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kokuhaku no kotoba no na ikuni
何を隠そうワタクシ、この表紙が凄く好きなんですv
だて・・・なんかよくないですか!?
門地先生のコミックスの中で一番好きです。
構図と言うか・・・・表情というか・・・色合いというか。
凄くタイプ☆
可愛いよねぃv
つか・・・これ。どうなの?
え?両想い?誰が誰を思って・・
【告白の言葉のない国】
これ・・あれだよね?結局ハッピーエンドなの?
アンハッピーなの??
思いあってるのは、商人と・・・奴隷な子だよね?
想いあっているのは確かですが、確実に結ばれないという感じでしょうか。
話としては、奴隷商人の息子と奴隷の子。
2人は想いあっているけど結ばれない。
奴隷という立場のために、ほかのモノから傍においているだけで何か言われる。
だから、奴隷の子のためにと、肩身の狭い想いをこれ以上させないためにと、砂漠の商人に彼を託し・・・・みたいな話
ま、そこに置き去りされた、奴隷な子がメインのお話。
朝起きたら、何も言わずに居なくなっていて、あれよあれよというまにお風呂に入れられ、身を清められ・・・そして・・・(´д`●)ハァハァ
と言う流れ。
結局、そこの人と恋仲にでもなるのかと思いきや、結局なんか・・・お父さんと息子みたいな展開になってるし^^;
それはそれで、私的にはホノボノで凄く良いな~とも思うんですが。
大事にされてるなというね。
奴隷な子も、読み書きが出来るので仕事に忙しく毎日たのしく。
攻さんの「もぅあいつは帰ってこないかもしれない・・・」と寂しそうにしている姿がすごく哀愁漂ってすきでしたvv
可愛い☆可愛い☆可愛い☆な気持ちが溢れているというかね(''*)
最後にはちゃんと帰ってきたしv
めでたしめでたし☆
【恋愛歌劇場】
好きになった人はいつも兄ちゃんを好きになる・・・
そんな話ですな。
まぁ・・・兄ちゃんは弟ダイスキなブラコン野郎でしたが(爆
セーラー服着せてチュウしちゃうシーンはナカナカ好きですよvv
「心は女の子にあげるから、お兄ちゃんには身体を頂戴☆」
っていうお兄さんの目がかなり本気と見た!!
いやはや。
【秋霖】
着物~お江戸~なイメージですね。
うん。
つか、テーマはやっぱり兄妹なんだろうか。
というわけで、若干時代を感じさせる作品ばかりでしたね。
あとは、兄妹。テーマは兄妹なんだろうか。
どの作品にも「兄妹」というのがありましたね。
うんうん。
若干シリアス系?というのが多かった。
そんで、攻からの愛*:.。☆..。.(´∀`人)イヤン。
互いに長く想い合いながら実際には気持ちを伝えることなく過ごしてきた奴隷商人の息子・クマルと奴隷の子・シン。離ればなれになって気づくこともあるが、2人の間には身分の壁があり、素直な気持ちを吐露することはついに叶わない。
シンを「クマルの妾」として買い付けた行商宿の主・ソロウやその従者たちの元で自分の居場所を見つけたシンは、クマルの元には帰らずソロウたちと生きることを選択する。
単純なハッピーエンドには収まらないところがいいし、タイトルも秀逸である。
作品データベースには「攻めは奴隷商人の息子(すなわちクマル)」とあるが、実際にシンと関係を持ち、重ねた言葉によりシンの心を溶かすのはソロウの方である(表紙のイラストもシンとソロウ)。
同時収録の『恋愛歌劇場』はホモフェチ近親相姦な花屋の兄と、花言葉が得意な高校生の弟と、弟の同級生の女子の話。軽く読める。
『秋霖』は隠れキリシタンにまつわる話。34ページの短編ながら、細かいコマが重ねられ、ストーリーに奥行きが感じられる。
門地先生とは、笑いのタイミングが違うようで、多々ここで?と疑問に思う時があるのです。
が、この表題作はギャグが殆どないので、ストライクでした。
カラーの口絵が、全てを語っています。
読み終わった後に、見直すと、感慨深い。
奴隷という立場ながら、幼い頃から情を育んできた商人の息子クマルと奴隷シン。
行商の途中、怪我を負ったシンは隊商宿に置いて行かれてしまう。
何も告げずに発ってしまったクマルに、動揺するシン。そして隊商宿のソロウ。
クマルと、シンの母親が同じではないかという疑問から、ソロウの元に居るしかないシン。
母親の問題は、中盤でデマだと分かるのです。
特別な繋がりが欲しいクマル。身分を思うシン。
身分も考えも違う2人ですから、擦れ違い、クマルの傍には居ないという答えに行きつきます。
ここまで書くと、クマルとシンの物語ですが、どちらかと言えば、ソロウとシンの物語です。
表紙もソロウとシン。寝てるのもソロウとシン。未来があるのも…
クマルとは悲恋でしたが、ソロウとは添い遂げて欲しいなぁ。
表題作の他は、変態兄と弟カップル(男女)のお話と、江戸時代もの。
総て三角関係?ですね。
江戸時代ものは、報われないタイプの人が好きなわたしには、とても複雑でした。
最高に報われないんですが、死亡。わぁお。
でも最後まで嫌な奴ではなくて、良かったです。
こちらの本、いまでは手に入り難いと思います。
新装版として出たものが、また新しく…って事はないのでしょうか?
