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melty white out
小劇場の脚本・演出をしている國司のもとへ、若手俳優が現れた。
彼はこの小劇場出身で、今を時めく人気俳優なのだが、「声が出せない」と言った。
しばらくお休みをもらったという彼は國司のもとで暮らし始め、やがて声が出るようになって芸能界へ戻っていった。
が、その間に二人はセックス関係になっていた。
収録が終わるたび、セックスをして「役を切り替える」俳優を、國司はどう受け止めるのか。
問題をひとつクリアしたとおもったら、次のトラブルが待っていて
それが本当に無理のないストーリー展開なので
本当にこの作家さんは!と読みながらクッションぶったたいてました(笑)
受けは俳優さんなので当然顔がよろしいのだけど、
それが「読者にもわかる」んですよ。
そりゃこの顔だったらオチるよねって、説得力が半端なくって。
あ、あと女性キャラクターが後半からんでくるんですが、
彼女の性格のせいなのか違和感なく溶け込んでいて、かつ邪魔にならず。
なんならちょっと彼女のこと好きです。
一冊読み切って満足できた本はひさしぶりかも……。
単話の時からずっと気になっていて単行本になるのをずっっと待ってました…!!!
作者様の別作品が大好きで今回は演劇のお話とのことですごく楽しみにしていました。結論からいうとめちゃくちゃいいです。
カフェの地下にある小さな劇場マチナカから始まる物語。マチナカから引き抜かれ人気俳優となった真樹くんが声が出ない状況でマチナカに帰ってきてそこから2人の関係が進んでいくと言った感じです。238ページもあるのに全体的にテンポも良いし丁寧に描かれていて読みやすいです。動きや声が聞こえてくるくらい綺麗に描かれています。
個人的には真樹くんが苦しい場面が多いように感じて、胸が痛かった、、。真樹くんの泣き顔が痛々しくて悲しくて辛かった。最後の方には可愛い笑顔がたくさん見れてよかったです。
國司さんは最初真樹くんのこと好きなのか…?と若干分からない所もあったけど自分以外の脚本で演じる真樹くんが嫌なくらい好きみたいで安心。國司さんが自分から真樹くんと同じ舞台に進もうとする姿がすごくかっこよかった。いつか國司さんの脚本で大きな舞台に立つ真樹くんを見たい。
ずっと楽しみにしていた期待を裏切らない素晴らしい作品でした。本当にありがとうございます。
もしいつか続編か番外編等あれば嬉しいです。
俳優✕脚本家と鯛野ニッケ先生たしては王道な設定かなと思いました。
でも、やっぱりおもしろいんです。主人公2人たけではなく、まわりのキャラたちも個性的でストーリー上、全員なくてはならない存在です。
何気ないセリフなのにエロいし、すごい刺さるんです…。忘れられない…
コミカルなシーンもぶっちぎっててでおもしろいです笑
ニッケ先生の新作という事で拝読させて頂きました。今作も素晴らしく絵が美しかったです。
ただ、絵の画力で無理にこれはこうなんだ!と読ませに来ているなと冷静になってしまう部分があり、決して悪くは無いしお話もまとまっているように見えるけれど『今迄の方が好きかも…』と思ってしまった自分がいたので萌とさせて頂きました。
小さな小劇場の脚本演出家をしている辰彦と、元小劇場出身の俳優真樹。声が出なくなった俳優が古巣に戻って、舞台に立つと何故か声が出て役を演じる事ができて。という「んな事あるぅ?」が最初にきたのが萌えなかった始まりかもしれません。
この2人、とんでもない拗れ方をしているし再会してからも「(役の)抜き役」と「セフレ」という意味で拗れまくってるんですねぇ。
お互いにそれが羨望なのか嫉妬なのか憧れなのか分からないまま離れて再会したために現在の関係も曖昧なものになっていて……。毎回後ろからなのも、辰彦の思いやりなんでしょうけどセフレ感が強くてそりゃあ真樹も悩むよなぁと。
ただ、途中登場する真樹のマネージャーさんや、相手役の女優さんは良い意味でクールで仕事にちゃんと向き合っている女性で好印象でした。
拗れから始まった二人なのでもっとよくお話をして欲しいな~と思ったし、欲を言えば甘い関係の二人をもっと見たかったです。
『抜く』に二重の意味をかけたのは先生あっぱれすぎて脱帽ですわ...
