由利先生は今日も上機嫌

yuri sensei wa kyou mojokigen

由利先生は今日も上機嫌
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神56
  • 萌×237
  • 萌34
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
33
得点
532
評価数
133
平均
4 / 5
神率
42.1%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
シリーズ
由利先生は今日も上機嫌
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784813051282

あらすじ

創幻堂出版に勤める編集者・六車君の担当は我が儘で気紛れで、だけど才能溢れるミステリ作家の由利京一郎だ。真夏に焼き芋を、真冬に西瓜を所望されても、たとえいきなり刀を突きつけられても、尊敬する由利先生の作品のためならと今日も今日とて奮闘する六車君だったが、戀にはとんと奥手で……純情可憐な六車君と気難し屋の由利先生の波乱万丈な日々の物語。
出版社より

表題作由利先生は今日も上機嫌

作家(軍医くずれ)
編集

その他の収録作品

  • 由利先生は今日は不機嫌
  • 由利先生と真夏の夜の夢
  • 由利先生は桃がお好き
  • 由利先生と戀のお話 前編
  • 由利先生と戀のお話 後編
  • 由利先生のお気に入り

レビュー投稿数33

色っぽい由利先生にドキっとします。

ほのぼのと笑えて楽しい作品。由利先生大好きな六車君がとっても可愛いです^^
舞台は昭和。レトロな感じがいい味だしてます。癒されました

六車君を困らせて遊ぼうとする由利先生の無茶なお願いを健気にきいて、目をきらきらさせて「役に立てた!」と喜ぶ六車君がなんとも可愛らしい。
六車君のお見合いに不機嫌になったり、家の都合で実家に帰ると言い出した六車君に
「君 僕より枝豆の方が好きなの?」と詰め寄る由利先生も個性的なキャラですごく面白い。
和装と無造作な髪が色っぽくてカゲのあるところも素敵。男の色気を感じます。
描き方も上手くて由利先生に表情や仕草にドキっとさせられました。
六車君は犬の仔のように目をきらきらさせているところや、先生に誉められて“求婚された小娘のように赤くなる”ところにきゅんとします^^

由利先生が食べている桃が甘いかどうかを心配する六車君に口移しをして「甘いだろう?」と言うシーンがお気に入り。雰囲気がとても艶っぽい。

8

可愛い大人の胸キュンがつまってる

ミステリー作家の由利先生と、出版社から「嫁に出した」と言われて、由利先生に翻弄されまくる青年編集者六車くん。

時代が終戦後というまだアナログな時代の設定。
六車くんの出身が宮城県(枝豆を作る実家&言葉尻の”だっちゃ”)
なところが六車くんが純情なゆえんなんですね~
新幹線もまだなくて、「つばめ」ですよ。
六車くんの初心さもかわいければ、その純真さを面白がるようにおもちゃにする由利先生もかわいらしい。
初めてキスされてとまどう六車くん。
意識して先生を敬遠しているのかと思えば、自分如きが尊敬する先生に恋心を抱くなんて恐れ多いと、自分が悪いと罪悪感を抱く六車くん。
ああ~身もだえするほどかわいい!!!
六車くんがいつまでも鈍感で、いや先生を敬い続ける限り、由利先生の意地悪や六車くんのおもちゃ化はやめられないでしょうね☆

「由利先生のお気に入り」は猫の平蔵目線ですが、作家の猫だけあって「吾輩は平蔵である」が書けそうです。
かわいいを連発しましたが、そのくらいハート鷲掴みでした。

8

意地悪な先生と純朴で鈍感な六車くん。

可愛い!!
これはとてつもなく可愛らしい!
先ほど、片付けていた本の群れから未読のものを見つけ、その中に入っていました。
何故、これを積んでいたのか?自分よ!

元々筋金入りのシャーロキアンで、某御手洗シリーズにズッポリはまっていたものとしましては、こういう関係性萌え作品はたまらないのであります。加えて、作家と編集ものは大好きなので、転ばぬ訳がない。
木下さんの同じレトロものでも、海軍軍人さんの話はそこまで好きではなかったのですがこれはいい!!
意地悪な先生と純朴で鈍感な六車くん。
たまらないですね!
本当、この受けくん相手じゃ一生伝わらないんじゃないかと思う鈍感さですが、まとまって良かった!
黒猫の平蔵さんも可愛いです!

