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kono yoru wo abaite
帯が、いい感じに白濁とろーり(おい!)なデザインとなっていますねえ!!(だからおいってば!)
冒頭、これはケーキバースかなにかかな??
と思ったのですが、どうやらそうではない模様、、、
なんと、攻めが特異体質でした!!
ちなみにヒントは、お表紙の攻めの瞳の色です(難易度高いヒント)
身体の関係から始まり、やがて惹かれ合っている自分に気が付き、そして攻めが人間となるために救済措置?(ネタバレ回避のために具体的なことは伏せますね)があり、結果、2人は運命の相手だと判明します。
で、タイトルにも描きましたが、おっ! と驚く仕掛けページが! こんなの滅多にないですし、さすがリブレさん!! と歓喜に満ちたまりあげは。うまく設定を活かした良きページでしたね!
こういう仕掛けって予算とか印刷の関係で難しいのかもしれませんが(その辺の事情はよく分かりませんが、あまり一般的では無いように思うのでそうなのかなあ、、と)、今後も別の作品などであったら嬉しいなあと思った次第です。
お話としては王道ハピエンと思います。
そして、白抜きの攻めのtnkのカタチがえちぃです。
白抜きからしか味わえない、えちぃtnkもありますよね??(問いかける少数派な、まりあげは)
設定や装丁などがとても凝った面白い1冊でした!
エロス度★★★★★★★
おやおや。闇夜に浮かぶ赤い瞳・・・美形のバーテンダーとのワンナイトからはじまる運命的な恋がロマンチックですね。
叶人と優雨が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。
美形な叶人の特異体質がとても官能的で、ファンタジーな要素も絡み、優雨の体液を摂取して満たされる姿も美しい。
優雨も恋に対して臆病で、叶人との体の関係に溺れながらも彼の真っ直ぐな瞳・想いに絆されていくのがたまらなく、トラウマを塗り潰すくらい叶人に求められるのが尊いです。
運命というロマンチックな愛で結ばれた幸せ・朝日の輝きが素晴らしい。
あらすじを読んでハイグロフィリア(分泌物性愛)的なちょっと倒錯系のお話しなのかな?って思って読んでみました(о'¬'о)ジュルリ…
が、、、!
結論から言うと、惜しい感じでしたがハイグロフィリア絡みのお話しではなかったです(。-人-。)
そして予想外の展開にちょっと驚きました
もしかしたら評価が結構分かれてるのはこの予想外の展開が影響してるのかな?とも思います
正直あらすじやちるちるの作品情報だけではこの展開は「寝耳に水」感があって…チョッピリ( ゚д゚)ポカーン状態に一瞬なるかも知れません
ネタバレ防止での敢えての登録なのかな?とも思うのですが、、、苦手な人がいたり思ってたのと違う、、、という感想が出るかも知れないな、、、と思うのでこの予想外の展開に関してはコメントに記載しておきます
作品を読む前に事前の確認をしたい方は良かったらコメントを覗いて下さい
そんな訳で、、、私は完全にあらすじにあった「フェチ」で勘違いしちゃったので少しだけ設定自体に対して肩透かし感はありました
更に、、、攻めのキャラがどうにもハマり切れなかったのが残念でした
すごく色っぽいですし謎めいた感じで魅力もあるのですが、、、
22歳という年齢設定への違和感がポコポコと浮かんでしまうシーンが多くて、、、集中力が途切れてしまいがちでした
個人的な感覚ではありますが、、、いくつかの違和感の中で最も何か違うなぁ~。。。と思ったのがセリフです
特に濡れ場の最中や気持ちを伝える流れのセリフで22歳らしさを感じない言い回しをするのがどうしても気になってしまって。。。
例えば、、、
「…とんだ殺し文句です」、、、とんだ???
「少し難儀な体質ですが」、、、難儀???
22歳のミステリアスイケメンが???この言葉、チョイスする⁈⁈⁈
と。。。
なんか、、、この言い回し、、、少し若さを感じないというか、、、むしろ人生の先輩感が漂って聞こえてしまう感じがしてしまい、、、一気に色気が薄れてしまう感覚に覆われてしまい、、、(ー_ー)スン…ってなっちゃったんですよね。。。
多分これは感覚的な個人的な違和感なんだと思うのですが、、、
こういう少しずつの違和感が重なってしまった結果、そこまで引力を維持されて読み終えられなかったな。。。という読後でした
まぁ、、、そもそも読み始めから食い違ってしまった訳ですが、それでもそれを面白い勘違いだったーーー⸜⸜٩( 'ω' )و //というポジティブ変換までは行かなかったのは残念だったかな?とは思いました
設定を把握したうえで読み直してみましたが、やっぱりキャラへの違和感が払拭できず、、、同じところでナンカチガウ…って思ってしまったのと、その設定自体に対しても思う所があり、、、
今回はそこまで合わなかったかな?という評価を反映しました
この辺も大きなネタバレになるのでここには書かずにコメントに残します
修正|細めなライトセーバー、、、体液…色んな体液があるけれどそこがあまり美しく官能的に描かれてなかったような気がしたのも残念
以下、完全ネタバレですので、、、
ご注意の上ご覧くださいませ<(_ _)><(_ _)><(_ _)>
攻めの「特異体質」は性癖とかではなく、、、
実は吸血鬼だったっていう、、、作品自体がファンタジー設定でした!
