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hatsukoihime
とにかく受け様が魅力的でホレました(≧▽≦)
笑っちゃうし泣けてくる、大好きなお話です。
受け様は、蝶よ花よと育てられた高貴な生まれの箱入り息子、花時雨。
攻め様は、両親から引き継いだ定食屋を切り盛りしている一心。
ご先祖様の御恩返しのため、と一心の所へ住み込みでお仕えにあがる事になる花時雨。
のっけから、すっとんきょうとも言える姫様過ぎる花時雨の言動に、吹き出しました。
最初はポンコツすぎでしたけど、素直で努力を惜しまない。
一生懸命で頑張ってる姿がとてもかわいくて、自然と応援したくなっちゃう。
酔っ払った一心と、一夜の過ち的な事を致した時。
一心の、ヤリ逃げではないけど、それはどうよ、と思った態度に対する花時雨の言葉が胸にきた!
うわ、かっこいい、これはホレる、と思った次には、ポジティブ過ぎてかわいくて笑わせてくれるし。
花時雨の、矜持を持つという姿勢がとてもかっこよくて男らしい。
一心を案じて笑ってみせる花時雨に、泣かされました。
なにもぅ、ホントにいい子じゃないの〜(つд;*)
一心、自分の意地だけで花時雨泣かすなや!
もっと情けなく懇願するがいい、なんて思っちゃったけど、花時雨が幸せなら仕方ない。
駆け落ちの時、花時雨の護衛だった真田と一心とのやり取り、感動かと思いきやにやにやです。
最後まで油断ならなくて、さすが凪良先生でございました。
面白いコメディでした。
この話は、元華族が昔恩義を受けた家に、お爺様が一心に恩義に報いようとガンバッて、孫を出仕させているけれど、時代にあった形で示さないと、コメディにしかなりませんよね。だから、最初は拒否される。
男の娘に貧乏食堂の住み込み勤務をさせるなんて、受ける側は精神面の教育を受けて居ないので無礼だし、出仕するお坊ちゃんも、体力的な無理があって気の毒すぎる。
地上げ屋による拉致暴力事件から、色々あって、落ち着くところに納まって、未来に明るい展望が。
コメディだから、楽しんで読みました。面白かったです。
お姫さま育ちの受けが攻めのところで住み込みで働くことになるものの、何もしたことがないので怒らせてばかりで……という王道っちゃ王道なストーリー。
この手の話は、お姫さまたる受けにイライラしてしまうのはもはややむを得ないものというべきですが。
ところがなんと!
このお話の受けは、もう本当に何もできないし常識もないし偉そうだしで酷いのですが、しかし本当に悪気がないのでイライラしなかったのです!
むしろ、本当に突拍子もなさすぎて面白い……(笑)
そして段々と成長していくのが微笑ましい。
攻めとの関係が深まってくると、どんどん健気になってくる。
終いには、大変な男前になりました。
ラストの方の、思いが通じ合ったあたりは受けが本当に男前でキラキラしていて眩しかった。
コメディタッチの凪良先生で、とっても楽しかったです。
不満という不満はほとんどないのですが、申し訳ないことに一つだけ。
私、この本の表紙絵が好きで、本文読み始めてからもずっと表紙絵の二人のイメージで読んでいたのですが。
中の挿絵はちょっと感じが違った…。
ので、あれれ?と思いました。
なんか割と少女漫画っぽい(?)絵でした。
安定安心のBLラブコメディ。ですが、このタイトルと表紙ですと、本屋さんがうっかりしたらBLコーナー以外の書棚に並べられてしまうこともあるんじゃないだろうか?などといらぬ心配をしたりして(笑)
おかしくてかわいい作品です。しかし、その中にしっかりと切なさを感じたりキュンとさせられるポイントもあるあたり、凪良さんはやっぱり上手いなぁと改めて。
ありえない設定、そして漫画チックな展開で何度も読み返したくなるような傑作というわけではありませんが、安心して読めるよくできた一冊。かわいいラブコメ気分の時におすすめです。
あま〜いのが読みたくて、“あまあま”で検索したらこちらがヒットしたので。
思ったほど甘くなく、イチャイチャも多くなかったのでちょっとだけ残念でした。
