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hinari no asa
ひばりは象徴的な存在で、ひばりという人物を通して周囲の人の人間性が浮き彫りになる。
一面的でない一筋縄ではいかないミチカと辻先生のキャラ設定が秀逸だと思う。ここで神評価決定。
相川はちゃんと「見て」自分で考えて勇気を持って行動できる数少ないキャラだけど、だからと言ってそれがひばりの助けになるとは限らない。
そういう人がいてくれたということは救いになるだろうけど。
ひばりがまだ子どもで耐えるしかなくて、息を止めて時が過ぎるのを待つしかないのが辛い。
でもそれがひばりができる精一杯なのだろうと思う。
すごいラストでした。
胸がしめつけられました。
作品全体を通して社会の縮図を垣間見せられているようでした。
あとがきの先生の「怒りを詰め込んだ」「全て鏡」「善人になりたいですねということを諦めないように」の言葉にとても納得しました。