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「リーダーは俺な!!」
２hiki bocchi ookami
帯の、わんわんｾｯ…とは?!!
タイトル通り、ひとりぼっちで人間界でひっそりと生きてきた狼の和泉と、エゾオオカミの生き残りとして仲間を探していた御家瀬とが、出逢ってしまったお話。
帯の煽りにある、わんわんｾｯ…ですが、ケモ耳シッポありでのｾｯ…はあります。
が、
完全体なるわんわんの姿でのｾｯ…はございません。
ｾｯ…率は高いです。
で、御家瀬が和泉を探しあて、とりあえず家に招き入れましたが、少しして家を出て行き、改めて御家瀬が和泉の通う高校へ転校してきます。
そこで、圧倒的狼のアルファとしてカリスマ性を発揮。
対して和泉は、中途半端で、、
そんななか、御家瀬が和泉に動物の肉を食べるよう促し、そこから変異が起こり、、、
という展開。
狼の特性と、和泉に関しては人として生きてきた過去の経緯と葛藤、そして御家瀬と出逢ったことで孤独ではなくなり、それまで背負っていた重圧からの解放などが、えち多めのシリアスで描かれていました。
ケモ耳ｾｯ…や、受けﾌｪ…からの顔射、攻め受け双方のアイデンティティにまつわる不憫過去エピソードなどがお好きな方にはオススメの一冊です！
No Title
狼であることを隠し、人間界で暮らす高校3年生の桜糀和泉はある夜、腹を空かせ倒れているエゾオオカミの生き残り・御家瀬冬麻を道で拾います。絶滅したはずの同族との出会いに気持ちが浮き立つも、冬麻は本能を開放しないよう禁欲的な生活をする自分とは、真逆の考えを持っていて……。仲間になることを強要され抵抗するも、冬麻の圧倒的な力を前にムリヤリ発情させられてしまい――!?
最初和泉のイメージは落ち着いたクールな印象だったのですが、発情してからの和泉は人が変わったかのように冬麻を求めていて…。オオカミの獣らしさ…といえば確かにお互いにケモノのように求め合っていたのですが、急にエロ漫画を見せられたような置いてけぼり感が否めませんでした。
和泉も冬麻も本当の家族をなくしていて、『ふたりぼっち』なのはわかるのですが、ケモノのような絡みが変にその切ない部分を打ち消してしまっているようで、エロかったなぁ…が第一にきてしまいました。
ただ、絵もとても綺麗で可愛らしくて良かったです！
エゾオオカミ×ニホンオオカミ、この世にたった2匹のふたり
可愛い絵柄と、”オオカミ”の文字に惹かれ手に取ったこちら。
人間社会の中で正体を隠し、ひっそり生きている高校生・和泉（受け）。
そんな彼がある日下校中、道端で生肉…と思われるものを
もちゃもしゃと食べている同族に遭遇し慌てて連れ帰ったところ、
「仲間になれ」「俺がリーダーだ」と襲われてしまいー
と始まる、孤独なオオカミ同士の物語です。
ケモミミ・尻尾が出た状態での濡れ場はありますが、
獣姦はなし。
キャラデザも可愛く、シリアスな場面もありますが
どこか全般的にコミカルな雰囲気が漂っていて、
約250Pとボリュームはありますが読みやすいお話だと思います☺︎
…が、ちょっと色々ツッコミたい…というか
なぜ!?と思ったり、もう少し詳しい情報・背景が知りたいなー。。と
思うところがちょこちょこあり。
まず、主人公・高校生の和泉は母を亡くした後
一人暮らししているみたいなんですが、
（BLあるあるだけど）お母さん亡き後から今まで、
生活費とかどうしてたの!?と気になってしまう…
そして攻め・冬麻との始まりがほぼ強姦なのも
好みが分かれるところかも。
さらに「んん？」と首を捻ってしまったのが、
その後の和泉の心情変化、絆されについて。
”俺がリーダーだ”と分からせるため・服従させるためのセックスで、
そこで負けた和泉が無理矢理犯されるのですが、
その日からなぜか和泉は冬麻に惹かれていきー
という展開、”オオカミ族の習性です！”ということなのかも
しれないのですが、少し強引に感じられたかも。。
攻め・冬麻についても然りで、
初めて会った時から惹かれていたー
という独白はあるものの、もう少しじっくり心通わせていく展開が
見たかったかな、という気はしました
と、そんな物足りなさなどはあるものの。
二人一緒に山の中を”本来の姿”で駆けてゆく描写、
湖の中でのセックスなど、晴れて恋人同士となってからの二人は
ラブラブで安心して見ていられます(￣∀￣)
（恋人同士になる前、学校でのセックスは好み・賛否が分かれそうでは
ありますが；）
子どもの頃に意図せず触れた生き物を傷つけてしまい、
周囲に恐れられ避けられた経験・トラウマを持つ和泉。
決して同じことを繰り返さないよう、
肉食動物なのに肉を避けて生きてきた彼が
冬麻のそばで肉を食べ、暴走することなく安心して笑顔で過ごす様子に
ほっε-(´∀｀*)
一人ぼっちではなく、これからは
”ふたりぼっち”で生きていく二人/二匹に幸あれ…！
先述したように
惹かれ合う過程をじっくり見たかったな、という点と
二人の関係の始まりがちょっと、、という引っかかりなどを考慮して、
総合的に「萌」としました。
★修正：tn白抜き／一部トーン（電子シーモア）