読み始めてしばらくは、あんまりハマんないかなぁ…と思って読んでました。
というのも、花時雨(受)が空気を読まない自己中な子に思えてしまい…。
世間知らずな部分は可愛いなぁと思えたし、育った環境のせいもあるんですが
普通に考えて迷惑でしょ!失礼でしょ!と つい突っ込んでしまう場面が度々ありました。実際周りにいたらイラっとしちゃうと思うなー。
あと、攻が受以外に現在進行形で想う人がいるのも私の場合地雷でして、最終的に受を好きになるにしても攻が受以外に恋をしているところを見たくなかったです。
中盤あたりから、花時雨(受)が可愛く思えてきました。
偏見なく物事を中立にフラットに受け捉えることができ、自分が無知であることを自覚して努力している姿に好感を持ちました。
前向きで、素直。終盤では自分の気持ちを抑え込んで身を引こうとして…なんて健気…。最終的には、「可愛い可愛いハナちゃんを幸せにしないと承知しないんだからね、一心!」と思うまでに。
一方で一心(攻)のことはあまり好きになれなかったです。
「硬派な男前、でも最終的に受の尻に敷かれる攻」は大好物のはずなんですが。
男前かと思いきや、ラブと花時雨(受)の間でフラフラしている(ように見える)し
花時雨(受)に対して中途半端な一心(攻)の態度にもモヤモヤしました。
終盤では、花時雨(受)からの説得があったにせよ義理を重んじるタイプの割には
花時雨(受)の家族に挨拶もせず実家から連れ帰るなど。男前と言い切れないところが残念でした。
何はともあれ最終的に一心(攻)は花時雨(受)にベタ惚れのようなので満足です。
序盤→中盤:しゅみじゃない
中盤→終盤:萌
トータルで 中立 とさせていただきます。
元華族という由緒正しい家柄である佐治家の三男・花時雨(はなしぐれ)は、蝶よ花よと育てられた深窓の令嬢…ならぬ正真正銘の御曹司。家長である祖父の命で、江戸時代から仕えていた主家・上月家の末裔であり定食屋の若き主人である一心の元へ出仕することになった花時雨は、凛々しくて逞しい彼にうっかりトキメいてしまいます。しかし、まともに包丁を持ったこともない花時雨は些細な仕事にも一苦労…それでも花時雨はメゲません。一心を癒してあげたいと思う花時雨ですが、彼の心にはすでに大切な存在がいることを知ってしまい――…というお話です。
初めての恋心に戸惑いつつ一心の役に立とうと奮闘する花時雨が、健気で、おかしく、時々カッコ良くて、とっても可愛らしい作品でした。凪良ゆうさんの本領発揮という感じのコメディー作品で、ドラマとラブのバランスがとても良いです。
花時雨はお坊ちゃま故にズレたところがありますが、彼なりにロジカルに考えて行動していてズルさが一切ないので、非常に微笑ましかったです。見た目はまさに「姫」ですが中身はしっかり男性で、優しさと潔さをちゃんと持っている素敵なキャラクターでした。
花時雨の家族や常連のご隠居さん連中など二人を取り巻く人々もとても愉快で、読み終えて爽快な気分になりました。続編があれば是非読んでみたいと思います。
凪良さんの古い作品。
読んでみたいとは思いながら
この表紙?姫?うーん、必死に探すほどでは……と
巡りあえずにいたのだが、ようやく読む機会に恵まれました。
読んでみたら、可愛くて面白かったよ!
旧華族の三男坊、大事に育てられた世間知らずな花ちゃんこと
花時雨(ハナシグレ、これ名前ですww)が、おじいさまの言いつけで
かつての君主、今はしがない定食屋の上月家に出仕する話。
名前からしてトンチキな設定のコメディなのだが、
この斜め上にぶっ飛んでいる美しきお坊っちゃまの
実はなんとも素直で男前なキャラが最大の魅力。
定食屋の一心に一途な恋をする「初恋姫」の健気さに
笑いながらキュンキュンしてしまうのだ。
ま、ちょっとした騒動などもあり(と簡単に括るww)
他に思い人のいた一心も花ちゃんが好きだと気がつき
めでたしめでたし。
ヤクザみたいな強面なお付き、オカメなバイト、近所の爺さんたち、
などなど脇役の味もマンガチックだが手堅い。
しかしですよ?
