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優しくて切ない純愛満載の春菊流お伽噺!!
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
私がBLを知り、BLにハマるきっかけとなった作品です。
この作品は一冊の中に1〜4話ありますが、3.4話がとてつもなく切ないお話。この3.4話は明言はされていませんが、話の流れ的には幕末・戊辰戦争時の会津藩が舞台。これが自分の地元なもので、学生当時に先駆けてクラスでBL好きだった友人が周りにおすすめしてきて、流れに乗って読んだ私はまんまとBL沼にハマっていきました。
会津若松城(地元民は鶴ヶ城と呼びます)は桜の木が多くて、咲くと本当に綺麗です。再建された赤瓦の屋根の天守閣が満開の桜に囲まれる景色は絶景。子供の頃から桜の時期になると鶴ヶ城で花見をしていましたし、花見の時期でなくとも子供の頃は普通にお城が遊び場でした(天守閣に登らなければ敷地内に入るのは無料なので)。今は昔よりも〝観光地化〟してしまいましたが…元々はお城周辺の一帯は地元の人たちの運動公園といった感じで、テニスコートや市民プール、剣道場、野球場、陸上競技場(今は移設)、博物館が並び、すぐ隣には中学校や高校(現在は移設)、裁判所や庁舎が集まります。今は本丸の芝生の庭にはロープが張られて入れない?雰囲気なのですが…子供の頃はここで鬼ごっこをしたり、石垣に登って遊んだりした場所です。
しかし、そんな子供の頃は戊辰戦争の事など何にも知らず。このお城がそんな歴史を持った場所だなんて思ってもいなかった…。この作品を見てBLにハマっただけでなく、地元の歴史にも興味を持つきっかけにもなったので出会えて良かった作品です。
鶴ヶ城は桜の時期には夜のライトアップをするのですが、月島の言う通り本当に綺麗です。咲く前の蕾も確かにいい。雪国会津にとって雪がなくなり桜の蕾が見えるというのは暗い雰囲気の冬が終わり明るい春が来るお告げのようなもの。月島と黒田もこの桜を見ていたのかなぁ…この桜吹雪の中を一緒に歩いたのかなぁ…と思うと思わず涙が込み上げてきます…。
月島のモデルは萱野権兵衛だろうなぁ。実際に全責任を負い切腹した家老ですね。あの時代は男女であっても好きな人と結ばれるとは限らない時代だったと思うので、男同士なら尚更。なので悲しいかな…この話の流れでなければ、月島と黒田はたとえ一時でも結ばれることはなかったんだろうなぁ。残すほうと残されるほう、どちらがしんどいのか。朝、黒田を残して言葉もなく障子の奥に消えていく月島の背中が切なすぎる。
この作品は読んだらしんどい(心が苦しくなる)のが分かっているのに、毎年春になると本棚から引っ張り出して見返したくなる作品です。4月、見頃の鶴ヶ城に行き、青空と鶴ヶ城と満開の桜の中で舞う桜吹雪…その中に月島と黒田がいるのを想像して。赤い廊下橋を並んで歩くふたりの背中を思い浮かべて。
戊辰戦争から150年くらい。意外と遠い昔ではなく祖母の祖母ならいるくらいの話。もし生まれる時代が違ければ戦わなければならなかったし、想う人とのこんな別れ方があったのかと思うと言葉が出ない。黒田はモノローグではもう顔も覚えてないとか言ってるけれども、たぶん春が来て桜を見るたびに月島を思ったんだろうな。救いがないのが苦しい。喧嘩ばかりしてるけど2人が思い合ってることはひしひしと伝わってくるのに!同人誌とかでもいいから月島生存ルートの話とか読みたい。でもこの話はこれだからいいとも思う自分もいる。こんなに心が締め付けられる作品、BLでなくとも会ったことがない。名作だと思う。
泣ける作品って聞いて絶対読みたい!って思って本屋を駆け巡ったけどどこも欠品。取り寄せて数週間待ってやーっと手に入れることができた!
