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nananokun no noisy na seikatsu
お互いに変化し合って生きていく。
何にも執着しない遊び人×平凡に固執する臆病者のお話。
本当に笑っちゃうくらい対極な2人なんです。
生きる騒音じゃないかというくらい賑やかで自分の直感に従って生きている佑と自分のリズムを乱すような騒音を嫌い刺激の少ない日々を生きることを大切にするしっちー。
それでも一度出会って気になってしまったら出会う前には戻れない、そんな展開がすごく好きでした。
佑はしっちーと出会って大切にするものができて他人を蔑ろにしなくなったし、しっちーは佑と出会ったことで自分の殻を少し破ることができた。お互いにいい方へと引っ張りあえるの、すごく理想的な出会いだなぁ〜
基本コメディ調だけど時々それぞれの孤独を感じるシーンがあったり、すごく心に響く言葉があったりとそのギャップもとても刺さりました。
あと1号3号が好きです。笑
ノイジーというか、クレイジー
恋人と別れ、喪失感を覚えていた七野はある日、
隣に越してきた祐と初対面するもなぜか気に入られてしまい…。
この祐という男、ヤリチンはヤリチンでもかなり濃ゆいヤリチンでした。
ヤリチンなのでセフレもいるし、絡み(直接の描写はキスまで)もあります。
絡みは受けのみしか受け付けられないという方はご注意を。
そんな変人ヤリチンな祐に不幸にも見初められてしまった七野。
はじめのうちは性欲丸出しで迫ってくる祐にドン引きしていたはずなのに、
心も身体もどんどん惹かれてゆき…。
過去の恋人との別れを今もまだ拗らせていて素直になれない七野と
そもそも恋愛どころか貞操観念もデリカシーも0な祐なので、
初えっちに至るも全く甘い雰囲気とかにはなりません(笑)
だけど、そんな中でも自分の演奏(祐はヴァイオリニスト)を
純粋に褒めてくれた七野に絆され、七野もまた自由奔放な祐に
雁字搦めになっていた心を解放され、互いの存在に救われるように
なってゆきます。
とはいえ、元々が価値観の違いすぎる二人。
祐に惹かれながらもそれを恋だと認めるのに臆病な七野と、
七野に執着してしまう気持ちが恋愛だと気付けない祐の間に
亀裂が生じてしまいます。
その上、祐が元セフレから恨みを買ったせいで七野に魔の手が…！
結果的にこの一件があったおかげで二人は復縁できたわけですが、
なんだかなあなあな感じで仲直りになってしまったので、
できればもうちょっと祐に頑張ってほしかったなぁ。
七野を庇って刺されて身体を張って助けて、
これだけでも頑張ってるとは思うのですが、
その前に七野の誤解を解いたり気持ちを伝えに行くなり、
本気の恋に目覚めて必死になるヤリチンギャップがもうちょっと欲しかったな。
ラストでは晴れて恋人同士になった二人ですが、
プライベート面ではその他にも意外な展開に。
祐がヴァイオリニスト復活かと思いきや、まさかの七野プロデュースとは。
一人だとろくでもないけど、
二人でなら前に進んでゆける二人の関係性がよかったです。
