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madowasenaide yamorikun
普段温厚でやさしい人が見せる意外な一面って、なかなかのインパクトがありますよね。
森くんのとある一面を見た矢守くんの中でなにかが芽生えたような、芽生えかけている段階のような…な2巻でした。
素朴な青春あり、庇護欲と煩悩をぐるぐるさせたりと今回もおもしろかったです。
1巻から引き続き、自分のかわいさをしっかりと自覚している、自己肯定感がドがつくほど高い矢守くんを見ているとなんだか清々しい気持ちになります。
良くも悪くも思ったことをストレートに物怖じせずに伝えるところもすごく良いなあなんて。
感情表現がわかりやすくて気持ちいいというのかな。
森くんへの懐き方はもちろん、同級生のギャル・宇佐美さんとの関係も微笑ましくてとってもかわいらしかったです。
矢守くんは別に女の子になりたいわけではなくて、ただ自分に似合うかわいいファッションをしたいだけなんですよね。
その辺りをきちんと把握していて、普通のことのように似合う服をおすすめしてくれる宇佐美さんのことも、女装がどうこうよりも矢守くんだからかわいいと思っている森くんのこともまるっと好きになってしまうのです。3人とも素直で本当にかわいい。
そして、前巻よりも矢守くんへの庇護欲をさらに拗らせている森くんの騒がしい脳内を見守るのが楽しかったです。
森くんは友達としてと言っているけれど、森くんの前で調子に乗りすぎて、ある意味「分からせ」られた矢守くんの中で何かが芽生えた今、今後の関係性がどうなっていくのかわくわくしちゃいます。
背中がムズムズする展開にならないかなと淡い期待をしつつ、次巻を待ちたいと思います。