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haibokumaou, yuusha no matuei to 500nengo no shakaihukki
好き要素しかない!と電子配信を指折り楽しみに待ってました!敗北した魔王様と勇者の末裔の物語、すっっっっごい面白かったです!!!!
世界観の作りこみもすごかったです。コミカルだったりシリアスだったりとテンポもよく、長い物語ですがするする読み終えてしまいました。
元魔王様の、ジェネレーションギャップに戸惑う姿はかわいらしく、でもその立ち居振る舞いは優雅で優美。そして、心優しい魔王様でした。
勇者の末裔であるもう一人の主人公も、はじめこそ腐ってましたが誠実で男前!そして元軍人なのでつよい!!
孤独を抱える2人が出会い、絆を深めてからのシリアス展開は本当に胸熱です。最後の勇者パワーと魔王パワーには拍手喝采でした。
すっごい面白かった…!
後日談は、本編冒頭にちらっと出てきた姪っ子ちゃんのお話でした。気になっていたので、後日談で彼女のこと、そして仲睦まじい2人の様子が拝読できて満足すぎる後日談です…いいお話だったァ…!
電子版SSも!ふたりはずーっとこうして時を重ねていくんだろうなと思えるお話で。この2人なら何があっても大丈夫!つよいし!と読後感最っ高のお話でした。大満足です!おもしろかった!
勇者に敗北してひとりぼっちになってしまった魔王アドルと、勇者一族の落ちこぼれで人生なんだか上手くいかないオズ。
その2人がお互いに絆されていく過程が愛おしくて、とてもドキドキしました。濡れ場までも重厚感があって、とっても大満足です。
作中世界観もすごく作り込まれていて、安心して物語へ全体重を預けることができました。
社会のままならないところに振り回されつつ、それでも愛し合う2人で未来を掴む、未来と希望のお話です。
バトルシーンの描写にも痺れました。元軍人のオズがまたかっこいいんだ…。
リブレ×pixivビーボーイ創作BL大賞受賞作ということで、あかつき先生の作品は以前読んだことがあり、早速読んでみました。
とても面白かったです。過去から蘇った魔王が現代社会での産業技術に興味を示して、平和になった社会を楽しむ。前半はそんな感じで、話が進んでいきます。
読み始めは過去の出来事の語りが少し取っ付きにくい文章に感じましたが、それも直ぐにアドルのかつての時代と現代のギャップの違いが微笑ましくて読みやすくなりました。アドルの威厳がある物言いなのに、ちょっとズレていてそれでも素直に自分の状況を受け入れる姿勢が良いのです。
魔王のアドルは角を片方折られて真名も封印されてとても力が弱っているという設定。そして、その魔王復活を手伝ったかつての勇者の末裔オズがアドルの相方として、現代社会でのアドルの生活をサポートすることに。ここで重要なのが、オズは勇者の末裔で彼にも本来魔法の様な力が使えるはずなのですが、オズは一族の落ちこぼれで魔力を感知するくらいしか出来ないって事なんです。
弱ったアドルの魔力があまりにも弱くて、力を復活させる為に性行為をする事に。この最初に二人がセッ した時の表現が面白かったです。ムードもへったくれもないような、そして、何か戦闘訓練でも始まるかの様なアドルの物言いに笑ってしまいました。
現代の平和を享受しながらだんだん二人は恋人のような心境になってくるのですが、そんな二人の外側ではかつての魔王を利用しようとする組織が近づいてきて…
