双子の弟がいる一総は、弟から「酔って知らない男と寝たらしいけど、そいつは高校ん時から俺のことが好きで初恋だって…怖いし断ってきて!」と押し付けられてしまい弟になりすまして待ち合わせ場所に出かけたところ、片思いの相手が現れて…。

一卵性双生児で見分けがつかない点をうまく作品に取り入れてて好きです。まぁ真性ひきこもりとは感じさせない言動とか双子の違いとかちょいツッコミどころは幾つかありますけど、ストーリーが好きなのでまぁいっか!と流せます。
自分の思いを遂げるため弟になりすまして恋人になってしまった兄。総太と弟の名前を呼ばれるたびに疼く心。そういった切なさが楽しめます。

「おれと総太の区別つく人は 皆総太を選ぶ おれでもいいと言ってくれるのは おれと総太の区別がつかない奴だけだ。」と言う一総が物哀しい。
騙していたことがバレちゃってどうなる〜?とハラハラした後の甘い展開といい「おれは あなたを好きでいてもいいの‥?」と涙ながらに聞く一総といい、キュンとするツボをちゃんと抑えてくれているので好きです。

描き下ろしの【誰かのだいじな誰かのはなし】では双子が、洋服を取り替えて互いに入れ替わってそれらしく片割れを演じたのに、こともなげに見抜かれてしまい…。

なんで判るの?という双子からの疑問に対して、そりゃ一総のほうが可愛いから、どーみてもダントツで総太が可愛いという親バカならぬ受けバカ全開の回答。

【ウソツキの秘密】
リーマンもの。両片思いでお互いに相手への思いを秘めている自分を嘘つき呼ばわりしているお話。そして本当は底なしなのに泥酔したふりをしたり…という上司が好き。

2

泣けた!

本当に泣けた!
ずっと気になっていた作品でした。やっと読むことができました。

切なかった。兄(受け)の気持ちを思うと。弟の身代わりでもいい、抱かれたい。それほど好きなのに攻めは弟を愛していて…。
弟になりきり攻めを騙す罪悪感、愛されてるのは自分じゃない悲しみ。
身代わりがいつバレるかハラハラしました。

そしてとうとうバレてしまいからかっていたと思われて。

でも実は…。
過去の入れ替わりした時の受けを好きになったんですね。受けが言うだれもが弟を選ぶって悲しいです。
でも攻めは受けを選んでくれた!ちゃんと受けとの日々を。

気になった点がなぜ別人格なのに攻めは気がつかないのか?まあまさか双子だとは想像もつかないだろうけど、再会して一夜を過ごしても、あれ?こんな人だったっけ?とならないのかな?

あとアソコの描写がビックリでした。

2

メガネ作家×メガネ編集

そして、+双子。なんて素敵なマリアージュなんでしょう!(笑)
大好きな設定です~(^▽^)

初対面時のガン見はよくわかります。
ファン心理がとてもよくわかって、切なかったり、ときめいたり、ハラハラでした。
たかしがもっと変態だったら私的にはもっと面白かったな~。

ウソツキの秘密
リーマンもの。上司長谷川とちょっと乙女な市来。
長谷川はとにかくカッコいい~!
おじさんが浴衣でひとりエッチなんて…エロい(/▽\)♪


他短編1話と、双子の後日談書き下ろしあり。

1

すね毛を描くのは、こだわりでしょうか?

「そんな偶然ばっかり、ありえない!」と言いたい所ですが…。
全然違和感なく読めてしまうストーリーでした。

双子なのに性格の違う二人。
主人公は兄の一総、大人しく真面目な性格で、担当している作家に恋してます。
弟の総太はノリが良くて明るく軽い性格。

一総(兄)→貴嗣(作家)→総太(弟)
こういう関係です。

弟と入れ替わってまで、自分の恋を成就したかった兄・一総ですが、愛情は自分に向けられた者ではなく、弟・総太に向けられたものだと感じ悲しくてたまらなくなります。
そしていつバレるか、いつ本当の事を伝えようかと、怯えながらも関係を続けていきます。
このへんがとっても切なさをかもし出していて、ぐっと気持ちを掴まれてしまいました。
そしてとうとう双子が鉢合わせしてしまい、ばれてしまうのです。

正体がすっかりばれてしまった一総は、ゆっくりと心の内を告白して貴嗣の前から去ろうとします。
でも貴嗣は、ちゃんと一総を認め恋人でいてくれることを許してくれます。
もともとは総太が好きだった貴嗣ですが、それこそが勘違いの始まりだったのです。

双子ゆえに人に言えない悲しみを抱えていた一総。
その悲しみが溢れてしまった一部分を偶然見てしまった貴嗣の恋の始まり。
すべては偶然から始まって、めぐりめぐった偶然の繰り返しで恋人になるわけですが…。
作りすぎのストーリーでごちゃごちゃした嫌な感じなど一切ありません。
穏やかで切なくて、でも甘ーい二人の世界に是非惹かれてください。

4

双子の見分けはつかないのか?

