DEADLOCK外伝 SIMPLEX

simplex

DEADLOCK外伝 SIMPLEX
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神118
  • 萌×262
  • 萌21
  • 中立4
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
28
得点
905
評価数
211
平均
4.3 / 5
神率
55.9%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
価格
¥543(税抜)  
ISBN
9784199005015

あらすじ

犯罪心理学者ロブの誕生日パーティに届いた謎の贈り物。送り主はなんと、かつて全米を震撼させた連続殺人鬼を名乗っていた──!! ロブの警護を志願したのは、金髪の怜悧な美貌のボディガード・ヨシュア。すこぶる有能だが愛想のない青年は、どうやら殺人鬼に遺恨があるらしい!? 危険と隣合わせの日々を送るうち、彼への興味を煽られるロブだが…。DEADLOCKシリーズ待望の番外編!!
出版社より

表題作DEADLOCK外伝 SIMPLEX

ロブ・コナーズ,36歳,犯罪心理学者,大学教授
ヨシュア・ブラッド,27歳,警備会社ボディガード

その他の収録作品

  • DUPLEX
  • あとがき

レビュー投稿数28

サービスたっぷり?で楽しい外伝

シリーズ中、当て馬として大活躍だったロブの新たな恋が見られるスピンオフ。ちなみに個人的にロブは一番の推しキャラ。
本編のメインカプは、すっかりユウトの尻に敷かれるディックという関係に落ち着いており、上手くいっているようで一安心だった。

本作は二本立てで、前半はシリアルキラーなんて結構な題材がさらっとまとめられている。ロブ視点で語られる、美青年ヨシュアとの出会い編。

ヨシュアもまた複雑な背景を持つキャラで、一筋縄ではいきそうにない。最初こそ距離を測りながら接していたロブは、気付けばヨシュアに夢中になっていて、一喜一憂している。隠したつもりの必死さが、友人たちにはバレバレだったのが可愛くて萌える。

後半はヨシュア視点に移り、ほぼずっと恋愛で悩んでいる描写。重い過去があるから仕方ないが、少々こねくり回した思考でもどかしい。

ラストは事件に巻き込まれ、命の危険にさらされたロブを見て、やっと一歩を踏み出す決意が固まるヨシュア。実は五年前に一度踏み出していた?と思わせる最後の回想も好き。

序盤に今までのあらすじ説明があったが、あれには番外編の内容も含まれているのかな。読んでおらず知らない情報もあったのにやっぱり苦手で、あからさますぎるダイジェストっぽい書き方が合わないのかもしれないと思った。
ここ以外は文句なし。

後からきいてくる地味な伏線が綺麗にはられていてとても良かった。本編で放置されていたものはいくつか番外編で回収したのかな?なんとなくそんな雰囲気を感じたが未確認。番外編集も読んでみようかな。
そういえばパコとトーニャはどうなったんだろう?……まぁいいか。

本編カプの出番も多く、みんなでパーティーしたり海に行ったり、サービスたっぷり。とても楽しめる外伝だった。

1

イイ男!!

2巻、3巻でユウトの良き相棒、大人み溢れる余裕と切なさで迫り倒したロブのお話!!どんな人と恋に落ちるのかな?楽しみ嬉しい気持ちで読み始めたら!!!

なかなかにヘビーな事件に巻き込まれ…ロブの警護をすることになったヨシュアとの関係もじりじりじりじり…事件を通してロブのかっこ良さ、ヨシュアのかわいさが見えてくるけど!!わ!待って!!それ危険なやつ~からの、待ってました!!手に汗握るサスペンスアクション展開が楽しい。

一段落したと思ったらまた事件!!どんな相手にも真摯に向かい合うロブを見て、楽観主義者ではなく、心が強く、強くあろうと努力してるからロブは素晴らしんだってことにヨシュアが気づいて感化されるのがとてもとても良かった!!そんな完璧に振る舞うロブにも弱さとか脆さがあって、でも強くてってのが本当に魅力的!!

ヨシュアが全然つれなくてじりじりキリキリしたのと、ロブは相当なテクニシャンと勝手に思ってるので、えっちと甘さがもう少し欲しかったところですが、ユウトに尻に敷かれてるディックや、どんなときも強く優しいユウトの姿が読めたのも嬉しかったです。

1

ディック×ユウトも沢山でます

DEADLOCKの外伝、本編3作の後に読めばいいと思う。自分はSTAYとAWAYを先に読みました。STAYとAWAYは小冊子や特典の再録なので、時系列的にはSTAY前の話も収録されてます。気にする方は目次を睨みながら読んだ方がいいのかも。