ハッピーエンドはよろしいんですが、一心は一人っ子。
このままでは上月家の血筋は途絶えてしまう気も……
よろしいんですかねぇ?(笑)
少し前に読んだ凪良作品の「花嫁シリーズ」がツボに入らなかったので(失礼!)、タイトルやあらすじが似た感じのこちらも読もうかどうしようか悩んだのですが、しかし凪良ファンとしては読まねば、ということで手に取ってみました。
いや、受けの花時雨が可愛かった。資産家の三男ということで可愛がられ、箱入り息子として育てられた彼は、ちょっと一般的な常識を知らなかったりします。けれど、だからといって嫌な子では全然なく、むしろすごく良い子でした。
大事に育てられてはいますが、人の気持ちの機微に敏感で他者を思いやる気持ちもきちんと持っている。それでいて、自分の身を守るための武術も持ち合わせていたり、好きな相手に果敢にチャレンジする男気も持っていて。
コメディ調ではありますが、オカメと一心(攻め)の恋を取り持ってやろうとしたり、切ない恋心もきちんと描かれています。
対して攻めの一心。まだ27歳で、借金も頑張って返していたり、花時雨のおじいちゃんからの金銭援助を断ったり、それなりに男気はあるのですが、花時雨に対してはちょっと対応が雑というか…。花時雨が可愛い分、一心の対応が可哀想にも思えました。ビーフシチュー、食べたかったと思うよ…。とかね。ただ、一心のオカメへの気持ちも理解でき、なかなか切ないなあと。
あと真田さんがすごく好き。オカメちゃんも好きだけれど、真田さんが当て馬だったらもっと良かったのになあ。
それとごめんなさい。辛口な評価なのですが、挿絵が何ともダメでした…。これは好みがあることだとは分かっていますが、挿絵があるたび何とも萎えてしまった。いや、ホントごめんなさい。
コメディの中にある切ない恋心。非常にツボなお話でした。
タイトルと表紙からもお分かり頂けると思いますが、この受けちゃんとっても男とは思えない、少女漫画みたいですよね。ピンクだし花舞ってます。
そしてその通り、花時雨は華やかで美人。だけど、それだけじゃないんです。世間知らずな箱入り娘でどこまでも感覚がズレてるんです。
同時に非常に真っ直ぐで素直だから面白いしとても好感が持てました。あの「いつの時代の姫様だよ!」って言葉遣いにも萌えた。
ヤーさんみたいな護衛とか当て馬至上最おぶすなラブくんとか周囲の言動も面白くて随所で笑わせてもらいました。そんな中で攻めの一心は素朴な常識人に見えた(笑)
凪良さんのコメディは安心して楽しめて好きです。
切ない、シリアスなイメージが強い凪良ゆうさんですが、
こちらはドタバタ系ラブコメ。
デビュー作の「花嫁はマリッジブルー」に近いテイストです。
金持ち×庶民、世間知らずのお貴族様…というベタな設定に、
ちょっと前の少女漫画みたいなドタバタ展開。お姫様のように美しい受。
言ってみれば一昔前のBLっぽい設定です。
ベタベタなの嫌いじゃないよ!という方は、楽しく読めると思います。
「花嫁~」もそうでしたが、
ちょっと食傷気味になるくらいのドタバタぶりのわりに、
切ないシーンはきっちり読ませるあたりはさすが凪良さん。
「お姫様のように育てられた」という受ですが、
おっとりと世間知らずではあっても
よくあるセレブキャラのように我が儘で金を湯水のように使う…なんてことはなく、
格式の高い家の子としてきちんと躾はされているタイプ。
読み進めるほどに素直さや賢さ、芯の強さが見えてくるので、鼻につきません。
特に自分の辛さを相手に押しつけまい、見せるまいと振る舞う場面は
凛として切なく、外見に反した男らしさが伝わってきてとても良かった。
じゃあなんで高評価つけないかというと、
「そこまでドタバタさせなくてもいいんじゃない…?」と感じてしまったから。
これはもう単に好みの問題かもしれませんが、
キャラ設定がぶっ飛んでるからって、文章までそんなにぶっ飛ばなくても…よくない?
って思ってしまうんですよね…。終始、テンションが、高い。
日常を丁寧に自然に描ける作家さんだと思うので、コメディでももうちょっとこう、
日常的な、共感しやすい範囲でドタバタしてくれたらもっといいな、と。
あえて展開もベタベタにしてるのかなあと思うんですが、
いつももっと意外な設定や展開を見せてくれるだけに…何故?と思っちゃう。
花時雨が良いキャラなので萌評価と迷いましたが、
「突飛なキャラを扱いつつ、いつもの凪良節」というのも読んでみたい…
という期待も込めて中立です。
あらすじを読んだ時、主人公の花時雨はえらそうなキャラかと思ってたらまったくそんな事無かった!
