首にかけた鎖は愛か憎悪か──。

FRAGILE

fragile

FRAGILE
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神161
  • 萌×251
  • 萌26
  • 中立18
  • しゅみじゃない31

--

レビュー数
72
得点
1105
評価数
287
平均
4 / 5
神率
56.1%
著者
木原音瀬 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高緒拾 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784048670029

あらすじ

大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で―。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えていた…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は―。

表題作FRAGILE

青池達郎、大河内の才能あふれる元部下、27
大河内友巳、性悪なサラリーマン、31

その他の収録作品

  • ADDICT
  • あとがき

レビュー投稿数72

ヤバい奴×ヤバい奴

いやぁ~流石です。クソ野郎を書くのが本当にお上手!
上司のいるお仕事をされた方の多くが共感できるだろうクソ上司wwここまで酷い上司は流石にいませんでしたが、青池に共感同情してしまいます。何度妄想でコ◯したことかw
最後まで自分が悪かったと微塵も思わないところは本当にリアルですね。悪酔いしてバーでくだまいた時ぐらい?w
でも青池のやり過ぎにドン引きしちゃいました。大河内の家に人を呼んだ時はマワしちゃうのかなとハラハラしましたが、結局他人が大河内に触られるのが嫌なのかと安心。大河内のベッドでおっ始めたの青池行きつけのバーのマスターですかね?いや~モラル無しw
視点が変わると2人の容姿の印象がガラリと変わりました。青池は野暮ったい見た目なのかと思ったらモテ男のイケメン。大河内はスラッと長身の男前かと思っていたら小さめの美人。大河内の嫌な部分がここでも顕になって面白かったです。
視点が変わってからの解放だったので、大河内の演技はなんとなく察していましたが、どちらともツメが甘かったですね。
大河内は心が強いなとつくづく思いました。鎖に噛みついて血を流したり全身の毛を剃ったりして狂ったのに、演技をするまで回復が早い!っていうか、髪の毛を刈っている途中で電池切れなら、先にアンダーヘアいったの?

この作品メリべになるんですかね?私の中ではハッピーエンドです。
結局最後青池は刑務所に入ったりしておらず仕事も続けているということは、大河内は青池を訴えてなかったということですよね。横浜なんて中途半端な距離を取ったのも、なんだかんだと大河内の心に青池が棲みついてしまったんだと思っています。

1

今作も凄かった

表紙が気になってた作品です。
DMMブックスの還元祭りで数年前に大人買いした中の一冊でずっと積んでましたが、やっと読みました。

いやぁ、全然BLじゃないやんってお話が延々と続きました。
青池はクズだし、大河内はカス。どっちもどっちなんだけど、私的には青池はひど過ぎる。
好きだった人から仕事で酷い仕打ちを受けたから可愛さ余って憎さ百倍なんだろけど、それにしてもやり過ぎだよ。自宅に居座って全裸に首輪と鎖で繋いで食事はドッグフード食べさせるって。
それ以外にも、精神的にも肉体的にも追い詰めるような事がてんこ盛り。
そんな事しといて、好きになって欲しいなんてそんなのあり得ない。

どの行為も酷いと思うんだけど、ゲイ仲間を大河内の家に呼んで全裸に首輪の男を辱めたのもやり過ぎ。そのスジの人がやる事かなと思ったら普通に知り合いだったんか。だれか青池を咎める人いなかったの?って思っちゃったわ。

それにしても木原作品の受けはメンタル最強。今作の大河内も心壊れてもいい扱いされてたのに、タフ。身体は壊しちゃったけど、めげずに虎視眈々と復讐のタイミングを見計らってる。

でもね、こんな激しい経験しちゃったら普通には戻れないのわかってたよ。自分でも回想で言うてたもの、「激辛料理の後に豆腐食べてるような感覚で普通のSEXが味気ない」って。
なので、最後はよかったね〜な終わり方でした。

あとがきなかったのが残念。

1

二人の行く末は、地獄?

このFRAGILEは、ちるライブで木原音瀬先生の特集をしていたとき、白米さんが紹介していました。とても興味唆られるプレゼンだったので、購入して読んでみることにしました。

うまく言葉にできないのですが……もう色々しんどい、やばい、って感じです。

〜以下、ネタバレあります〜






  

ぶっちゃけると、前半部分(監禁、ドックフード生活、暴力)などは全く平気だったのですが、後半の後半からの怒涛の展開に、頭がクラクラしてしまいました。

私の場合は、途中から攻めの青池に感情移入してしまい、彼の大河内に対する愛(クソデカ感情)を知ると、めちゃくちゃ切ないというか複雑な気持ちにさせられ、後半にかけて、徐々に二人の距離が縮まって和やかな雰囲気になると、「こ、このまま結ばれてくれ……!!!」と心の中で必死に願っておりました。

