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sabaku no hana ni ai no kuchizuke
上巻から引き続き…
シュガーポットの中に封印されていたインキュバスのリリンと
その主人のアシャムは主従から晴れて恋人同士に。
けれど、その後も二人の仲に進展はなくヤキモキさせられる
リリンでしたが、アシャムから「えっち しねぇの?」と誘われ…。
とここまでが上巻。
正直、このリリンとアシャムにはあまあまとかエロとか
ラブい展開はあまり期待できないと思っていたのですが…
この下巻ではそんな二人のあまも!エロも!堪能できてしまうのです!
ついでに今巻でもリリンの綿毛ショットも健在です♪
相変わらずの号泣ぶりやアシャムにモフモフされて
気持ち良さそうなリリンが可愛すぎて心の保養です。
というわけで、今回はまさかのアシャムからのお誘いで
初エッチ編からスタートです。
やはりというかエロは若干抑えめではありますが、
はじめてならではの初々しさやムラムラが限界突破で暴走してしまったり、
両想いの醍醐味ともいえるラブがめいっぱい濃縮されておりました♥
恋に不慣れで不器用なアシャムの照れ顔や罪深き天然デレに
キュンキュンさせられっぱなしでした///
その後、二人は旅の途中で両親と離ればなれになってしまった
迷子の子供・ザハルと出会います。
小さなザハルを放っておけないアシャムは親元に送ることに。
そして、甲斐甲斐しくザハルのお世話をするアシャムですが…
案の定、リリンの嫉妬と独占欲が炸裂しておりました(笑)
子供相手であろうとヤキモチも焼くし、バチバチに牽制はするし、
容赦なさ過ぎて、その大人気のなさに笑ってしまいました。
けれど、一緒に旅をするうち肩車をしたり、手を繋いだりと距離も近づき、
(リリンはただアシャムと二人になりたいだけですが)
まるで疑似家族のように見えて3人でいる光景に微笑ましさが溢れました。
そんなザハルを交えての3人旅を通じてアシャムの中にある想いが芽生えます。
それはリリンと自分の未来のいつか叶えたい望み。
ずっと独りぼっちで、何も望むことなくただ一日一日を生きてきたアシャム。
そんな彼がリリンと出会い、愛を知ったことではじめての夢を抱き、
その未来では「リリンも隣に居て欲しい」と告げる姿に成長したなぁ、と
胸が熱くなりました。
そんなアシャムに対して自身も叶えたい望みができたと言うリリン。
嬉しそうに告げたその望みとは「アシャムの家族になること」でした。
インキュバスのくせに人間のアシャムに恋をして、
“家族”が何かすら知らないくせにアシャムと家族になりたいと言う。
インキュバスとしてならアシャムとの契約を破棄すれば
自由に生き続けることだってできるかもしれないのに、
その生涯をアシャムに捧げて添い遂げようと誓う
誠実で重すぎるその純愛に全部もっていかれちゃいました。
リリン、外側だけじゃなく、いつの間に中身までイケメンに…。
人外と人間、種族による寿命差が切ないお話も少なくはないけれど、
本作においては主従関係を結んでいる二人は主人が死ねば奴隷側も死ぬ
という設定なので、リリンが置いてきぼりにされる悲しい結末はなく、
安心して読み終えることができました。
ラブコメなのに、ラストはうっかりじんと来てしまった…。
上下巻とボリュームはありますが中弛みなどもなく、
あっという間に読み終えてしまいました。
むしろ二人の旅路をもっと眺めていたかったくらい。
随所に笑いが差し挟まれながらも丁寧に愛が育まれてゆき、
最高のハッピーエンドに多幸感でいっぱいになりました。
攻めも受けのどっちも大好きって普段はあまりないのですが、
今作のアシャムとリリンはどちらもキャラが好きすぎるので
番外編などでまた二人の物語が読めたら嬉しいなぁ…。
上下巻まとめてのレビューです。
すげぇでけぇカビ、ことインキュバスのリリンが、欲が薄々で性欲も薄々なアシャムにメロメロになっていくお話です。これさ、どっちがインキュバスなのか分からんねwww
2人のやり取りが楽しくていっぱい笑ったけど4話、5話はしんみりさせられたな。そして益々2人のことが愛おしくなりました。
恋仲になっても、ギャースカしてる2人が大好きです。まだまだ2人のやり取り見たい。すげぇでけぇカビロスなので続編出ないかなぁ。
※シーモアで読みました。修正は白抜き。
前作 花を召しませ〜シリーズから読んでます。
今回は攻めがインキュバス、ですが他の同じ種のキャラはおらず、神界にもいかず、地に足ついてるインキュバスです。
いろいろ無欲が過ぎるアシャムに翻弄されるリリン、アシャムのことが最初から好きな感じがいいです。アシャムも鈍感といえども自分のことに関して鈍感なだけで、こと子どもだったり、リリンのことだったりするとちゃんと気持ちがあるところがかわいいです。
鈍さではあっても他人をないがしろにはしない鈍さです。
どことなくアラビアン的な世界なのでシャラシャラしてる飾りはキレイで、ラクダはいるし、旅なんかもしたりして展開が豊かです。
アシャムの外れた感覚にくじけないリリンとの会話は楽しいです。
長くなってしまって上下巻に…との後書きでしたが、いやもっと読みたいです。