Dr.ポンコツのつたわらない愛情 2

dr ponkotsu no tsutawaranai aijou

Dr.ポンコツのつたわらない愛情 2
  • 電子単行本
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
89
評価数
18
平均
4.9 / 5
神率
94.4%
著者
未散ソノオ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コンパス
レーベル
Caro
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

【未散ソノオが描く、無粋ドクターの不器用愛!】
腕は確か、でも人の心に疎い医師・芥川。同居する中2の甥・剣人との折り合いの悪さに悩み、剣人の塾の先生・八木に時給2万円でマンツーマンの「人の心セミナー」をオファーする。芥川の一味違う思考に四苦八苦しながらも、八木は真摯に彼の問題に向き合う。八木と言葉を交わすごとに、だんだんと自分の想いを自覚していく芥川。一方、八木の方も芥川の人となりを知っていくうちに惹かれていき…。ポンコツ敏腕医師と塾講師の青年がつづる「人の心セミナー」のゆくえは…?

表題作Dr.ポンコツのつたわらない愛情 2

手術執刀専門の産婦人科医
芥川の甥っ子が通う塾の講師

その他の収録作品

  • あとがき
  • 描き下ろし 居場所:部屋

レビュー投稿数6

愛しのポンコツ

腕は確かなのに人の心がないと言われてしまうコミュ障の医師芥川。亡くなった姉の息子剣人を引き取り育てているけれど、すれ違いは深まるばかり。
そこで剣人の塾講師の八木に「人の心セミナー」を依頼する事になり⋯。

不器用すぎる芥川さん。他人も自分の感情にも疎くて自覚症状がなかったのを、八木先生との触れ合いの中で愛情に目覚めていくのが素敵。そのままそれが八木先生への恋に繋がっていくのも最高だ〜。
ちょっとズレてるけど真っ直ぐな芥川さんの求愛に、八木先生の抱えるトラウマも癒されていって⋯。
剣人も根は素直な良い子で本当は寂しかっただけだから、家族としてしっかり向き合えて良かった。その成長も頼もしい。

大人も子供も会話と触れ合いが大事だ!ポンコツDr.の愛が伝わってとっても嬉しい、笑顔のハピエンに大満足。

0

一人で背負ってきた二人がお互いを救済する神作品!

1巻も素晴らしくて大好きでしたが2巻も最高でした!
未読の方は是非是非読んでほしい作品です。

腕はものすごく良いが人の心がわからないポンコツな産婦人科医の芥川先生と、芥川の亡き姉の忘れ形見の剣人くんが通う塾講師八木先生。

2巻では芥川先生が八木先生に告白し盛大に振られてしまうところからスタートします!(笑)でも八木先生の顔は真っ赤だし戸惑って逃げて帰ってしまっただけ!と言うところがものすごく可愛い。

芥川先生はショックを受けつつもそれでもめげない。
八木先生はこんなに芥川先生に惹かれているのに何故なのか…
2巻では八木先生の事情がつまびらかになっていきます。

施設育ちで奨学金で大学を出たものの、教員に正規採用されず、完済できないまま塾講師を続けつつ細々と返済していること。教員にさえなれていれば…というやるせなさを一人で背負ってたのです。(しかし奨学金返済免除制度は八木が卒業した頃にはなくなってしまっていて、どちらにせよ返済しなければならなくなってた)


一方、芥川家の事情も明らかになりました。剣人を引き取ったと言うことは姉夫妻が亡くなったと言うのは1巻でもわかっていましたが、姉夫妻だけでなく、芥川の両親も亡くなったことで実家の医院を畳んで色々お金を返済して剣人を引き取っていたんです。彼も背負うものが大きすぎたんですね。

八木先生の借金についても、制度の穴というか、ちょうどこの世代の人は、すごく悔しいだろうと思うのですが(何故なら調べてみると、教員に採用されたら奨学金返済免除の制度が2025年度からまた再開されたんです!)