けれど、さすが木原先生。

大河内が手紙に書いた二文字は、衝撃しかなく、その後の青池の自サツ未遂や、ラストまでの流れが、本当にエグい。これはやっぱり木原先生にしか書けない物語だと確信しました。

特にラスト。これは何エンドなの? ハッピーエンド? バットエンド? いや、違う。これは『木原エンド』だと思いました。木原先生にしか描けない終着点、二人の歪な関係性。この二人はこれからどう続いていくのだろう。大河内はいつか青池のことを愛するようになるのだろうか、青池は大河内に対しての感情を変わらず持っていられるのだろうか(大河内の関心がいつまでたっても自分に向かないことに、いつか発狂してしまうんじゃないだろうか)……その後の二人の行く末を考えてみると、どう転んでも、もう地獄やん……と頭を抱えてしまいました。

読了して一晩経ち、今このレビューを書いているのですが、胸のモヤモヤが残っていて、まだFRAGILEの世界に気分を残しています。この、後を引く妙に陰気な読後感……これもやっぱり木原音瀬先生の成せる技だと思います。

木原音瀬先生作品は今まで何冊も読ませて頂いていて、そのどれもが素晴らしく、唯一無二の存在で、心の底から崇拝しているのですが、うん、やっぱりすさまじいお方だと、今回のFRAGILEを通して思いました。

これからも先生のことを追いかけるので、先生にしか書けない地獄の世界を、ぜひ見せてほしいです!

色んな意味で、すさましい作品でした!!! ありがとうございました!

2

鬼畜の攻めに同情せずにはいられない。

木原音瀬先生に最近ハマりまして、何作品か読んでいます。この作品はYouTubeの方のちるちるで木原音瀬先生特集をやっていてソムリエの白米さんが2位(だったかな)にあげていたので気になって読んでみました。

監禁ものなので覚悟して読んでいたのですが、受けが本当にクズといっても過言ではないモラハラ上司受けなので、性悪な分痛い目にあっていてもそこまで可哀想に思わなかったかな。逆に攻めもっとやれ!!と思ったし、酷い目にあってる受けにせいせいする感じでした。とはいえブチギレた攻めは本当に容赦ないので胸悪くなる人はいるかと思います。

この作品は攻めに同情することが多かったですね。途中で攻め視点の話になるんですけど、どっちが可哀想なのかわかんなくなっちゃいます。受けに期待しても自分の想いは一方通行でしかない、簡単にあの男(受)は裏切る。とわかっていても期待じゃうんですよね。ここの心情はどの作品でも木原先生の才能が光ってると思います(私がみた作品では受けがそういう心情多かったですがこちらは攻めですね)。

そして痛みあるシーンや話の転になる部分が一回で終わらないのも木原先生の魅力の一つ。最後の最後で驚愕しました。普段みている作品では越えないであろう部分を越えてくるあたりさすがです。

えっ、ここで終わるの?!みたいな完結な終わり方をしないのが読者が考える隙間がある最後になったと思います。なんなんだろうな、「なにもこんな奴好きにならなくたって」って私たちは思ってしまうんですけど、それが作品の良さなんですよね。うんうん。

全然ハッピー要素ないし、暴力的、屈辱的シーンありますがそこまで苦なく読めました。素晴らしかったです。

3

衝撃

この作品を読んだのは約10年以上前ですが、当時衝撃を受けすぎて手汗びちょびちょになりながら読んだのを覚えています。執着攻めラバーになるきっかけになりました。
かつて受けの部屋でおしっこをまいたり精子をかけたドックフードを食べさせる攻め様がいらっしゃいましたでしょうか。くず行為を平然とやり通しときながら絶対的権威を前にしたら抵抗できない大河内が哀れでした。一瞬で嫌いになれるね。
今考えるとつっこみたいところでてきたんですが、他人が本人の代わりに辞表を出してもいいものなんですか?どうでもいいけど。

3

過去やトラウマに頼らない書き方も好き

 凄まじい余韻を残してくれる監禁ものとして、永遠に私の中に君臨し続けるであろう作品です。青池の執着が粘着質で、監禁も相当に徹底されていて、相手の尊厳を根こそぎ剥ぎ取る醜悪な方法であることも作品の要と言えるでしょうが、それ以上に私は大河内という人物、彼の性質が最も肝であるように感じます。

 大河内の蛇のような小狡さ。狡賢さ。逃げ足の速さ。プライドの高さ。事件前に彼が職場で青池にした仕打ちは最悪で、この点に関して彼への同情の余地は一切ありません。しかし彼が凄いと思うのは、こんな仕返しに遭っても、ほとんど心からの反省は感じられなかったところです。あれくらいでこんな目に遭わされるなんて割に合ってない、酷いじゃないか、自分の築き上げたものを壊しやがって、とどこまでも自分本位。青池の気持ちをちゃんと相手の立場に立って推し量ってみたことは一度もないのではないか、そんな気さえします。

