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yume de aetara kakugoshite
初読みの作家さんです。
話題になってた野球部の作品は、切なくてヒリヒリ・ギリギリしそうだったので、完結してから買おうと思ってましたが・・・
こちらの作品は1巻完結だったので購入してみました。
夢魔の望と、見た夢の内容をまったく覚えていない黒曜。
過去に因縁のあった2人の、夢を通じた再開と恋愛の物語。
夢魔の望が受け、1つ年下の黒曜が攻めです。
共存しているとはいえ、人間とは異なり、特殊能力を持っている悪魔。
望は自身が悪魔であるが故に、悪魔として無自覚に人間を陥れてしまうことを恐れている。
過去にそういった経験があるから・・・。
過去のトラウマを乗り越えつつ、黒曜と恋仲になっていくお話ですが、シリアスな場面と同じくらいギャグテイストの描写があり、それが絶妙なバランスで、非常に心地良く読み進められます。
ここまでシリアスとユーモアのバランスが取れている作品は珍しい。
ひとえに、作者様のセンスが成せる技でしょう!
作画も綺麗で言うことなし。
エロ重視ではない(十分エロいけど)、ストーリー性の高い作品を読みたい方にオススメです。
すごいすごいすごい…すっっっっっごくよかったです。興奮冷めやらぬ状態のまま、読了後に飛んできました。キュン!ギャグ!そして…どっエロ!この黄金比を知りたい方の教科書として、語り継がれてほしい一冊。
人の望む夢を見せる「夢屋」で働く、大学生で夢魔の望くん。そんな夢屋に、ある日夢を忘れてしまうことに悩む黒曜くんという青年が現れる。「学校の屋上」設定の「恋愛の夢」を見たいという黒曜くんの夢の中を覗くと、彼の夢の中のお相手はなぜか望くん!? ワイプ芸・大ビンタで夢とキスを切り抜け、黒曜くんが夢の内容を全く覚えていなかったことに安堵するも、大学の先輩後輩として再会してしまい…?
何から推していいのか…本当に全てがいいんです…。ロマンチックながら現代的な設定の「夢魔」。悪魔の血を引く望くんですが、その血への少し引け目を感じていて、差別も含め色々思うところがあるんです。それが冒頭の過去("屋上"がポイントなのもまたロマンチック…)に繋がっていて、物語の巧みさにあっという間に惹き込まれます。ドンドン先生ならではの、シュールでキュートなギャグも魅力的♡
どのシーンも本当に好きなのですが、やっぱり黒曜くんの告白がもう…ブワッと涙が出ました…そうだよね〜〜初恋だもんね〜〜ドラマチックでぎゅうっと胸が痛くなって、幼い時の2人の孤独とか、初恋のキラキラした感じとか全部の感情が弾けるような演出で、瑞々しく愛らしい絵柄も相まって本当にキュンとしました。
エチシーンも触れないと…いや、もう見て、としか言えないかも知れません。個人的に今年一エロいです。普段慎ましやか?な望くんの乱れっぷりが…見ないで!っていいなが腰をガン振りしちゃうのって…え〜〜〜んすごいよ〜〜(号泣)指の間からガン見してる黒曜くんの興奮ぶりも最高に良、いやもう最高に最高。あんなにピュアな恋物語にこんなどえっちシーンが入ってるなんて。。。禍福の極み。久しぶりに自分の胸に明確な""""萌え"""""という感情が宿ったのを感じました。
永遠に魅力を語れるのですが、やっぱり主人公2人の大応援団になれる作品は最高だなと。途中から頑張れ〜〜〜頑張れ〜〜〜〜幸せになってくれ〜〜〜!のうちわを振り続けていました。ちょっぴり不器用で、とっても優しくて可愛くてエッチな望くんと、そんな望くんのことが大大大大大大好きで、まっすぐでかっこいいワンちゃんのような黒曜くん。大学生で、年相応に悩みながら、お互いにちゃんと向き合い幸せを掴んだ二人に大ッ喝采でした。全人類に読んで頂きたい一冊です。バクもとってもキュートなので♡
表紙に惹かれて購入しましたが、読んでみるとすっごく面白かったです!
タイトルにも書いた通り、全体のバランスが良くてテンポよく読めました。
受けが最初はツンとしているのに、攻めの穏やかなアプローチに徐々に絆されていく様など、こういうのが好きなんだよなあ〜と思えるシーンが多かったです。
クスッと笑えるのに、ちょっと胸がキュッとなって、こっちまでときめいて、最後はちゃんとエッチシーンがあって本当に助かるーーーと思いました笑
こんなお話ずっと読みたいなーと感じるほど読みやすかったです!
初めて読む作家さんでしたが、こういうタッチやノリ、大好きです。夢魔の夢咲は他人に思いのままの夢を見せられるということで、黒曜の夢の中に何度かお邪魔することになるのですが、ちょっとしたディテールの1つひとつが楽しく、ファンタジーな世界観に存分に浸れました。でも、夢の中って実際こんなもんですよね(笑)。
大まかなストーリーは再会ものです。過去に堅く鍵をかけていた夢咲はなかなか黒曜のことを思い出せないけれど、一見冷たく人を小馬鹿にしていそうに見える(失礼)黒曜が、思いの外根が真面目だったり、初恋の人を探し続ける一途さを持っていたりして、どんどん可愛く思えてきます。悪魔であることに葛藤する夢咲が少しずつ絆されていく様子も自然で、2人の恋心が育っていく過程が微笑ましく、終始楽しく読めました。想いが通じ合ってからの初セックスで、エロい身体が一気に開花してしまう夢咲も可愛かったです。夢でも現実でもたくさんいちゃいちゃしてほしいですね。
「望んだ通りの夢を見せます」というのを売りにしている『夢屋』でバイトをしている夢咲と、そこに客としてやってきた黒曜。
最初は店員と客として出会ったけれど実は同じ大学だったことが判明し、そこから何かと一緒に居るようになったふたりの日々を描いたお話でした。
夢咲は"夢魔"で夢を操作できる能力をもっているのだけど、黒曜の夢だけはなぜか操作不能。
そんな彼の見る夢と言動に悩まされながらも気になっていく、夢咲の気持ちが少しずつ変わっていく様子を見守りながら読み進めました。
夢を操作できるというファンタジー要素があるので、普通の大学生同士の恋という感じではありませんが。
設定がしっかりしているのでその世界観に違和感なく浸れて、ふたりそれぞれの気持ちを追いながらキュンキュンできました。
そして過去を辿ったり恋を自覚していくまでのその時々で、笑えるところがたくさんあるのが最高すぎます…!
思い出せない過去を抱える夢魔としての苦しみを中和してくれて、そのツラさすらも楽しめるような。
ストーリー自体はギャグ寄りではないけれど、スカッと笑える面白さがあるおかげで肩の力を抜いて読むことができました。
ギャグセンスの高さ、さすがはドンドン先生!という感じでした。
キュンとして笑えてしっかりエロも楽しめちゃう、すごく美味しい作品でした!