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シリーズ第2部の5冊目。通しで9冊目になります。
《出版社あらすじ》
富士見二丁目交響楽団でコンサートマスターを務める悠季は、恋人で天才指揮者の圭の影響を受けて日本音楽コンクールを目指すが、伴奏者(ピアニスト)三条薫子と大喧嘩。彼女からぶつけられた、悠季の音楽人生を揺るがす衝撃的(ショッキング)な指摘とは!? (表題作)。また、東京音楽コンクール予選で圭が意外な結末を迎える「夏の嵐」等、オーケストラを舞台にした青年音楽家達の恋と成長の物語3編。
収録作
・サンセット・サンライズ
・夏の嵐
・記念祝祭日には花を(外伝)
「サンセット・サンライズ」は、悠季がバイオリニストとして自分の目指すべき方向性を掴む話です。三条さんとのレッスンが散々なせいで、悠季はストレス性の肩凝りで玉城先生の治療を受けるハメに陥ります。さらに三条さんは悠季の演奏を【オンナ】【攻めていない】と評します。その真意が理解できずに悩む悠季は、音壺のマスターからのヒントと、東コンのオケを見たことで答えを見つけます。一方、圭の方は東コンの3次予選まで進んでいます。不眠症は相変わらず続いていて、悠季が玉城先生に左手の治療をしてもらった翌朝、ゴミ箱の中には薬の空容器がありました。
「夏の嵐」は、圭と悠季の関係が次の段階へと進む話です。圭が東コンの3次予選に落ちたことで2人の関係性についてあれこれ考える悠季。そして気付きます。圭が完全無欠のガーディアンとして2人分の人生を1人で背負おうとして不眠症になっているということに。悠季は対等な関係を目指す第一歩として、圭を自分の両親(墓前)に紹介することを決意し、里帰り切符を圭への誕生日プレゼントにします。また、圭は悠季のレッスンについていき三条さんと意気投合し、さらに福山先生とも顔を合わせます。
「記念祝祭日には花を(外伝)」は、圭視点による2人が出会った1周年記念日に帝国ホテルでディナー&スウィート泊の話です。悠季の様子を観察しながら、あれやこれや考えている圭が可笑しいです。この話の最後で、圭が悠季を幸せにするために自分に誓言した内容が非常に気になりました。全能の天才を詐称してミューズの寵児を演じ続け、二度と醜態はさらさないというものです。詐称するって・・・大きなものを抱えすぎている圭の今後が心配でなりません。
富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部第5巻です。
悠季24歳・圭23歳交際5カ月目
『サンセット・サンライズ』
7月18日より三条さんとの練習開始。悠季毎回怒り心頭。
8月3日悠季、肩がつり玉城医院へ。玉城姉診察、気絶するほど激痛の施術で回復。圭はそんな悠季を見て心痛めてます。
8月4日悠季、圭が睡眠薬を使用した形跡を発見。三条さんに「ベットのなかではオンナ」と自白。「コンクールまではオンナはやめないと勝てない」と指摘されショック・・・も、音壺のマスターと会話しふっきれる。
8月5日圭東コン2次予選。圭の指揮を見て、自分の演奏が「オンナ」の理由と突破口に気付く。
『夏の嵐』
8月7日東コン3次予選圭敗退。審査員に喧嘩をふっかけたタクトだったため。悠季は寄りかかってくれない圭に自分はどうすることができるか考える。
『記念祝祭日には花を』
少し時間がさかのぼって6月7日、フジミで悠季と初めて会った記念日のため帝国ホテルのディナーとスウィートルーム泊したときの圭視点でのお話。ホテルディナー→スイートで宿泊、とかこの伊達男が桐ノ院圭なんだよなぁとしみじみ思います。
三条さんに男と付き合ってることをばらしたおかげで、三条さんとガンガンやれるようになって悠季の根性っぷりが見えてかわいいですね。
そして圭のアニバーサリー男っぷりと、長いお風呂場エッチ。なによりみんな気になってる圭の悪夢の開始ですね。
<褥状況>
・おかえりのキスは情熱的が圭の希望
・玄関ドアに抑えつけられ服を着たままプレイ(笑)。オフィスラブ・昼下がりの情事みたいで悠季さん燃えたようです。
・帝国ホテルでは、悠季より先にイかないよう、圭は考え事をしながらタイミングを調節している様子がまた(笑)ねっちりお風呂場プレイです。でも湯船ではないのよね。
<主な曲>ツィガーヌ(三条さんと日コン二次予選用)、バッハ無伴奏ソナタ1番(日コン一次予選用)