恋は不埒か純情か

koi ha furachi ka junjou ka

恋は不埒か純情か
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×28
  • 萌5
  • 中立4
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
9
得点
136
評価数
36
平均
3.9 / 5
神率
47.2%
著者
彩東あやね 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403525773

あらすじ

部下の柏木が無断欠勤したと勘違いして自宅訪問し、彼が副業でおっぱいだらけの成人漫画を描いていると知ってしまった椎名。
代償に椎名の秘密も知りたいと言われゲイを告白するものの、さらに理想のエッチのシチュエーションを語らされ、うっかり反応したところを柏木の口でいかされる羽目に。
眼鏡を取った柏木が好みすぎることもあり、椎名は柏木を意識するようになるが……?
真夏の年下攻ラブ・エロティクス♡

表題作恋は不埒か純情か

柏木武琉,28歳,椎名の部下,成人向け漫画家
椎名侑人,35歳,食品輸入販売会社総務部課長

その他の収録作品

  • 不埒な恋は花ざかり
  • あとがき

レビュー投稿数9

こういうのが読みたかった最高

同じ会社の総務部に勤める部下x課長のお話です。
表紙から想像していた内容とはまったく違いましたが(笑)
めちゃくちゃ面白かったので神評価とさせていただきます!

本人いたって真面目でしかもかなりの美人(自覚なし)なのに
天然すぎて少々残念な椎名課長が
副業でエロマンガ描いてる部下柏木にちょっかい出されて。
柏木が椎名に対して本気になっていくのがもう楽しくて仕方なかったです!

セリフ運びが秀逸な彩東先生。
今作品でも柏木のガバガバ敬語と、
上司ぶった椎名の口調が動揺で崩壊していくのが最高でした。

いまや貴重となってしまった現代日常ものBL。
笑えて萌えてときめいて大満足の一冊でした!

2

椎名が可愛い!!

表紙とタイトルから、大人な恋の駆け引きの話か?
と勝手に思っていたのですが大いに裏切られました。
切ない話ばかり好んで読んでいるのですが、今作みたいに明るくて甘くて可愛い作品もいいなと思いました。

普段はいわゆる健気受けが好きで、性には淡白、攻めに他の人の影があったら身を引く…みたいな受けを読むことが多く、今作の椎名みたいなタイプの受けは初めてで新鮮でした。前向きというか、自分を卑下しすぎない感じが好感を持てます。
何より言動その他含めて、椎名がとにかく可愛いです。可愛い&愛おしいって感じで、柏木と同じく椎名におちました。

初読みの作家さんだったのですが、コミカルな文体で誇張なしに何度か声を上げて笑ってしまいました。他の作品も読んでみたいと思います!

1

恋は不埒か純情か

純情!!!年上受け!!!
一途強め推し年下攻め!!!!!
眼鏡攻め様
汗フェチ…大好物の方…
是非に…

0

まさに、不埒か純情か?

こちらタイトル、受・椎名のことか?てくらい、まんまです。

受・椎名…
総務課長。一人暮らしでベッドはキングサイズのアナニスト。度を越したエロ乙女。休みの日には常備菜を作り置きする男。ゲイ。

攻・柏木…
椎名の部下。副業、エロ漫画家。隠れイケメン。ノンケ。

一見、受けが純情、攻めが不埒に見えるんです。が。エロ乙女・椎名が両方担当しています。

攻めは、肩書きがクセ強なだけで、結構普通感覚。ものすごく"尽くす"とか"執着する"と言うでもなく。
割と自分のペースを崩さない。好きな人のために頑張るし、情熱も見せるけど、異常な強引さはない。