大変にドラマティックで大人な作品でした。まさにドラマパートも絡みも絶妙なバランス。何回かある絡みもそれぞれ全く意味合いが異なるし、キャラクターの目線でも全く違う。それをニュアンスで表現している感じが達人の域で頭が下がる。先生すげえや...
そして受がかわいらしさと茶目っ気や儚さを併せ持つ一方で、攻は年上の余裕と色気と気だるげな雰囲気をこれでもかと放っていて相性が良すぎる。立ち位置は新進気鋭の若手人気役者と、小さな劇場オーナーのしがない脚本家。ひょんなことで再会を果たす2人が、懐かしい距離感とぽっかりと空いた空白の5年の狭間で揺れながら『好きなこと』を通じて昔以上に強く惹かれあっていく。何というか、陰と陽が様々な角度で混ざり合う感じがたまんねぇ。ダシが効いてます。
決して好きとか、愛しているとか、あまり口にしていないのが印象的。演じることを通して自分や相手を見つめて、触れ合うことで共有していく。そのふれあい方やコミュニケーションのとり方、所謂ボディーランゲージや時折伝わらない(上手くいかない)ディスコミュニケーションが上手く表現されていました。
画力も構成もマジですげえ。だからえっちも特大級にえっちです(語彙力)受の恍惚とした表情や快感で涙に濡れている表情はめっっっちゃ美。もはや美しい。
絵柄は言わずもがな、お話も大変すばらしかったです。これはドラマCD期待しちゃうな~(クソデカボイス)
攻め受けそれぞれの見た目や性格、その組み合わせが最高でした。大学生の頃から劇団の脚本を務め、大人びているけれど面倒見のいい辰彦。才能があるだろうに腰が低く、常に演者ファーストなところが素敵で、でも時折表情に諦めや寂しさが表れるところになんとも言えない気持ちにさせられ。一方の真樹は若手俳優として活躍しながらも元いた辰彦の劇団に顔を出し、最初は気まぐれに人を振り回す猫っぽい子なのかなと思いきや、実際は辰彦に一途すぎるワンコだったところにギャップ萌えでした。さらに、こういう見た目の子は天才・感覚型な俳優として描かれる場合が多いと思うのですが、真樹は裏であらゆる方向性から演じるキャラを突き詰めていく超努力型な俳優で、ますます好きになりました。
芸能界に見出されどんどん駆け上がっていく真樹だけど、彼の一番の望みはトップになることではなく、辰彦の書いた脚本で演技をすること。小さな劇団は合わない、という辰彦の一言にずっと寂しさや悲しさを抱き続けてきた真樹が、再会後の辰彦の言動に一喜一憂する姿がいじらしかったです。辰彦も、真樹と一緒に演技の仕事がしたいという気持ちと、より大きい世界で活躍してほしいという気持ちは同じくらいだったでしょうから、お互い苦しかったと思います。最終的に辰彦が下した決断は、真樹の今までの努力や辰彦へのひたむきな気持ちに報いる、男気のあるもので、さすが真樹が想い続けてきた男だなぁと。他人の脚本で演る真樹に「よそで抱かれて来てんじゃねえと思う」と言った辰彦が、めちゃくちゃかっこよくて痺れました。是非とも大きな舞台で、辰彦に見守られながら彼の作品をいきいきと演じる真樹が見たいです。
鯛野先生の作品はどれも好きなのですが、今回もすごく良かったです。
いつも性癖にぶっ刺さりまくりです笑
舞台以外では話せなくなってしまった早坂(受)ですが、その分表情で感情が伝わってくるのが本当にすごい!!
デフォルメされてるキャラも可愛いし、女性キャラも出てきますが、当て馬ではなく、嫌な性格でもないので大好きです笑
何度も告白して付き合っちゃえばいいのに‥ともやもやしましたが、最後はハピエンで安心しました