黄金の魔法師と逆転オメガの蜜月結婚

ougon no mahoushi to gyakuten omega no mitsugetsu kekkon

黄金の魔法師と逆転オメガの蜜月結婚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
ゆりの菜櫻 

作家さんの新作発表
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イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403526237

あらすじ

第二王子でアルファ、大陸屈指の魔法師レザックは魔物討伐中に魔法騎士団の隊長ハリスに身を挺して庇われる。ハリスは一命を取り留めたものの、アルファからオメガに変異してしまい……?

レビュー投稿数1

三兄弟最後の独身、敬語年下ワンコ次男の求愛に悶える

ゆりの先生の”カミール王国三兄弟”シリーズ、大大大好き、大ファンです!✨

はーー…先生の書かれる優美な貴族社会とシリアスな戦闘シーン、
そして結婚式シーンが、控えめに言って最高オブ最高でした...

後述しますが、ちょっと個人的に”もう少し掘り下げて知りたいー…!”と
(厚かましくも)思ってしまった点もあったのですが、、

やっぱり、先生の書かれる貴族オメガバースの世界観が大好き・:*+.
優美さに毎回うっとりしてしまいます。

あと、毎回楽しみにしているのが、カワイチハル先生の扉絵!
攻め受けのちびキャラが本当に本当に、「可愛いっ!!!!」と思わず声が出てしまうほど
超絶可愛いのです…
今回のちびイラストは、寝台で眠るハリス(受け)の左手を
レザック(攻め)がぎゅっと(だけど優しく)握って見つめているー
というもの。

この、無表情で手を握りハリスを見つめるレザックが!! 良い!!!
本編の中で、恥ずかしがることもなく一心に愛を乞う、ハリスが初恋の
年下敬語ワンコ。
愛の告白シーンを読んでいる時、ときめきすぎて胸のドキドキ、
バクバクが自分でもはっきり感じられるほどでした。

以下、簡単な内容・あらすじと感想です。


今回の新刊は三兄弟最後の独身・次男で第二王子のレザック(攻め)のお話。
三兄弟の中で唯一の、攻めです!!
今作の受け・ハリスが第一王子で攻めの兄・セインの護衛騎士なので、
セインが二人に絡んで登場するシーンが多く、セイン推しの自分としては
嬉しい限り♡

こちら三兄弟シリーズ、念のため前2作の情報を少々...

・『黄金のオメガと蜜愛の偽装結婚』:三兄弟の末っ子・リシェル(Ω)の物語
・『黄金のアルファと禁断の求愛結婚』:三兄弟の長男・セイン(α)の物語

となっており、それらに続く第3作が今作となります。


カミール王国第二王子でαのレザック(攻め)は、
大陸屈指の魔力を持つ魔術師。
そんな彼と共に魔物退治へと赴いた受け・αのハリス(長男である兄王子・セインの護衛騎士)は、
森の中でレザックを魔物から守った際に瘴気を浴び、
それが原因でΩへと転換してしまいます。

突然Ωへとバース転換し、混乱するハリスを初めての発情が襲い、
レザックが乞う形で”発情の解放の手伝い”として体を重ねる二人。

その後「責任を取る」と言ってレザックから求婚を受けたハリスですが、
迷惑をかけないために実家の子爵領へひっそりと帰ることにしてー


と続きます。


バース性による差別は表向きにはない、とされている世界ではありますが
護衛騎士だけは例外とされており(Ωが急に発情してしまったりすると、
護衛という役目が果たせないため)、
ハリスが誇りを持って従事していた職を辞さなければならない事態になる展開、
胸が痛みました。

で!ここのαとしての矜持、護衛騎士としての矜持を振り切って
Ωになったことを受け入れショックから立ち直っていく部分、
より掘り下げて詳しくハリスの心情を見たかった気がする…!

とはちらっと思うものの、彼が運命を受け入れ、
王族であるレザックを守り切れたことに誇りを感じている描写。
そして後悔していないと振り返り、新たな道を歩んでいこうとする姿は逞しく、
いい男だなあ…と惚れ惚れしました。


恋愛面では、とにかく攻め・レザックがハリスを掻き口説く姿が
あまーーーーーーい!
全部敬語なのって、ずるくない!? なんだか逆に(?)エロくない!?と、
ハリスと同じ感想を抱きました笑

決してハリスを追い詰めるようなことはせず、
でも、逃がしはしない。
そしてその思いを隠すことなく、ストレートな言葉でぶつける。

…こんな年下ワンコに縋られ迫られ甘えられたら、
秒で落ちる自信があるよーーっ…!

レザック→ハリスへの片思いなのですが、こちらの描写、
どんなふうに無自覚に思いを募らせていったのかー
という部分があっさり目であまり語られていなかったのは、
「聞かせて!読ませて!その恋心!!」と思った点ではありますが、
彼のハリスへの恋情、執着度は十分に伝わってきて、ゾクゾクしました。


で、もう一つとてもとても萌えたのが、終盤の結婚式での誓いのシーンです。
交わす言葉、レザックの仕草、一つ一つが甘くて最高にロマンチックで…
ハリスが思わず涙を流してしまうのも、分かる。。

そんなハリスの涙を指で拭い、「泣かないで」と甘く囁くレザック。
うーーーーー腰砕けになる.....!!

狂おしいほどの想いに支配されても、きっちりちゃんとセーフセックスする
ところも良き◎(最初の発情のときは違いましたが;)
本文中の”避妊具”のところで先生が悩まれたことが
あとがきに書かれており、ニヤニヤしてしまいました( ̄∀ ̄)

この先の二人には、可愛いぷくぷくほっぺの子どもが生まれるのかな?
そして、「レザックのものを集めて包まれたい」と巣作り願望を持っている
様子だったハリスは、願いを叶えられたのかな?

と、気になる部分いろいろ(๑˃̵ᴗ˂̵)
三兄弟全てが愛する人を見つけ、結ばれましたが
彼らの”この先”もぜひぜひぜひ!番外編でも良いので見たいです。

敬語年下αの求愛にときめく、甘く幸せな物語、堪能しました・:*+.

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