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元恋人を一途に想う男×特殊性癖を持つ美青年――官能×執着BLストーリー
blood addiction
初めましての作家様、美麗な表紙と”ブラッド” そして”アディクション”という
文言に惹かれ、完全に”吸血鬼もの”だと思って手に取った、こちら。
…ええと、まず、こちら人外もの・吸血鬼ものではありませんでした…!
タイトルのとおり、受け・星那に”人を噛み、その血を吸ってしまう”という
原因不明・謎の「血への欲求」があるーというもの。
攻め受けは大学時代付き合っており、ラブラブの関係だったのですが
なぜか星那は突然理人(まさと・攻め)の前から忽然と姿を消し、
その後6年間、理人は星那を探し続けている…というところから始まる、
執着攻め×特殊性癖受けの再会ラブストーリーです。
で、星那のモブセフレを含めた”三角関係もの”でもある。
作中、このモブセフレに陵辱される場面と、その後一度合意で抱かれる場面が
あります。苦手な方、ご注意ください;
自分の持つ特殊性癖の異常さ、それがゆえに幼い頃
好きな相手を傷つけてしまい、両親にも化け物のように扱われたー
というトラウマを持つ星那。
”噛み付いて吸血”なんて最高にエロティックだし、
どんなふうにこのトラウマを克服し、攻めの手に落ちるのか…と、
ワクワクしながら読み始めたのですが…
↑ここの部分、個人的にものすごーーーく消化不良ーーー…!!!!!
というのも、自分の理解した流れをぎゅっと凝縮して述べると、
理人「俺は噛まれても別に大丈夫だし、きっと二人なら克服できるよ!」
星那「そうか分かった」
→星那、トラウマとなっていた病院へすんなり行き、そこで診断を受ける。
→診断結果「たぶん治ります大丈夫◎」
と、ものすごい急展開というか、急な解決というか、
とにかくあまりにも呆気なくこの”性癖問題”が解決するのです。。
なんか、なんか、もうちょっとじっくりステップを踏んで、
納得いく形で共に解決していく過程が欲しかった…!
読んでいて「えっ?」とちょっとポカンとしてしまった・・
あと個人的に、理人とすれ違ってしまった後、
自分を陵辱したセフレに自ら連絡をとって抱かれに行く星那の行動も
よく理解できず。。
で、あれだけ星那に執着し、「他の男にヤられたのか!」と怒ってた理人なのに、
物語最後には3人で(理人と星那とモブセフレ)仲良くバーで
笑い合ってる……いや、なぜ???
と、ちょいちょい首を捻ってしまうような展開・シーンがあり、
最後まで二人の恋愛面に乗り切れず&萌えきれず、でした。。
美麗絵がとても魅力的なだけに、今回自分は世界観に入り込むことができず、
残念です;
初読み作家様でしたので、また別の機会・作品で
萌えを胸いっぱい摂取させていただきたく…!
★修正:tnライトセーバー、結合部白抜き(電子シーモア)