やっぱりロブが好きだなぁと思う点なのですが、この作品で特に好きなところが2つ!
ヨシュアを受けと決めつけず、自分が抱かれることを明確に言葉で打診した点。どっちかしかできないというのも性指向としてあるとは思いますが、両方できることを申告した上でヨシュアの希望を聞くロブが好きでした。
意見の違いを厭わない点。英田先生好きだなぁ…でもあるけれど、死刑制度に対する意見の違いをハッキリ書いて、それでも2人は恋愛はできる。いい関係性だなと思います。

スピンオフが主役CPを超えてしまうこともままありますが、やっぱりディック×ユウトが好きだなと感じてしまいました。描き下ろしのDUPLEXも、ディックとユウトのやり取りに心ひかれ、この時の2人の心情がもっと読みたいと思ってしまって。彼らは3冊分かけて到達したわけですから、1冊のロブ×ヨシュアと比較するのは平等ではないかな。

1

ロブへの救済

はぁーよかった!
前作では当て馬だったロブが主人公の外伝でしたが、
お相手のヨシュアが分かりにくいキャラでした。
好きかといわれると微妙ですが、
何よりロブがまた本気で恋できたということが嬉しかったです!

SIMPLEXだった前半部分と、DUPLEXになった後半部分。
事件そのものよりも二人の恋愛模様に重点が置かれた作品でした。

ロブがまた人を好きになれたのは、
前作でユウトがロブをハッキリ振り、
一線を超えずに友人として線引きできたからだと思います。
だからこそユウトへの気持ちに区切りをつけ、
新しい恋愛へと気持ちを向けられたのではないでしょうか。
ちゃんと前作からの流れを汲んだ展開で、
流石だなという思いと感動でいっぱいです。

わたしはユウトやディックよりもロブがとても好きです。
100人愛すよりも一人を100年愛したいーー
ロブのこの気持ちにとても共感できました。

まだまだ歩き出したばかりの二人ですが、
これからさらに仲を深めていって欲しいです。
脇役で登場したイツメンたちも懐しく、
彼らの登場には毎回歓喜せずにはいられません^^

次回作を読むのも楽しみです!

1

さすがの読み応え。

個人的な「新作を読む前に既刊を読み返しましょうキャンペーン」もいよいよ、今回の新作で活躍するらしいヨシュアが登場する番外編となりました。

こちらは、息つかせぬ展開でハリウッド映画ばりだった本編よりグッとBLらしい展開の一冊です。
ヨシュアにはロブも読者も焦らされまくるわけですが、真意が少しずつ見えてくるにつれ可愛くて仕方なくなりますね。なんというかどことなく子供がそのまま大きくなったみたいで。

本編のカップル、ユウトとディックの穏やかな日々(事件に巻き込まれてはいますが)も垣間見えて満足度の高い一冊でした。

当時人物たちがみなそれぞれに魅力的ですよね(しみじみ)。

1

最強当て馬ロブは やっぱり最強!

DEADLOCK本編→これ→HARD TIME→STAY→AWAY→STAY→AWAY→これ
と読みました。最初読んだときは、最強ロブにパートナーかあ ぐらいにしか
感じなかったのですが、STAY、AWAYぐらいで俄然ヨシュアが
可愛く思えてきて、もう一回これ読むと、可愛さ倍増でした。なので萌2。
来月末?新刊が出ると今日分かって、超絶happy!
またロブ、ヨシュアに会えるかなー?
先生、すんごい楽しみにしてます!!!

内容は
1.SIMPLEX 130pほど 2008年の小説Charaに掲載したもの
2.DUPLEX 100Pほど 書下ろしの2編構成。

1は、ディックとユウトが一緒に暮らし始めて半年ぐらいたった後の
ロブの誕生日が最初。パーティに皆来るのですが、ディックが同僚ヨシュアを
連れてくる というところからstart。よく考えてみたら、なんでディックが
ヨシュアを連れてきたのかよくわかんない。
でもこれで運命の出会いなんだから、よかったね、ロブ。
とはいっても1ではまだくっつかず、ある事件が起こり解決するまで
二人は一緒にいます。ヨシュア慎重派~。

2は1の後。悩めるヨシュアが結論を出すまで。
ディックとユウトとロブとヨシュアでまた事件に巻き込まれ、
事件もヨシュア口説きも ロブ大活躍!

なんで最初あまり萌えなかったか 考えてみましたが
ヨシュア(金髪超美形)がアンドロイドもどきで、
あまり感情が分からないタイプだったからかも。
DEAD LOCK本編では「ユウト、ロブにしとけ」 と思ってましたが、
今となっては、ロブにはヨシュアが良かったんだ ととても納得。
めちゃくちゃ愛したがりのロブと、愛されることで幸せを感じるヨシュアの
二人が一緒にいるシーンをみると、こっちもとても幸せになれます。
ヨシュアはぎこちないんですが、
なんだか まったり、肌馴染みがいい といった感じ。

ヨシュアの酔っ払いシーンと、ディックのおねむなシーンがめちゃ可愛く
細かなところまで色々楽しめる1冊でした~!