世間知らずで喋り方も何もかもお金持ちオーラ出てるけど温室育ちが故にピュアというか純粋というか…。
祖父の頼みで一心の店で働くことになって押しかけるんだけどまともに働いたこともないし世間一般の常識も知らないから失敗続き。
一心から叱られるも、お姫様みたいに育てられた自分にそんなふうに接する人なんて初めてで、惚れてしまう。
しかし一心には同じ店で働く好きな人(ラブ)がいて…。
もうとにかく可愛い話です。
恋敵のラブにはろくでなしの彼氏がいて、花時雨からしたらそのままの方が都合が良いのに別れるように説得したり一心の方が良い男だろ!とか言っちゃったり。
花時雨→→一心だったのが両想いになる過程が丁寧で良いなあ。
酔った勢いで寝ちゃったけどやり逃げなんてしたくないから形式上付き合うって形だったからいちゃいちゃできなかったのが、
やっとデートできたのにラブを心配する一心に自分が負担にならないように遠慮して帰ろうとする花時雨を追いかける一心のところが好きです。
もう主人公(受)が可愛くて可愛くて( ´m`)
生まれも育ちも完璧な箱入り息子でとてもか弱く見えるのですが、
そんなBLによくいるタイプではありません。
もうとにかく純粋で根性があります!
見た目と性格のギャップに、完全に落とされちゃいました////
相手(攻)にも押して押して粘り勝ちw
お話のテンポもよくて、ぐいぐい読めちゃいます。
笑って泣いて幸せになって、一粒で何度もおいしい作品です!
大・大・大好きですっ♪
以前、「恋愛犯 Love holic」を読んでとても気に入った作家さんだったのでまた読みたいと思っていたのですが、やっと読めました。
レビュータイトルには「天然お姫様」と書きはしましたが、BLで時々見るお金持ちの天然お坊ちゃまのイメージとはちょっと違います。
受け様視点で書かれているのですが、この受け様、見かけは美しく小柄なんですが、性格はとっても男前。
幼いころから両親や兄たちに甘やかされ、家では警護役の真田やメイド達に傅かれ、上から目線で他人を見ていますが、それがなぜか嫌味でないのが不思議。
庶民の考え方とは全く違う、ズレているというか、庶民の私には思考回路がどうなってるのか分からないのですが(笑)、それが本人にはしごく真面目なのに私から見るとただ面白いだけなんですよね(笑)。
この作品の攻め様と受け様、どちらが好きかと問われたら、私は受け様!と迷わず答えられます(笑)。
受け様の家族には時代錯誤な所があって、言葉遣いが時代劇に出てくるような言葉遣いなんですが、時代劇好きな私にはこちらも萌ポイントでした。
凪良さんの作品なので、是非是非読みたいと思っていたのですが、
やっと入手しました!
箱入りとして育てられた花時雨は、
祖父の指示により、ご先祖様の恩を返すために、
住みこみで定食屋で働くことに。
で、そこの亭主である一心との物語が始まるのですが、
勝手に、受である花時雨は、
ナヨナヨ系の天然性格かと思っていましたが、
勝手な思い込みは良くないですね。
箱入りならではの天然ではあるのですが、
とても、男前な性格でした。
それにしても、ラブの今後が気になります・・・。
とにかくコイツら名前なんとかならんのか(爆
そんな読み始まり。
箱入り、念入りに育てられたお坊ちゃん・・・大丈夫かいな
なんて思いながらの今回だったわけですが
最終的に、この坊ちゃん・花時雨がなんだかんだで可愛い一作でした。
ダメなコほど可愛いといいますが、ダメだからこそ努力している姿が
可愛いんですよね(*´∀`)b゚+.゚
>>花時雨
今回の受ですね。お坊ちゃんwww世間知らずというか
なんというか。
真田さんが甘やかしすぎてるんだと思われるv
や、うん。さもありなん。
蝶よ花よと育てられてきた故に~な無知っぷりが可愛い。
思ったこと、ストレートに、悪意がないけれどな
部分も多くあり、それどーよと思う反面
後半に向けて、あ~こうういう子なんだなっていうな。
初恋は実らないもの
諭されてもめげない狂人的なバネが好き。
頼りなげに見えるくせに実はしぶといwそんな花時雨さんが好きです。
>>一心
今回の攻。料理人。
昔の主従関係よろしく押しかけられた立場の人間。
なにより、ブス専ってのにwwwちょっ
結果論として、ブサイク受ってのはよくあるが、最初からブスがすき。
きまって~な展開はあんまり見ないな~というところで
面白かった。小説だと特にそうなのじゃないだろうか。
人間性としてはちょっとめんどくさいwww頑固なのか
どーなのか。
>>ラブ
従業員。この人が、オカメだのウーパールーパーだの呼ばれているわけだが、どんだけよ(笑
ゲイ、美形好き。あまつさえダメな男が好き。
こういう女の人も多いよな(顔でなく)と思ってしまったのも現状。
現在の彼氏が早く更正してくれることを祈る
ということで、こんな面々織り成す今回。
花時雨たん可愛いwww
だけど最後まで名前に違和感でした。
花時雨、なんてかわいいんだッ!
