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sakuragari
おすすめしてもらって買いました。
紙本で買ったので、サイズと、重さにびっくりしました。買う方は注意ですね、
受けの人がみんなおんなじに見えてしまったのは私だけですかね、、ちょっと気になっちゃいました。
愛が深すぎるがゆえの、無理やりが好きなのですが、、ちょっと苦手寄りの無理やり描写でした。愛があるのかな?と、、愛しているのはわかるにはわかるんですが、、うーん、分かりずらいのか、私が理解不足なのか、攻めの表情が能面すぎて。
同じ時期に2人の方にオススメされて読み始めました。世代が違うのでこの作者さんの少女マンガは全く読んだ事がないです。
この時代設定の光と影感。確かに好きな感じではあります。美しい当主と、美しさに狂わされた人達。なんでそうなるかねーってお耽美感。
蔵に閉じ込められたアルビノの妹。
家族との問題、キャラクターのいろんな感情が入り乱れてます。
上巻だけの感想としては、なんか既視感あるなーと考えてたら横溝正史作の映画[蔵の中]のテイストに似てる。(話は全く違います)
あの映画にインスピレーション受けたのでは?なんて思ってしまいました。
コロッケのエピソードやお古のタキシードに着替える時ガラス越しに映る姿を見てる所とか好きでした。
なんか表紙の感じからしてこの作品バッドエンドっぽいですよね?
先に進みたいと思います。
激動の時代の中、環境や周りの大人たちに強いたげられた少年(青年)の物語です。
ぜひ、男性同士の性的な描写に抵抗がない方には読んでほしい作品です(笑)
決して明るい作品ではありませんが、オススメです。作品の内容はもちろんですが、コマの流れが素晴らしいなと思います。←説明が難しいのですが、映画を観ているような気分になります。
作者の渡瀬先生はBLのつもりで描いたわけではないと仰っているので、ご本人に伝える時には注意した方がよろしいかと…
おススメされて紙で購入しました。デカい(A5)、ハードカバーでずっしり重い。
お耽美ドロドロメロドラマですね。
主従モノは好きなんですが、田神が私が思うそのイメージじゃないのが残念。
書生だとしてももっとキリッとストイックな感じだと好みだったんですが。
田神は世間知らずで向こう見ずな感じが、少年漫画によくある主人公みたいでそこが苦手で。
こういうキャラだから蒼磨みたいなタイプを動かせる設定なんでしょうけれども。
蒼磨は蒼磨で、どんな時でも、たとえ動揺していても、田神を襲う時でも同じ顔なんですね。能面みたい。あ「西洋人形様」と呼ばれてるんですもんね。そりゃそうか。
2人に全く感情移入できないので、客観的に読めます。今のところ萌えどころもなく、既視感しかないですがw
表紙の雰囲気、フォロワーさんのツイなどから心して読んだ方が良いだろう。
まぁ、お耽美グロ耐性あるから大丈夫やろ!!
大正浪漫、お耽美うふふ~と思って読んだら上の上の上いく魂のぶつかり合いで!!!
一気に3巻読みましたが、感情どちゃくそゾワゾワ。
すごいの読んでしまったという充足感と喪失感がすごすぎて変に爽快な気持ちになりました。
上巻は序章なのもあって、血なまぐさい雰囲気をそこかしこで感じながらも、
訳ありな美しき華族の主人と洗練潔白猪突猛進型の書生が
この時代ならではのしがらみの中で心を通わせてくのがとても美しい。
なんといってもセリフ回しが美しい。
純文学的なまっすぐで儚い言葉。ちょっと堅苦しい感じが物語を底上げしてます。
パーティーのごたごたや川開きでの会話は
二人それぞれ想う気持ちの特別さを感じられてとても好きなシーンです。
特に、「好き」という言葉は~という田神のセリフと笑顔。じんわりきました。
主従関係の中で特別さを増してくの良いですよね~
不穏な雰囲気とこの優しいエピソードの入り乱れ方が絶妙で!
モノローグなどから何かしらでこじれるのは予測してましたが
田神が何があっても付いてくっていったくせに拒絶するとか酷い!
