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1LDK to futari
なんとなくです
ほんとに なんとなく目について なんとなく買ってしまった
こういうのが「ご縁」なんでしょうね
作家さまには初単行本発売の 幸中の不幸 かもしれないけれど テヘ
あの 今風なキラキラ男子が出てキャッキャうふふしてるお話でたまに見分けがつかなくなる老眼の持ち主
なので ハッキリと見分けがつく味のある絵面にあたるとちょっとテンションがあがるみたいです あたし
と どうでもいい情報を挟みつつ
お話はいたってシンプル 絶賛片想い拗らせ中に掴んだ一筋の光ならぬ 幸せ
退職をきっかけに恋人と別れた意中の人との夢の同居が淡々と描かれているだけなんですけど 当然片想いを伝えているわけではないし 相手はドがつく天然だしで ちょっとズレたふたり のほのぼのさで押しきるんだと思ったんです 非BLですし
ところがどっこい 幸人さんって人が思いの外人間臭くて
世間にも自分にも疲れちゃった大人 ってのを見せにきちゃうもんだから変なところ身につまされたり ちょっとせつなくさせられたり
塩﨑のキャラもただのヘタレじゃなく こう うだつの上がらないというか 地味で平凡な青年で 特に楽しんでいる事もなく日々に忙殺されたり流されたりを繰り返してるような
なんか ほんとに1番難しいことだと思うんです 普通とか 平凡って
その1番難しいところが丁寧に綴られてるんですよ ふたりの間にゆる~く流れる空気と共に
非BLなので当然エロはないです が ゆる~くはじまった同居とその解消にムダに知ってしまった彼への気持ちが溢れて 止めることも放つこともできないまま勝手に思いこんで暴走して
傷つけあうようなことはなかったけど 諦めるつもりで離れてみて余計に募るものに苦しんで
劇的な再会でも告白でもなかったけど 意思の疎通を図りおつきあいするまでには至るので ←端折った?
平坦なお話でもいいから 一途に相手を思い その想いをゆっくり伝えていくようなお話が読みたいんじゃ勢にはグッと来るものがあるんではないかと
なにもなかった日々に見つけた小さな幸せ
個人的には良くも悪くもなかった っていうのが読み終わったってのが本当のところで
最後のシーンにもらい泣きができるような 例えば 広くなった部屋や移り香に後悔したり 会えない彼の座った席に想いを馳せたりとか 痛む胸のエピがもうちょいほしかったッ! って感じになってしまったんだなこれが
うーーん ジーンピクシブさんのお話読んだーーーーって感じではあったけど