表紙とあらすじで敬遠してたんだけど、読んで良かったですv(*^o^*)v
名前からして爆笑だったけど、作者さんの遊び心がくまなく発揮された秀作。
時代錯誤なおじいさまも、ご主人好きすぎるボディガードも、ブサ(笑)な当て馬も、脇役までみんな個性的で魅力的。
最初はなんじゃこりゃ~!?と思った花時雨ちゃん、いつの間にか思いっきり応援してましたwww
恋心もぎゅっとつまってて、笑いも切なさも同じ作品にきっちり詰まった大満足の一作でした!
ジャケ絵のいかにも乙女なビジュアルと、姫や花嫁みたいに受を
女扱いするのは私的に最もデンジャラスゾーンなんです。
このフリルヒラヒラで完全に地雷踏んでるにもかかわらず、
Q&Aで凪良さんの『花嫁シリーズ』の評価が高かったので、
おもいきってまずは“姫”からチャレンジしてみました★
読み終わって正直な感想...めっちゃおもしろかった~!!
続きが気になって夜更かししながら、あっという間に読み終わりました♪
冒頭は笑いからスタートし、中盤は花時雨(はなしぐれ←受の名前)
の一心(いっしん←攻の名前)に対する切ない思いでキュンとなり、
ラストはラブラブでほっと一安心。
特に珍しい設定ではなく、世間知らずで不器用だけどかわいくて
純粋で素直なとこがとりえのお嬢様と、無口で仕事命だけど
義理人情に厚い男とのラブストーリーと言えば、
どこかで聞いたようなテッパン少女マンガ...
それを男同士でやったらこんなになりました~!って感じなんですが、
思いのほか花時雨が男らしくて、一心はヘタレ君であり、
脇キャラがいい味出してて、しかもテンポいい会話とストーリー展開に
センスいい笑いとノリツッコミww
うまいです、おもしろいです、凪良先生!
読まず嫌いってホントもったいないですよね~
すっとぼけた思考の花時雨に輪をかけておもしろいのが
その警護役の真田(唯一普通の名前だ!)
花時雨と真田のやりとりは浮世離れしたとこで噛み合ってるのが
逆におもしろいんですww
オカメ(一心のお店の従業員)はロクデナシ彼氏に暴力をふるわれ、
金をむしりとられてもなお、甘い言葉に騙され別れられない...
これって典型的なDV男と付き合う人のパターンで、
知り合いにもいてたからちょっと笑えないかも、と思ったり...
ラストは案外あっけなく駆け落ち成功して拍子抜けかな?
妨害入って無理でした~とか、花時雨が駆け落ちの意味を知らずに
ついて行った~とか考えてたんですが、オチなく、家族も手を出さず
2人はラブラブで暮らしてるんですからww
でも、それでも全然いい!
このお話にはこんなほのぼのエンディングがとってもお似合いよん♪
ツンツン一心がデレになってたし、『実は2人はまだ...だったのね』
ってオチにもニヤニヤさせてもらいましたww
でも、なんと言ってもオカメをウーパールーパーって呼んだ時には
ふいてしまいましたよ!!
電車の中にもかかわらずやってしまった!!
だって、1ページの中で何回ウーパールーパー登場するんですか!?
彼には一応“楽歩”(ラブと読む)と言う名前があるのに、
花時雨には最後までオカメと呼ばれることになるのですが、
一心にオカメ呼ばわりするなと言われ、今度はウーパーと略す...
あぁ~またふいたって~!!
とことんやられましたよ、凪良センセww
実はブサ受と聞いて脇のラブ目当てに読み始めたのです。
確かにラブは良いブサ受で期待を裏切らず可愛かったのですが、花時雨[受]が予想外におそろしく可愛かったので驚きました!
普段はどちらかというといい年してもあまりに世間知らずな人物が出てくるとイラッときたりする自分なんですが花時雨は別、というか別格です。
ここまで深窓のおひいさまだともうこれはこれで有り、大有りですよ!!