読んでみたらもう号泣。
持ち主の愛情を受けて育ち、それ故に持ち主の心を写す鏡となるハイブリッド・チャイルド達。寿命が近い子の話や、なかなか育たないこのお話などハイブリッド・チャイルドにまつわるお話が3番立てになっていたけど、特に泣けるのは第3話。
ハイブリッド・チャイルドを使った人のお話で特に切ない。日本史なんて何一つわからなかったけど、戦時中の戦の話が上手く噛み砕かれてて、これ以上どうしようも出来なかったっていう悲しさがひしひしと伝わってきた。
どのお話も、持ち主の心を写す鏡であるハイブリッド・チャイルドを通して自分がどれだけその人を愛していたのか噛み締める姿に涙が止まらない。
3つそれぞれのお話を沢山の人に見守って欲しい欲しい感動の名作です。
皆さんもうおっしゃっていますが、3,4話が切なすぎて涙がしばらく止まりませんでした。一度最後まで見てしまうと初めは比較的さらりと読めてしまった1,2話でも考えるところが出てきてまた涙がこぼれて、本当に切ないけれどいい作品です。
1,2話ではこの黒田っておじさん冷たいって思ってたけど案外悪い奴じゃないのかなーとか思っていたら3,4話でまさかメインで掘り下げ。月島に恋をしていた黒田の過去が明かされて、あれ?月島、1,2話で全く出てこなかったよな…まさか…と思ったらそのまさか。あまりに早い死にやり切れない思いでいっぱいになりました。
元ネタは戊辰戦争の時期の会津藩だと思いますが年齢がまだ若いのに悲しい、もっと一緒にいてほしかった。でもこの出来事がなければ彼らは書き下ろしのようにもどかしい関係が続き、ここまで発展しなかったとも思うので思いを伝え合うためにはこの展開が必要不可欠だったと思えるので余計に切ないです。
ここで悲しんでいる暇もなく桜を渡してくる試作機の無垢な笑顔で私も黒田と一緒に涙がぶわっっっっ;;
アニメのほうも大変面白かったのでサントラ買っちゃいました、BLにせっかくハマったのなら一度は読んでほしい作品です。
持ち主の愛情を反映して成長するHybrid Child、3組のお話。
いつ読み返しても泣けるわ〜(TдT)
第一話
小太郎がゴミ捨て場から拾って育ててきたハイブリッドチャイルドの葉月。
ボロボロだった葉月は、小太郎から真っ直ぐな愛情を受け取り、いつしかお目付け役として小太郎をビシバシしごきつつ、いつも隣にいる存在であった。
そんな葉月の寿命が後1週間だと知らされ…。
「私の全ては小太郎のもだ」と勝ち誇ったように笑う葉月がカッコよかった。
第二話
壱様と可愛がられているハイブリッドチャイルドのゆず。
太平の世の今だけど、ひと昔前の戦では辛い経験をしたらしい壱。
なので、ゆずには綺麗なものだけみせたかった。
優しさだけもらって、幼いまま成長できないでいたゆずの葛藤。
花屋のおねーさんのアドバイスには笑っちゃいましたけど。
二組の主従関係をだけじゃない愛情にはきゅんでした(⌒▽⌒)
第三話
幕末のとある藩の幼馴染みの3人。
新家老となった月島と藩士の黒田と瀬谷。
口を開けば憎まれ口ばかりな月島と黒田だけど、お互い憎からず想い合っているのはすけて見える。
ハイブリッドチャイルドを作り始め、月島の顔すら忘れかけていると言っていた黒田の想いを受け取っていた試作品が、初めて発した言葉。
それからの黒田の想いが一気に押し寄せてきて、胸に迫る。
涙腺にきます(´;ω;`)
また、構成がいいですよね。
第一話のあの胡散臭い黒田が、第二話の優しく穏やかな顔をして1人苦悩を抱えていた瀬谷が、第三話では生き生きと笑ってる。
あの黒田の想いがラストだなんて、泣くしかない。
黒田が生み出していったハイブリッドチャイルド達がみな、愛情を受けて幸せな生涯でありますように、と願うしかなかったです。
キスのみで、えちシーンはほぼないのですが、それでもBLの醍醐味は受け取れて、読み返したくなる1冊です。
この作品は今まで読んだ一巻完結BLで1番泣いて、心に残る作品だったかもしれませんカドカワ還元で購入したもので、"純情ロマンチカ"、"世界一初恋"で名高い中村春菊先生のお話です。一巻完結にも関わらず短編3話全てがアニメ化されていてYouTubeに fullであげられています(公式のものでOVA?というやつです)。
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正直、無料で観れる代物ではないクォリティの作品を誰でも無課金で観れるYouTubeにあげられてることに疑問をもつのですが、この作品をきっかけに春菊先生に出会えた人がいたらいいよな。と思うようにしました
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江戸・明治時代のお話でハイブリッドチャイルドという謂わゆるクローンのような人間の形をした人工知能とその主人の物語です。春菊先生特有のオムニバスストーリーで描かれており、どんどん読み進めるに従って点と点が線になった感動と、儚く切ない、でも前向きになれるような作品。一巻完結の短編なだけに、起承転結がシンプルで無駄がなく、でも、春菊先生らしいコメディさと感動的な魅せ場に【この人は天才だ!】と唸らずにはいられない
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好きすぎて、教えたくないって人も一定数いるんじゃないかと思えるクォリティです
間違いなく自分の今年読んで良かったBLランキングTOP10に入る内容でした
中村春菊先生の絵柄が私の好みではないのと、結構昔の作品だったので敬遠していたのですが、あるyou●uberがHybrid Childを高く評価していたので原作に興味を持って読んでみました。
結果、滅多に泣かない私がウルっとくるほど素晴らしい作品でした(ウルっとしたのは全3話中の最終話です)。
ストーリーは一応1話完結型の全3話ですが、1−2話があることで過去編の3話がより引き立つようになっているストーリー構成が良かったです。
ストーリー、演出、構成、どれをとっても殆ど非の打ち所がない良作だと思います。
中村春菊先生のお話は全部綺麗なんですがこのお話は特別綺麗で切ないです。
BLということ以前にこの素敵なストーリーを読んで欲しい。
めったに泣かない私まで泣いてしまいました。絶対に泣くと思います。