宵星の恋、きらきらと

yoihoshi no koi kirakira to

宵星の恋、きらきらと
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神25
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
163
評価数
39
平均
4.3 / 5
神率
64.1%
著者
彩東あやね 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
夏乃あゆみ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403526107

あらすじ

40歳バツイチの那須川が購入した新居は、幽霊たちのたまり場だった。その中の一人、失恋で命を絶ったという青年幽霊・漣と親しくなる那須川だが……? 年の差ハートフル・ロマンス!

表題作宵星の恋、きらきらと

40歳,バツイチの内科医
23歳,那須川の家に現れた幽霊

その他の収録作品

  • 宵が明けたその先に
  • あとがき
  • 幸せはきらきらと

レビュー投稿数12

リアリティもあるファンタジー

ふわふわとしたやさしい気持ちにさせてくれる、素敵なストーリーでした。

失恋で命を絶ち、生き霊となってさまよう漣と、離婚歴のある医者の那須川。
幽霊と人間の恋?と最初は思っていましたが、そんな設定がすっと心に入ってきました。
表紙絵のような、幻想的で、優しい作品でした。


幽霊の漣と那須川の本気の恋。でも漣は生き霊であり、まだ身体は生きていることがわかる。
生きている身体に霊を戻さないと、幽体ともお別れになるかもしれないことを予想した那須川の焦り。愛している人を失いたくない。
説得する那須川の言葉が重い。
君の絶望は俺が取り払う。君をひとりにしない。

生身の人間に戻った漣のことを、本当に大事に大事にする那須川が切ない。
漣を傷つけないように、精神的にも肉体的にも問題がないか確認して、とにかく見守っている那須川。
那須川がとにかく真面目で優しく、ほんとスパダリ。

そして、漣の苦悩。
生き残ってしまったこと。
家族のもつ、自分に対する複雑な想い、窮屈になりそうな気遣い。
漣の気持ちが想像できて、苦しい。
この漣の苦悩が、ファンタジーであるこの作品の重要なポイントだったと感じました。
ファンタジーの中の、リアリティ。
とても考えさせられることだったし、冷静に向き合う那須川はやっぱり素敵でした。
読後感もよく、やさしい気持ちになれる作品でした。

2

那須川の言葉がしみる

念願叶って購入した家に、もしも夜毎幽霊が現れたら…?
普通ならビビり散らかしてしまいそうですが、
その現実をスッと受け入れてしまった那須川がまずすごいです。
そんな彼の順応力の高さがあったからこそ生まれた恋は「普通」とは少し違うものだったけれど
常識とか普通とかそういうところをこえたふたりの気持ちの動きがとても美しいお話でした。

人間の那須川と幽霊である漣が交流していること自体不思議な出来事ではあるのだけど
恋愛的な部分以外でもお互いに求め合っているがわかるので違和感とかはなく、
むしろ一緒にいることが自然に思える関係になっていくのが素敵でした。

ただやっぱりどこか「このままでいいのかな?」という気持ちは拭えなくて、どんどん悪化していく状況にハラハラ。
しかもそこを抜けたら生身の身体同士で再会して幸せ!という結末でもなく、
切なめムードが続く展開に苦しくなったりもしました。

漣を蝕んだ絶望は身体が回復したからといってなくなるものではなかったのだと思い知らされるエピソードの数々、本当にツラかったです。
ひとりで抱えているつもりはなくても、なかなか外側に出せない苦しみってあるものですよね。
どうしたらいいのかわからなかった漣の気持ちが痛いほど伝わります。
なので、あのとき那須川がそばにいてくれて
漣が苦しみをひとり抱え込むことにならなくて本当に良かったなとしみじみ感じたのでした。

非現実なやり取りから現実的な日常まで。
ふたりの日々を追うことができて嬉しかったし、最後にはものすごく幸せなところに着地してくれて本当に良かったなと思いました。

3

傷ついた2人がお互いを癒す


バツイチ医者と恋人に捨てられて自殺した幽霊


バツイチになった内科医の那須川(攻め)は町並み保存地区の風情ある一軒家を購入引越しをします。が、そこは裏吉原と言われる場所だったらしく、夜になると男花魁や禿たちの幽霊の溜まり場になるのでした。
悪さをするわけでもなし、すっかり慣れてしまった頃、令和に死んだと思われる綺麗な男性の漣(受け)がやってきます。
他の幽霊とは会話ができないのですが、なぜか漣とは話ができ、話すうち少しづつ距離が縮まっていきます。


那須川は親が敷いたレールに乗り、兄が大学病院に勤めたいということで、医院の跡を継ぎ、見合いで結婚し、とずっと言われたとおりの人生を生きてきましたが、父親が亡くなり、妻には浮気されて離婚し、これからは自分の人生を生きようと心機一転、引っ越したのでした。
結婚も恋愛もこりごりと思っています。
思いがけず始まった幽霊の漣との生活が思った以上に楽しく、仕事から帰ってくるのが楽しみになっていきます。


