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tensei shite heibonna jinsei no hazu datta noni, cheat no seide ouji ga dekiai shitekimasu
辻褄合わせが天才的な王子とチート持ちの転生青年のラブコメ!ふたりのやりとりがテンポ良いし、前世がサラリーマンだった受けのツッコミに何度も笑わせていただきました!
ファンタジーな世界に転生して赤ちゃんスタートしたノアール。自分でも気づかなかったチート能力で死にかけ王子を助け、その能力を買われて王子の「愛人」として王城へ行くことに。
王子がぺらぺらと辻褄合わせの話を作り出すんですが、「あ、頭いい~!」と何度思ったことか。頭が良くてお仕事もできる第一王子のカールくん、推せます。もちろん顔もいいし剣の腕も王国一。
ノアールは現実主義というのでしょうか。発言も行動も割と男前で仕事熱心かつ真面目。
そんなふたりが契約愛人から恋人になる過程、とてもニヤニヤさせていただきました…!
第一王子と第二王子は……これ無理じゃない?この関係を修復するのは不可能じゃない?死しかないのでは???と終盤はヒヤヒヤしながら読んだのですが、まさかまさかの解決策で!めちゃくちゃ笑ってしまいました。こうくるとは思わなかった!お見事です!
第二王子にお咎めなしはちょっと…とノアールと同じくわたしも思ったのですが、カールくんは無自覚ブラコンですし、第二王子の彼には利用価値もありますから、まあ良しかなと!なんせ彼はもう裏切りませんし。
ハピエンでよかった!面白かったです!
タイトルに「溺愛」とありますが、自分の感覚では”溺愛!!”というほどの
うっとりするぐらいの糖度、萌えは感じられなかったかな…?
”溺愛”に至るまでの攻め側の気持ちの描写やエピソードが、
もうひと押しあればなあ、、というのが、読み終えての正直な感想でした。
あと、これは自分の感覚や好みの問題なのだと思うのですが
文章が全体的にライトな…というのかな、”軽い(/チャラい)”感じがして。。
どうもそれがちょっと居心地悪いというか、
気になってしまい一気読みできませんでした;
例えば、二人が初めて体を重ねるシーン。
服を脱ごうとしたノアール(受け)がカールハインツ(攻め)に
「俺にさせろ」と言われて、”おとなしくマグロになる”という描写。
マグロ、という言葉になんだかちょっと気持ちが萎えてしまう…
受け自身による描写にも(一人称で進むお話です)、もう少し色気が欲しいな…と。
また、「〜らしい」という文が3つぐらい続いたり、
”口をもにょらせるに留めた”などの表現もそのライトさが気になってしまいました。
中世ヨーロッパ風の転生世界が舞台なんだけれど、
煌びやかさというか、そういった雰囲気が(自分には)あまり感じられなかったのが
少し残念です;
と、辛口になってしまいましたが、
お話の展開、流れはとても面白くて、とても好みでした。
転生前、船の事故に遭うも死ぬ前に一人の少女を救った受け。
その少女が海の女神の娘だったことから、ある”声の能力”を授かり受け、
異世界へ転生します。
転生先で湖に倒れ込む王子・カールハインツを救ったところ、
ノアールの能力に気付いたカールハインツから「愛人ということにして、
自分と一緒に王宮へ来い」と言われてー
と続く異世界転生ファンタジーです。
当初は「癒しの力」だと思われていた”声の能力”が、
実はそうではなかったこと。
そして弟に命を狙われるカールハインツの”愛人”として王宮へやってくるも、
前世の記憶・知識を生かして主に薬の分野で大きな改革を(陰ながら)行うこと。
この2点が特に面白く、「おお!」と興奮してノアールの気持ちに
寄り添いながら読むことができました。
よく見ればタイトルに「チート」という文字があるのに、
すっかり”治癒の力”だと信じ込んでいた自分。
ノアールが刺客に狙われ間一髪!というところで発動し、明るみに出た能力に
なるほど〜!となりました。
攻めの力に頼ることなく道を切り開いていくノアールの姿、
逞しくてとても好きでした◎
ただ、BがLする部分では、ちょっと色々思うところがあった…かも…;
ノアールが男性だから正妃にすることはできない、という事情も理屈も
分かるんですが、
「俺の正式な愛人になってくれ」
…
…
って。。萌えない。。
”「愛人」であっても!結ばれるじゃないか!”と
自分の気持ちを奮い立たせようとしたんですが、
やっぱりどうしても萌えることができませんでした;
カールハインツも「一目惚れだった」ということなんですが、
彼視点のエピソードや、彼の気持ちが十分に分かってくううっ!!となるような
ノアール視点の描写が欲しかったなあ。。
攻めの気持ちに何となく乗り切れず、
ラブ面にそこまで萌えを感じられずに読み終えてしまいました;
終盤、カールハインツの弟関係のいざこざ、事件の納め方も
やや駆け足気味に感じられました。
ただ!
