お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
shintan kairou
6巻は、、、痛々しくもあり、必要悪のような…跳躍の前の助走でもあるようであり、、、総じてこのシリーズならではの決して明るくはない人生の裏側ルートを主戦場としている人たちのお話しが続きます
この巻で終わりではなく、まだ続きます
以下、かなり濁しつつもネタバレあると思うのでご注意ください
ーーー渚と渚の父親ーーー
渚の父親の身勝手さと哀しさが最悪のカタチとなって渚に降り注ぎます
何と言っていいのか分からないし、軽々しく否定も肯定も出来ない感情になってしまう。。。
多分まともな判断なら「アリエナイ」と一刀両断で糾弾し非難する選択しかない、というのも分かっていながらも、、、
一瞬でも「劣等感や虚無」という得体が知れないのに最も近く自分の皮膚に触れて来る「魔物」の存在を感じた事がある身からすると、救われない「哀しさ」を無視出来ない、、、という情けにも近い感情も無視できない。。。
だからと言ってそれを肯定すべき、とも当然思わない、、、
ただ、「強くない人間」の存在もまた人間な事は否定したくない、、、
そんな一言では言い表せないような形容しがたい感覚に包まれます
それでもハッキリと言葉にしたい位確かに芽生えた感情はあります
環境と向き合えず流された父
環境に抗い足掻き続けた渚
”渚が救われない世の中であって欲しくない”
この気持ちは迷わず思えた確かなもの
きっと私のこの感情は作中の渚の友人達(真理や智)や近所のおばちゃん(村上さん)が抱く、あくまでも”コチラ側”からの感情と一緒かも知れない
そういう意味ではきっと真理ちゃん達とは”同士”であるとは思う
でも一方、渚にとっての”同士”になれるのか?
となると、、、
多分違うんだろう、、、と、、、
あくまでも傍観者な気がするような、、、
それは当然山田(柳田)とも相容れず、、、
きっと渚には山田(柳田)の存在が最も自分を認識できる存在なのだろうと思う
他方、山田(柳田)はどうなんだろう、、、
渚が自分を呼んでいる、求めていると知った時の薄気味の悪い彼の口元が背筋を凍らせます( º言º)
同時に悲しいかな…ココにこそ私が読みたい‼と思っている興味も詰まっている事も感じてしまう。。。
相容れないとは思いながらも”知りたい”と思う、、、
やはり傍観者なのかも知れない。。。
が距離がある傍観者では最早なく、その境界線はもぉすぐソコにあるのを感じる、、、
線の際を感じつつ
”コチラ側”でも”アチラ側”でもある感情に揺り動かされ、、、
読む手が一切緩まらない。。。
そしてその境界線の先なのか後なのかを知れるのはどうやら7巻になりそうだ、、、。
渚との再会
そこで渚は山田(柳田)に何を求めるのだろうか、、、
何となく山田(柳田)からは求める事はなく、あくまでも主導権は渚に握らせるように仕向けるのが彼の本質な気がしてならない。。。
それが善意なのか自己保身なのか、、、
それでも共に在る道を選ぶなら、きっと共依存という深譚に身を投じていくのだろう、、、と。。。
早く続きが読みたくて堪らない…!
渚の父に慄き、描き下ろしの三島のかーちゃんに光を感じる…!
感情の振り幅がエゲツ無いですが…w
それでもやっぱり「スメルズ~」の青臭さに心が癒されます(ღ˘͈︶˘͈ღ)
修正|必要なし