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boys love complex

こりゃまた面白い切り口のセフレ設定!
実際には身体の関係はない、でもバーチャルの世界ではしっかりとセフレ関係にある。そんな2人が、まさかの近距離にいて……というドラマチックストーリーに一瞬で虜になりました。
VRの世界ではアバターを介したセフレ関係でも、リアルの世界では上司部下の関係にある両名。本来ならVRの世界線と職場の世界線は交わることはありません。
本田は"マコト"として、桐島は"アキ"として関わり合っていく仮想世界に次第に没入していくのですが、何度も逢瀬を重ねるうちに芽生え始める2人の気持ちに注目です。
VRの世界にはルールがあり、これ以上は踏み込んではいけない厳しいラインが決められています。好き勝手に自由な会話もできず、あくまでも仮想世界の住人としての会話しかできないことは、この2人の関係を限定的なものにしています。
リアルに話したり触れたりできないこの関係は、"アキ"と"マコト"がいる仮想の世界でだけで、桐島と本田の世界ではないんですよね。セフレ関係だけが独り歩きしていて、そこに気持ちが追いついていかないのが、この仮想世界の弱点…あるいは闇の部分でもあるのかなと思います。
桐島が"アキ"であることを知った本田はどう行動するのか。
本田に芽生えたアキへの恋を、リアルの世界の"アキ"に伝えられるのか見ものです。
実生活では怖い上司がまさかの想い人だったギャップも面白いけど、その上司が意外にも可愛い一面がいっぱいで、桐島の中に"アキ"を感じて現実世界で直に触れ合える喜びに浸るシーンはグッときました。
本田のビジュアルのイケてなさも、それがかえってストーリーに厚みを持たせており、"どんな人がきてもマコトがいい"と言った桐島のセリフの重みと繋がる演出が素晴らしかったです^ ^