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akutou no kaiki Samarkand to aoi bara
ギルド長として悪どいこともやってきた。
そんな主人公は、その報いを受けて第二王子に殺されてしまう。
が、3年前に戻ってしまう。
場所はオークション会場、3年前は別の商品を高額で落札したが今はそれが偽物だとわかっている。
ふと、別に出品されていた奴隷が「第二王子ではないか」と気づき、落札。
身綺麗となったその元奴隷と共に、生活をし始める。
転生もの、というか回帰ものですね。
世界観は「転生詐欺師 恋の手ほどき」と共通しています。
(今回の主人公のサマルカンドもちょっと登場しています。が、読まなくても支障はありません)
なんせ一度生きた時代なので、何が起こるかわかっているわけです。
えらぶ選択肢を変えていくとどうなるか、が読んでいて楽しかったです。
ちるちるさんではカップリング表記がすでにでているのでネタバレにもなりゃしませんが、
読んでいた時はカップリング逆だと思ってたんですよ!!!
だってそうでしょう?!
まさかの、まさかの~~~~~~~!!!!
イイ。
それがいい!!
えっちシーンはちょっぴりなのでそれを不満に思う人がいるかもしれませんが、
挿絵もついてるし、私は十分満足です。
でも、この二人で続編読みたいなぁ~~~。
この作品凄く大好きです。思わずサマルカンドが初登場する「転生詐欺師 恋の手ほどき」を電子書籍で購入して読んでしまうほどでした。愁堂れな先生はこのジャンルにハマってるだけあって、実に面白かったです。
今回は異世界転生ものではなくて回帰ものでした。まあ、内容はあらすじの通りなんですが、どうしてサマルカンドが三年前に回帰したのかが後半で明らかになるのですが、その理由に驚くとともにサーシャ(ミハイル)の成長に心躍りました。
と言ってもお話の大筋はサマルカンドとサーシャ(ミハイル)が出会ってからたった半年の出来事なんです。決して厚くない文庫にギュッと面白さが詰まってました。特に終盤でもう一度回帰した時からが目まぐるしかったです。
サマルカンドは闇ギルドの長なんですが決して冷酷な人物ではなくて、とても面倒見の良い情に厚いカリスマ性を持った人でした。なので15歳だけど幼く見えるサーシャ(ミハイル)とは、彼が成長するまで何も無いんです。その辺も凄く好みでした。回帰して再び成長してからのサーシャ(ミハイル)の性格もモロ好みでした。
異世界転生や異世界トリップ等にハマっている方なら好みのお話だと思います。今回は回帰ものですが回帰してからの逆転劇に心踊ること間違い無しです。
で、ここで私のお願いなのですが途中で止まってる「unison」シリーズの再開を是非ともお願い致します!気長に待ちますが私が本を読む元気があるうちにお願い致します。泣
愁堂れな先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
健気 3
ファンタジー 2
胸糞 1
エロ 1
な感じだと思います。
ギルド長のサマルカンドさんは、第二皇子のミハイル殿下が率いる「光の騎士団」に殺されてしまう。しかし、気が付いたら三年前の闇オークション会場に時が戻っていた。そこで性奴隷として出品されていた少年がどうしても第二皇子にしか見えず、思わず落札してしまい…。
今作は魔法や魔道具が存在するファンタジー物で、既刊作品の「転生詐欺師 恋の手ほどき」とリンク作となっていて、既刊作品にもサマルカンドさんは登場しています。
タイトルに悪党と書いているので、サマルカンドさんのことでしょうが、そこまで悪党だなという言動はしていません。ギルド長として色々としてはいるでしょうが、今作では仲間を救う為に囮になったり、後々恩を着せる為ではあるが、サーシャくんに対しての優しく接しているので、悪党だとしても好感が持てるかと思います。
闇オークションに出品されていた15歳のサーシャくん。性奴隷として調教済みとなっている為、サーシャくん曰く、8歳の時から客を取らされていた、身体は丈夫だから何をされても大丈夫など、他にもしゃぶらせてほしい、ご奉仕したい発言など、明確な描写はありませんが、サーシャくんの過去が胸糞なので苦手な人はご用心を。
因みに、サーシャくんとサマルカンドさんの絡みは、サーシャくんが18歳になってからです。
健気なサーシャくんですが、成長と物語り終盤につれてのあざとさに、あれ?今までの健気なサーシャくんって…とちょっと混乱して感情移入はし辛かったですね。
何故サマルカンドさんは三年前に時が戻ってしまったのか、闇オークションに居たサーシャくんは第二皇子のミハイル殿下なのか。何だかんだ憎めない悪党による、ある意味ほんのり救済物でもあるので、是非とも読んでほしいです。
この表紙!リアル店舗で紙本を試しに手に取ってみてほしいです~カラー口絵が最!高!前作のリンク作らしいですが、前作未読でもまったく問題ないと思います!前作より断然好き♡本編220P弱+あとがき。次はキリオスのスピンオフお願いします!