全くファンタジーモードで読んでいなかったので突然のブッ込まれ感に「またまたぁ~~~。。。」って思ってしまって何か一気に作品の楽しみ方迷子になってしまいました (,,•﹏•,,)
とは言え、、、この設定を面白い裏切り!/展開!って思えたら良かったんですが、、、何かここの設定も少々中途半端っちゃ中途半端で、、、
折角の吸血鬼なのに最大の見せ場の吸血行為も受けが自ら指を切って血を与えてしまうのには吸血鬼最大のアイデンティティを見失ってる気がしてしまいました。。。(吸血鬼としての能力が弱いからって事なのかな?という理解は出来るけれど、、、それでもやっぱり吸血鬼を活かす方向性の解釈違いがあったな、、、と思いました)
この設定で惹かれ合った2人、、、
悪くはないけれど、、、受けがなぜ運命の相手だったのか?が単純に「運命だから」以外の理由が見当たらなかったので、、、そこも偶然過ぎた感じがしてしまい都合の良く動く物語だな。。。とも感じてしまい、、、LOVE不足にも感じました。。。
という設定を把握した上で読んでも惹き込まれるポイントより気になるポイントの方が多かったです、、、
帯に「ふぇちぴゅあ体液摂取BL」とあるように、
"摂取"するシーンが満載な作品でした。
なので必然的にエロい雰囲気になることも多かったのですが…
がっつりセックスしているし体液も摂取しまくっているのに、それほどエロさを感じない不思議。
それがただのフェチではなく、叶人の特異体質に繋がっているからなのもありますが
エロいよりも先に「美しい」と思ってしまうくらい、ふたりともすっごく綺麗なのが印象的でした。
ワンナイトから関係は始まって「身体だけ」と割り切ってはいるふたりだけれど、わりと早い段階で両想いになっているのは明らか。
優雨の過去の恋へのトラウマや叶人の特異体質に関することがネックになってなかなか前には進めませんが、それぞれの気持ちがわかっているぶんあまりハラハラすることなく読み進められました。
叶人の体質についてはきっと練られた設定があると思うのですが、あまり深掘りされていなかったのでそこをもっとしっかり知りたかったなーという心残りはありました。
でも最終的に「運命」に辿り着いた幸せなふたりを見ることができたので、モヤモヤはありません。
最後の最後、叶人に訪れた変化…というか、人間へ戻ったところも美しく感動的で素敵でした。
表紙に惹かれ購入。
体液摂取BLという事は結構エロに振ってるのかなと思いきやそうでなく恋愛面の心理描写が綺麗でした。
体の関係から始まってしまったからこそ好きになってしまった時の葛藤がいじらしい。受けのトラウマの元凶は王道展開であっさり退場しますが自分は当て馬ポジションはそこそこでいい派なので丁度よかったです。
攻めの押しすぎず引きすぎない絶妙なバランスが魅力的で、受けもうじうじしすぎないで可愛らしかった。吸血鬼もの(特異体質が近いかな)としては新しい展開で受けの漢らしい行動力もしっかり描かれていてロマンチックなハッピーエンドでした。
描き下ろしで「おはよう」を言い合いたいというささやかな願いが叶っていてほっこりしました。
「ワンナイトからはじまる大人な部分と 初恋みたいなウブなドキドキがたくさん詰まったお話」
作者さんが上記のようにコメントされていますが、まさしくその通りな作品。
お話の流れとしては【特異体質(ネタバレ防止)×トラウマ持ち】の、ある意味王道ストーリであり、良い意味で変に奇をてらわず、ストレスなく最後まで読めるハッピーエンドなお話です。個人的には攻めの溺愛っぷりがトラウマ持ちの受けを溶かしていくところが、王道なんですが、ストーリーと絵柄に合致していて、スーっと頭の中に入ってきてよかったです。
絵もきれいですし、結構な多めなベッドシーンはどこも魅せてくれますし、何より二人とも最後は本当に甘々で、読んでるこちらも幸せな気持ちにさせてくれます。
甘々ハピエン王道展開が苦手でない方には広くお勧めできる作品かと思います。