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haru wo daiteita
記念すべき第1巻なのでシリーズに対する敬意を込めて「神」評価です。「BL」という便利な言葉がなかった(ここまで浸透していなかった)時代を代表する作品だと思います。BLコミック作品で全14巻+続編2巻(以下続刊)というのは一番長い部類に入るんじゃないかなー。
「春を抱いていた」(通称「春抱き」)の特筆すべきところの一つが、16巻もあるのに、劇中でも10年以上の時が流れているのに、ストーリーがほぼ香藤くんと岩城さんのお話でいわゆる脇カップルがほとんど出てこないところだと思います。二人が俳優としても人間としても成長し、愛を育んでいく(この言葉が本当にぴったり!)、長い歳月を満喫できますよ。
そして、普段リバものは苦手なのですが何故かこの作品はまったく気になりません。我ながら不思議です。こちらのページの表記通り「春抱き」といえばほぼ香藤×岩城で間違いないのですが、岩城さんが稀に見せる「夫」としての顔がもう堪らなく優しくて頼りになるのです。
巻を重ねて円満夫婦へと変化していく二人ですが、第1巻は出会い編です。現役のAV男優としてライバル関係にある二人が映画のオーディションのためにセックスすることになってしまうーーというビックリな展開。第1話も興味深いですが、その荒唐無稽さに退いてしまっては勿体無いほどその後のお話が面白いので、若いお嬢さん達にも是非手に取ってほしいです。絵は古い感じもしますが、1999年の作品と考えるととてもスタイリッシュですよ。
第1巻は珍しく番外編と全く別の短編が収録されているので「春抱き」本編はコミックの6~7割程度になっています。そして巻末に門地かおりさんの1ページイラストが!(買い直して気づいた)
2014年の「美術手帖」(ボーイズラブ特集)でも「必ず読みたいBLマンガ20冊」に入っていて胸が熱くなりました。色々あったしさ…私も一回全部手放したクチだしさ…。でも何年経っても、面白いものは面白いんだなーととても単純にそう思いました。
熱く語りすぎて申し訳ありません。2巻からは普通にレビューします…。
前から気になりつつも絵があんまり好みじゃないし、今から集めるのって大変と思っていたんですが、久しぶりに古本屋に行ったらなんと全巻あるじゃないですか~!
これは買うしかない!
ここで買わないで後々欲しいと思った時になくなってたら後悔すると思い全巻購入。
買って正解。
絵が気になったのは最初だけですぐに気にならなくなりました。
映画「春を抱いていた」のオーディションをきっかけに話が始まります。AV男優の岩城と香藤はお互いを最初はライバル視(特に岩城が)しているんですが、香藤が岩城の事を好きになって、岩城にも好きになってもらおうと強引にも岩城の家へ引っ越してきちゃいます。
1巻ではまだ二人はくっつきませんが、1話毎にHあり、リバありで濃厚です。
Hはしていても甘々な所がないので早く甘々な二人が見たい!
それにしても発行されたのが1999年なので今から14年前。14年も経っていれば確かに絵は時代を感じさせる部分はあるけど、話の内容は古さを感じさせない面白さがあります。
本当にこれを売ってくれた方に感謝です。あの時に全巻そろってなければ読んでいなかったので。
お気持ちとってもわかります!
同じ気持ちの方のレビューが読めて嬉しいです!!
これはもう…作者である新田先生のアイデア勝ちというか、才能というか、とにかく面白いです。英語で言うfanでなくinterestingの方です。
イラストはガチムチっぽくて謙遜しがちですが、もうそれにすら虜である今日この頃w
何年か前は(悲しくも)古本屋さんでよく見かけて、BLにしては巻数がかなりある作品なので、面白いのかな…と手に取ってみたものの、イラストが苦手でそっと元の場所に戻していた自分。
いやいやいや、あの頃の自分を殴り飛ばしてやりたいです。本当に。
これは10年以上前の名作が好きな方、今時BLが好きな方、どちらの人も読むべき作品だと思います。
(以下ネタバレです→)表紙右側の黒髪が岩城京介、反対側のイケイケwが加藤洋二となります。基本的には岩城さんが受け、加藤が攻めなのですが、まぁ、リバですかね。
私リバ苦手だったんですけど、この2人は逆にそれが萌えポイントだったりします。同党の立場で付き合っているのがよくわかります。
あとこいつら、これでもか!ってくらいバカップルです。それは10年たっても変わることはありませんでした、はいw
そこも魅力。
設定もいいですね。しかもその設定がバリバリ現実世界(ホモだらけの世界ではないということですw)でありながら、現実味があるといえばあるのだがないといえばない、そもそも現実味ってなんだったかな、とかもう、わけのわからん思考にさせます。
それも好きww
岩城さんは最初感じ悪いくらいの無愛想キャラですが、律儀なので鬱陶しく思うことはありませんでした。むしろそれが要となります。巻数が進むにつれ、岩城さんが加藤にほだされ、バカップルになり、だんだんただのいい嫁(夫)になり、さらっとのろけてみたりする姿を楽しんでほしいです。
ちなみに岩城さんのことばかり書いてますが、私は加藤が好きですw
ただ何が残念ってとある事情がありまして、集めづらいのなんのって話です。
詳しくは調べてくださいw
本屋さんに行って、春抱きください!と言っても、確実に買えません、残念ながら…。
でもたくさんの人に読んでほしい作品です‼
読んでいただいだ暁には、またどこかで語り合いたいです!お願いします‼
トリもち粉さん、初めましてこんばんは(^-^)
コメントありがとうございます♪
コメントいただいてるの今さっき気付きました( ̄□ ̄;)!!
