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ノンケの二宮がゲイ御用達のカフェでアルバイトを始め、そこの厨房担当の首堂に恋しちゃうストーリー。新装版です。
首堂はタチなんですが、正直二宮と並ぶと首堂は普通に受けにしか見えないです(笑)。そのせいではないでしょうが、周りにも実はネコだよね、ってバレてるし。
少し綺麗に描きすぎではないでしょうか。もうちょっと男っぽかったら良かったですね。
描き下ろし、仕方ありませんが絵柄変わりすぎ・・・(笑)。かなりあっさりした絵になってしまいましたねえ。昔の絵が好きだったので少し残念です。
この文庫版の『俺の気も知らないで』にはビブロスから発売されていたコミックスの
『俺の気も知らないで』
『プライベートレッスン』
が収録されています。
二つのコミックスまるごと全部入っているわけではないですが、二つともいまでは手に入れづらいのでこちらの文庫はありがたい限りです^^
*俺の気も知らないで*
カフェバイト(ノンケ)×厨房担当(タチ)のお話です。
タチといっても受の直樹はもともと抱かれたいと思っていた人。
しかし自分を抱きたいと思う人間なんていないだろうと思いこみ、タチからの秋波に全く気付かない。
かっこいいけどにぶにぶの可愛い人なわけです。
かっこいいからこそ、ふとした時に可愛く見えるその姿はたまらん可愛いです。そりゃもうノンケの攻・紘を落とすほど!
紘はすごく誠実で、好きだと思ったら一直線。ストレートだからこそそんな直樹を落とせたんですね。
二人のじわじわした距離の近づき方や、パワーバランスが反転したりするのがすごく楽しいです。
さすが村上さんだなぁ~としみじみ。
*この僕をどうするつもり?・わがままな唇にキスをする *
『俺の気も知らないで』のスピンオフ。
カフェバイト(ノンケ)×カフェバイト(ゲイ・高校生)
自分の気持ちに素直になれない者同士。かわいいのう。
*プライベートレッスン*
一話目は音大付属生×進学校生。すごく微笑ましいです。
至は天才である朝日に対して憧れとコンプレックスを持っているのだけど、そんな朝日も童貞であることを知って大喜び。
いくら憧れの存在でも男として上に立ちたいっていうのはありますよね。そんな至が微笑ましいです。
朝日も天才なのに恋には不器用で、やっぱり微笑ましい。ニヤニヤ。
えちはありませんが、中学生同士なのでなくて良いと思います。
二話目からはCPが変わります。
朝日×至の続きというか微笑ましい成長をじっくりまったりあるのかな…と思ったらまさか……それだったらAct2とかじゃなくてタイトルを変えればいいのにと思わなくもないです。
でも私的には次のカプのが萌えました。
もう一つのCPは朝日たちより少しだけ大人~な感じで(といっても高校生ですが)
進学校生(受の初恋の人の義弟)×音大付属生(やりまくりの女王様)
受は朝日の先輩ですが、朝日たちのカプはまったく絡んではきません。
中学生時代は一途で可愛かった受が高校生になったらもうやりまくり。
攻は受が破れた初恋を引きずっているのだと思っているけど、本当は引きずっているのは初恋ではなくて…というお話。
なんだかんだで二人とも一途で村上さんらしい可愛いキャラです。
あとがきまんがでは『俺の気も知らないで』『プライベートレッスン』のキャラが絡んでて思わずにやり。
絵柄結構違って時の流れを感じました。
新宿三丁目のダイニングカフェ。三丁目なのに、客はゲイばかり。
表題作は、そこで働くバイトの攻め(ノンケ)と厨房担当の受けのお話。受けが、今までタチで遊んでて、本当は抱かれたかったという人。
本当は抱かれたいけど、そんなかわいい男ではないし……という受けのジレンマが、可愛いです!
最初は反発しあっていた二人ですが、徐々に距離が縮まっていくのがドキドキします。
村上左知先生ブームが来ているのですが、どの作品も小さな書店ではあまり置いてなくて残念! これは文庫サイズの本なので、探す時に注意です!