1

ロブの恋物語

最強の当て馬、ロブの恋物語。
deadlockよりラブな部分が多くて、事件もハラハラするけどバランスよく散りばめられていて大変読みやすかったです!!
満足度の高い一冊でした♡

ディックとユウトカップルはもちろん好きだけど、ロブとヨシュアカップルも萌える~(≧∇≦)
すぐにくっつかず、ちゃんとヨシュアが自分の気持ちに向き合って一歩を踏み出してから告白したのが良かったです♡
この二人の話、もっと読みたいな。

3

本編より好きだなぁ...

ロブに最高にキュートな恋人ができるお話です。今回、ハードボイルドな展開は少なめで、ロブの頭脳戦が際立つお話が中心になります。 本編よりラブ要素が増していた気がするので、私はこちらの方が好きです。
ロブのお相手はといいますと、8歳年下の金髪で緑色の瞳を持つキュートなボディーガードことヨシュアです。彼がとーっっっても可愛いです。ユウトの可愛いさは、ひたむきな真っ直ぐな性格からきていましたが、ヨシュアの可愛いさは彼の天然ボケで純朴なところからきています。なんでこのシリーズの受けちゃん達はこんなにも可愛い子ばっかりなんだろう...笑 ヨシュアは、父親から暴力を受けて育ってきたせいで、他人との関わりを持つのが苦手でした。その代わり、彼の言動には全く裏が無く、取り繕う名人のロブからすれば天使のように見えたのでしょう。笑 すっかりヨシュアに首ったけになってしまいます。
ヨシュアもロブに対して好意を持っていますが、なかなかその次のステージに踏み込めない2人。正確にはロブがヨシュアの決断を静かに待っていたのですが、最後にはめでたく結ばれて幸せそうだったので安心しました。
それにしてもロブ、饒舌すぎて笑いそうになります。ヨシュアのセリフの量が1だとすると、ロブは20くらい喋ってます。笑 また、諭すように話すロブを見ていると、ヨシュアの保護者みたいに感じてしまいました。保護者のくせに手を出すなんてエロオヤジだなぁ...笑 でもそこがいい!
また、ディックユウトカップルがたまに出てくるのも嬉しかったです。すっかりユウトの尻に敷かれて、好きなピザすら頼めないという、完全なヘタレになり下がっているディックに同情しました。意外とユウトの方が家では決定権を握ってそうだなぁなんて妄想もして、ほっこりしました。

8

ロブ運命の人に出会う

こんないい男振るなんて惜しいよユウト、とディックと結ばれて欲しいと熱望していた私でさえ考えてしまったロブにも幸せを…と思っていたのでそこのところもこの作品を書いてくださった先生に感謝です。

ロブは皮肉屋で軽い遊び人風な面もあるけれど情に厚く、友人であっても必要なら痛い言葉もきっちり言う信用のできるところが好きだなーと思いました。
さてそのお相手はというと、生い立ちのせいで極端に人付き合いが下手で無表情、人の感情や空気が読めない反面そんな自分を変えたいと思うができない現状に行き詰まっています。
その上、溺愛してくれた姉を犯罪被害で亡くしその傷を抱えているのです。

精神的に強くて何でもできる余裕のある大人な教授、と見られているロブだが初めての恋に揺れ動き時には焦ったりうろたえる部分が可愛い。

段々感情があらわになってきたり、悩んで考えてやっと大きくて頑丈だった『人との壁』が低くなりロブの想いを受け止めたいと決心するまでの葛藤が読んでいてじれったい部分ですが、ユウトに相談したりネトやトーニャにアドバイスされ前向きになっていくところが好きです。基本素直ないい子です。

立てこもり事件の発端や交渉人ロブ先生の手腕にうっとり。

ゆっくりで遠回りもしたけれど、パートナーを得たプロフェッサーは今後ますますご活躍することと思います。

2

ロブの巻

ロブが不憫すぎたのか、ロブを幸せにする番外でした。これ1作で完結。

ロブはDEADLOCK 3巻で登場した際はちょっとおふざけがすぎてましたが、今作では、忍耐強さは相変わらずながら、優秀な犯罪心理学者、懐が深く料理が上手く、お茶目で誰とでも良い人間関係を結ぶことが出来る、魅力的なキャラになっていました。

お相手になったのは、ボディガードのヨシュア。感情表現が下手な美貌の青年です。実は、このヨシュアがしっくりこなかった。ロブの生涯のパートナーとなるような魅力が今ひとつ感じられなかったんですね。
後書きで書かれていたように、サイバーおたくで皮肉やのキャラ設定だったらぴったりはまったなあ、と残念でした。そういうカップルをぜひみてみたかった。個人的には、大人なロブと丁々発止な関係がゾッときますね。

でも、1作でクオリティ高く完結したストーリーだったので、読み応えはありました。というわけで、本作に比べて1つ星を減らしましたが、萌え2です。

2

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