那須川が言うどんな名医でも治せない病は『絶望』
自殺した漣にとってすごく救われれる思いがしたのではないでしょうか。

絶望して自殺した漣が毎日楽しそうにしていて、2人が恋人になり、ついに幽体なのに本懐も遂げて良かったと思う反面、いつ満足して成仏しちゃうかとドキドキして読んでいたら、そっちかーってなりました。
那須川の兄の行動は那須川の立場だと腹立たしさしかないけど、兄の立場からしたら、かの牡丹灯籠でも亡霊に生気を奪われて死んでしまうのですから、仕方なかったと思ったけど、それでも抜け殻になってしまった那須川が『絶望』してしまうんじゃないかと心配したし、漣がめだかに転生してくることを願って庭にビオトープを作り出した時には、壊れたのではと本当にヒヤヒヤした。

連が結構な年上が好きなのは母子家庭で育ったことが原因かな。
そして、漣が幽霊だったからこそ恋人になれた2人。そうじゃないと医者としての社会的立場が邪魔して恋心すら芽生えなかったかもしれないと思うと、2人のそれぞれの失恋は運命だったのですね。

傷ついた2人が寄り添える存在を見つけることができて本当によかった。

3

No Title


妻に浮気されて離婚した那須川さん。平屋の家を買ったら、綺麗な幽霊の男の子?!漣と出会う。不思議だけどとても素敵なお話だった。せつない気持ちになったり、悲しくなったり。

那須川さんがまたいい男なんだよねぇ……漣の心を繭のようにくるんでくれる優しい男。心が救われていくなぁ…。夏乃あゆみ先生の挿絵がまた美しくて好き✨️

後半は漣の心の問題に焦点をあてていたのもよかったな。自分から…ということは心に大きな傷を残しているわけでそう簡単に立ち直れるものでもないはずだから。

1

きらきらと優しくて、とても好きなお話(*ˊᵕˋ*)

雑誌掲載時から、これは好きな攻様だわ♡と思って、文庫になるのを楽しみに待ってました(≧▽≦)


攻様は内科医の那須川。
引っ越した家に夜な夜な幽霊が現れて、幽霊の集会場所になるのを、驚きつつも楽しんでいた、
歴史のある町らしく、訪れるのは花魁や禿の幽霊。
その中に、ある日1人浴衣の青年が加わり。
こちらが受様である、幽霊の漣。

最初に普通に会話が出来るので本当に幽霊なのか?と那須川が漣の浴衣に触ったら突き抜けてしまった時。
那須川が漣に対して「失礼なことをした」と謝罪した姿を見て、うわーこの攻様、好きだわ~ときゅん(*ˊ˘ˋ*)♡

こうして、立場(?)は違うけど、交流を重ねて好意を育てていく2人。
本当にキラキラときらめいていて優しい。
でも、幽霊だしなぁ、どうなるのかな、とドキドキしてたら、そっか~。
ちゃんと手を取り合うことができてよかった(*^_^*)

雑誌掲載のお話が攻様である那須川視点で、書き下ろしは漣視点。
目覚めた後、幽霊としての実感がないままただの夢だと思っているけど、那須川の事は目覚めてからすぐに気になる存在であり。
ここでも、那須川の優しさ穏やかさが、大人で花丸なのです♡
そのくせ、ここぞと言う時には熱い男の顔も見せてくれて、本当にめっちゃ好きでしたわ。

いい人に出会えてよかったね、2人とも♡
とても読後感のいい、好きだわ~なお話でした(*^^*)

2

優しく温かいお話

彩東あやね先生の本を読むのは、「悪党のロマンス」「恋の幸せ、降らせます」についで三作目です。
私は試し読みがあれば購入前にすることが多いのですが、こちらは試し読みからものすごく惹かれて発売を楽しみにしていました。
年上攻め&歳の差がお好きな方にめちゃくちゃオススメです!「年の差ハートフル・ロマンス」の帯に偽りなしで、とっても癒やされました(^^)


妻に不倫されて離婚し、男一人で古民家に移り住んだ医師・那須川さんがこのお話の主人公です。
那須川さんのお家は古くは花魁があった辺り、引っ越し初日から花魁の姿をした幽霊がバンバン出てきます。
幽霊をよく見てみると、みんな綺麗な姿をしているけど男性ばかり。幽霊たちは男花魁だったのですね。
那須川さん、幽霊が出てもそれほど気にすることもなく幽霊たちの集会を肴に晩酌したりとおおらかです(笑)