信じてた人の汚い面を見て衝撃受けただろうけど、そりゃないだろー
蒼磨が求めるほどに田神との溝が深くなるのが切なくて辛くて。
周りも不穏な人、見て見ぬふりの人ばかりでどうなってくのか…
これってハピエンになるのーーー
怖いけど止められない…で一気に読んで、読み返し…
エロスは「死に至る程 我を忘れる愛」~
の一節が、潔癖な田神に対し肉欲と愛を諭しているのかとか
ぐっちゃぐちゃに相手を求めるほどの溺れる愛~えろいなとか
ムフフって気分で読んでたんですが、
エロスより無償の愛を求め続けてたことを深く感じ入った今は
また違った印象を受けます。難しすぎて言葉では表現できないんですけど!!
衝撃的な展開やキャラクターが印象的ですが、
大正時代の雰囲気や言葉も本当に素敵で文学作品としても良質でした。
上中下の感想
キーパーソンは、櫻子。
赦しても、いまある形はゼロにはならないけど、心持ちの問題。
無意識に選んだ原案は、「ハムレット」じゃないのかな??
櫻狩り
冒頭に「亡き 原口しのぶさんに捧ぐ」とありました。
誰なんだろう 原口しのぶさんとは、当時のそのアシさんのことかな?
年数かけて仕上げた作品。
内容ではなく、装丁がハードカバーで重い本らしいです。
あとがきから:
14年前 当時のアシさんと、パロディをいたずら書き程度のノリでエピソードを作成、そのままお蔵入り。
2002年 漫画を描くのに疲れて、自由に描きたくなる。ノートにラフ画とネーム作成。
2003年 いったん完成。
2004年 ネームやり直し。1200数枚に仕上がる。
2007年 新刊の「凛花」に発表。・・書ききれない部分があるので、続篇をかんがえている。
不思議世界の不思議な愛の形を綺麗な耽美風に描いた作品ですが、参考に読んだのは、三島由紀夫の作品「禁色」だそうです。
でも、著者が書きたかったのは、ゲイでもホモでもBLでも男色や衆道ではない、しかも恋愛でもないのだそう。
著者自身にも「何を書きたいのか?」明確な答えが出せない粗筋だったらしくて、葛藤をあとがきに書いてました。
著者が描きたかったのは、下巻のあとがきによると、
【「田神正崇と斎木蒼磨」の関係とは何か?】・・だったみたい。
傷ついた魂を救う人間同士の物語なのだ、と同性愛をあえて拒んでいます。
(男色は、著者が受け入れられない世界感みたい。でも、これはジャンルでくくるなら、これはやっぱりBLです。)
著者が、葛藤しながら練って仕上がった作品だけあって、表情にも深い意味がこもっている作品、一度読んだだけじゃ作者の意図を汲めない仕上がりになっている、という事だけは、下巻のあとがきから理解出来ました。
分かった事:マイノリティのBL作家への世間の風は凄く厳しくて、作者自身が抱える葛藤がとても深い場合がある、ってこと。作品が良作であっても、ヤオイのレッテルを貼られることに抵抗があるんでしょうね。
難しすぎる著者の理念に敬服、神評価。
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★話題になった作品で、ウイキに頁がありました。wiki/櫻狩り
『凛花』(小学館)創刊号(2007年6月発売)から9号(2010年1月発売)まで連載
ストーリーも抜群に面白くぐんぐん引き込まれ、各キャラクター達もそれぞれが魅力的で個性も色濃く、この時代、この階級ならではの重厚感の中に、純情さも淫らさも両立して描かれている、どこを取っても素晴らしい作品でした。個人的にシリーズものは巻数が進むごとに惹かれていくことが多いのですが、こちらは上巻の時点で既に続きが気になって仕方ありません。最近の作品でもこれくらいシリアスを極めた作品が出てくるといいなぁと切に願います。昔よりいろいろ規制なども厳しくなり、描けないシーンとかが増えているのだとしたら残念ですね…。
