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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
こちらはコミックのBL作品ではなく「エッセイコミック」です。5巻ものの1作目。
私が持っているのは文庫版です。
これから読んでみようという方は、電子がオススメ。字が小さくて読めないよ…
ド近眼と老眼の身では、メガネをかけたりはずしたり忙しい。
今先生の個人的萌えどころを紹介するという内容で、初出は2005年。
例えば♯1はマシュー・ボーンの「白鳥の湖」。
例えば♯12は、アメリカのTVドラマはゲイ比率が少ない事を憂う。
例えば♯22は、ご自身の作品「笑わない人魚」のドラマCD収録に立ち会う話。
などなど、様々な出来事や日常に感じるBL匂い系への萌えを、腐女子あるあるである時はコミカルに、ある時は自虐的に、という面白エッセイです。
印象としては、古い映画に関しての記述が多いですね。私は見たものもあるし見ていないものもありますが、見てなくてもクスッと笑えます。今先生の似顔絵はさすがに美麗(←だが決して全てが似ているわけではない。そこも面白いところ)。
今先生の周囲にいる友人さん達の腐女子スキルの高さも面白くて、こんなにリアル腐友が何人もいたらさぞ楽しいだろうな、と思います。
今先生の作品は、絵柄は美麗でエロは控えめ、つまり上品!ここから来るイメージで、今先生自体も美しき憂い美人の高潔なお方…という像を勝手に思い描いていましたが、もっと庶民的なお方だったのね、と親しみがわきまくりです。
この方の作品は嫌いではないし、この漫画のテーマである「人の数だけ萌えがある!」というのはよくわかります。
私もどちらかと言えばマイナーな傾向にあるので。
しかし、今市子さんの萌えと私の萌えが9割型一致しないことを抜きにしても、このエッセイはどうしても好きになれませんでした。
結局この方も自分がされてきて(おそらく嫌な思いもしたことがあるはずの)「え、その萌えはないわー」という書き方がたくさんあります。それどころか、マイノリティの方への発言があまりに軽薄で正直不快でした。
他にもそういう言い方しかできないのかな?と思う箇所は作品を通してたくさんあります。
要は萌えとかエッセイのテーマではなく、このエッセイを通して「今市子さん」という方を好きになれるかどうかの判断になるかと思います。
私は正直好きになれませんでした。残念ながら。
ひとまず1巻を読んで、
・わかるわかる!
・ああーまあそういうのもあるよね
という感想が出る方は読み進めていただいて大丈夫ですが、少しでも引っかかるなと思った人は先は読まなくていいと思います。
匂い系は大好きなのですが、
・市子さんとは年が開いていて
・市子さんほどTVを見ていない
・市子さんは(私は好みじゃない)雄々しいタイプがお好き?なよう
なので話題についていけないことも多かったのです。ですが、同世代の方でしたらきっともっと楽しめると思います!
生年は存じ上げないのですが、93年デビューということですので、おそらく70年代生まれの方だと思います。
『男装の少女が一番ガッカリ』は全腐女子共通あるあるですよねw
〇ウム〇理教パロには慄きました。私が知る中で最も危険なパロです。
奥田王英ニ?さんの指、つい検索しちゃいました。確かにお顔の割に女の子みたいな手かな? う~ん、でもそんなに言う程じゃない気も……w
初っ端からなんとも失礼ですが、私は漫画家・小説挿絵家としての今さんはまったく好みではありません。特に挿絵は非常に苦手です。
決して良し悪しの問題じゃないですよ、個人的好みです。カラー絵が美しいのは否定する気もありませんし。
ただ、今さんのコミックエッセイは好きなんです。『文鳥様と私』しかり、こちらしかり。
私と今さんとは年代が近いんじゃないかと思うんですよ(どの程度までを『近い』というかはともかく。確実に私の方が下ですし、少なくとも『同年代』ではないでしょうが)。読んでて、年代的にかぶる部分はある気がしました。
正直、今さんとは趣味からしてかなり違うな、と感じましたね。そもそも私は映画もTVもほとんど見ないと言ってもいいくらいなので、知らないネタがホントに多かったんです。いえ、それ以前に私は、はっきりBL・ホモ(作中ではホモ連発なので)ではない作品からBL・ホモ的な匂いを嗅ぎ取る(所謂『匂い系』っていうのかな?また違うの?)ことにほぼ興味ないんですよ。
つまり、今さんがこのエッセイで語っている『萌え』の多くは共有しようがなかったんですね。まさに『萌えは人それぞれ』を実感したわけです。それでも十分面白かったのがいちばんすごいのかもしれないと思いましたよ。
しかし、私は今さんのいわゆる『王道・オーソドックス(見た目で攻受がわかる)CP好み』というあたりに『そうそう、同じだよ!』と読みながら相槌打ってしまいました。そう、年上・上司・長身が攻だよね!と。←そうじゃなきゃいけないとは思ってませんし、もちろんそれ以外でも読みますよ。でも、今さんが自然にそう捉えてしまうというのがすっごくよくわかるんです。私も同じだし、正直その方が好みだから。やっぱり年代もあるんですか!?