 私はそんな大河内を非難しているわけではなく、彼のその性質が最後まで貫かれていることが最大の魅力だと思っています。いかに自分が損をしないように生きるか。とにかくそれが一番大事な人間っていると思うんです。母親との関係があまり良好ではないことを示すシーンが僅かにありましたが、かと言って彼が本物の愛情、激しい愛情を欲しているという描写はありませんでした。彼は誰かに愛されたいと渇望している人間ではない。自分を常に一番高みに置いて、あえて孤独に生きている人間。ここが他の作品と一線を画す点かなと。だから、彼のような人間を好きになった時点で、もう誰も彼に太刀打ちできないのだと感じました。

 蜜月期間は私もすっかり騙されました。ストックホルム症候群的な影響もあり、彼は青池に気を許したのだと。青池の中盤までの仕打ちは忘れて、あと一悶着くらいはありそうだけどなんだかんだハピエンに向かうのだろう、と私も気持ちを昂ぶらせていくところでした。そこであの手紙です。もう5分くらい笑いが止まりませんでした。そうだ大河内、お前はそういう奴だった。彼が青池から受けた仕打ちを帳消しにするわけない。青池の憎悪が消えていく代わりに、今度は再び大河内が彼への憎悪をじわじわと募らせていた。

 再会した時、また振り出しに戻るのかと思いましたが、青池はもう負けを悟っていましたね。どう足掻いても、大河内と並の恋人のようにはなれないと。大河内にとって、青池から与えられる快楽が気持ちいいのは事実でしょう。でも、そこから青池を好きにはならないし、気持ち悪いという感情も併存している。女とヤるのは青池とヤるほど気持ち良くないし、また監禁生活に戻るのも御免だ。彼の思考は最後まで自分本位だったと思います。孤独に苦しみ愛に飢えたマイナススタートな人間がゼロになろうというのとは違い、元からプラスだった人間が味を占めただけ。なくてもいいけど、あったらより良い。それが大河内にとっての、監禁するほどの狂気は取り除いた青池の好意なんでしょう。青池がそれでいいと諦めるしかないのかも。それでも私はこの2人の関係が好きで、どうしようもない大河内というキャラの現実味にどこか安心もしてしまうのです。

7

この後味の悪良さ

みなさんのレビューと木原音瀬さん、ということで心して読み始めました。
最近は、ハピエンを求められるのかも知れませんが、この二人にとってのハピエンはこういう形にしかならなかったのだろうなと思う。

当初は青池君何すんねん!嫌もうヤバいやつやん。
大河内さん、会社行ってる間になりふり構わずに逃げて!
とか思うとこはありましたが(笑)結局、大河内さんは往生際が悪いタイプですかね、まだ過去の、平和だった頃に戻れるって思ってる、おバカさん。その夢から覚めるには最期の青池君の命をかけた行動があるまで無理なんですよね。しかし大河内さんの意志力ハンパないす。引越し手配出来るほど、気持ちが萎えてないのが凄い。
心のどこかで、無意識に、気持ちがあったんじゃないかと思えてしまう。自分を不幸だとか愛してないとか言いつつ、欲する気持ちがあったから・・・

いや、大宮から帰ってきたらまた荷物が無くなってるとかあるかもな。
でもハッテン場に行こうとしたりしてたり、あったもの、経験したものの喪失感を認識してるからそえはならないのかも。
「嫌よ嫌よも好きのうち、を壮大にした感じ」のストーリだな。全てがスケールでかい。会社でのいじめパワハラも、監禁も、そこからのイヤイヤ(書き置き事件)、躯はスキスキ、結局のとこ青池君の勝ちなんかな。。。

こういうのを読ませる力ってさすが木原音瀬さんだなって思いました。いゃもぅ素晴らしい。

2

読みながら手に汗にぎりました。

最初はまじめでイケメンなゲイの部下が自分をクビにしたパワハラ上司に復讐していく話だと思って読んでいましたが、だんだん2人の関係が変化していきます。
木原音瀬先生にしか書けない綱渡りのストーリー、主人公2人の人格破綻しまくった心理描写が読み応えありました。
1回目に読んだ時はラストに向かう怒涛の展開に先が読めず震えましたが、2回目以降は結末が分かっているので、また違った視点で楽しむことが出来ました。
最初は「大河内って人付き合い上手くて人に取り入るのに長けてるって設定だけど、むしろ友達少なそう。。。」と思ってたのですが、中盤以降に青池が手玉に取られる姿を見て「なるほどなあ。」と感心してしまいました。

