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手を伸ばせば触れられる、そんな俺たちの微妙な距離―――。
plus 20cm no kyori
桜城ややのデビューコミックス新装版。
大学生カップルが主人公の表題作シリーズ(「プラス20㎝の距離」「プラス0.5℃の距離」「プラス14日間の距離」「情事の事情」)と2編の短編を収録している。
「プラス20㎝の距離」シリーズ
一時の過ちからセフレになった日高敦と榊木蓉一。セックスしても昔と変わらずケンカ友達だった二人が恋人の関係になるまでを描いた作品。
恋人になったあとも、敦は蓉一に「愛している」と囁かれると笑ってしまうなどなかなか甘い展開にはならず。しかし最終的には丸く収まるのが毎回のお約束。
友達の延長線でカップルになった二人の掛け合いが恋人らしくなくて面白いが、若者特有のノリが苦手だと楽しめない。若さゆえか自分たちの行動が残酷だと気づいていない点も引っかかる。
「融点」
せっかくの夏休みなのに入院することになった工藤は、病院で同級生の甲斐忍に出会う。甲斐は工藤の隣のベッドにいる父を見舞いに来ていたのだ。甲斐は人を寄せ付けない冷ややかな鉄面皮の持ち主。しかし工藤は甲斐の別の面を知ることになる。
明るいノリの「プラス20cmの距離」に対してしっとりとした味わいの一作。この作品を表題作にすればいいのにと思うほど、本作品の中で最も完成度が高かった。ラストシーンの余韻の残るモノローグと夏空の組み合わせが見事。
「明日の空に笑え!」
山崎寅壱は幼馴染みで同級生の上田竜兵が大好き。竜兵と一緒に大学に入学したいが、竜兵の志望する大学は寅壱には手が届かない。猛勉強を始めたものの……。
おバカなワンコ×しっかり者のカップリング。勉強ができる受けは桜城作品では珍しいかも?
底本が2003年(新装版は2008年)刊行ということもあり、当時の若者のノリについていけず読みづらいと感じる点もあったが、軽く楽しむにはほどよい一冊だった。
面白かったんだけど、ビミョーに萌え足らずだったかな。
予想通りの場所にばかり着地するお話ばかりだったので、あと一捻り欲しいなァって思わされました。
ほんとにあとちょこっとだけでいいんだけどな、と。
一番萌えたのが、最後の最後にあった表題作のSS『情事の事情』でした。
これは良かった!
いつも攻めばかりから求めてるエッチなんだけど、サッカーの試合のあとだけは受けが求めるっていう、このシチュエーションに萌えました。
高校からの同級生大学も同じ。
恋愛関係ではない、体の関係がある。
黒髪受けくんと長身美男子くんの
お話です。
黒髪受けくんの日高くんは
彼女がほしいと思っている
そう意気込みながら、大学内で発見したかわいこちゃんは
長身美男子榊木くんの若い頃のによく似た男の子。
結局は榊木くんが大好きだったんだよってことなのですが
2人は喧嘩しながらいちゃいちゃしてればよいのでしょうけど
かわいそうなのは、榊木くん風味だと思っていいよられ
付き合うことになり
体の関係を結ぶ時に
逃げ出されたわかいこちゃんです。
さらーーと流してすすみましたが
その子が気になって仕方ない