健気に攻めに守られて…というわけではない、
自力で頑張る受け、というところ。
思わぬ能力が開花したり、事件に巻き込まれながらも
攻めの気持ちに寄り添いながら解決させようとするところ。
そんなところがとても魅力的に感じられたので、
”奮闘する受け”の姿がお好きな方に、特に刺さるのではないか…!と思います。
お話としての面白さと、ラブ面で萌えられたか…という点を振り返り、
「萌」とさせていただきました。
あっ。最後に、、どうしても読みながら気になってしまったことを…
ノアールが前世の知識等から考えたアイデアを、
「それは私が考えたことにしていいか」と堂々と(?)横取りしようとする
カールハインツ…
これ、いや、えっ!?と思わず声が出たシーンでした。
そうしないと周囲が納得しない、というのは分かるんだけど、
そりゃないよー!な一幕でした。。
異世界転生チートもの?
火崎さんは何作か読んだことがあるのですがどうも自分には相性が良くないようで。
今作もあまりはまれませんでした。
というより色々納得できないところが多すぎて。もうレビューは今後やめときます。
第一王子のカールハインツも子爵家三男のノアールもそこまで好きになれず。
カールの真面目に仕事してるところと辻褄を合わせるのが天才的なところは良かったです。
ノアールが異世界転生ならではな前世の知識でってところは良かったのですが…。
ノアールの意見がカールの手柄にされた改革も確かにノアールからでは通らなかったでしょうし。
欲望渦巻く王宮の人々の中で無欲なノアールだからこそ側にいて欲しい、ってのも大きいと思うのですが。
うーん、うまくまとまりません。なんか納得いかないモヤモヤする読後感でした。
弟に憎まれ本気で命を狙われてるのに信じたくないカールに現実を見て!って何度思ったか。
それにノアールの声の力がこんな使い方が出来たなんて〜って。
特にあの言葉、うまいこといきましたね!
しかしなんだか弟王子の処遇が…う〜ん。
カールとノアールの関係も、う〜ん。萌えられず。そこまで愛しあう説得力が感じられませんでした。しかも閨事に及ぶのに究極の2択だし。なんだろう、カールの台詞がなんか上からなんですよね。王子だから仕方ないのですが。もっとノアールにすがったり愛されたい!求められたい!な描写があればなあ。
ノアールの常識と感覚は好感が持てました。
異世界転生作品だけど、シンデレラと人魚姫を掛け合わせたかのようなドラマチックストーリーがめちゃくちゃ面白かったです!
声の力を与えられて転生し、瀕死の王子を助け、王子に愛され、そして自身もまた王子を愛していくメロメロなドリームラブが見どころな物語。しかし見どころはそれだけでなく、異世界に転生してしまった滝川勇馬ことノアールの処世術的側面も、BLとは別の観点から楽しめる仕様になっており、それがまたワクワク感を盛り上げます。
異世界はやっぱ異世界なんで、ファンタジー要素も強いし、おとぎ話のような趣きを感じてしまうところもありますが、ノアールはファンタジーとは無縁の世界で生きていたこともあり考え方が現実的なんですよね。平凡でも普通に生きていければそれでいいと思っている欲のない性格で、堅実に生きることを良しとしている彼は、多くを求めず多くを期待しません。
慎ましやかに身の程を弁えながら日々を過ごしているノアールの生き様が、今世のファンタジー世界との妙なギャップがあり、そんなところもこの物語に引き込まれる理由の1つでした。
そんなノアールに突如として起こったのが、王子・カールハインツとの出会い。瀕死の彼を助けたことにより平凡な人生が大きく変化します。
ノアールは実は転生時に声の力を賜っていて、"治れ"と願うだけで傷が治癒してしまうという奇異な能力の持ち主。それに目を付けたカールハインツによって、契約愛人という形で王城に登ります。
しかしそれはあくまでも偽装の愛人関係。カールハインツは負傷した傷を治してもらうため、ノアールは王城で仕事を得るためのまさにウィンウィンな利害関係です。いつかは終わる一時的な愛人契約だと思っていたのに、いやいやまさかの……ってなっていく展開が面白い!
分かっていた展開だけど、それでも楽しさが増し増しでした( ´∀`)
カールハインツの方は割と出会いのときから好意がある風なので、こっちの反応は一旦置いとくとして(笑)、問題はノアールの方。カールハインツに対する感情は0からのスタートということもあり、ノアールの想いの変化は大きな注目ポイントでしょう。
偽装が本物へと変わる気持ちの変化にはちゃんと理由がありますし、恋へと移ろう過程にもちゃんと納得できます。ゆっくりと想いを自覚していくノアールの恋心は、本人の性格同様に慎ましやかで応援の気持ちでいっぱいでした。
ノアールの堅実性は王道のキラキラ主役オーラはないけど、でもそんなところが応援したくなる素敵キャラです。
元の世界で見知った知識を活かし、自分の力で生きていこうとする逞しさや自立心、仕事への取り組み方には感心しかない!ファンタジーの世界で生きてるキャラクターとしては、地味だし控えめだし、容姿もそこそこで派手に目を引くものはありませんが、そんな努力家で無欲な彼が逆にこの世界では目立つと言いますか……王子のカールハインツのツボにハマって、可愛がられている姿がとても微笑ましく映りました。
当初の思惑と違う展開でラブが育っていく2人の恋愛模様がすんごく楽しくて、読む手が止まらなかったです!♪( ´▽`)
不思議な声の力で結ばれた運命の2人ですが、能力やスペックの部分ではなく、人としての中身で好きになっていくところに好感が持てた素敵作品でした。