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aisanai tte itta no koushaku sama ja nai desu ka
ん゛もぉぉぉ〜〜〜…すっっっっごく面白かったです。
βが主役ってのがいい。最近は増えてきつつあるけど、やっぱα×Ωに比べるとシェア率低いじゃないですか。
それもあってか、βにももっとスポットを!と、思ってる私としては即購入案件。この作品の世界を思いっきり楽しみました。
オメガバースの中では王道から逸れたストーリーです。
α×βで始まり、α×Ωで締めくくる。変異系オメガバはたまに見かけますが、これは転換以外のストーリーが秀逸。読み応え抜群でした。
"運命"とか"番"とか、βは常にその選択肢すら与えられない蚊帳の外。でもその運命や番のラインに乗っかれるとあって、βもオメガバースの主役になる時代がきたんだなと嬉しくなりました。
転換Ωなので、完全なるβのお話とは言えないかも知れないけど、Ω化は番うための手段であって目的じゃないのでそこは強く主張しておきます。
番う目的は、もちろんアシュレイにあり。レナードのアシュレイへの愛がいっぱい溢れてる(後半部は特に)ので、そのことは読めば嫌ってほど分かりますよ!
レナードはΩ避けのため、アシュレイは実家のため……そんな思惑で始まった契約結婚だったこともあり、2人の間には愛なんてありませんでした。それがどうでしょう…
2人の婚姻生活があまあまになってくの楽しすぎてしゃーない!!!
特にレナード。彼の180度変わっていく態度は必見です。
最初にレナードがアシュレイに言うわけ。俺に愛されることを期待するなって。
はい、大嘘つきです。けしからんです。めためたに愛し倒します。溺愛です。執着もします。
最初の威勢はどこへやら。アシュレイへの疑念が尊敬や信頼に、そして同じ目的を遂行する同志から愛情へと移ろいゆくレナードの分かりやすい想いにビッタビタに浸りました。そして恋愛に疎いアシュレイにも変化が生まれてと……どんどん加速してゆく不器用な恋心にニヤリました^ ^
アシュレイですが、とっても魅力的なキャラです。
頭の回転が速く、状況処理能力が高く、視野が広いし先見力もある。それに有能な薬師です。
優秀なαの弟、可愛らしいΩの弟を立てるアシュレイは家族想いの素敵お兄ちゃん。平凡なβとはいっても、かなり努力してきたのが分かる彼の能力に惚れ惚れしました。
そんなアシュレイのことをレナードがちゃんと評価してくれることが嬉しくて、この結婚が利害関係以上のものをアシュレイに与えてくれたことに更にワクつきました。
アシュレイの仕事ぶり、救護処置対応のよさ、気遣いの心、どれもが素晴らしい神対応……こんなんレナードじゃなくても惚れてまうわ!ってなる、アシュレイのカッコ良さが、この作品の推しポイントです。
あ、もちろんレナードも素敵ですよ。アシュレイへの溺愛、溺愛、溺愛が(笑)
Ωの転換が1つのキッカケとなった婚姻契約だったけど、そんなものがなくとも2人は惹かれあう運命だったと思います。"運命の番"以上に運命的な2人だと、皆が感じる素敵な夫婦の姿がそこにありました。
人を愛する気持ちにαもΩもβも関係ない。身体じゃない、気持ちで番うことが大事なんだってすごく伝わる2人の愛は最高の景色でした。
オメガバースの世界では"じゃない方"にされがちなβだけど、彼らだって性差関係なく幸せになって欲しいし、なるべき。これからももっとβのお話が増えるといいなと期待しています^ ^
村崎樹先生の作品は間違いないと常々思っているんですが、前の2作があまりハマらず今回は購入するのを正直迷っていました。ですがタイトルとあらすじに惹かれて購入して大正解でした。夢中になって読みました。
凄く良かったのはレナードがアシュレイに惹かれて行く過程が丁寧に書かれていたところでした。そして一見するとそうと思わないところに伏線が散りばめられていて、ちゃんと回収されているところがお見事でした。もちろん文章力も見事な作家さまなので安心して読めました。
なんとなく読んでてアシュレイに降りかかる災難が想像出来るのですが、怪しい点に引っ掛かりつつも危険に近付いてしまう様子にハラハラして読んでいました。この辺の匙加減がお見事でした。
また、アシュレイがレナードに対して素直になれないところも焦ったくてかなり萌えるんです。オメガに変転する為には薬の服用とアルファとの性交がセットなんですが、事務的なところから気持ちが通じあってからの甘さが違うんですよ。
また脇役の第四王子のキャラが魅力的だったので、彼のスピンオフとか読んでみたいと思いました。またはブラコン気味のアシュレイの弟たちのお話をお願いしたいです。
前作『運命の比翼 ~片翼センチネルは一途なガイドの愛に囀る~』でセンチネルバースの奥深さと魅力に夢中になった、村崎樹先生の新作!
