ラストダンスはわたしと番外編
some day
「ラストダンスはわたしと」の後日談としての同人誌「サムデイ」電子書籍版です。
視点が赤ちゃんのアユムというところがなんか新鮮。
「ラストダンスはわたしと番外編①」
試合で一ヶ月空けるけど浮気すんなよという九郎原に「さあな」と答える真田。
そのままアツく抱き合う2人だが、隣の部屋で愛子と寝ているアユムは目を覚ます。
(やんなっちゃう あたし赤ちゃんだから羊の数え方が分からない…‼︎)
ふすまの外からは2人の出す物音。
(またパパが亮にいじめられてるわ!夜中に目が覚めるとたまにあるの!助けなきゃ!でもどうすれば…)
(ひらめいた!)
その方法は赤ちゃんらしく…
でももちろん激しく愛し合う2人は何も気づかず。全て終わってから「なんか臭くねえ?」
アユムは心の中で(早く気付きなさいよ‼︎)と泣くのでした。
「ごあいさつ」
九郎原アユム赤ちゃんのごあいさつ。
ずり這いを覚えたアタシは最強!とばかりに、キス寸前のパパと亮の邪魔をする。
「ラストダンスはわたしと番外編②」
ハイハイを覚えたアタシの世界は広がったわ。すると色んなことが見えてくる。
お姉ちゃんの愛子が亮に恋してることも…(とおませアユムは思っている)
「For you who love a present」番外編③
歩き回れるようになったアユム。今日はみんなでショッピングモール。
愛子は電子ピアノの前で動かない。
亮は愛子にピアノを買ってあげたくて阿木の元へアルバイトしに行ったり。
真田はそんな亮に感謝しています。亮は愛の人。だから真田を愛し尽くす!
さて、ピアノの件はどうなったか?っていうと…
「サムデイ」番外編④
出所してきた一人の男。途中タバコを吸っていたら女の子が不良に囲まれていて。
志良堂さ〜ん!
もう真田の前には現れないつもりなのかな…
マスコ先生の描くHはホントに迫力が凄い!
そして情も。
志良堂さんがスッキリとしていて素敵です。
「ラストダンスはわたしと」の番外編であるこちら。
内容は九郎原(亮)×真田の後日談…なのですが、二人の子供である赤ちゃん・アユム視点で描かれているのが特徴的です。
赤ちゃんながら色々考え、両親の裏をかく行動をしようと画策しているのが可笑しい&可愛いです。
特に印象的だったのは、亮に絵本を読んでもらいたいけれど本音が言い出せない姉・愛子のために、一肌脱ごうとしてたところ。
「恋する女の目ね…」って、赤ん坊なのにどこでそんな概念(?)習ったんだ、と笑っちゃうんですが楽しかった笑
亮×真田のラブラブっぷり、最高にえちえちな姿もばんばん見ることができ、満足度の高い内容。
……がーーー!
実は自分、現攻め・亮より受けの元パートナーで元攻め・志良堂の方が断然好きなため、本編を読んだ時から「なんでそっちでくっ付いちゃうの〜!」と密かに思ってました、、
どうもガサツ系の攻めがあまり好みではなく、イケオジだった志良堂をどうしても恋しく思ってしまう。。
で、終盤、この志良堂が刑務所での”おつとめ”を終えてシャバに出てきて、密かに出かけた先は…というお話があるのですが、もううるうるしてしまいました( ; ; )
名乗り出ることは決してできないけれど、親子の愛がしっかりそこにあって。。胸が締め付けらました。
志良堂のお話が最後にあることで、しばらく感傷的になりぼうっとしてしまった…
ページ数52Pと短いお話ながら、強烈な印象を残してくれる番外編でした。