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Hooked on Quasar

するがしぎ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
クーデレ 2
独占欲 2
しんみり 1
エロ 0
な感じだと思います。
椎葉くん×犬見くんのカプです。
趣味で曲作りをしている大学生の椎葉くん。ある日、高架下で踊る、同じ大学生の犬見くんと出会う。塩対応な犬見くんだが、踊っていた時の曲を作った「Batsu」のことが大好きなようで。しかしBatsu本人である椎葉くんはそのことを言い出すタイミングを逃していて…。
受けの犬見くんは、最初こそ塩対応ですが、徐々にクーデレな言動が垣間見えます。
そんな犬見くんの言動や徐々に心を開いていく姿に、気になり出して、ほんのりと独占欲を募らせる椎葉くん。そして犬見くんに想いを寄せていることを伝えます。
椎葉くんがBatsuだとバレたかもしれない、と椎葉くんと犬見くんの間で少し距離が出来てしまいますが、お互いにどうやって考えや思いを伝えようとしているので、相手のことを悪く思っていないので、2人の仲はそこまで拗れるようなことはないですね。
上巻では絡み描写がありませんが、椎葉くんも犬見くんも物凄く陽キャって訳ではないからこそのゆっくりと距離が縮まっていく描写や相手のことをしっかりと考える心理描写が堪らなく尊いです。
まだ2人が結ばれてないのと、やっぱり絡み描写も気になるので、次巻も読ませて頂きます。
高架下で踊っていた青年に気付いた大学生の椎葉。
その踊っていた曲は、自分が作曲したものだった。
嬉しくて思わず声を掛けたが、逃げられてしまい、、、
という冒頭。
そつなく大学生をこなしていた椎葉と、曲作りをしている「Batsu」としての椎葉。
Batsuの曲のファンで熱量がハンパない犬見と、なんとか大学のネットワークを駆使して知り合い、
Batsu好き仲間として距離を縮めていきます。
そして、お互い惹かれあい、意識するようになるのですが、、、
実は椎葉が、好きな人には尽くしたい系攻めだとは思わなくて、
冒頭のそつなく大学生活を送る椎葉のイメージがまったく覆されて、
途端にナニコレ、、、両方ともピュアすぎるアオハルBLでは、、、?!!
となりました。
また、犬見にとって椎葉のもうひとつの顔であるBatsuを神化しているせいか、
その正体を明かすことができず、
またBatsuとしてではなく、「椎葉」として見てほしいという欲が出てくるなど、
ドキドキしながらその行方を見守りました。
結果、上巻ではドキドキのまますれ違い展開でお預けになりましたが、、、
攻め受けどちらか一方だけではなく、
双方の気持ちが細部まで丁寧に描かれた、推しと推している側が偶然出逢ってしまったアオハルBLがお好きな方にはオススメの上巻です!