もう少し、先生が意地悪というよりも変人なだけのがいいかなと思いましたが、愛ある意地悪だからいいか!
他の作家さんの作品ですが意地悪な先生に翻弄される編集の話がとても合わなかったので、同じ関係性でも由利先生のは大好きだだ漏れな意地悪だからいいんだろうなあ。

あ、幽霊話のオチ、こういうの大好きです!(笑)

7

世界観が素晴らしい! 大好きな作品です!

『由利先生〜』シリーズは、木下先生の作品の中で1番好きです。先生の魅力が存分に発揮された作品だと思います。華奢な線で描かれたやわらかな色気ある絵柄が、戦後のお話という今回の作品にとてもあっています。着物っていうのも萌です。このレトロな雰囲気の世界観がいいんです。透明感もあり、うまく心理描写が表現されていてさすがだなあと思いました。カバーイラストも綺麗で大好きです。

内容は、作家の由利先生×担当者六車君のお話です。
ひねくれてて意地悪な由利先生と由利先生を尊敬してやまない、素直で鈍感で唐変木六車君。純粋で奥手な六車君には駆け引きが通用せず、噛み合わない掛け合いが楽しいんです。由利先生に振り回されているようで、実は由利先生が六車君に引っ張られてるあたりもいいです。可愛くて仕方がなくて、側におきたいと思うのに六車君相手打と上手くいかない…かと思えば他人に手玉に取られていたりと、面白くなくなった先生のふてくされた子供みたいな所が可愛くて仕方ありませんでした。直球勝負を掛けて、思い通り懐に収まったときの満足げな慈愛に満ちた表情は萌で美味しかったです。

六車君は時代背景にあった本当に健気さんなお嫁さんタイプでした。キッスの後(この表現にも萌ます)生真面目さゆえに自分を責めてしまい、深く後悔してしまう所が愛らしいんです。でも、意外としっかり者で、料理もできて仕事熱心で頑張り屋さんな面もあって、さらに好感UPでした。

コメディ系も入っているんですけど、軽いノリのシーンと引き締めるシーンのメリハリが絶妙で絵柄の表情でも、ほのぼの感と緊張感できちんと表されていて良かったです。
猫ちゃんのお話も、第三者が冷静に二人の様子を見ているので新鮮で面白かったです。

全体的に木下ワールド全開でほんわか心地のよい作品でした。何回でも読み返したくなるお話だと思います。オススメです。

6

関係萌

木下先生の作品、初読みがこちらでした。
ほんわかとした絵柄が大好きです。
体の関係が先行するような内容が多いBL作品の中で、
こちらの作品は読んでいてとても穏やかな気持ちになる作品でした。
Hの描写がなくても十分萌えることができるんだと、
再確認した作品でした。
本作品のワガママ作家先生と、健気な編集担当さんという組み合わせも素敵でした。
また、時代も戦後の日本というレトロな設定が良かったです。
私の好きが詰まった一冊でした。

5

ほのぼの~~

推測するに、昭和20年代頃のお話でしょうか。
人気ミステリー作家の由利先生と
由利先生担当の編集者・六車(むぐるま)くんの
ほのぼのストーリー。

由利先生は、「小説家は変人が多い」という例に漏れず
編集の六車くんに、毎回無理難題を吹っかけて
その反応を楽しんでる、という趣味の悪さw
一方六車くんは
編集だから、という以前に由利先生の作品のファンで
(そうはっきりと書いているわけではないのですが)
由利先生の突拍子もないワガママに付き合って振り回されつつも
なんだか楽しそうに見えますw

でも、由利先生のこの行動は
子供が好きな子の事をついいじめちゃう心理と一緒で
なんだかみてて微笑ましいんですよ~。
と言いつつ
いきなりキスして六車くんを戸惑わせちゃったりもするんですけどね^^;

お話は六車くんの視点で描かれているので
由利先生の心の動きは実はほとんど描かれていないのですが
すごくわかりやすいストレートな言動の由利先生を見てれば
どれだけ六車くんを気に入ってるのか一目瞭然w