遅くてスイマセン(>_<)
春抱き最高ですよね~(*^_^*)
もう少しで春を抱いていたALIVE(1)発売ですね!発売日が待ち遠しいー。
コメントいただけて嬉しかったです\(^o^)/
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
迷ったのですが、「いつか続きが再開されますように」の願いをこめてのレビューです。ですが13冊分のレビューは息切れしてしまうので、3冊に絞ってこのシリーズの魅力を暑苦しく書いていきます。
共にAV男優の二人は「春を抱いていた」という同性愛の映画を機に俳優へと転身します。
芸能人として、男として、同時にカップル(とゆうかもう夫婦 笑)として衝突し合い、巻が進むに比例してどんどん成長していく彼らの人生が、熱い熱い思いを込めて描かれています。二人の恋愛がとにかく熱い!
二人さえいれば何もいらないの~的な熱さじゃないのが好き。
糖度じゃなくて熱度なのですよ!!(前のめり)
正直、当時は新田さんの絵が苦手で苦手で長い間知らないふり(笑)していたんですが、ある時覚悟を決めて読んでみると全く平気でした。あらまあ。
最初らへんの巻はふーんとばかりに流し読みしてたんですがおや不思議。
気が付けば、二人のキャラクターと濃ゆ~い彼らの関係にハマっておりました。
◇ワンコな年下の旦那さま(笑)の人気俳優・香籐洋二(22~29)
欲しいものには一直線、「好きだ好きだ」と押し掛け女房ならぬ押し掛け旦那の強引さ&持ち前の明るさで岩城さんを陥落させます。
自分の思いに正直で(でも決して自分勝手じゃないのがポイント)、周囲に流されない強さと優しさで年上の岩城さんを支える包容力もある男前です。
軟派な容姿と経歴を裏切る一途なワンコさがとにかく可愛くて、この話で私は年下ワンコ攻めの萌えを会得しました!笑
時々弱音を吐いて涙目になるのもまた魅力。
◇ クール&ホットビューティー妻兼旦那さま(笑)で人気俳優・岩城京介(27~34)
香藤も成長しますがそれ以上に(愛し愛され)開花していくのが岩城さん。
最初はとにかくプライドの高さゆえの頑なさ&ちょっとスレた性格ですが、香藤への愛情を自覚し始めたあたりから脆さが顔をだします。
繊細さと潔癖さがあだになることもありますが、香籐からの揺るぎない愛情が岩城さんに自信を与え、しなやかで優しく時には厳しい男前な旦那さまになったり、年上の妻(笑)の色気で香籐(と私)を悩殺したりと目が離せません!
たまに香籐を抱いたりします!(うっとり)
基本硬質な人柄なのに、実はとても情熱家。
情が深く、優しい顔で香籐を甘やかす岩城さんがもう…好きだー!
片方が相手を守る一方的な関係じゃなく、岩城さんが弱ってる時は香籐が、反対に香籐が弱ってる時は岩城さんが支えるという相互なところが一番の魅力なんじゃないでしょうか。
長~~~~い男夫婦のラブラブはここから始まった! なんてね。
最初は全く甘くないんですよね、この二人。ここからどう繋がるの?って感じです。
何かと比べられることが多い、AV男優の岩城と香籐。しかし最近は若い香籐に押され気味で、岩城の方はイマイチぱっとしない。
そんな時、この二人に限ってある映画のオーディションが持ちかけられる。
「春を抱いていた」という小説の映画化にあたって、主役をどちらにするかというオーディションで、呼ばれた二人はその場でSEXしてオーディションをするというものだった。
…設定があり得ないような気もするけど、なんかあるような気もするという不思議な冒頭。
ためらいなくやると言った香籐に引きずられるように岩城もOKします。
岩城という人物は一度芸能界で失敗してて後がないし、今はAVでも香籐に押されてるのでかなり焦ってるんですよ。
そして色々真面目だけど頭も固い。そこを香籐に指摘されて結構すぐ激昂したりしてます。
つかこの頃の岩城さん…言葉が下品! 後では上品な感じで売ってるんだけど、この頃はなんか凄いはすっぱな感じがします。
後を読んでると微妙に違和感があるんですよねー。
あ、それに! この一番最初は岩城攻めなんですよ!
これがいかにレアかは今後少しづつ分かってくるんですけどね。
結局この映画の主役は、作家の沢さんがやり、岩城は準主役になります。
更にその後ドラマ化された時、岩城は同じ役で、沢さんの役に香籐がおさまるんです。
当然岩城は気に入らない。イライラを香籐にぶつけたりします。
香籐はこの頃から岩城が気になり始めています。マスコミ使ってホモ疑惑もでっち上げちゃったりとか、とにかくどんどん岩城にハマって執着していく様が、何というかワンコでかわいい。最終的にはドラマが終わったら関係も終わりになりたくなかった香籐が、押しかけ同棲を始めてしまいます。
それにしてもこれの中だけでも結構いろんな要素がてんこ盛りだったなー。
乱交とか、ストーカーとか。
どれもこれもがなんかこういちいち濃いんですよねー。そこが魅力なんですが。
この頃は新田さんの初期のせいか、絵柄が今と違いますね。服もちょっとあれれ?な感じですが、まあ仕方ない、時代です。むしろその頃からやってる事にちょっと感心しちゃいますよ。
ちなみに、結構ネタバレしちゃってますけど、私がこの巻で一番重要だと思ってる所の事は書いてません。ぜひそこは読んで確認してください♪