途中からお話が急展開して、ハラハラしたり疑心暗鬼になったり。SFアクション的な展開になっていったのがとても読み応えありました。アドルは絶対にオズを裏切らないし、正しいと思う事を曲げたりしないと分かっていても、ハラハラしました。
前半と後半でお話のイメージが変化したのが面白かったです。
ラストの締めくくり方もとても素敵でした。この場面の挿絵がとても美しいです。
書き下ろしのストーリーはオズの姪リズとの交流で、こちらも三人で家族の様な関係になっていく楽しいストーリーでした。
読んでいて、挿絵がとても素敵だったのですが、コミカライズの予定も今後あるそうなので、もしそうなったらとても面白い漫画ななるだろうな。白髪長髪アドルの美しい姿や、オズのかっこいい姿見てみたい!ってなりました。
今回は勇者の末裔と勇者に敗北した魔王のお話です。
500年の石化刑となった受様が攻様との出会いで
勇者の目指した未来を歩き出すまでと
本編後の日々を描いた後日談を収録。
人間と魔族の戦いの歴史は開闢以来のもので
人間のアデルダ王国と魔族のガルシュク王国の
国家対立となります。
500年前の戦いで
女神の祝福を受けた勇者によって魔王を石化刑に処され
ガルシュクはアデルだの統治下に置かれます。
人間に抑え込まれた魔族の反乱は続きますが
人間と魔族の共存を望む者達の努力により
100年前にようやく抗争は収まりますが
50年前に魔王復活を旗印とした自由連盟が生まれ
再び魔族と人間の戦いが激化します。
攻様は魔王を倒した勇者の末裔ですが
魔族に狙わ続けた血筋は今や攻様と兄夫婦と姪だけです。
魔王の石化が解放される約束の500年目
攻様の兄夫婦は魔族のテロによって亡くなり
攻様は国家安全情報局の局員から
魔王復活に手を貸して欲しいと依頼されます。
局員は魔王復活を紛争への終止符と言い
攻様に魔王が道を踏み外さないように
彼を導く調整役を担って欲しいというのです。
当初受様は拒否しようしますが
勇者の血筋が必須だからと姪との二者択一を迫られ
魔王のハンドラーとなります。
果たして悪の魔王が今の世界で生きられるのか!?
雷炎の魔王と呼ばれた受様と
勇者の血を引く最後の1人である攻様の
異種族ファンタジーです♪
あかつき先生は薄いご本で読ませて頂いていたので
リブレ×pixivビーボーイ創作BL大賞受賞作という本作も
楽しみにしていました。
歴史は勝者によって綴られるものですが
目覚めた受様が知らされた戦いの歴史は
全く身に覚えのない人間に都合の良いものであり
魔族の扱いは人間と平等とは言えません。
勇者に敗北した時に彼が受様を殺されず
石化の刑としたことにどんな意味があったのか
攻様との生活で受様はそのこたえを得ようと
人間たちのこと、現代の事を吸収していきます。
個人的な好みもありますが
魔王様が攻様なのかと思っていたらさに非ずでして
魔力が枯渇した魔王様が回復するためには
セックスが一番という定番セオリーに則るも
魔力が落ちすぎていてたたせられず受身を選ぶ展開には
ニマっとしちゃいました (^m^)
攻視点と受視点で進むので
読者には相手に見えないそれぞれの事情や背景も見えて
いい感じに近づいていく2人にドキドキでしたが
受様のかつての部下が魔族の復権を狙うのみでなく
自身が王になろうと受様を贄とした策は
受様を聞きに陥れてハラハラMAX!!
それらを跳ねのけて攻様か受様をパートナーとするまで
丁寧な伏線が回収されていく様も心地よく
とっても楽しく読ませて頂きました♪
オズ×アドル
相葉キョウコ先生のイラストに惹かれて、思わず手に取ってしまったこの作品。
やっぱりビジュアルが素敵すぎる!それだけで満足感がある!表紙が最高!