闇社会でギルドを率いていたサマルカンドのアジトに、光の騎士団の団長であり第二皇子であるミハイルが踏み込んできます。最期かと思った瞬間、何故か3年まえに戻っていて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ココ(サマルカンドの身の回りの世話をする子)、キリオス(サマルカンドの側近)、宰相、マルコ(刺青職人)ぐらいかな。
++攻め受けについて
サマルカンドは、ギルドを率いていることから分かる通り、親分肌。いいわー。冒頭、追い詰められたらココをなんとか逃がそうとするし、性奴隷としてオークションにかけられたミハイルを買い取って面倒見たり。刺青職人のことを心配して忠告したり。
ミハイルは、それはそれは美少年でして!奈良先生の挿絵のなんと麗しいこと!普段、触りたい~と思うことは少ないんですが、戸惑った表情のミハイルの挿絵が1枚あってですね。その白い胸には「ごめん、触らせて・・」と思いましたよ・・・
ミハイルはサマルカンドを一生懸命思う一途さんですね。最後の方は策士っぽいところも出ていますが、基本一途です!
お話は面白かったですし(冒頭からもう舞台へ引き込まれました)、何よりサマルカンドのキャラが大好きな一冊でした!
闇ギルドの長・サマルカンドと、幼い頃に行方不明となった第二皇子・ミハイルことサーシャが主役のファンタジー回帰BL。
ミハイル(サーシャ)率いる騎士団がサマルカンドの闇ギルドを摘発するところから始まり、生け捕りのはずが不幸な事故で死んでしまったサマルカンドが三年前に回帰するところから物語が進んでいきます。少年性奴隷としての過酷な過去を持つサーシャと、なんやかんやでお人好しのサマルカンドが、一緒に暮らす中で打ち解けていき、皇帝の血筋を巡る一連のいざこざを片付けていく……といったお話でした。
世界観がリンクしている過去作を読んでいないので、はじめはやや世界観に戸惑うところもありましたが、この作品単体で問題なくお話を楽しむことができます。
主役ふたりのキャラクター性や、巨大感情を匂わせる側近キリオス、成長する年下攻めといった要素要素は萌えるのですが、物語自体は陰謀やアクションを省いた穏やかめのファンタジーストーリーといった印象で、ストーリーを楽しむというよりはキャラ萌えに比重をおいて楽しむ作品なのかなと個人的に感じました。
どろどろした陰謀が苦手な方や、さらっとした回帰ものを楽しみたい方、お人好しで飄々とした受けや成長する年下攻めがお好きな方におすすめです。
奈良千春先生の美麗な表紙に惹かれ、購入したこちら。転生(別人に生まれ変わるわけではないので、回帰?)ファンタジーものです。
うーん、うーん……設定や展開のサラッと感がどうも自分にはしっくり馴染まず納得できず、物足りなく感じてしまいました。
以下、簡単なあらすじを↓
主人公は闇ギルドの長、サマルカンド。一人称で進むお話です。
ある日、国の第二皇子率いる「光の騎士団」に殺されてしまったサマルカンドですが、気付くと3年前の闇オークション会場に。
そのオークションで売られていた一人の性奴隷の少年が、自分を殺した第二皇子では?と勘付き、驚きながらも落札。
将来自分の闇ギルドが摘発されず見逃してもらえるよう、その少年・サーシャを自らのもとに置き暮らし始めー
と続くお話です。
まず、期待した奈良先生のイラストですが、こちら本当に素晴らしかった!!
表紙も美しいんですが、口絵が対になっていて、そちらもため息が出るほど美麗です。
BがLする関係性としては、口絵の方が本編の関係どおりかと。
表紙だけ見るとサマルカンド(黒髪)の方が攻めっぽく見えるんですが、逆です。びっくり。
で、何より引っかかったのが、このサーシャ×サマルカンドの攻め受け関係。
サマルカンド、男女を問わず体の関係は持ったことがあるという設定なんですが、常に「攻め」の立場だったんですよね。
それが、サーシャとの関係では「受け」に回る。
その受け入れ方があまりにもあっさり、「サーシャとならいいと思った」的に簡単にまとめられてしまっていて、肩透かしを喰らったというか……もうちょっとこう、「男としての矜持」とか、葛藤とか戸惑いってあるんじゃないか?と思ってしまいました。
体つきなどが逆転したとはいえ、今まで”弱い存在”として保護し育ててきた相手だからこそ、尚更。。
で、その二人のえちも本当に終盤の終盤、さらっと描かれて終わります。
思ったよりもうっすらした描写、そしてえちで終わるというラストに、物足りなさと残るモヤモヤ感。
小さなことですが、国名が最後まで出てこないのもちょっと気になったり。
サマルカンドという人物のキャラと、サーシャが一途にサマルカンドを恋い慕う様子なんかは好きだったんですが。
どこか盛り上がりに欠け、モヤっと感も拭えず、しっくり来ず…でした;