軍人さんと金平糖

gunjin san to kompeitou

軍人さんと金平糖
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
八千代ハル 

作家さんの新作発表
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原作
海野幸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
二見書房
レーベル
シャレードコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784576240800

あらすじ

「こんな甘えたな軍人さんなんて…」 遊郭で生まれ育った清は下働きの身にもかかわらず客の軍人・正嗣の妻として身請けされるが…。

表題作軍人さんと金平糖

羽田正嗣、軍人、24歳
清、妓楼の下働き→正嗣の内縁の妻、17歳

その他の収録作品

  • 書き下ろし:言の葉と金平糖
  • 描き下ろし:後日談
  • あとがき(海野幸)
  • あとがき(八千代ハル)

レビュー投稿数1

コミカライズとしての完成度は素晴らしい

正嗣×清

原作を読んでいた時に感じたことだが、
シリアスな時代背景にもかかわらず、
男の清が突然身請けされて、内縁の「妻」になる展開や、
2人とも男が好きであることがあまりに自然すぎて、
清がもし女でも全く問題ないような恋模様で、
(むしろ女であったほうが違和感がないほど)
BLとしての味わいが希薄。


原作のイラストを手掛けた八千代ハル先生が、
美しい絵とともに鮮やかに物語を再現し、

清の感情の変化や繊細な表情の描写や、
正嗣の軍服姿、寡黙な中に滲み出る柔和さの表現が秀逸で、

清が初めて正嗣と出会った瞬間の緊張感、
閉ざされた世界から外へと踏み出す期待と不安、
純粋に正嗣の優しさに包まれながら、健気に過ごす姿が、
次第に正嗣の愛情に馴染んでいく過程がじわじわと丁寧に描かれて、
エッチシーンもしっかりで、
時代背景の美しさとも相まって、

コミカライズとしての完成度は素晴らしい。

書き下ろしと描き下ろしで、
言葉の少ない正嗣が言葉で愛情を表現する姿に胸キュン必至。

一冊の漫画に凝縮された珠玉の恋物語なので、
原作を読んでいなくても十分に楽しめるコミカライズだと思います。

5

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