カワイチハル先生のイラストも大好きなので、読む前から大期待、ワクワクしていました。
こちらの新刊、オメガバースなんですがもう発想と設定が斬新すぎて!!
期待に違わず面白かった〜!!
ちょっと個人的にツッコミたいというか、気になってしまう部分もあることはあったんですが、時間を忘れて一気読みしてしまう面白さでした。
主人公は「Ωに変転する薬」を開発した新興貴族ファルコナー家の長男・βのアシュレイ。
優秀なαである次男、皆から愛され可愛らしいΩの三男に比べ、自分は…とどこか自己評価の低い受け君です。でも本当は薬の調合や開発に素晴らしい腕を持っている。
ある日、グランヴィル公爵家よりファルコナー家のオメガを求める求婚状が届くのですが、三男エメリーは幼なじみの侍従と将来を誓い合っており、無理やり引き裂きたくはない…ということで、ある作戦を思いつくアシュレイ。
それはオメガ変転薬を使って自分がエメリーの代わりに嫁ぐというもの。
しかし迎えたレナードとの初夜、Ωではないことがバレてしまい離婚を切り出され、追い返されそうになったアシュレイは必死に結婚継続の提案を持ちかけてー
と続きます。
なんといっても面白いのは、「Ω変転薬」によって主人公がβ→Ωに変転するというところ!
しかも強制的に飲まされて…というわけではなく、弟の身代わりとして自分の意思で決めて、初志貫徹するところ。とんでもなく覚悟を決めていてカッコいいお兄ちゃん…!!
で、あるからこそ、なのかな。欲を言えばもう少し”Ωになる”ということへの葛藤とか悩みとか、そんなパートも見てみたかったなあ、と。
というのも、弟を犠牲にしないためとはいえ、男性βである自分の体を、妊娠可能なΩに変容させ、その上よく知らない公爵の子供を産むことを求められる…って、けっこうな大事だと(自分には)思えて。。
もしも自分がβだったら、絶対にΩになろうとは思えないだろうなと自分を投影しすぎてちょっとモヤついてしまったりしました。
自分の考えや気持ちを入れ込みすぎず、もうちょっと客観的に距離を置いて見られれば、全く問題ないと思います…!自分自身がかなり、物語の主人公に没入してしまうタイプなので割とあっさり決意して嫁ぎに行く(ように見えた)アシュレイにまるっと100%共感できなかったところは、ありました。
とはいえ萌えどころや想像膨らむ部分が多く、ページをめくる手が止まらなかったのも事実!
特に、企みがバレてアシュレイをかなりすげなく冷たく扱うレナードがアシュレイの人隣や考え方に触れ、次第に心惹かれていく様子がとても丁寧に描かれていて萌えに萌えました。
溺愛攻めへの変貌っぷりがたまらん…!
で、本編には全く出てこないのですが、これ、もしβ→ΩではなくてΩ→β(あるいはα)への変転薬?なるものが開発されちゃったりなんかしたらどうなるのか?
とか、
このβ→Ωへの変転薬、ものすごく悪用されそうだけど悪用されて執着αに無理やりΩにされ泣いちゃう受け君…なんてスピンオフできないのかな?なんて、腐の妄想が広がってしまいました。
なんとも斬新なオメガバースのこちらの一作、本当に面白く黙々と一気読み。
夢中になって読める一冊でした✨
今回はアルファの公爵とベータの伯爵家長男のお話です。
公爵家の縁談をオメガ変転して受けた受様が
実家に因縁を持つ貴族に絡まれながら攻様と幸せになるまで。
グリクシアオア国には男女差の他に第二の性があります。
華やかな容姿で体力も知力も恵まれたアルファ
繊細な美貌で男女を問わず子宮があるオメガ
大多数を占めるも特質すべき特徴のないベータです。
受様の生家ファルコナー家は
商人が叙勲された新興貴族で製薬事業に力をいれた
2度の新薬開発の叙勲で伯爵となります。
但し血を貴ぶ貴族社会では新興貴族を疎まれ
優れた新薬も貴族達の協力が得られないために
流通まで多大な時間がかかっていました。
そんなファルコナー家に臣民侯爵である
グランウィル公爵家のアルファ当主の攻様との
番関係を望む縁談が舞い込みます。
ファルコナー家の息子は3人です。
三男を支えて薬師をするベータの長男、
父の領地経営を手助けするアルファの次男、
若手薬師のオメガの三男です。
社交界に詳しい次男によると
攻様は数えきれない縁談を悉く断っているらしく
返答次第でファルコナー家の立場が危うくなる
可能性もあると言います。
しかしなから望まれたオメガの三男は
屋敷で働く料理人見習いのベータと思い合う仲です。
そこでベータの受様がファルコナー家が爵位を得た
オメガ変転薬を使って攻様に嫁ぐ道を選びます。
果たして受様を待つ未来とは!?