描き下ろしの「由利先生のお気に入り」は
由利先生の飼い猫・平蔵視点で描かれているのですが
ここに、由利先生の真実がぎゅっと詰まってて切なかったです。
だからこそ
六車くんに出会えてよかったね、先生!って改めて思いました。

由利先生の着流しとか、六車くんのストローハットとか
ちょっとした描写も粋な昭和の雰囲気があって良かったし
肩の力を抜いて、でもちょっと切なさも感じられる良作でした。
疲れた時に引っ張り出して読み返したい1冊です。

4

ほっこり。

実は、この手の短調なお話はあまり得意ではないのですが
癒されましたねぇ~。

ミステリー作家の由利先生は、Sっ気のある変わり者。
六車くんは、ばかがつくほどのおひとよしで純粋に由利先生を敬愛しています。
由利先生は、最初っから六車くんを“そういう対象”としてみていて
手の平で転がしながら間合いを詰めているのですが
六車くんは、由利先生の想像を超えるおひとよしで
ふたりの気持ちがちぐはぐとすれ違うのが、ほほえましくて仕方ありません。

ゆったりとした時間の流れは、私の知らない昔の日本ですが
どこかなつかしさなどを感じてしまいます。

きっと六車くんのような、おばかさんがいても
この時間の流れなら暮らしていけたのかもw

名わき役として黒猫の平蔵がいて
最後に平蔵と由利先生の出会いを平蔵が語り部となって話す漫画が入っていて
それも、どうってことのないお話なんだけど・・・ほっこりする。

4

大好物☆

ちょっと偏屈な小説家由利先生と一所懸命な編集者六車君のラブストーリーです。

まず、装丁にやられました・・・。
美しい!
もともと木下先生の絵柄は大好きで、装丁も綺麗なのですが、この作品の装丁は先生の作品の中でも最も美しいと思います!

ストーリーも面白かったです。
ちょっといじめっこ気質(←好きな子をいじめてしまうタイプです)のある由利先生が六車君を振りまわしているかと思ったら、恋の駆け引きを知らない純粋な六車君も由利先生を振りまわしていました(笑)
お互いに全く違うタイプの2人ですが、お互いを大事に想う気持ちは同じというのが伝わってきて、とても幸せな気分になれる1冊です。

4

作家と編集

人気ホラー作家の由利先生の担当編集を任された、出版社の六車君。由利先生は六車君が可愛くて可愛くて、無謀な頼み事をしたりと我儘放題だが、それも愛情の裏返し、そんな気持ちにも気付かず、六車君は由利先生の機嫌取りに必死なのです。
昭和という時代が醸し出す雰囲気もとっても素敵で、実際今まで読んできた近代の作家さん達の随筆などを彷彿とさせるようなやりとりだったり、二人の駆け引きがとにかく楽しいい。
純粋すぎるが故ちょっぴり鈍感な六車君に想いを馳せる由利先生の苦悩する表情は絶品です。

4

ゆったりした時間

これ、物凄くイイです!
時代は戦後、偏屈でわがままな作家由利先生x弱小出版社勤務で由利先生担当の編集者六車のCP。
由利先生は原稿を盾に、スイカが食べたいだの何だのとわがまま三昧。六車は振り回されつつも、由利先生の要求を満たすべく健気に頑張るのです。
そんな六車が可愛くて、独占したくて、時々はウブな六車が気付かないようなちょっかいを出してくる。
大人で、醒めてて、余裕で。そんな由利先生が、年下で、真面目で、一生懸命な六車に惹かれているんですね!由利→→→六車です。
仮病を使う六車に焦る由利先生がニブチン六車に迫っていくシーン!
由利先生が優位に立って、まるでからかうように戯れているように見えるけれど、実は……
攻めが受けに愛が欲しい、愛して欲しいと心で乞う展開、最高です。

「由利先生のお気に入り」
由利先生の飼い猫、平蔵視点。捨てられた子猫を拾う若き日の由利先生。
猫って栄養状態が悪いと、目がクチャクチャになるんですよね。リアル。
由利先生が六車にイタズラを仕掛け、イチャイチャになだれ込む。知らんがなの平蔵です。

7

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