臆病者達のオカルトラブ

たそがれどきに待ち合わせ

tasogare doki ni machiawase

たそがれどきに待ち合わせ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
32
評価数
8
平均
4 / 5
神率
37.5%
著者
イナバ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
文苑堂
レーベル
.Poika
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784861178054

あらすじ

【生真面目編集者×天涯孤独ホラー小説家】が繰り広げる
臆病者達のオカルトラブストーリーが待望の単行本化。

営業部から編集部に異動したての鈴木は、怖いものが苦手にも関わらず
ホラー小説家・鳴海の担当を務めることに。

それから取材と称し何度もホラースポット巡りにつき合わされるうち
鳴海が幽霊を信じるようになったきっかけに
「大切な人の死」が関わっていると知る。
さらに彼の変人なだけではない優しい一面も知り、いつの間にか心惹かれる自分がいて…!?

表題作たそがれどきに待ち合わせ

編集者、鳴海の担当代理
ホラ―小説家

その他の収録作品

  • カバー下漫画

レビュー投稿数4

BL初心者向け

二人の絡みはキス程度なのでがっつりとしたえろはなく全体的にストーリーメインなのでBL初心者さんとかにもとても読みやすい作品かなと感じました。またはえろは控えめがいいとかいう方にもおすすめかも。
明確な受け攻めを思わせるシーンはなかったもののストーリーの持ち運びや、体格差的に見れば小説家先生受けかなと見受けられました。私は反対でも大いにいいかなと思ったり。
ホラーが苦手な新人編集者がホラー作家の先生に惹かれていくお話。

1

温もりを感じて

ホラー作家と編集者さんとのお話。

帯に『オカルトラブ』とあったり表紙にも彼岸花が描かれていたりと、ホラー色強めなのかな?と思いきや。
ホラー要素もあるけれどそれが"怖さ"だけに繋がるモノではなくて、人との関わり合いの中で感じる温かさに通じているのがすごく良かったです。

変わり者というか我が道を行くタイプな鳴海に
最初は振り回されてしまう鈴木ですが。
そのやり取りを見ていてもかなり相性は良さそうだったし、さらに少しずつ気持ちが変化していく様子も見えていたので、彼らの間にある感情が恋に変わるまでをドキドキしながら見守れたかなと思います。

良くも悪くもいつも飄々としている鳴海だけども、心の内側では誰にも打ち明けられない寂しさを抱えていて。
そこに気付いた鈴木が自分の中に芽生えていた気持ちも自覚するという展開にグッときました…!
すぐに両想いとはならないけれども、すれ違った時間もふたりが分かり合うためには必要だったのかもしれません。
表面上だけではないところで惹かれたのが伝わる結末、すごく素敵だったなと思いました。

1

「見えなくても、そこに存在する」のは、怖いことじゃなくて…

やー…「ホラー小説家」という言葉から読む前に想像したのとは全く違う、
心にじんわり沁みる、優しいお話でした。

えち描写はなし、キスのみ。
なんだけど、互いを大切に愛おしく思う気持ちがぐっと痛いほど伝わってきて、
なんか、なんか、なんだろう…ふんわり優しいものに心を包まれるような、そんな感じ。。(語彙力!!!)

攻め視点で綴られる、ミステリアスなホラー小説家受けへの思いの変化。
ほだされていくその様子がコミカルなんだけれど切なさもあり、温かさと優しさに
満ちていました。


主人公は新人(営業部から異動したばかり)編集者の鈴木(攻)。
怖いものが大の苦手にも関わらず、なりゆきでホラー小説家・鳴海の担当代理を務めることに。

”取材”と称し、数々のホラースポット巡りに付き合わされ
ヘトヘトになる鈴木ですが、鳴海が幽霊の存在を信じるようになったきっかけ、
心の傷を知ることとなり、徐々に鳴海を見る目・気持ちが変わっていくのを感じー


と続きます。


交通事故で自分一人だけが生き残り、祖母のもとに引き取られたものの
その祖母も他界、不眠症を抱えながら一人暮らしをする鳴海。
(書いているだけで、心が痛みます。。( ; ; ))

彼の祖母が、鳴海が幼い頃にかけてくれた言葉が素敵でした。

”見えなくてもそこに存在する”と聞くと、どうしても”怖い”という思いが先立つけれど、
実はそうじゃない。

大切な存在が、怖いものから自分を守ってくれようとしている、
そばで見守ってくれている、
そんなふうに考えることもできるのか…

初めは鳴海のことを「仕事のためにホラースポットを巡る変人」だと思っていた鈴木。
しかし実は仕事のためというだけじゃなく、優しい気持ちを持って
動いていることがわかり、その内面に抱える寂しさにも触れて…
読み進めるうち、自分も鈴木同様ぐいぐいと鳴海に惹かれていきました。

そして一番印象的で、萌えて萌えてしかたなかったのが
鈴木の告白シーン!!

「僕は集中すると食事も忘れてしまうし」「食べさせます」
「眠くなったらその辺で寝てしまうし」「寝室まで運びます」
「それにうちは 君が苦手な(怖い)ものばかりだし」「僕、慣れますよ」

…そんなふうにいちいち”付き合ったら面倒くさい理由”を自ら挙げていく鳴海に対し、
ダメ押しの一言!!

「あとは何があれば好きになってくれますか!?」


…この破壊力、愛の深さよ。。( ; ; )
鳴海(&私)、陥落。

この後、いっぱいいっぱいになった鳴海の返事も合わせて、
グッと来すぎてたまらない気持ちになり、じーーーーーっとしばらく
ページを凝視してしまった。。


電子特典のおまけ漫画で、「ただいま」と言える幸せを噛み締め
ぽろぽろ涙を流す鳴海を見て、なんだか私の目からもしょっぱいものが、、

長い間一人ぼっちだった鳴海の前に現れた、極度の怖がり編集者。
”強さ”はなくとも、その包み込むような優しさと深い愛に、
これからはずっと甘えてほしい・:*+.

そんなことを思いながら、本を閉じました☺︎

1

愛は「視」えずとも…

単話で読んで面白かったので購入。帯の
”愛は「視」えずともそばに。”
がこの物語の全てを語っているようでとても素敵だなって思った。怖がりな編集者とホラー作家という火に油を注ぐような関係が面白い。鳴海先生は不思議で妖艶な雰囲気があってあまり感情を表に見せない。でもそれが孤独からくるものなのだと知った時は切なくなった…。そんな冷え切った心に火を灯したのが鈴木君なんだね。鈴木君は頼りなさげだけど真っすぐで情に深いところもあってそんな鈴木君の優しさが鳴海先生を明るい人の世界へと戻してくれたんだろうなぁ。2人のそういうシーンはなかったけど(キスまで)お話が良かったから満足です
〜追記〜
コミコミ特典の1P漫画ペーパーに鳴海先生の言葉として書いてある台詞がまるで詩のようで素敵だった

4

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