(表紙と登場人物紹介以外、挿絵6ページ)
人間と魔族が共存、紛争のある世界、その深刻な複雑さ・・・
恋愛メインで楽しみたかった私としては正直疲れてしまって、
カタカナ人名や地名にも苦手・・・、
2視点展開の構成も章と章の間で流れが少し掴みにくく大変だった。
近代的な「平和」に見える
混沌に覆われた異国雰囲気が魅力的で、
ファンタジーとアクションの要素が強く、
個人的には恋愛の部分が少し薄く感じられた。
恋の前にエッチが前面に出ていて、
「恋」というより「相棒」に近い印象・・・。
書き下ろしはほのぼのとしたトーンががらりと変わって・・・なんとか最後まで読み切った。
勇者の末裔・オズと、
500年の時を経て蘇った魔王・アドル。
男前ながらどこか自堕落っぽさが漂うオズ、
勇者の末裔とはいえ、その能力の低さと、
襲いかかる不幸、そして左脚が義足という彼の不憫さに引き込まれる。
そんなオズが、
人間と魔族の平和のためアドルを復活させ、
保護者兼教育係としてアドルと共同生活する。
チャラく見えるけれど、実は優しいところがすごくいい!
アドルが魔王らしい風格を持ちながら、
500年ぶりの現代にあたふたしながら馴染もうとする姿がとにかく可愛い!
そんな2人がいがみ合いながらも繰り広げる会話が軽妙で面白い。
お互いに気づかぬまま支え合い、
無意識のうちに関係を深めていく過程の中、
クスッと笑ってしまうシーンが多くて、
エッチシーンが生き生きとして、
「勇者と魔王」の絆が愛おしく感じられる作品でした。
ちょっ…ちょっと…!!
帯の講評、三浦しをん先生ですと!?思わず二度見しちゃった。
すごくびっくりしましたが、帯のインパクトに負けず、中身もめっちゃおもろしろかったです!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
500年の時を超え、石化刑を解かれた魔王と、その昔魔王を打ち破った勇者の末裔との社会復帰BL(笑)敵対する血筋でありながら、同居生活を経て次第に心を通わせていく2人のむず痒い恋心にキュンとくるお話でした。
魔族と人間が共存している世界観のストーリーで、人間と魔族とのバトルものです。とはいっても。国家最高機密上の話であることと、魔王再臨を願う過激派勢力間での話で、みんながみんな敵対してるわけじゃないレベルの対立構図です。
完全和平の道に導くため、勇者の末裔・オズウェル(以下オズ)が、近々出所する魔王・アドルの調教師に任命されることからストーリーが始まります。
アドルをこの社会に適応させるため……つまり社会復帰を補佐することがオズの任務。かくして2人の同居が始まっていきます。
500年ぶりにこの世界で再び生活をすることになったアドルは、進化した現代社会の文明を知らないので、ほとんど浦島太郎状態です(笑)
馬車が車になっていたり、ビルはいっぱい建ってるでしで、あわあわ……スマホやテレビにの存在にももちろんビックリ。そんなアドルの反応がとても面白くて笑っちゃいました。
喋り方もさすが魔王のポジションにいただけあって上からの物言いだけど、でも意外と素直で物分かりもいいので、このギャップは良き!可愛いけどカッコいい、カッコいいけど可愛い魔王……めっちゃ推せます。
諸悪の根源みたいに伝えられてきた魔王なのに、実は性格が良かったという真実。アドルの可愛さはストーリーが進むと増量していくので注目です( ´∀`)
同居生活はかなりうまくいってるし、2人の連携もうまくとれてる。すごく平和的に社会復帰も進み、それと共にオズとアドルの仲もいい感じに深まっていきます。そうなってくるとBLが芽生え始めるのも当然の流れといえます。
同居生活で生まれる感情の昂りがすごく自然。密やかさの中にもBL萌えの息吹をしっかりと感じます。
控えめな恋心なのに、ヤることはヤッてる2人^ ^
アドルの身体の回復のためのセックス行為ですが、なんというか……2人ともノリノリなところが良いですね!性欲解放と身体回復というウィンウィンな利害関係だけじゃなく、好意が根っこにあるせいかベッドシーンは大盛り上がり\(//∇//)\
監督者からアドルに情を移すなと注意されたけど、それは無理な話なのよ。
2人の恋はもう止められないフェーズにきてるから!!(=´∀`)人(´∀`=)
そんなBL的見どころを堪能しつつ、過激派の動きが2人を巻き込むシリアス展開へとストーリーは突入していきます。
国の思惑、過激派の陰謀……裏に隠された真実に利用された2人は一体どうなるのか?この最大のピンチをどう切り抜けるのか?目が離せません。
ドラマチックなドキドキシーンはイラスト効果もあって最高の景色でした!