3

狂気に毒されそう

冒頭から巻き起きる事件。嫉妬。憎しみ。復讐。執着愛。
最後まで付き纏う、何とも言えない不快感と妙な切なさ。
夢中になって読みました。

才能ある部下・青池の持ってきた企画を尽く握りつぶす上司の大河内。そんなパワハラに加え、ゲイであることをバラされた青池は、ある日大河内に襲いかかってしまい退職に追い込まれることに。
そこから始まる復讐と愛憎劇の行方を描いたこの作品。

青池に脅迫され、半監禁生活を送ることになる大河内。
首輪で繋がれ犬扱いをされ、人としての尊厳を奪われる同居生活が始まります、
青池のすることは常軌を逸しているし、酷いことだし、暴力は大嫌いなんだけど、序盤はいまいち大河内に同情出来ませんでした。
何故ならこの人は青池にしてきた悪事を自覚しながら、まったく反省していないから。
犬扱いされている自分の惨めさに涙することはあっても、相手の人生をめちゃくちゃにしていたことを悔いる気持ちはひとつもない。

一方で、なかなか理解できなかった青池の心理は、後半の彼視点の物語で明らかに。
あれほどの憎悪に至った根本に、純粋な恋心があったとは。爽やかな恋心がドロドロの憎しみに変わっていく。徐々に壊され狂っていく様子が悲しい。

前後半で視点が変わり、片方の心理がわかるともう片方の心理が読めなくなるのが面白かった。

ラストは壮絶…。本当に壮絶でした。
二転三転するラストに、残りページ数とにらめっこしながら「ええええ!!」「えーーっっ!?」と息も絶え絶え。
監禁ものは、狂った加害者と支配されて狂っていく被害者…という図式が多く、そこに芽生えるものを愛と捉えるのは難しいのですが、2人の中で他人には理解し得ない新しい世界が生まれるのは確か。
いやー、それにしてもこれは…
木原先生の筆致のなせる業か。

人間の嫌な部分やそのままの感情を、ぎゅぎゅっと凝縮して歪に丸めたまんま、取り繕ったり装飾したりせずにポーンと読者に投げてくる木原先生は本当にすごいと思う。

心地よくないのはわかっているのに読んでしまう。そんな悪魔的魅力がたまりません。

5

最後の1頁まで結末が読めない凄み

苦味ばかりの男が気まぐれに落としていく飴は、ことさら甘い。

作中の一文、まるで木原さんの小説のようですね。スペイン映画「私が、生きる肌」を彷彿とさせる監禁と愛(こちらの方が先ですが)、最後の1ページまでハッピーエンドなのかバッドなのか全く読めないのは相変わらず面白く、半端ない読み応えでした!
素敵な挿絵は今でも古くありませんし、内容とのイメージが私にとって差がなく助かりました。

ゲイの青池が好きな上司の為に完璧な企画書を出すも、嫉妬を買い虐めに合う。愛が憎しみを生むお話。

大河内からのぞんざいな扱いで青池の胃に穴が空いたりするわけですが、それでも監禁は明らかに酷過ぎます。容赦がなく、よく思いつくなと失笑してしまうくらい。それでも青池がされた事がどれだけ彼を蝕んだのか、自分の行いがどれだけ人に影響するか真剣に考える、それくらいは日常生活で活かせる教訓です!

テレビドラマでは殺人動機や出来事を映し、愛が憎しみに変わっていくというのはあまり丁寧に描かれない部分な気がします。青池はかなり自己分析していて、大河内の嫌いになりそうな部分も少しの飴を見つけ好きになってしまったり、監禁までしてしまうのに自問自答する場面が丁寧に描かれていました。そういった感情になかなか出会ったことのない読者でも、理解できない事にいつまでも頭を使う事なく集中してサクサク読めました。大河内をどうすれば自分は気が済むのか、監禁をしている事に対して迷う心理描写は個人的にとても新鮮でした。この気持ちの変化で監禁体制も変わっていくのが面白いし、この迷いの果てがそのままラストに結実しているのだと思います。

後半戦にすすみ「えっこれってハッピーエンドなのっ!?」という甘い展開も驚きましたが、台詞も可愛く楽しめました。ここは「飴」だぞ、これからどんな激辛が待っているのだと待ち構えつつ、もしかしたらこのまま終わるのもアリかなと逡巡するのが、毎度楽しいです笑。

新アパートでの事件もかなり劇的で映画に出てきそう。青池が出した一つの答えですね。そのまま二人死んでも壮絶で支持しますが、希望が見えて少しだけほっこりする終わり方で読み終えられました。本当に凄まじい作品です。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う