俺は…思ったより お前にハマってるかも

ハッピーアンチモラル

happy antimoral

ハッピーアンチモラル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
28
評価数
7
平均
4 / 5
神率
14.3%
著者
Jbn 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784867870976

あらすじ

女漁りで繁華街に来ていた鷹一が女性と間違えて声をかけたのは、髪の長い男の子・操。
操が人懐こい笑顔と関西弁で「おにーさん おれで試してみんー?」と誘ってくるので期待せずに試してみたら、反応がいちいち可愛くて予想外にハマってしまう。
魅力的な男性の絵を描きたくなるのだと一面画材だらけの部屋で過ごす操は、鷹一のことも描きたいとごねてくる。
ワンナイトで割り切ろうとする鷹一だが、自分にはない操の危うさと底の知れない魅力に目が離せなくて…。

歓楽街の片隅で出会った刑事と画家の年の差アングラ・ラブ。

表題作ハッピーアンチモラル

刑事
絵描き、19歳

レビュー投稿数3

物騒だけど行儀がいいので令和らしさ感じた

はじまりは謎の存在。突然物語が始まります。揉め事してるところを助けたらお礼にカラダを差し出されて、案外良かったからそっからズルズルと関係がスタート。

主人公鷹一の正体はお相手の操には物語後半まで秘密にされる。刑事って安易に正体バラせないのかな。

ふわふわふらふらしてる操は若い芸術家で素直で人懐っこい。だれでもホイホイ自宅に連れ帰りそうな危なっかしい部分があって、でも絵を描いてる姿は真剣でギャップにヤラれて早い段階でハマりだす鷹一。
見た目可愛くて好意を素直に表すし、自分のやった事(性的なものも含む)に対してのレスポンスが最高だし、好きにならんはずが無いわ。

操の生い立ち部分、本人は当たり前のようにサラッと話してたけど、結構ハードモードよ?
父子家庭で、小学生の頃からお父さんが自宅に男をの子を連れ込んでエッチしてた。それをこっそり見てた。楽しそうやしみんなおとんのこと大好きやってきらきらしててめっちゃきれいやなって(思ってた)
だから自分もそうしてるって感じのポリシーを話してた。はっきり描写されてないけど、お父さんは革靴履くような年齢で相手はスニーカー。
髪の色の具合からしてお父さんがネコなんよね。
お父さんみたいに愛されたくて操くんもネコのポジションみたい。
幼少期に親の性行為頻繁に遭遇するって心理学的になんかありそうだよ…本人無邪気だけど。

今まで自宅に連れ込んで絵のモデルになって貰った男達は絵に関心を持ってくれなかったけど、鷹一は自分と絵に興味を持ってくれた事で、特別な存在になっていってお互い付き合ってないけど意識し合う仲になったところに、操に影響を与えた過去の男、登場すんだわ。絵の師匠でもあり初体験の相手でもある彫り師のタイラさん。顔面にもタトゥとピアスをしていて瞳孔が常に開いてるキマった顔してる如何にもヤバそうな男。
操くんって流されやすそうだから師匠の悪い誘いに乗せられるんじゃ…って思っちゃったら案外いい子だし、断れるんだね。意外だったよ。
平成のBLなら一服盛られてだかもしれないけど、ちゃんとお断りして逃げてくるのが令和なのかな。

あまり描写がなかったけど、仕事に対して停滞期がきてた鷹一が今回の出来事でやる気を取り戻せて恋人も出来てめでたしめでたしなんだ。
ライトな攻めの救済ストーリーにもなってました。

最後にクリエーターとしての立場についての操の言及があって、世間に認められるよりも自分が表現したいものを描いて鷹一に認められる方を選ぶって言ってた。これは、生活費に困らない状態だからこそ言えるんだよなーって思っちゃった。
操くん働いてないし、個展でそんな儲かってる感じもしないから鷹一が、パトロンとして養ってあげるのかな。

恋人同士って対等だから上手く付き合っていける気がするけど、この生活って9:1くらいで鷹一の負担のが多くないかな?家事全般操くんしてくれるんだろうか?今はラブラブで可愛くてしょうがないからいいだろけど、数年後が心配です。
フィクションだからきっと操が芸術的に認められて大金入ってくるってなりそうだけどさ。

電子で購入
白抜きです

0

ハッピーなアンチモラルなふたりだった♪

というのも冒頭から、女好きのアラサー刑事の鷹一が女漁りに出かけた先で、女性と間違えて声を掛けたのが、今作の受けである長髪男子の操でした。

そんな操から誘われ、男を試してみる気になり、実際に致してしまう。
思いのほか良かった挙句、個展をするほどの腕を持つ絵描きだった操にモデルまで頼まれて、、、
という冒頭。


ワンナイトと割り切っていたはずの鷹一。
職業が刑事であることを隠し、物語終盤ギリギリまで、自らのその正体を操へ明かしませんでした。(というより、偶然操が鷹一の職業を知ってしまっまたというほうが正しいですね)

と、同時に薬物の捜査をしており、なんとそのターゲットが操の初セッ…の相手であり、絵を描くきっかけとなったタイラで、、
しかもそのタイラが見た目からして、怪しいと踏みましたが、、

実際、怪しかったわけで、、、

タイラと対峙するシーンはどうなるかと思いましたが、さすがハッピーとアンチモラルという、反するようなふたつの単語がついた作品です。

鷹一は刑事ですが、おそらくアンチモラルなんてクソ喰らえ精神をお持ちになっている方でしょう。
最後には無事に操とハッピーエンドを迎え、蛍光イエローのお表紙カラーその通りに、ハイテンションでえち度高いBLでした♪





0

ピュアな青年とスレた大人の恋

刑事でありながら女好き(らしい)な鷹一と、魅力的な男の絵を描くことが大好きな操が歓楽街で出会い、出会ったその日にワンナイトしてしまったことから始まるストーリーでした。

絵はとても上手く、描き分けも出来ていて紙面もスッキリして見えます。
受けの操は絵を描くことが大好きで、何事にも素直で疑いなく受け入れるピュアさがあるというか、ピュアすぎてちょっと心配になる。笑
可愛く描かれすぎていて、19歳には思えない幼さがありました。

鷹一は女好き設定だったと思うんだけど、職業も職業なので、出会ってすぐの操(しかも男)と大して躊躇いもなくエッチしてたのはファンタジー過ぎかなと思いました。

操が男性の絵を描くようになった背景にある幼少期の家庭環境とか、最後にちょっとだけ語られた鷹一の訳アリ過去とか、もう少し掘り下げてストーリーに絡められていたらもっと良かったかな。

独特な世界観と絵柄をお持ちの作家さんだと思うし、センチネルバースを描いた過去作品などは素晴らしかったと思うので、次回作に期待したいです!

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