芥川の「困っている人を助けたい」という医者らしい精神と好きな人の役に立ちたいという思いからか、八木に奨学金返済の目処をつける提案をしてあげて、ここも素敵な展開だなと思いました。たった一人で生きてきた八木には考えつかないことも家族と共に不自由なく暮らしてきた芥川の視点からだと呆気なく解決する…なんというか教育というか教養というかの差を見た気がしました。

途中、八木と同じ施設出身のシン兄ちゃんが登場し、八木先生の様子をたまに見にくるんですが、
なんかちょっと危うい感じの容貌で、八木先生が困ったら助ける気はもちろんありそうなんですけど、まっとうに生きてるのかちょっと心配な感じの人で。
でも、シン兄ちゃんは八木先生がしっかり前を見て自分の力で歩いてるところを見て眩しそうに、でも心配そうに見守ってるスタイルな不思議な人で彼も魅力的でした。

剣人くんが、異国の地で、芥川からの手紙を読んで涙しているシーンも胸を打たれました。
アレルギーだよ!って誤魔化すところも医者の血を引いてるなーって胸熱で。

剣人くんが一人前になって、芥川先生と八木先生が同棲してて、その家に帰ってくるところ、ちょっと先の未来の3人を見たいなぁと思いました。続編希望です。


1

Dr.ポンコツのつたわらない愛情 2

未散先生大好きです
2巻とても良かった

人のふわっとした気持ちの輪郭を優しくなぞって形にしてくれるような、小気味良い心地よさがありました

空気が読めるって、なんとなく感覚で理解しているけれど、それを言語化するとこういうことなんだろうなと

本当にスゴイ
未散先生の作品の真骨頂って感じです
(感想がチープで申し訳ない)

けれど、きれいにまとまって本当に素敵なお話でした
最初のバラバラ感が嘘のように、繋がっている感に変わっているのが素敵でした
力技じゃなく、ゆっくりほぐれていったような
優しい気持ちになりました

0

ポンコツ、最強となる。

人の心が無いと思われてる変人・芥川と、甥っ子の塾の先生・八木のその後!2巻です。

芥川先生って前巻ではほんとヤバイって思ったけど、結局は頭が良すぎるというか自己完結の権化というか、そんな印象に変わりました。
頭がいいから八木先生のアドバイスとか諭し?がズバッと脳に刺さって、正しさを認識したら即認識を書き換える…みたいな。
八木先生への恋心も、芥川先生の無垢さが反映されてる。
はじめは雛鳥効果っぽい。
でも頭いいからすぐ未来像が結べて「いずれつきあうようになる男です」なんて言える。そのストレートさよ!
で。
八木先生の抱える八方塞がりの借金(奨学金)問題。
これ、鮮やかだった〜!芥川先生にかかるとサクッとと見通しが立つ!
でもこれが愛の力なんですよ。
だって雇い主の塾の人が気付いて手続きするテもあったはず。でも雇い主はそこまで八木先生のことは気にかけない。愛をもって力になりたくて共に生きたい芥川先生だから調べて教えてくれたの。
剣人もイイネ!
きちんと勉強で身を立てようとしてる。知識と何より考える力で自分の将来を切り開いていこうとする剣人を、ほんとに応援したい。
あとシン先輩。この人は「物語」にはいらない人物だと思うけど、八木という人の造形には要る設定だったのかな、と思う。

芥川&八木も、剣人も、いい未来を予感させる読後感が良かった。「萌x2」で。

0

シリアスとユーモアが絶妙です。

語彙力ないので申し訳ありません。

ただただ、最高。とお伝えしたいです。

1

正真正銘の、神作品。Dr.ポンコツの愛が「伝わる」とき

未散ソノオ先生…!!
こちら正真正銘の、神作品だと思う。涙が出ました。

ちょっといろんなん感情が湧き上がってしまい
上手く言語化できないのですが;

とにかく、いろんな方に読んでいただきたい…!と思える素晴らしい物語。
以下、読後の興奮冷めやらないままの、とっ散らかったレビューになってしまいそうなのですが;
感じたこと、先生への感謝の気持ちを書き記しておきたいと思います。



誰かと心通わせるには、自分をまず解放することが必要だということ。
人に受け入れられて初めて、自分の中の痛みに気付けるということ。

「共に生きる」とは、そんなふうに心を開けて飛び込むこと、また
自分に心を見せてくれた人を受け止めるーそのやりとりなのだということ。

168ページの中に、家族愛、恋愛感情の愛、
そしてソノオ先生のキャラクターに対する愛がいっぱいに詰まっていました。

腕は抜群にいいけれど、人の心の機微に驚くほど疎い医師・芥川(攻)。
引き取って共に暮らす甥っ子・剣人とのぎくしゃくした関係に悩み、
剣人の通う塾の講師・八木に時給2万円で「人の心セミナー」を
してもらうことになったけれどー

と、そんな経緯で知り合った二人の、続きのお話で完結巻です。

芥川が八木に熱い告白をし、さあ八木先生どうするどうなる!?
といういいところで終わっていた1巻。

突然の芥川からの告白に、八木は思わず逃げ出してしまいー
とコミカルに思える始まりを見せる2巻は、
受け・八木の背景と内面が深く深く堀り下げられて描かれた巻でした。