増刷でも何でも、多くの方に読んで欲しいなぁ。
◾︎表題
◾︎クマル(奴隷商)×シン(従者)
◾︎ソロウ
昔読んだ時に、いかに理解が足りていなかったか気づかされました。告白の言葉がない…なる程。
BLなのかというとまた違う気もする。なにせそれぞれが性愛とは違うところで互いを愛しているような気がするから。もちろん性愛=BLなのかって論点もありますけど、大方がそうではあるという前提で。
◾︎恋愛歌劇場
「お兄ちゃん ホモでフェチで近親相姦なんだ」
最初からクライマックス。それでも最後までドキドキさせてくれるのが門地先生。表題と近しいところは、どれもこれもそれもまた愛であるところか。
◾︎秋霖
秋の長雨のこと
孝助は救われたのだろうか。この時分を描くキリシタンのお話は、どれもこれも救いがないので、信じるものは救われないじゃないかという思いと、あるいはその最期こそ救いだったのかとも思う。
『告白の言葉のない国』
奴隷商人クマル
奴隷シン
シンを買ったソロウ
三者三様の感情が絡み合ってました。
クマルはシンを特別に想っていて。
それは血筋の結びつきが強ければ強いと感じられて、周りの噂にも乗せられて「兄弟」であることを強調していく。
シンは兄弟とかそういうの抜きにしてただクマルのことが好きで。
だから「兄弟」と言われるとそういう恋愛感情とは違うよと言われているようで。
ソロウはクマルを助けるかわりにシンを妾にすることになるんだけども。
たぶん、シンに惹かれてました。
クマルとソロウは「買う側」だったりするせいか、シンみたいに「買われる側」とは考え方が違っていて。
クマルがソロウにシンを売ったのだって、自分と一緒にいるよりも豊かな生活を与える方がシンにとって幸せだろうと思ったからであって。
ソロウも昔の恋を話をした時に、好きだった女性を彼女の身分相応のところに売ってあげるのが幸せだと思ってそうしたことを告げていたり。
なので、シンがクマルのとこに行こうとしても止めたりしないし。
シンはそういう考え方ではないから。
やっぱり好きな人とは一緒にいたいし。
でも、自分の存在がその人のためにならないなら離れた方がいいとも考えて。
それぞれに相手を想う気持ちがあって。
幸せになる方法を模索しているようでした。
『恋愛歌劇場』
花言葉大好き少年とその兄、そして少年の彼女の物語。
兄が「ホモでフェチで近親相姦なんだ」と早々に少年に告白したのでびっくりしました。
なんてあけっぴろげな…。
ちなみに兄のフェチはかわいい洋服で、それを弟に着せる妄想をしているらしい(…)
少年と兄はどうなるのかしらー?と思っていたら、普通に少年、彼女と仲良くしててそれも少し驚きました。
『秋霜』
時代もの。
三角関係になるのかな。
あることをきっかけに軋んでいった関係が壊れてしまう感じ。
大事にしているのがわかるから、それを越えた先がコワイみたいな。
告白の言葉なければ、何も手に入りはしない。
お互いに、どんなに思っていても、
言葉がなければ、手に入らない。
欲しい物を手に入れるための言葉は、
どんな告白?
奴隷と主人、立場の違いが愛の在処を見失わせる。
身分という壁で、目を塞がれてしまって、告白すべき言葉を見つけられないまま、愛する者を手に入れ損なった男、クマルですが、その後、お嫁さんの尻に敷かれて、案外幸福な人生を送りそうです。
そして、シンと、ソロウも、末永く幸せに暮らすのでしょう。
この古い本は、その後再編集されて、同時収録されていた「恋愛歌劇場」と「秋霖」のみが『デジャブ』に再録。
門地さんは今まで雑誌で短編(連載中の作品の途中の1話とか^^;)で読んでたんですが、単行本で読んだのは初めてです。
有名な作家さんなのに、今までどうして食指が動かなかったというと、絵がね…とっても苦手な部類なんですよ…(すみません><)。
この作品は表紙を見てアラブなのと、ちょっと前の作品なので、絵は今の絵よりも好きかもしれないと期待して読んでみました。
絵は確かに今の絵よりも好きでした。
ただ…萌え所が全く分かりませんでした。すみません。><
なんでだろ、少なくとも表題作については、門地さんの萌えツボと私の萌えツボが全くかみ合わないとしか説明のしようがないんですが…これはもう、しょうがないというか…うっうっうっ><
まず、序盤で状況把握につまづき、そのあと色々細かいことが気になりました。
例えば、なぜクマルが四男にも関わらず、跡取りに選ばれたのか?その上、クマルの母親の出生が不確かだという…ということは第一夫人ではないということ?
クマルとシンの母親が同じという噂が本当なら、クマルとシンは父親が違うということ?(だって、奴隷商人の息子と奴隷という間柄だもんね?)と色々混乱したり。←この噂の真相は後半で明らかになるんですけれども。
恋愛面もそれ程強い想いというのが感じられなくて、萌え所がさっぱり掴めず…
結末もなんだか消化不良な印象で終わってしまい、この作品だけなら評価は「しゅみじゃない」にしてました。
同時収録作の2作品も今の一般的な傾向としてはもしかしたら微妙なのかもしれないと思いましたが、私は嫌いではなかったです。
「恋愛歌劇場」では変態で大胆なお兄ちゃんがコミカルで面白かったし、「秋霖」も切ない展開は良かったと思います。
ただ、3つのお話全てになんらかの悲恋が含まれてるんですよね…
諸手を挙げては喜べない感じがします。