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ningyo to ouji to usotsukiakuma
待望の人魚と王子とウソツキ悪魔の4巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
切なさ 3
健気 2
三角関係 1
エロ 1
な感じだと思います。
デート練習を終え、クラートさんとメロルさんの距離や関係の近さに自身との差を感じてしまったウィルさん。その一方で、メロルさんは、クラートさんとモデルのスーリさんの関係性に何故かモヤモヤしてしまって…。
クラートさん、ウィルさん、メロルさんの三角関係に、謎多きモデルのスーリさんの登場。何となくスーリさんは当て馬的なポジションでは無いかな?とは思っていましたが、やはりメロルさんからすると、クラートさんとスーリさん、2人だけの関係性が気になって、心乱されてしまいます。
そしてウィルさんの方もメロルさんに意識してもらえてないこと、でもクラートさんには意識が向いているメロルさんに嫉妬や焦りが渦巻いてて…メロルさんが誰と結ばれるのかな?とは思うのですが、今作を読んでの現状ではやっぱりウィルさんが不利というか、メロルさんが明らかに意識し始めているのがクラートさんなので、三角関係要素的にもちょっと一方通行気味になってるような…。ここからメロルさんがウィルさんを意識するのか…ちょっと展開的に見えないかなと思いました。
それもその筈、何と言っても今作で、メロルさんに対するクラートさんの秘められていた想いが明らかになるのですが…切ない!クラートさんの健気さと切なさに胸がギュッとなりました。4巻で明らかになったクラートさんの想いを知った状態で、また1巻から読み直すと更に切なさが倍増するでしょうね。
ウィルさんもメロルさんも昔の記憶が戻り始めたり、各々の関係性にモヤモヤしたり意識したり、少しずつ明らかになっていく心境や想いに切なさがありながらも目が離せないので、次巻も読ませて頂きます。
クラート推しなので彼のソロ表紙に歓喜。
この憂いを帯びた表情、本当にたまらん…!
などと思いながら読み始めました。
4巻はそんな彼のソロ表紙に相応しく、
クラートの気持ちや過去をたくさん知ることができる内容となっています。
帯に「悲しい悪魔の愛の証明」とある通り
彼の意地悪キャラの裏に秘めていた『真実』が明かされていて、その真実を知るほどに切ない展開に…。
これまで時折見せてきたクラートの悲しげな表情も思い出されて、何度も胸がギュッとなりました。
それを知って改めて思い返してみると、
幼い頃のあの健気さがさっぱり消えるはずないもんな…。と、妙に納得。
謎だったスーリとの関係も判明してスッキリしたものの、この先への不安もまた募ったのでした…。
いつも面倒くさそうに投げやりに、あえて冷たく意地悪に接してきたクラートの本当の想い。
彼はメロルを大切に想うからこそ、自分の気持ちを伝えることはないのでしょうが…
ウィルに対する『恋心』を取り戻す前に、メロルがどうかクラートの愛に気が付いてくれますように…!と願わずにはいられません。
とはいえ王子役を決めるための「恋人ごっこ」はまだ続いているし、ウィルとメロルの期間限定同棲も始まったので
またそれぞれの心が揺れ動く展開が続くのだろうなと思います。
演技でもプライベートでも恋人っぽいやり取りを重ねる中で、今現在の気持ちと向き合うふたりにどんな変化があるのか…
温かく見守りたいと思いながらもクラートのことを考えると、やっぱり複雑ですね…。
ものすごくぐるぐるしてしまうくらい、強く引き込まれた今巻。
作品自体の印象も変わったかもしれません。
様々なことがわかってきてもまだ先が読めない展開は続いていますが、ハラハラしつつ次巻も楽しみに待ちたいと思います。