何この可愛さ、健気さ、直向きさ!!読んでるだけで心が洗われる気持ちになりましたー。
定食屋の常連さんのご隠居さん達もいい味出してましたねーほのぼのしました。
ラブもろくでなしと何とか無事くっついたし、花時雨の恋も実ってホントいい話でした。
大満足です、タイトルでちょっと引いちゃう人もいるかもですが面白いですよー。
浮世離れしたお姫様が、その浮世離れした純粋さとひたむきさとで、初恋を実らすお話。
いろいろと下々の事情に疎いお姫様が、無知故にとんちきだったり、すっとこどっこいな失敗をするのですが、お育ちの良さもここまで突き抜けると、上に立つ物の心構えなんかがたたき込まれているので、むしろ総てにおいて謙虚で前向きです。
凪良さんの作品って、登場キャラの心映えがいいところが好きです。
蝶よ花よと育てられて根っから箱入りの浮世離れしたお坊ちゃま花時雨が、元当主の末裔一心殿にお仕えしようと奮闘するお話。(ザックリ言いすぎですが、他に言いようが……)
何せ設定はアレだし、キャラはアレだし、コメディのはずなんですけどね。
なぜか気付くと泣いちゃってる場面がいくつもあって、「ドキドキ」と「切ない」と「アホか!」を全部堪能できる作品でした。
要所要所でアクセントを効かせてくる凪良ワールドが、また大好き!
床がミシミシ言うから鴬張りかと思ってぴょんぴょん飛んでみたら「床が抜ける」と怒られたり。(←単にボロ家;)
「随分薄いお布団ですね」
「これは日本古来からの伝統の寝具、煎餅布団だ」
「お心遣い痛み入ります」
みたいな「んなアホな~」な会話はしょっちゅう(笑)
……と、ホントにコメディなのですが、なぜか泣けるんです。
とにかく花時雨の片思いが切ない!
基本的に思考回路が浮世離れしていて、世間知らずで、素直なので、自分の感情の追い方や表現がものすごく素直。というか、独特!
アトガキにも書いていらっしゃったのですが、普通の人の思考回路が「A→B→C」だとしたら、花時雨の思考回路は「A→C→Z」なんですよね(笑)
だったらもうちょっと傍若無人に「僕を抱け」とか言うかと思ったら、お育ちが良いので「人を治める者は」的な帝王学のようなものを自然と身に着けていて、人の気持ちをむやみやたらと折ったり、心に土足で踏み込んだりはしないし、弱みや涙も見せちゃ駄目だと思ってる。
遠慮の仕方がつつましいと言うか……。
なにせ作品はコメディなので楽しんで読んでいるのですが、ある言葉や態度でいきなり前触れも無くホロっと泣かされて、泣いてる自分にビックリ!みたいな感じの作品でした。
私はオムレツのシーンでホロホロ泣きました。
卵を割る人を料理人以外見たことが無いから「両手で割る」という発想すらなく、ひたすら片手で割り続けて5パック+店の卵まで駄目にするお馬鹿さんなのに……。
大好きな作品だったので、「あのシーン」とか「このシーン」とか言いたすぎて、まとまらない……。
ターさんのその後とか見たかった気がします。
今でも時々花時雨が廃屋に入り浸ってたり、定期的に真田がお使いに行ってたりすると良いなぁ。
それか、月一回一心の店で、ターさんとお仲間たち貸し切り感謝DAYがあるとか。
なんで?と思うぐらいポロポロ泣きながら読みました。
常識のない「お姫様」な受けの健気さと男前さがツボに入りました。
片思いがひたすら切なかったです。
最初の数十ページまでは、「うげ、この受け苦手」と思ってたのに、いつのまにか感情移入しまくってました。
設定や受けのキャラじたいは完全なコメディ路線なんだけど、そこで展開される片恋の切なさみたいなものは、ものすごくリアルです。
コミカルなのにドタバタにはなってなくて、バランスがいいなと思いました。
主要登場人物に、誰ひとりイヤな人間はいません。(ロクデナシとか借金取りはいるけどさ)
みんなそれぞれに自分の基準とする正義感みたいなものがあって、しかも不器用でさー。とくに攻めの不器用さは天然記念物です。
「男の沽券」みたいなものにこだわりすぎて、仕事でも恋でも賢い立ち回りができないでいるのがヒシヒシと伝わってきて、「アホか!こだわる場所間違ってるわ!」とケツを蹴りたくなりました。
最終的には、世間知らずに見えてた受けが、いちばん常識人だと思いました。相手の負担にならないように手助けしたり身を引いたりするすべを知っている。
賢くて潔くて可愛くて男前な受けでした。
あー、泣いた泣いた。
ここまで泣く作品ではないぞと冷静に思うんですが、不思議なくらい私の琴線に引っかかっちゃったな。
はじめ、あらすじと表紙を見たときは、たぶん好みじゃないなあと思いました。
あんまりかわいすぎる受けってどうかな・・・と。でも、読んでみたらものすごくおもしろかったです。
この主人公、見た目はかわいいけど、中身はとっても男前なんです。それに、素直。
素直で男前。しかもまっすぐだから、自分の気持ちをおさえてまでも、忠誠を誓う攻めのために我慢する・・・これが、泣けます!