縁談に辟易する攻様とベータ性で引け目をもつ受様の
宮廷オメガバースになります♪
オメガバ―スは各作家独自設定で世界感が多様ですが
本作は受様がベータから人為的にオメガ変転するという
斬新な設定でワクワクで読み始めました。
攻様はできるだけ早く夫婦となりたいらしく
良家の顔合わせは略して3週間という速さで
異例の輿入れとなります。
受様が服用予定のオメガ転換薬は
アルファやベータをオメガに変える薬で
3カ月の定期的な服用と
一定以上の頻度でのアルファとの性交で
子宮が形成するという薬です。
受様と攻様の初対面は良好でしたが
この婚姻は攻様と親しい第四王子が関わっているとわかり
受様はベータからの転換する事を攻様に話せないまま
初夜を迎える事となり
攻様に盛大に誤解されてしまってタイトルの由来の
「愛さない」と言われてしまいます。
受様の誤解が解けていき、攻様側の諸事情が見えてくると
2人の関係は良好になっていきますが
ファルコナー家に因縁をもつ貴族の陰謀に巻き込まれて
受様が危機に陥る更なるハラハラが勃発!!
攻様が受様を番とするまで
とっても楽しく読ませて頂きました (^-^)/
ベータという平凡性が拭えずにいた受様が
第二性に関わらず愛してくれる攻様と出会えて
本当に良かったです。
主人公ベータが劣等感を抱く珍しいオメガバースものでした。
しかも変転の薬がありオメガになれると!
育てる愛と成長の物語ですね。
尊敬から家族愛から…。
根強い劣等感を持つアシュレイがレナードと徐々に気持ちを育てていく様子がもうっ!
とっても素敵なお話でした。
愛さない契約婚のはずだったのに…(笑)
しかしアシュレイが常にどこかで素直になりきれないのが続き…。もったいない!もっと早く素直になって二人が100%で愛し合う幸せな様子をたくさん読みたかったよ〜。
レナードからの愛情表現にも素直に全力で応えられないアシュレイにもどかしくて〜。
ベータでもオメガでも関係ない、君が君だから愛してるんだ!とアシュレイ良かったね!!
と言いつつ貴方のためにオメガになりましたという、んん?と戸惑い。いや、これで合ってるんだよな?んん?
ベッドでは意地悪公爵さま。
なぜ攻めは煽ったのはおまえだからなと励むのか問題。この謎が解けないんですよね。
煽ってないよ、言っただけ。
アシュレイが頑張る子で、レナードも愛情深くて良かったです!
第二性を偽って嫁ぐ→バレて嫌煙される→愛されというファンタジー系オメガバではわりと王道のイメージのある展開なので読みやすく、それでいてキャラが魅力的なので読後のニヤニヤが止まらない作品でした!
受けのアシュレイは3兄弟の中の長男でありながらベータという境遇で育ち、家族からとても愛されているものの劣等感をかかえ自己否定的な面のある心にちょっとした影を抱えている一方で、それを隠す意味合いもありものすごく努力家で真っすぐでまさに好青年でした!あと恋愛不慣れでピュアなのも可愛い。
対する攻めのレナードは嘘をついて嫁いできたアシュレイに最初こそ嫌悪感を示すもののなんやかんや人が良いので歩み寄ろうともするし、何より好青年なアシュレイに早々に落ちてしまって物語の大半はアシュレイのことが好きで好きでたまらないのが伝わってくるのがめちゃくちゃにツボでした。
表現するのが難しいのですが、溺愛と言ってもわりと爽やかな印象を受けるそんな甘々溺愛作品でした。糖分摂取にぜひ!!