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強引兄貴肌なエリートリーマン×元泣き虫の強がり美容師 思い出と今が交錯する焦れったい大人のセカンドラブ
hatsukoi ha mada shindenai

初恋を引きずって、大人になってからの再会ラブ。
過去の思い出の中の初恋がキラキラとしていて、青春時代だからこその初恋とうまくできなかった未練が残るのも分かるなぁ。
ただ、昔も今も…なんで身体先行にしちゃうんだろう??
痴漢を理由に攻めから軽率に手を出してるよね…。
「また仲良くしたい」や「お前がいなきゃだめ」「そばにいて」などの攻めの台詞は、身体の関係だけでそんなこと言うから…私には攻めが受けの恋心につけ込んでるズルい奴に見えてしまいました。
過去に"そんなことがあったのにすれ違ってしまった"のはいいけど、今もすぐにえちなことになだれ込んでしまうのがすごく残念だったかなぁ。
大体さっさと気持ちを伝えれば…。
受けは一途で健気だったので、それですべて丸く収まっただろうに…。
ヘタレっぷりをエリートや世話焼きや強引さで見せないようにし、最後の最後にならないと肝心の一言が言えない様子が本当にビビりにしか見えなくて…!
申し訳ない、私にはこの攻めの魅力が分からなかったです。
あとすぐ「一緒に住もう」というけど、彼女偽装してまで自宅に来る母親騙してるのに今後どうするつもりなのでしょう?ちゃんと母親と対峙して受けのこと守れるのだろうか。
実は本音を隠していて受けにだけ弱さを見せられるとか、
「いい子」のデコチューシーンなどは好きでしたが、
受けは自分で努力して成長してきたのが分かるけれど、
攻めはまだまだ乗り越えるべきものが多そうなキャラクターだなぁという印象です。
面白かったです。読みやすかったし、ストーリーもグッド。高評価も納得です。
ただ少しだけ残念だったのは、先が読める展開だったことと、色っぽいシーンが少なく感じたこと。もっとイチャイチャも見たかった!
主人公たちは過去にすれ違ってしまって、誤解のあるまま離れてしまったんですね。大人になってから再会し、さてどうなるのかというお話なんですが。
とにかく今回は失敗してくれるなよ、と特に攻めの薫を応援しながら読んでいました。薫、よく頑張った!無事に2人がくっついてくれて嬉しかったです。
この本のタイトル、「初恋はまだ死んでない」、かっこいいですよね。印象的で気に入りました。あと優里が攻めのことを「薫ちゃん」呼びするのも良かったです!