ただ、私はアニパロは今も昔も一切無縁ですが、『逆CPの悲劇』はよ~くわかります!全力で同意してしまいますね。今さんは気になさらないようですが。
作中で語られているの(二次創作のCP違い)とは意味が違うかもしれませんが、私は商業小説で『攻受が読む前に(あるいは読みながら)希望してたのと違った』ために撃沈して、記憶から抹殺したいくらいの作品もいくつかあります・・・
あと、確かに共感できるポイントはあまりなかったものの、なんというか感覚が近いな~と感じたのが『隠すからいい・あんまり光を当てないで』というところ。BLがメディア等で大々的に取り上げられることもある現状が、ダメだというよりもなんともいたたまれないんですよ、私は。これも年のせい!?
でも、(攻受組み合わせの件以外では)私の萌えツボとはほぼ重なりませんでしたが、エッセイとしてそんなの気にならないくらい面白かったです。堪能させていただきました。
パッと目にする表紙がとても綺麗です。
今市子先生は腐の萌え心のくすぐり方をよ~くわかっておられます!
ネクタイ姿が萌え萌えの美しいリーマンと黒タートルがお似合いの気だるい美中年の組み合わせですよ。(【相棒】を思い浮かべてしまうのは私だけですか?水谷豊さんですよね?私の妻の影響がここにも表れてきています)リーマン×中年で合ってますよね?
表紙だけを見てず~っと永遠に想像してポイントを語る事が出来るでしょう。
『萌え』とはなんて!素晴らしい!中の内容もとても面白いです。
私は個人的に高尾山の話がツボりました。
エッセイなので相槌を打ちながら楽しく読めました。お勧めです。
「隠すからいいのだ……!やっぱり“想像をかきたてられる”程度がいちばんおいしい……」
「腐女子だって なんでもみたいというわけではない」
今市子さん同感です!!
チラリズム萌え、非常によく分かります!!
というわけで、これは今市子さんが自分のなかの萌えについて色んな角度から語ったエッセイ漫画なのですが、非常に面白かったです。
共感したり、ここは私とは違うなーと思ったり。
腐女子といってもその趣味嗜好はさまざまで、どんなに雑食な人にも苦手があるんだよね。ちるちるでもちょくちょくそれを感じます。
で、私が今市子さんの描く漫画が好きな理由が分かりました。似てる萌えポイントが多かったです。
こういうエッセイ漫画みたいなの、いろんな作家さんのを読んでみたいな~。
たとえ萌えポイントが違う作家さんでも、こういうのは楽しい気がする。
共感しても楽しい、「共感できないこと」を確認するのも同じように楽しい、みたいな。
どうして、萌えツボというのは、真面目に語れば語るほど、おもしろくなってしまうのでしょうか。BLというには微妙にぶれている今さんだからこそ、そのぶれがおもしろさになっているような?(笑)
今市子と言えば私の中では文鳥エッセイの人だったのだが、今回の萌えエッセイも作者独特の視点で、なかなかに個性的で面白かった。
まあ面白いと言ってもガハハ!ではなく、フッ・・・となってしまう類の面白さであるけども。
ただここに登場した連ドラ・映画、名作漫画・舞台などに少々疎かった私には、残念ながらこのエッセイの良さは半分も理解出来ていないかもしれない(´-ω-`)
(大きく頷いたのはホームズとワトスンの関係だけである)
しかし作者がBL作家としてデビューしてしまい、あまつさえ男同士の恋愛を描いている事に対して、今更ながらに頭を抱えている姿にはかなり笑わせてもらった。
そう・・・BLが好きな事と、それを描くのが好きな事とは別物なのである。
今さんなりの萌えツボの中で読んだり妄想したりというのは、やはり彼女も大好きなんだけども、いざそれを自分の作品におこすという行為には、どうにも目を逸らしがちのようで(笑)
なるほど、彼女のBLレーベルの作品が非常にエロ度低めだったのも、このエッセイを読めばものすごく納得できるかと思う。
しかもいわゆる今時の流行りには乗りきれない今さんなので、腐女子友達にもついていけてない感があり、ええと何故このエッセイの仕事を受けたのだろう・・・と、それは今さん自身も思っていることなので、読者がそう感じても不思議はない(*ノω<*)
これまで今さんをその作品でしか知らなかった方は、きっとこのエッセイを読めば、彼女についての印象が変わると思う。
確かに腐女子ではあるんだけども、ちょっと目の付けどころが違うわねと(笑)。
まあ人の萌えなんて、100人いれば100萌えあると私は思っているので、これはこれでなかなかに新鮮。
今さんの作品しか読んだことのない方には、ぜひぜひ手に取っていただきたい一品である。
ちなみに私がこのエッセイの中で一番興味をひかれた人物は、今さんの腐女子友達のA嬢。
なんでもドラマCDを1千枚所有している豪傑らしい。
すごいな、A嬢が一番すごい!
「人の数だけ萌えがある!」をコンセプトに、
今市子さんが萌えについて語ったエッセイマンガ。
文鳥エッセイでもコミカルな語りを披露している今市子節が、ここでも炸裂です。
名画・純文学・バレエ・ドラマ、そして通りすがりの一般人に至るまで。
幅広く萌えツボを、面白可笑しく語られています。
ええ!これに萌えるか!?うんうん!!これは判る!!と。
読みながら驚いたり共感したり。
本当に人の萌えとは様々なのだな~と実感。
他人の萌えツボを聞いたり見たりするのは、楽しいですね♪
そしてこの本を読んで、名画「ベン・ハ-」が見たくなりました(笑)