この世界を本当の意味での平和の世界へ導くため、勇者と魔王が手を携えて良き方向へと先導する未来予見は、この世界の希望の道となることでしょう。
恋人としてもバディとしてもお似合いの2人。素晴らしい世界にこれからなっていくと期待できる読後感でした♪( ´▽`)
ビーボーイ創作BL大賞受賞&書籍化、おめでとうございます!
あかつき雨垂さんといえば、以前電子書籍でも配信されていたオリジナル同人誌「腥血と遠吠え」が非常に重厚で読み応えのあるハイファンタジー作品だったと記憶しています。
(現在はアルファポリスやカクヨムで閲覧可能なようです)
多くの物語でむかしむかし…と語られるものの定番といえば、みなさんはなにを思い浮かべますか?
正義が悪を倒し、やがて平和な世界が訪れました。めでたしめでたし。
きっとそういったお話が多いのではないかなと思うのです。
さて、はたして本当にその通りなのでしょうか?
正義とは本当に正義で、悪とは本当に悪だったのでしょうか?
知らないこと、知らなかったことを知ろうとすること、見る角度を少し変えてみることってすごく大事なことなんじゃないかな。
そんなことを考えながら読み進められる、導入・中盤・終盤で味わいが変化していくおもしろい作品でした。
かつて悪名高い魔王を打ち破ったとされる勇者の末裔・オズと、500年ぶりに石化の封印が解かれた魔王。
この肩書だけを見れば敵対関係になってしまいそうな2人が、監視役と監視対象となって共に暮らすことになります。
タイトルの通り、魔王が勇者の末裔の手を借りて500年間の空白期間を埋めて社会復帰を目指すお話。
大部分は現代風ながら、ファンタジーの香りがする世界で繰り広げられる同居生活はなんともユニークです。
魔王ことアドルにとっては、言わば500年前からタイムスリップをした状態なわけですから…
我々日本人に置きかえてみると、室町時代が突然令和の世になっていた感覚でしょうか。
ところどころ知っているようで見知らぬものばかりの土地で、戸惑い、驚き、そして徐々に順応していくアドルの反応がどれもすごくかわいらしかったなあ。
何にでも興味津々の小さな子を見ているようというのかな。
全体的にやや硬筆さを感じる文体なのですが、クスッと笑みがこぼれてしまうユーモアあふれるシーンがさり気なく挟まれていて、なんだか不思議なギャップがあってクセになりました。おもしろい。
ちょっぴり古風な口調の元魔王さまがおっかなびっくり現代の文化にふれていく姿を、監視のはずがなんだかんだと手を焼きながら見守ってしまうオズの図も楽しかった。
そして、両視点で語られる2人の現在と過去を交えた心理描写が丁寧で良かったです。
異種族である彼らの似ているようで微妙に異なる葛藤が渦巻く内面の複雑さと共に、自然と惹かれ合っていく気持ちが少しずつふつふつ煮立って伝わってくるんですよ。
個人的にはオズよりもアドル派。
アドル視点を読めば読むほどアドルの男前っぷりにやられるばかりでした。
肉体的なポジションは決まっていても、どちらが攻めで受けなのかはあまり関係がなさそうな雰囲気もとっても好み。
今作で描かれていた異種族間においての社会問題に関しても、私たちが暮らす現代社会にも当てはまる部分があったりもして、物語の中に作家さんが伝えたいメッセージがそっと込められている気がしました。
コミカルからシリアスへの流れはもちろん、希望ある未来と余韻が感じられる結びだったのも素敵。
そこまで尺を取らずにもう少しすっきりまとめても読みやすかったのではないかなと思うところもありましたが、飽きることなく最後まで一気に読ませてくれる1冊でした。
めでたしめでたしの続きの続きを想像したくなるお話ですね。