この本の主役は、あくまでも受・椎名。
この人は、愛すべき変な人です。
純情乙女なのに、急に曝け出す。

椎名の自覚としては、包容力をとったら残る魅力は尻の穴だけ、だって。そんだけ尻の穴に自信あるなら大丈夫、と言ってあげたい。

ほんとに、かわいい男なんです。

キャラも良いんだけど、ワードセンスが素晴らしい。グサグサ来るの。面白い方で。
1行目で「…好き」てなる。

もちろん、ちゃんとエロいけど、それ以上に面白い。声に出して読みたい日本語、多数。

0

エロかわ純情課長に首ったけ

思わず笑ってしまう要素満載のリーマンBLです。


巨乳エロ漫画家を副業にする部下と、高嶺の花上司が織りなす純情ラブストーリーはドキドキしたり、切なくなったり…8歳年上課長の可愛い恋心が描かれていました。

注目すべきは、お近づきのきっかけです。
上司の椎名が無断欠勤をした(本当はしてない)部下の柏木の家を、安否確認のため突撃訪問したことから運命のフォーリンラブが始まります。
柏木の別の顔は巨乳エロ漫画家。有給を使って内緒の執筆活動に励んでいたところ、押しかけた課長の椎名にバレてしまったというワケです。
会社とは違う柏木の素顔にキュキューンときてしまった椎名はゲイ。もちろん巨乳には1ミリも興味がありません。それを知らない柏木は身バレした代償として、椎名に自分の作品を読んで感想を教えろと言ってきます。

ゲイの椎名にとって女体の巨乳のエロ漫画を読むことは拷問に値しますが、柏木のためにきちんと約束は守ります。でもその感想会で、椎名は自分はゲイだと明かしてしまうことに。
ところが、椎名の予想に反しゲイだと知った柏木は何故か椎名にグイグイと距離を縮めてくる……といった展開になっていきます。


椎名は恋愛から遠ざかっている35歳。日々、自分で自分の身体を慰めるアナニーのプロ。…ということです(笑)
そんな枯渇した彼の恋愛事情が、突然部下の柏木の素顔を知ってしまったことでガラリと変わっていきます。巨乳のエロ漫画家でおっぱい大好き…とあればもちろん柏木はノンケですが、何故か椎名にご執心。

反応してしまった椎名の身体を鎮めたり、ゲイが集うハプニングバーに連れていったり…本当にノンケ?と疑問に思うほど手慣れています。もちろんそんな疑問は当の椎名の方が思うわけで、戸惑いに戸惑いまくります。
椎名は年齢は熟してはいますが、恋愛方面は純粋で純情なのでハプニングバーのような大人の世界には免疫があるはずもなく、顔を真っ赤にしながら柏木とバーデートする姿はどっちが年上なんだか分からないくらい可愛いらしかったですよ!

そんな椎名に柏木は惹かれていったんだろうなって感じなんですけど、いい雰囲気だった2人が違った方にすれ違っていくんですよねー…。
でもですね、椎名がプロのアナニストであることが起因した笑ってしまう勘違いなので、この終着点はぜひぜひ作品を読んで楽しんで欲しいなと思います。
椎名の"男"たちを柏木に紹介する流れにも笑わせてもらいました^ ^


表紙の麗しき2人からは想像出来ない、おっぱい大好き巨乳漫画とアナニスト上司との恋愛物語がどう成立していくのか興味深いものがありましが、ピュアでエロかわ上司の存在感が際立っていました。柏木がおっぱい好きでも、それを超えたところで好きになるほど椎名が魅力的だったということでしょう。

前編は年下の柏木に翻弄される椎名でしたが、後編は椎名に翻弄される柏木の姿が拝めます。ラブラブでエッチな恋人同士の2人の未来は明るそうです(*´︶`*)


個人的な爆笑ポイントは、柏木の作品の感想会のシーン。作品のタイトルや内容も爆笑だし、それについて大真面目に感想を語る椎名には更に大爆笑の嵐でした!