ゲイの双子の身代わりラブです。
両親の離婚で姓も変わり離れて育った二人だけれど、一卵性なので外見の見分けは難しい一総と総太。
一総は編集者で、大好きな作家「嗣原」の担当をしながら恋心を募らせています。
総太は酔っぱらって後輩の貴嗣にお持ち帰りされセックスし、「初恋の相手」だと迫られたものの、付き合う気など全くないので、一総が身代わりになり上手く断って欲しいと言ってきます。
ところが貴嗣=嗣原だったため、一総は総太に成りすましたまま付き合いだしてしまうのでした。

「自分を愛してくれているわけじゃない」と言い聞かせながらも貴嗣との関係に溺れていく一総ですが、怪我をして病院で総太と鉢合わせをしたため、双子が入れ替わっていることがばれてしまいます。
あれこれあった誤解がとけて、最終的には丸く収まるわけですが、この「あれこれ」の部分で三人の今までの人生の縮図が語られ、「鋏」の名言も登場し、なかなかいいドラマになったと思います。ちょっとホロリときましたし。

それにしても総太の言うように、「違う身体」の区別も付かずに一総に「総太が好きだ」と言っていた貴嗣は、本当のところ全く気付かなかったのでしょうか?違うような気もするんですが・・・。
まあ、どちらにせよ貴嗣は攻めのクセに弱弱しくて女々しい奴ですね。
そういう意味では総太が一番“漢”な感じですが、描き下ろし「そもそも体育会系の男」を読んで、一総が一番曲者なんじゃんと思った次第でございます。

他、短編2作はコメディですよね。どちらもなんだか変で面白かったです。総太のお話も今後展開されるとのこと、楽しみです。

3

お気に入り眼鏡を見つけてw

表題作の他に2つの短編と描き下ろしが入ってるんですが
それぞれの共通点は『眼鏡』。
カップルのどちらか、あるいは両方が眼鏡を掛けています。
それが物語に何らかの影響を与えているのか?と言われれば。。。
表題作に関しては多少の影響がないとも言えませんが
基本的には。。。好みの問題のみでしょうww

『それは僕の愛じゃない』は
双子の片割れになりすまして交際を断りにいった相手が自分の憧れの作家で
断れずに、弟のふりをして付き合う事にしたけど
ひょんなことから嘘がばれて。。。と、一見ありがちな設定に見えますが
最後にちょっとしたサプライズ的なネタばらしがあったりして
いい感じで納得出来るラストに仕上がっています。

描き下ろしの『そもそも体育会系の男』は、深井さんお得意の4コマ漫画で
思わず「ぷっ」っと吹いてしまいましたw

もうひとつの描き下ろし『誰かのだいじな誰かのはなし』は
ラブラブな後日談、と見せておいて
実は双子の弟のお話だったりします。
こちらは是非、その後のお話が読みたいですね!

『ウソツキの秘密』はクールな上司と、その上司に思いを寄せている部下のお話。
クール眼鏡の課長がエロく豹変するギャップがタマリマセン!
個人的にはこの本の眼鏡キャラの中で一番のツボでしたw

『なみのまにまに』は、年下攻め×誘い受け眼鏡教授。
この年下くんがどうしてこの教授の事を好きになったのかが
途中で一気に語られるんですが
出来ればもっと早い段階で気持ちが語られていた方が
感情移入し易かったかな?と思いました。
でも、結末はなかなか良かったですけどw

シリアスさをじっくり楽しむ作品ではないですが
深井さん好きなら充分に楽しめる作品集だと思います。

1

いくら双子とやっちゃっても違いは解りませんかね?

両親の都合で別々に育てられた双子の総太と一総。
大好きな作家の嗣原の担当編集になれた一総ですが、酔った勢いで嗣原と寝てしまった総太に身代わりを頼まれてズルズルと・・・

一総も怒ってますが、体の違いで2人の見分けつかないんですかね?
設定では総太はバドミントンの実業団チーム所属ということですからね。
しかし「そもそも体育会系の男」で一見弱そうな一総は体鍛えるのが趣味ってありましたから、ヒッキーで体の弱いという嗣原には見分けは無理かな、と納得したり。
深井さんの作品は登場人物の表情がいいですよね。
自分とは違う総太の振りをしなければならない、一総の喜怒哀楽の表情がとってもよく伝わってくるんです。

「ウソツキの秘密」はサラリーマンもの。
あこがれの課長と実は両想いだったというお話

「なみのまにまに」これは深井さんのデビュー作?
大学の先生に片思いしていた学生と、ゴーイングマイウエイな先生のコメディ。

これ、全編通してメガネなんですよ。
あとになって「そういえば、メガネだった・・・」と気付いたり。
楽しい一冊でした。
表題作に出てきた総太のお話もあるそうですが、こちらは総太に振られ続けるポジティブトレーナーが出てきて面白そうで、期待できそうです。

1

双子といえば

双子といえば入れ替わりネタでしょ!
というわけで、がっつり入れ替わりネタの入った表題作でした。
バレるかバレないかっていうドキドキで引っ張って切なさを盛り上げていくのって、王道ながらやっぱりいいなァと思いました。
『そもそも体育会系の男』は必要不可欠ですね。
笑えるってだけでなく、「編集者の体とスポーツマンの体、普通なら簡単に違いが分かるじゃ…?」という当然の疑問を、受けの天然さでナチュラルに解決してくれてます。

他短編いくつか。
どれも面白かったです。

1

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