途中でエッチしちゃって付き合うところもよかった。
こういう展開になるとは思っていなかったので、さらに楽しく読めました。
コメディテイストでライトなのりなのに、主人公が泣くシーンでは、素直に泣けました。
続きも読みたいなあと思わせる作品でした。
元華族の三男坊は、お姫様が
お祖父さまの言いつけで
元主家の出自の定食屋主人の元で奉公するという。
とんでもコメディでした。
かなり受けがぶっとんでるし
攻めも、てやんでぃ口調でちょっと現実離れしてたかな。
かなりのイロモノ系?と、思って読みましたけど
最終的に、ちゃんと一般的な恋愛観に刺さるせつなさがあって
そこがおもしろかった。
お姫様と主君のおとぎばなしじゃなくって
わりと攻めの悪い部分もあって
お姫様はちゃんとそこを愛してたのもよかったな。
でも、私はこの攻め好みじゃないよw
“責任”とかいう言葉は、けっこう刺さるよな・・・
ラブコメだから大団円な感じで終わってたけど
まさかラブのとこまで丸く収まるとは思わなくってびびった。
花時雨という名前もなかなかすごいですね。
名家の末っ子である花時雨は、没落した元主筋の一心のところに出仕せよと祖父から言われます。
一心は定食屋を営んでいますが、亡き父親が連帯保証人になったために苦労していて、でも本人は「先祖が主従」だなんていう訳の分からない理由で、傾いた店を助けてもらうなんてまっぴらだと突っ張っているため、金銭的な援助ができないんですね。
この辺りは、ちょっと一心の頑なさがもどかしい気がしました。
もう少し柔軟に考えて、いったんは助けてもらって高利の金は返して、それからちゃんとまともな金利をつけて佐治家に毎月返すようにするべきですよ。
そんなプライドを大事にするよりも、働いても働いても借金が減らないなんていう事態を何とかする方が先決。
住み込みで手伝いに入る花時雨は、お姫様育ち。(男だけど)
定食屋を手伝うと言っても、育ちが育ちだった花時雨はほぼ役立たずですが、本人は真剣です。
役には立たなくても、その真面目さひたむきさは好感が持てました。
恋愛模様は一方通行ばかりで、花時雨は一心を想い、一心は高校時代の後輩のラブが好き、ラブは一目惚れしたろくでなしが好き。
なかなかうまくいきません。
でも一心の気持ちは、花時雨のひたむきさで少しずつ変わっていきます。
全体にギャグテイストが強いけど、花時雨が意外にも中身は男前でよかったです。
ただ、ラブはろくでなしと別れた方がいいんじゃないかな。
ラスト辺りは少しはよくなったように見えますが、結局こういう男と付き合っていても、ろくなことはない気がします。
それでも好きなものは仕方ないんでしょうけど。
萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
借金持ち定食屋の若主人・一心×旧華族の末っ子で生粋の箱入り・花時雨、“お姫さま”の下町奮闘記ラブ。
最近お気に入りの作家さん、この分かりやすいコミカルさが心地良い。
そしてプッとした笑いだけでなく胸にちくんとくる切ないシーンもきっちり挿入されて、王道の中にも確かな実力が感じられます。
元男爵・佐治家の三男として生まれた花時雨(はなしぐれ←苗字じゃないよ名前だよ)は、末っ子として家族の愛情を一身に受け、まさに上げ膳据え膳の世界で育った浮き世離れした主人公。
そんな花時雨が、借金持ちの下町の定食屋の一心の元へ、住込みで働きにいくことになるからさあタイヘン!(その辺の事情はみなさんのレビューを…)
あらすじを読めば予想がつくように、高貴な育ちゆえのトンチキな花時雨の奮闘を楽しみつつ、中々届かない片思いに一緒にキュンとするお話です。
このやんごとなき身分の花時雨がまた魅力的なこと!