1巻を読んだ時には見えてこなかった彼の寂しさや孤独が見え、
切なくてたまらなかったです。。

身寄りのない彼にとって、「誰かに甘える」ということは
また”失う”ことになるかもしれない、という恐れを抱かせるもの。

施設にいた頃の先輩・シン兄ちゃんとの緊張感ある再会の中、
依存的で歪な「甘え」はもうしないー
という八木の決意・意志は尊敬に値するけれど、
見ていてどこか痛々しく、寂しさを覚えてしまう。

ひとり暮らしになった今でも、限界が来ると
毛布にくるまらずにはいられないという姿は、
八木の心をそのまま表したものなんだろうな、、

寄る辺ない彼の心を支えているのが、
学校教師となり、「奨学金全額免除」を叶えることー
ということも、”だから今は恋愛なんてしている暇はない”と考えていることも、
また実は今はもう、その制度自体がなくなっていることを知らない…
という事実も、全部が全部、切なくてたまらない。


で!

そんな八木に対し”あの”「人の心が分からない」ポンコツ医師・
芥川が伝えた想いと愛、その伝え方がもう素晴らしくて、、
途中涙が止まらなくなりましたよー…


何も知らずに芥川が告げた「あなたと共に生きたい」という言葉。

それが偶然にも、八木の名前と同じで。
1巻を拝読した際、八木の下の名前が出てこないな、
2巻では知ることができるかな?

なんてかるーく考えていたのですが。

こんな印象深く感動的な「名前が明かされる場面」って、ある!?
と、何度も何度も同じコマを往復して読み返しました。

「共に生きたい」なんてもはやプロポーズな告白は、
もちろんその場ですぐ受け入れられることはないのですが。

自分を丸裸にして思いをぶつけてくる芥川の
驚くべき変化(と成長)に、胸が熱くなりました。

海の近くなら、相手の顔を見ずに海を見ながら話ができるから。
そう優しく告げて八木の話を聞き、

不安を軽減させる効果があるから。
と優しく背中をさする。

「教師になれば奨学金が免除される制度はもうなくなっている」
という情報だけでなく、その代替案となる制度について伝え、
そっと八木の背中を押して…

ここで涙線

「心の機微が分からない」と言われてはいたものの、
愛情や気持ちの表し方が分からず不器用なだけだった芥川。

そんな彼が、こんなにもまっすぐな気持ちと愛で
人を包めるようになったのは、間違いなく八木の影響なんですよね。。

八木との交流で花咲いた芥川のスパダリパワーに、涙。
八木の号泣シーンで私の涙線も崩壊しました...

剣人に対しての「可愛い」を自覚し、まったく躊躇せず
それを本人に伝えちゃう芥川、愛おしいな。。

思春期真っ只中の剣人にとって、
きっとこっ恥ずかしいことこの上なかったと思うのですが笑、
照れっ照れしながらも受け入れ受け止め言葉を返す剣人、
最高の甥っ子です✨

そしてちょこちょこ出ていた剣人の”英語が苦手”ネタ(?)が、
こんなふうに昇華されるなんて!!

もーーーー目頭がさらに熱くなってしまう。

最終話でのまさかの八木からのお誘いと、

「八木さん」
「共生です」
との”名前呼び”やりとり、

そこからの甘くてコミカルな(笑)セックスへの流れ、
全てが完璧・文句なし!!でした。

初めてで不安そうな八木に、
「安心してください 人体は専門家です」
と大真面目に言う芥川に吹いたꉂ(๑˃▽˂๑)


芥川と剣人と八木。
三者三様に道を切り開く過程をじっくり追えて、ただただ感無量です。

オーストラリアに留学中の剣人へ芥川が送った手紙の言葉に泣き、
初めての”剣人の涙”に泣き、八木の指に光る指輪に泣き…

心をぐわっと鷲掴みされ、忘れられない強烈なインパクトを残してくれる作品。
2026年の初めに、素晴らしいお話を読ませていただきました。

このお話を読めたこと、描いてくださった先生に
心から感謝をお伝えしたいです・:*+


あ!
シンシンことシン兄ちゃんは、その後どうしたのかな...
彼にも救われて欲しいな、前へ進んでいって欲しいな、と気になります。
いつか番外編かどこかで、シン兄ちゃんのその後も知ることができたら嬉しいです。


★修正:なし(電子シーモア)
→濡れ場描写は一度だけありますが、修正のいらない描かれ方です

4

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