電子限定版
koun na kimi to boku no mirai
この番外編は、とても重要度高し。
本編で真広の未来視能力のトラウマになったキッカケ……小学校のときの友人が行方不明になってしまったその真相が明らかになるエピソードです。
私も気になってました、コレ。やっぱり神隠し的にいなくなってしまったのかなと。
でも幸人の手により、実はその友人が存命であることが判明し…というのがこの番外編の大きな読みどころ。回収してくれて嬉しかったです。
その友人に会って話をする機会を得た真広たち。
本編での真広の苦悩を知っているからこそ、その再会は拍子抜けしました。というのは、真広が深刻に思ってるほどの事情があったわけじゃなく、ただの偶然が重なり合っただけの"行方不明事件"だったからです。
友人の家庭の事情と都合で作り上げられた行方不明事件。そのことを知らずにずっと心の重石として乗っかかっていた後悔が払拭されたのは喜ばしいことですが、真広が悩んできた時間の重さを考えれば手放しで喜べるものではないなぁと思ったり。当の行方不明になった友人のあっけらかんとした態度を見ると、怒りが湧いた真広の気持ちは当然ですね。
彼が悪いわけじゃないけど、私もなんかムカつきました(笑)
真広の心が少しでも軽くなるように手を尽くす幸人のさりげない優しさが素敵だなと思いました。場合によってはお節介にもなってしまうかもですが、恋人の苦しみを和らげたいと思う気持ちが嬉しいですよね。蓋を開ければ何てことない事情だったけど、それが分かると分からないではこれからの未来を生きていくモチベーションが全然違うと思いますし^ ^
ようやくトラウマから解放され、心から笑顔になった真広と、その真広の笑顔を見ることができて幸せになる幸人のラブ感がとても良かったです。
同棲してる2人の甘いお付き合い、甘いイチャイチャもたくさん堪能しました♪