一心にどきどきしている自分の気持ちに、これがおじい様の言う「忠心」なのかと真剣に考える姿はとてつもなく可愛い…。
おたまでコツンと頭を小突かれる“お姫さま”、野球ボールで皮剥きの自主練習に励んだりと微笑ましいことこの上ありません。
定食屋で働くといってもカツ丼とは何ぞや?というハイソな育ちなのでもちろん足を引っ張りまくりですが、根性が据わっているし、何よりその素直さと前向きさが気持ち良い主人公です。
物事を自分の基準で推し量れる強さに基づいた素直さは、時として眩しいくらいで、一心が引け目を感じてヘタレ化するのも分かる気がします。
で、その一心ですが、キャラの魅力では花時雨に軍配が上がりすぎかな。
ちょっと優柔不断な印象が…いや、単品で評価すると頑張り屋さんでいい男なんだけど、なんせ花時雨が眩しすぎた!相対的な問題かも。
せめてもうちょい見せ場があれば…煮え切らなかった男がエッチの時はすかさずゴーっていうのが更にイカン。
そして当て馬がブサイクって見たことない~笑
愉しくて可愛いお話を読みたい方には超オススメです。
上月一心(下町の定食屋を経営している 元々は佐治家の主筋に当たる家柄)×佐治花時雨(華族の流れを汲む家のお坊ちゃま)
浮世離れしたお坊ちゃま花時雨(スゴイ名前)が、佐治家の主筋に当たる上月家(すでに一家離散している)の当主の元へ住み込みでお仕えに上がるよう祖父から言いつけられるのですが、その当主というのが現在は下町で定食屋を経営している一心という設定です。
蝶よ花よと育てられ庶民の感覚など持ち合わせていない花時雨は、定食屋で働こうとしても失敗ばかりでその度に一心に怒られるのですが、いままで叱られたことのなかった花時雨はそんな一心に対して恋心を抱き始めます。ここまでの展開は結構王道といった感じで、世間知らずのお坊ちゃまがトンチンカンな行動を取りながらも懸命に仕事をやり遂げ、ついには恋心を成就させるというコミカル系の話かなと思っていたのですが、途中から三角関係が絡み始めちょっと切ない感じの話になり、予想外の展開に思わず引き込まれてしまいました。
お坊ちゃま花時雨は浮世離れしている天然キャラなんですが、読んでいてとても和ませてくれましたし楽しませてもらいました。セレブなんですが鼻持ちならない感じではなく、健気さを感じられるようなほのぼのした雰囲気だったのが良かったです。また片思いの相手である一心が他の男に恋をしているのを知り、嫉妬しつつも気丈に振る舞う姿にも好感を感じましたし、意外に男前な性格にもかなりグッときました。(むしろ相手の一心の方が女々しくヘタレな性格だったかも)
全体的にコミカルな雰囲気の中でちょっと切ない展開があるというストーリーを楽しませてもらいましたが、この作品のコミカルさが微妙に私のツボからはずれていたのがちょっと残念でした。読んでいて面白いと感じつつも何となく軽過ぎる印象を持ってしまったので…。
元は華族で、広大なお屋敷に住み年の離れた兄たちや両親に溺愛され、物心ついたときからのお付役の真田(さなだ)から常に守られ、上げ膳据え膳、文字通り横の物を縦にしたこともないであろう深窓のお坊ちゃま・花時雨。
その容姿は可憐で美しく、まさに佐治家の「姫」。
そんな姫が下町の定食屋に住み込み、店を手伝うというのだから、どうなるかはおして知るべし。店を訪れた初っ端から世間ズレしたところを見せ、スットコドッコイなその言動で笑いを誘います。
凪良さんの四冊目の本ということですが、この方は注目株ですね。
四冊のうち三冊はコメディ風ですが、残る一冊はストーカーを扱った問題作。
シリアスは1冊のみなのでまだなんとも言えませんが(私はわりと好きだった)、コメディはお上手だと思います。
軽々しいドタバタではなく、軽妙なユーモアある文章や間がとても楽しい。
そして楽しいだけでなく、切なさもバッチリおさえられてました。
ハナの浮世離れした可笑しさがとても楽しく可愛らしいのですが、物語が進むと、ハナは実は登場人物の中で一番しっかりしていて常識人で心根の強い真っ直ぐな男の子だという印象でした。かなり赤ペンが入ったようで、そのせいか随分「マトモ」な考え方の人になっています。
攻の一心は、下町の定食屋主人ということもあり、最初は気風が良く男らしそうなんですが・・・こいつはどっちかというとダメなヘタレですね。
ちなみに一心は「ブサイク好き」。
定食屋で一緒に働く、一心の後輩が今回「当て馬」なのですが、彼の学生時代の渾名は「フナ」。顔が魚だから。ハナの第一印象は「ウーパールーパー」で、しかし性格が大変良く、優しくニコニコしているので、ハナからは「オカメ」と呼ばれてしまいます・・・(笑)
オカメへの一心の片想いにしても、ハナへの対応にしても、一心はちょっとイカンと思いましたよ。
しかし楽しませていただきました。
次が楽しみな作家さんですね。