6

ちんが頭から離れなくなりました

無断欠勤をした部下の安否を心配したゲイ上司が自宅まで様子を見に伺うと、そこにはおっぱいだらけの成人向け漫画原稿に囲まれた部屋で倒れるように眠る部下がいた…
と、あらすじの時点で情報量が多くて面白くて仕方がないのですが、本編はもっとクスッと笑えて楽しいラブコメディに仕上がっています。
難しいことは置いておいて、軽めの読み口ですっきりと楽しめる作品です。すごく面白かったです!
彩東先生のワードチョイスがツボにはまって何度か声を出して笑ってしまいました。

全編受けの椎名視点で進むこちらの作品。
年上の椎名がまあなんとも赤面が似合うキュートな人で、終始にこにことしながら読みました。ああかわいい!
なんでしょうかね、真面目な彼の発想がいちいちかわいらしくてたまらないんですよ。後編なんてもうかわいいでしかなかった…
それでいて、おいおいそんな初心さあるかい!35歳課長でそれはさすがにピュアすぎるやろがい!とはならないのです。
ちゃんと心にすけべを持った人だったからなのかもしれません。

美人で真面目でピュアな恋愛初心者マークをまだつけていそうな彼が、部下である柏木の意外な副業と素顔を知ってしまってからというもの、ゆるやかな恋のジェットコースターに乗り込んでしまう。
巨乳好きのノンケと、ピュアだけれど脳内妄想はたくましいゲイの恋愛がコミカルかつキュートに描かれています。
とっても楽しい現代ものでした!

0

年下攻で甘く刺激的なエロラブ

柏木×椎名


エロくて刺激的で甘さも最高でした。


35歳で輸入食品物産で働いている
真面目な椎名が、
無断欠勤の部下の7つ下の柏木の自宅に訪問して、
なんと彼がおっぱいだらけの成人漫画を描いていることを知ってしまう。
それだけでも衝撃的だけど、
そこから進捗が一気に加速していく。
椎名がゲイであることを明かさないといけなくなる・・・。
という始まり。

柏木が眼鏡を取ったら、
そこには若い男臭いイケメンが隠れていて、
椎名も私も完全に惹かれている!

椎名は汗をかいてエッチな妄想をする男。
まったくもってその変態っぷりに心をくすぐられる!
彼の妄想力には脱帽しちゃうし、
エロさには本当に悶えちゃう!
すぐ反応してしまう、
そのギャップがたまらなくて、
ノンケで巨乳好きな柏木もノックアウト・・・
もうめちゃくちゃエロエロ・・・!

椎名は純粋なゲイで、
女性の体にトラウマもあって、
男性向けのエロ漫画を無理やり読ませるのは超可哀想だよね〜〜!
でも彼が頑張って読んで感想文まで真剣にまとめる姿や、
感想文の内容も面白くてニヤニヤしちゃう!
椎名の誠心誠意な純情さ(と変態さ)が本当に可愛い。

エロエロだけではなくて、
恋愛ものとしてしっかり描かれている。
椎名が柏木を意識し始めるところからドキドキしちゃう!

柏木の年下攻の魅力もバッチリ感じられて、
椎名の健気な恋心とピッタリ!
2人の関係がどんどん甘く進展していくのが、最高素晴らしい。

エロエロに興奮しつつ、
2人の甘エッチなラブラブな生活にキュンキュンして、
この一冊で至福の時間を過ごせました。

4

偶然知った秘密で始まる恋

今回は副業は漫画家をする総務課員と総務課長のお話です。

部下の攻様に惹かれた受様の恋が実るまでと
恋人になってからの続編を収録。

受様は輸入販売を手掛ける中堅機企業の
総務部総務課の課長です。

ある夏の日、
始業時間を過ぎても出社しない課員がいて
無断欠勤かと騒ぎとなります。
彼が今回の攻様です♪

攻様は3年前に中途採用された(確か)28才で
ダサい眼鏡の地味な社員ですが勤務態度は良く
毎回有給は申請しています。

今回受様は申請を受取っておらず
電話にもメールにも応答もなく
受様は安否確認でアパートに向かいます。

築30年相当なアパートの部屋の前で
チャイムを鳴らし、呼びかけても返事はなくて
焦り始めた受様でしたが

受様を攻様の関係者と見た大家が
攻様の苦情を訴えてきたのを幸いと
鍵の解除を迫ります。

大家が鍵を開けると大量の紙にの散らばる廊下で
攻様が倒れていて、受様は救急車か!! と騒ぐと
攻様が「っせえな」と身じろぎます。

眼鏡のない攻様の端正な顔立ちに驚く受様以上に
寝起きに大家と課長を目にした攻様の驚き、
その上、攻様が成人向け漫画を描く漫画家だと
大家にバレてさらなる騒動となるのです(笑)

身バレの危険性に晒された攻様は怒り心頭です。
果たして受様はどうなってしまうのか!?

