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luckykun
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
お話的には完結している二巻。
でも三巻も出ております(未読)。
そちらは二人の幸せ時代を扱った、時系列では前のものとなるらしいのですが、個人的にはそちらを読んでもこの遣る瀬無さは消えない気がします。
今の言い回しとしては、いわゆるメリーバッドエンドと言えるのかな。
斑とすばるの義兄弟は、目に見える形で幸せになるわけではありません。
初読みの時は今のように情報が溢れていなかったので、彼らの結末をまったく知らずに読みました。
「え?そんなのあり?」
正直、受け入れがたい気持ちでした。
ただ冷静に考えると高口作品ですからね。
普通なんてないのよね…
ただすばるは斑にとって一生、彼が誰と添ったとしても忘れることの出来ない強烈な記憶として残ったでしょうし、そんな相手と出会えたことは幸運以外のなにものでもないのだと思います。
もちろん時代設定ははるか昔ですし、絵柄は好き嫌いがありそうだし、今のBLとはまったく違う(高口さんは一応少女漫画家だし、その中でも異色な方だから)のですが、機会があれば読まれることをお勧めします。
台詞よりも表情や行動で読み取る、なんでも差し出されるままに読むことに慣れてしまっている方やそういう作品が好きな方には向かないかなと感じますが、そうですね、SHOOWAさんがお好きな方などにはグサグサくるのではないでしょうか。
涙なしでは読めない2巻。
この巻で、互いに惹かれた理由が分かった気がします。お互いが必要な存在だと感じる場面が多くて、守る存在を得た斑と、心の支えを得たすばるのじゃれ合いが微笑ましい。斑の前では素直になるすばるが可愛かった。
今回読んでみて。約10年前に読んだ時とは、気持ちの入り方が全然違いました。
まず、すばるに恋してると自覚した斑なのに、まだ彼女と付き合続けている点。読んだ当初はよく思わなかったのに、今ではすんなりこの状況を受け入れられました。
次に、読んだ当初はどうしても受け入れられなかった結末に、こういう形で永遠を手に入れることもあるんだな・・・と捉え方にも変化がありました。
捉え方は変われども、ずっと心に残る作品に変わりなく。この作品に出会えて良かったと改めて感じました。
二巻に入り、斑とすばるは、はっきりお互いへの恋心を自覚する。
高校生同士の手探りのような気持ちの交換。
キスし、もどかしく裸で抱き合う。セックスはないです。どうしていいか分からないのだ。
テコキしあうだけなんだけど、超切なくて超エロいシーンでした。
そして、大学に行こう、大学にいって二人で暮らそうと約束しあう。
先は見えないけど、今は目の前にある自分たちの気持ちを育もうとする二人。
キューンとなります。
でも後半で『えっ』てなります。呆然とする。なにが起きているのか把握しきれない(てゆか、したくない)ままで、次巻へ続く。
ココナッツ
こにしそるさま
こんばんは、こにしそるさま(*^^*)
高口作品に慣れ親しんでらっしゃるならば、ああ先生らしいなあと思われて、切ないけれど納得できるのではないかと思いますよー。
わたしはロンタイBABYなんかも読んでいたので。
痛さでは小野塚かほりさんの方が上かなあと思いますよ。
こにしそる
ココナッツさま
ずっと読んでみたいと思いつつ、手が出せないでいる作品です^^;
ラストを知らない自分にもやはりダメージを受けることが何となくわかっているので複雑です。
他のレビューアー様のレビューを拝見しても、はっきり言葉で書かれていないぶん余計に、興味があるけど怖いというか…。
でも評価の高さにはすごく惹かれます。