那須川さんと幽霊たちは意思疎通ができません。それに少し寂しく思っていたところに花魁の姿とは違う、素朴な浴衣を着たキレイな青年が現れます。花魁たちの仲間かなと話しかけたところ、普通に会話が成立して那須川さんは驚きます。
青年は「漣」くん。浴衣をプレゼントしてくれた彼氏に振られて自殺した幽霊。
自殺したというのに、無邪気で親しみやすい漣くんに那須川さんは次第に惹かれていくというお話です。

自殺って内容的に重いかな…と感じる人もいるかもしれません。私もそう思いましたが、そんな事はないです。
優しく温かいお話で、ずっと手元に置いておきたい本だなと思いました。


前半は那須川さん視点。
那須川さんから見た漣くん、素直でとてもかわいい〜!
ノンケの那須川さんが好きになるのも納得できるとても良い子です。
あるとき二人で夏祭りに出かけます。
そこで彼氏のことで色々思い出して、漣くんがフラッシュバックしたシーン。彼氏にDVされていたのに、健気に彼氏をかばうことを言う漣くん。
そんな漣くんに那須川さんが感情的になりつつも、優しく諭すように話す一言一言がすごく胸にしみて泣いてしまいました。
とても良いシーンなので、ぜひ実際に読んでほしいです。
前半は幽霊の漣くんが、入院している病院で目覚めるまでのお話です。

後半は漣くん視点。
目が覚めた漣くんは那須川さんとの出来事を夢だと思っていて、幽霊のときより畏まった態度で那須川さんに接します。
幽霊のときはタメ口だった漣くんが、敬語で話すのもかわいい…。
退院後しばらく実家で暮らすようになった漣くん。再婚している両親にも、義理の兄にも気を遣いながら、必死に自立しようと頑張る漣くんが健気でほんとにいい子すぎて…
甘えてほしい那須川さんと、迷惑かけたくない漣くん、すれ違うところが切なかった〜
リアルでキスするシーンめちゃくちゃ良かったです。


那須川さんの温かい優しさに包まれて、漣くんがいつまでも幸せだといいなと思える素敵な一冊でした。

1

まだ3冊しか読んだことがないが

彩東あやね先生の作品は「愛を召しあがれ」「花降る町の新婚さん」と、この作品でまだ3冊目なんですがどれも高評価をつけるくらいに面白いです。今回の作品も想像を超えてとても良かったです。

幽霊との恋だとあらすじを読んだ時に、このお話の着地点はどこにあるのだろうと想像しました。そして誰もがこの幽霊は本当に死んでるの?って期待すると思います。そして、それは期待どおりなんですがそこからがこの作品の真骨頂でした。

雑誌掲載作である表題作は那須川家に集まる幽霊たちのユーモラスさや漣との交流で那須川が救われていく様子がハートフルに書かれていて、弟を心配するが故にお節介になってしまう那須川兄に腹が立ちつつ少しご都合主義的なものを感じてしまいました。

でも書き下ろしの漣が目覚めてからの「宵が明けたその先に」でが、この作品にグッと深みを与えていました。似たような設定のお話は多々ありますが、大体は事故や事件に巻き込まれて霊体として存在していたと思います。

こちらの漣は自ら命を断とうとしていたので、身体もですが心も深く傷ついていました。なので本人は焦って社会復帰をしようとしますが、ふとした時や家族や那須川以外の人と接した時に闇に引きずり込まれそうになってしまうんです。表題作に比べるとシリアス寄りですが心を病んだ人が簡単には治らないし、周りがどんな手助けが出来るのかがとてもリアルに書かれていたと思いました。

そして目覚めてから失われていた霊体としての漣の記憶を取り戻すキッカケとなるシーンがまたドラマティックで素敵でした。漣の目を通して一緒に体験したような気持ちになりました。きっと姐さんたちも2人を心配してたんだと思いました。

ただ、やっと2人が現実で結ばれたシーンがありましたが私的には要らなかったかなと思います。漣が望んでも病み上がりなんだから最後までしなくてもと思いました。目が覚めたときに漣は内臓が弱ってたのに医師の那須川らしくないなと。

