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aiyoku overdose
キラキラした表紙と、「ドースバース」の文字に惹かれて購入!
左側の攻め・遊馬の愛溢れる表情と、優しいキスが素敵です☺︎
初めて読む、”ドースバース”世界観のお話、ワクワクしながら手に取りました。
初めのページに、世界観の詳しい説明があります。
ドラッグ・クランケという特殊な性質を持つ人間が共存する世界。
(それ以外は「ノーマル」と呼ばれる)
クランケは生まれつき体が弱く、その不調は医療だけでは完治せず、
ドラッグに触れることにより改善する。
病をなくす唯一の方法は、ドラッグの血液を飲み”番”となることー
ドラッグがいないと生きていくことが困難はクランケは、社会的に差別を受けやすい。
そんな世界観のもとでのお話です。
主人公は三ヶ崎 菖汰(みかさ きしょうた・受)、クランケ専門施設に入院中の
20歳の青年。
どんな治療も効かない一匹狼の三ヶ崎はある日、医療施設に新しくやってきた
”エリートドラッグ”で施設の新しい職員・遊馬(あすま)と出会い、治療を受けます。
すると、全く期待していなかったのに効果は抜群!
そしてそれから交流を重ねていくうち、いつしか恋をしている自分に気が付いてー
と続きます。
初対面では「なんだコイツ」と思っていた相手に体の快感を教えられ(あくまでも”治療”として!)、
遊馬の心を求めるようになるツンデレ三ヶ崎が、可愛い…!!
反発心→あれっ?なんか思ってたんと違う…→→→好き…!
となる流れ、大っっ好き(*´˘`*)♡
この三ヶ崎、実の母親から酷い扱いを受けてきており(今も続いている)、
体も心も傷付いているんですね。
それを、遊馬の優しい言葉と態度、接触による治療がゆっくりと癒してくれる。。
いつしか遊馬に対してだけは心を開き、預けられるようになるのですが、
遊馬は「治療」だから自分に優しく接してくれるに過ぎないーー
そんな誤解をして落ち込む三ヶ崎の姿が切ないです( ; ; )
遊馬の表情や態度を見ていたら、読者にはお互いの気持ちがバレバレなのに〜!
もどかしくも、きゅんとするポイント。
…なんですが、この二人の気持ちの変化や関係性、もうちょっと掘り下げて
深くじっくり読めたらなあ、と。。(特に攻め・遊馬の心情変化)
遊馬というスパダリ年上攻め、本当に素敵なんですが、
やや物語の進行上の”都合の良さ”を感じてしまった点もありました。
(※途中から「しばらく三ヶ崎の治療だけに専念することになった」と告げる場面)
一人の患者の特別扱い、いいのかな…?と。
…とかなんとか、言いつつも!
スパダリの溺愛を一身に浴び、誤解も解けて番になり、
幸せそうな顔をする三ヶ崎くんの姿に、心地よい甘さと幸福感を感じる一冊でした◎
ドースバースの設定、すごく面白いと思うので
これからもっともっと増えるといいなあ。
★修正:白抜き(電子シーモア)