表には出さずとも内心は病んでいる人間ばかりの屋敷の中に、1人で飛び込み、泥棒扱いされた当初から、御曹司・蒼磨が最も気を許す書生にまで成り上がった田神。愛されて育ったわけではなく、元々の家族からは疎まれて育ったが故の処世術で、常に真っ直ぐで、明るい笑顔で振る舞う彼に、蒼磨は感化されていく。彼の身の上話を聞くと、それは単なる仮面なのか?とも一瞬思いますが、やっぱり彼が元から持っている素質なんだと思います。彼は他人のために、真剣に己の喜怒哀楽を伝えることができる。並の人間にはなかなかできない、彼の強みなんですね。
対する蒼磨は、その美しさ故か、自身に接する者を皆虜にしてしまい、勝手に束縛や自害される人生にうんざりしている。鬱陶しい、死ぬなら勝手に死ねばいいと吐き捨て、冷たい人間に見える一方で、実は心のどこかに、そんな自分への嫌悪や恐怖、相手を墜とさずには生きれない地底に沈んだ自分が、このまま1人で死んでいくことへの絶望的な孤独を感じているようにも見えました。田神まで堕としたくはない、彼には自分らしく真っ直ぐに生きて欲しい、けれど、もし彼がどんな自分でも受け入れてくれて、一緒に堕ちてくれるというなら、これ以上の幸せはない…。最後はとうとう逆上して手を出してしまった蒼磨。私も、田神には綺麗なままでいて欲しいと願う一方で、堕ちていく彼への興味も拭いきれず。続きが本当に楽しみです。
BLというエンターテイメント傾向の強いジャンルではくくりきれない。ヒューマンドラマとして傑作。
読んだ後は綺麗事じゃなく自分の生きることへの執着に悔し涙を流させられた。
他の方々おっしゃられてますが大正版「残酷な神が支配する」です。まだ桜狩りの方が可愛げがあるほうかな…。
ずるずる引き込まれます。難しいテーマかもしれないけど、読んで損は絶対無い。
わたしには「生きること」「人と向き合うこと」が綺麗事無しで生々しく描かれていると感じられた。
時代柄、心の傷を誰も、誰にも助けてもらえないまま皆が大人になり、歪んだ関係が折り重なってしまう。
がんじがらめになっているそこに、正宗も深く傷付いてなお、向き合っていこうとする。それは想像も絶するくらいだし読んでるだけのこちらも血を吹きそうなほど苦しい。
歪んでしまった大人達だが、でも、子供の時に愛したかっただけ、愛されたかっただけ。
でも人生ってこういう難しさがある。
あとがきまで読んでもらいたい。
桜狩りというタイトルが痺れる。
私はこの作品と出会えて良かった。
上中下巻合わせての感想になります。
内容を簡単に言えば「残酷な神が支配する」+大正ロマンス+万華○奇談的ホラーでしょうか。
全編通してどこかで見たような話の印象を受けます。
さらに作者が元々ファンタジー畑のせいか上記の作品たちとは違い、本作では魔法の魔の字もないのにファンタジー臭が漂います。
悪く言えば深みが足りません。
有名な作者ですので漫画はうまいんですが、ただその演出のうまさが娯楽性を高めるかわりに重みを殺しているように感じました。
主人公たちが背負うトラウマは余りにも重い。なのにその決着の付け方が偽善的です。前半の冗長ぶりとは対照的に、巻きが入るとキャラクターの心理はただ話が収束する方向に従って都合よく動くだけ。その終着駅は中高生向けの少女漫画のような、過程もなくただ”許す”ことを至上とした世界。
読者置いてきぼりで余りにもあっさり憎しみを捨てるのですっきりしません。2巻分も受けの苦しみを描写し続け、そこに感情移入できる分、出口がこれでは不満が募ります。
いろんな要素がありますが、すべて10点中7、6点のような中途半端さ。似たような話が読みたいなら、よりクオリティが高い作品が他にあるなあと感じる作品でした。
小学生の頃、ふしぎ遊戯と妖しのセレスが好きだった。(ちょっと、エロチックでいけない気持ちで見てた部分もある)
櫻狩りは発売当初からずっと気になっていました。ふしぎ遊戯を描いてる人と同じ作者がBLを描くなんて衝撃だったんです。(私の中では)
読んでみたら、ちょっと影のある話で怖さもある。一言にBLって表せないです。(頭悪いから納得の行く表現も出来ない)
この櫻子の存在は恐怖でしかない。その呪縛から蒼磨を開放してあげて欲しい。