もうア◯ルセックス必ず入れる縛りは無くしても良いのではないでしょうか?霊体で結ばれたシーンだけで良かったのに。

2

幽霊でも貴方と恋をしたい

今回は実家を継いだ内科医と幽霊の青年のお話です。

攻様の新居が幽霊の溜り場となり
幽霊の1人だった受様と恋仲になるまでの本編と
恋人になってからの続編短編とあとがき内にSSを収録。

攻様は2人兄弟ですが、
兄が総合病院勤務を望んだことで
父の内科医院を継ぐ道を歩くことになります。

攻様はマイペースで周囲を引っ張っていくタイプでなく
女性にもてないために勧められて見合い結婚しますが
浮気されて2年で結婚生活は終わります。

父親が亡くなった事を機に地元を離れて
宿場町の面影のある町に築50年の平屋を購入し
攻様は心機一転を図ります。

ところが新居に引っ越した日から
攻様の家の座敷に幽霊が集うようになるのです。

初日に見かけた和装の女性は声をかけると
すぐ消えたために見間違いかと思ったのですが
次の夜には3人に増えていた上
よく観察すると彼らは若い男花魁だったのです。

攻様の医院にくる歴史好きだというMRに
攻様の自宅あたりが昔は花街だったと聞いた攻様は
やっと納得がいくのです。

見るだけで話も聞けず、会話も手出来ない彼らは
凝ったプロダクションマッピングの様でしたが
10日目に初めて見かけた浴衣の幽霊の受様とは
話ができてしまうのですよ♪

攻様は幽霊と話すのが初めてでしたが
受様も生きている人と話すのは初めてらしく
攻様は受様との会話を楽しみます。

受様は彼氏に振られて自殺を図ったといい
生きていたころのことはあまり覚えていないけど
攻様と話してなんだか救われた気持ちになったから
成仏できるかもと去っていきますが・・・

雑誌掲載作のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
自分自身で選んだ生き方を始めた攻様と
攻様の家に居ついた幽霊の受様のラブコメディになります♪

攻様は引っ越しで人生のリスタートを始図り
新居にやってきた幽霊の受様と出会います。

自宅の座敷に集う幽霊を全く気にせず
幽霊だと分かっている受様も生きた人と同じく
話ができるってすごい!!

攻様宅の幽霊の存在を知って
勝手ながらも払おうとしたのはやりすぎながらも
幽霊を恐いと思う攻様の兄のほうが
普通なんじゃないかな。

ただ幽霊でも人であったことには変わりなく
幽霊でも哀しかったり、楽しかったりすると思える
攻様だったからこそ

幽霊の受様と2人でともにいる未来を
手繰り寄せたられたのだと思うし

受様が幽霊としてであったからこそ
年齢差とか世間体とかを気にすることなく
恋ができたのかなと巧みな設定と展開で
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)/

そんな2人だったので
描き下ろしの短編がついたことで
本編だけでは気になっていたアレコレも
どうなったか決着が読めてとても良かったです。

3

宵星の恋、きらきらと

心優しく穏やかなバツイチの内科医と自ら命をたって幽霊になった青年の不思議な恋のお話。
幽霊なのに明るく美しい青年の心の奥にあった悲しみや苦しさに 寄り添って 内科医さんが 彼にくれたセリフが 心に沁みました…
内科医さんの言葉に死を選んでしまったことの後悔、そして、気づいてしまった想い。
生きている人と幽霊。
住む世界の違う2人の恋の行方に胸が苦しくて 2人の幸せを願いました。
そこは 彩東あやね先生!!
ハッピーエンドです!!
途中 読んでいて苦しくなるシーンもありますが 内科医さんの大きな愛と輝く希望を堪能させていただきました!!

4

築50年のユートピア

日常の中にとろりと溶け込んだ、きらきらとした恋の描き方がすごく素敵な作品でした。
なにがどうだとうまく言葉にならないのだけれど、読んでいると心地の良い場所でぷかぷか浮いているような感覚になる。
そんな気持ちになれる、とてもやさしいお話です。

平屋の家に引っ越してきたばかりの四十路の医者と、その家に現れた幽霊の青年。
設定だけを見ればちょっぴりファンタジーな香りを感じますが、決して突拍子のないものでも、とっつきにくいものでもないんですね。
この絶妙なファンタジー要素がリアルなのにリアルじゃない恋という、不思議な味わいをおいしく引き出してくれています。

ガツンと胸にくるだとか、ドカっと萌えるだとか、そういう雰囲気のお話ではないと思うんですよ。
ああ素敵だな。すごく好きだなあ…と、幽霊たちとの奇妙な日々の中で育つ恋にじわじわと癒され、気が付けば胸がやさしさでいっぱいに満たされてしまうんです。
なんて素敵なお話なんだろうか。

中でも攻めの那須川の愛情深さが本当にすばらしくて。
漣を文字通り心の底から慈しむ彼の姿を見れば見るほど信頼の2文字が頭に浮かぶばかりでした。
年の差ものならではのあたたかみとやわらかな慈しみを感じるこのトーンは、きっとお好きな方も少なくないのではないかな。
身近に感じられる部分もありつつ、地に足のついた包容力のある大人あたりがお好きでしたらぜひ。

那須川のお兄ちゃんの暴走にややストレスを抱くこともありましたが…築50年の平屋で繰り広げられるハートフルストーリーに魅了され、こちらの評価になりました。
きらきらとした綺麗なところだけではなく、家族についてのお話や、漣視点での現実味がある苦しい心理描写があったのも惹かれた理由のひとつかもしれません。

7

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う