雑誌掲載されたタイトル作に
本編後の続編を書き下ろしての文庫化で
受様が攻様が隠していた副業を知った事で始まる
ラブコメディになります♪

攻様の出した条件とは受様の思った者とは違い
攻様の作品の感想を言う事でした。

攻様の漫画は爆乳な女性があれこれされるお話で
受様に30代男性としての感想を求めたのですが
受様はゲイな上に痴女に会った過去から
攻様の漫画をまともに読むことができません。

受様はさらに攻様に頭を下げることになるのですが
攻様は秘密を握りあうという名目の元に
受様の元カレや好みを知りたがるのです。

うぅ~ん!? なんでこんな展開に!? 的な流れなのですが
受様は天然系なので攻様の勢いに押されているままに
流されていってしまいます。

そんな2人に受様の元カレで同僚の営業二課長が絡んできて
受様が色んな意味でグルグルしていくのですが
ハピエンなのはお約束と楽しく読ませて頂きました。

ただ、受様が攻様に惹かれる理由はよくわかったものの
攻様が受様に落ちた理由がちょっと弱い気がしたので
「萌」評価としました。

受視点だし、自身の魅力に無頓着な受様なので
攻様側の事情が見えないのは仕方がないかもですけど
受様の良さも攻様の言葉のみなところもあり
客観的に受様の魅力が見えるシーンがあると良かったです。

1

課長

高階先生おっかけで購入。しかし、キャラがそんなに好みではないし、設定がやや苦手だったので申し訳ないです、中立にしました。リーマン同士のお話って久しぶりな気がするので、とにもかくにもリーマン!という方には良いのかも。本編160Pほど+その続き70P超+あとがき。

今まで勤怠に全く問題なかった部下の柏木が、ある日突然会社に姿を見せず、不安に思った総務課課長の椎名。昼まで待ってみたが電話も通じず、季節は夏。一人暮らしの柏木が万が一倒れていては大変ということで、自宅へ行って、大家さんにカギを開けてもらったところ、部屋には男女の絡み合った絵が描かれた紙が散乱しており・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
柳瀬(受けの元カレ&同期)、攻めの隣人(♀)ぐらいでは。両方ともクソ。

++苦手だったところ

攻めが女性が好きな男性向けのエロ漫画描いている方ってところがまず苦手。メロンかスイカかという爆乳を「あほか、そんなもんあるか」と思ってしまって、どうしてもだめなんです。(自分が貧乳だからかもしれん)あーだこーだあるけど、受けを可愛いと言うところはいいのかもしれないんですけど、上司かつ7つ上。個人的見解ですが、うーん、よっぽど何かないと手を出さないなあ・・・と感じて、ぴんと来なかったでした。

受けは恋愛経験少な目美人さん。アクシデントというか必然ではと思うあれやこれやで攻めに手を出され、なんとも言えない関係になり、仕事にちょっと集中できなくなり・・・というところが、どうも馴染めず。会社内での恋愛は難しいと思うんですけど、そういう難しさはあんまり感じさせず、するするとあれこれイタす関係になってしまうところが、なんとも。

そもそも部下の家に行ったところでちょっかい出されるってところが、社会人としては「ないなー」と思うし、ハプニングバー連れて行かれるのもすいませんドン引きしちゃうのは、私がそういうのに無縁であまり得意じゃないからか?受けさん、お道具お使いになられていて、それまでも色々エロエロしいシーンはありますので、艶っぽいお話がお好きな方だったら、もうちょっと違う評価になるかもしれないと思った一冊でした。うーむ。

4

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