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junai joutou!

ランキング上位に入っていたのと、実写映画化という話題性が気になって購入しました。
圧倒的にカリスマ性のあるヤンキー・亀井円と、他校のトップヤンキー・佐藤美鶴。
ある日、美鶴が円の祖母が営む駄菓子屋の2階へ下宿しにやって来るが、美鶴には何やら思惑があって・・・。
過去のある事件のため、無用な喧嘩はしないと弟に誓っている円は、一見するとヤンキーとは思えない人懐っこさがあるんですが、前向きな陽キャというよりは「過去の自分の行動を悔いて臆病になっているのを必死で隠している」状態なんですよね。
この設定が、円自身や作品世界をエモーショナルなものにしていると思いました。
一方の美鶴は、権力者らしき父親と、父親の言いなりな母親。
そして非行に走り、面倒ごとばかり起こす兄という、温かみのない家庭で育った子。
現実世界を冷めた目で見ていたけど、兄の障害事件の被害者兄弟(円と弟)をこっそり見守っているうちに、円に特別な感情が芽生えてしまうんですが、「兄」というものに対する憧れなのか、恋愛対象として好きになっていたのかは不明。
恋愛対象として・・・だったのなら、ちょっと唐突感があるかも。
円と美鶴と、美鶴の兄。
過去の因縁により再会し、円は「喧嘩をしない」を守りつつ、美鶴も兄への制裁を済ませて大団円。
美鶴の兄は喧嘩が強かったの?
全然カリスマ性が無くて、脳筋タイプのように感じたけど・・・。
BLジャンルのヤンキーものって、少年誌・青年誌と違って喧嘩・抗争がメインじゃないから、喧嘩シーンがあっさり解決しちゃうんですよね。長引かせても読者が引いちゃうだろうから、匙加減が難しいところではあります。
終盤はいろんな問題が片付いて、円と美鶴の恋愛ターン。
美鶴は一途で一直線タイプなので、円に対してストレートに好意を伝えてくるのは良かったです。
円も本気の愛情に戸惑いつつ、少しずつ過去の自分も許して前向きになっていくのが良かったですね。
一つ気になったのは、円の親友・露木の、円に対する密かな恋心。
個人的には、露木には円に対してはあくまでも友情のみでいて欲しかったかな。
完全に個人的な意見ですが、登場人物全員がBLしちゃう流れに、私は冷めやすいので・・・。
面白かったけど、全体的にちょっとエモを狙いすぎたかなという感じでした。
実写化されるという事で気になっていたので購入。
上下巻まとめての感想となります。
上下巻構成なだけあってストーリー性が濃く、読み応え抜群の作品でした。
上巻では、恋なんてしないと決めていた円と、円に罪悪感を感じている美鶴。その二人が少しずつ心を近づけていく過程が丁寧に描かれていて、読んでいてキュンキュンもしつつ、切ない気持ちにもなりました。 確実に両想いなのに過去や周りの環境のせいで踏みとどまってしまう、、。そんなすれ違いが切なすぎる!!
からの下巻。2人の過去の問題が一段落した後半から一気にキュンが加速!ここから円の意外とピュアな1面が全開です。屋上での告白はまさに少女漫画笑。とてもエモかったです。
ベットシーンでの美鶴の「あんたのこと壊しちゃいそうで怖いんだよ」に対してまさかの「壊してもいーよ?」発言!!天真爛漫でピュアなくせにえっちなお兄さん味があるのギャップが強烈で完全に私にどストライク。ここ私の1番好きなところです笑。
そして最後シーンの円の「俺の彼氏だぞ」というセリフ。最後の最後まで円が可愛かったです。
上巻と下巻まとめての感想になります。
映画実写化がすでにきまった状態での単行本発売!しかも今をときめく方々がキャスティングされてる!ということで気になり、購入。
初読み作家様です。
レビュータイトルどおり、上下巻一気に読んだ感想はドラマティック!の一言につきます。
原作が先か実写化がありきで進められたのか単行本で出会ったためわからず恐縮ですが、
このシーンはドラマならめちゃくちゃ盛り上がるだろうな、ここは泣かせにくる!とドラマの見どころポイントがわかるような描写が盛りだくさんで
この表現で良いのかわからないですがドラマティックな作品でした。